『Classification !!』8月編!!


↓にお話しは、増えて行きます。

別の日のお話しを見るッスか?




8月29日(木)

第一一三二話 『自己実現の結果〜時間が欲しかった〜』(8.29.木)

「「…ようこそ我らが…。
主の住まう……永遠の城……
永遠の氷河期』【エターナル・アイス・エイジ】へ……。」」
「邪魔をするな!!
G・F』【グラビティ・フィールド】!!!
(私は...彼に会って...どうするのだろうか?)」
まるで正気を失ったかのごとく
戦線を離脱した『京香』はまるで
別人となって『礼菜』の前へと
その姿を現し絶対的な攻撃力で
立ち塞がった、そして
「「...馬鹿な....重力を
収束して放つと言う...事は、
...術者本人すらも巻き込むと言う事!!...。
ここまで来て命を捨てたのか?!...。」」
こんな少女を撃ち倒すには
「フッ...私は、死ぬ気はない...。
キミとお喋りし、わざと興奮させて
あげた...私には、コレを溜める
時間が欲しかったからな!!」
自分の命すらも捨てる覚悟を要す事を
理解した彼女は、唯一まともに動く
右腕へ重力の圧縮した超物質を産み出しーーーーー
「「…もっとも、『マスター・オブ・ナンバー’ズ』【死真神】に
近しい“力”を持っていたと言われても
...確かに違いはないな、でも...。」」
ドギュラララララッラァァァッァッッッ!!!!!
それを撃ち放ち至近距離で直撃を与える!!...の、だが
…次の瞬間!!!!…
「私自身には重力の膜が張られている...
よって...右手は犠牲にしても...
...私全ては破壊されない!!」
どしゅあっぁぁぁぁっっっっっ!!!!!
「「…そのエネルギーを分解して…。
あたしも、その膜を纏った...勿論
...そんな事する必要、ないけどね?...。」」
轟音が響き渡った後、幽かな粉塵が
消えたそこにはまったく無傷のままで
黒きキョウの畏怖すら感じさせる艶やかな
妖しい御姿が、あった...更に
「...みっ...見事だよ...
ふふっ...私....この私が、本当に
....反撃も...出来ずに....がふァッッッ!?!」
この彼女を見た少女の胸元より
大量の血飛沫が吹き上がる!!!

「へぇ〜、言い働きするじゃない!
彼....いや、彼女でしたっけ?」
パジャマ姿の人物が『裏月乃』【リバース・ツキノ】の
座る王座下でこの闘いを見て歓喜した
「あの...女の人の“能力”が
優れているだけ...っとも、言えないでしょうか?
朴は納得出来ないなぁ...。」
側の口元まで衣服で覆い隠した
人物はこれに憤慨し
物凄く冷たい目線を向けた
フッ...そう、急くなよ?
...野心を持つモノは、死ぬまで
変わらない...。
いや、訂正しよう...死んでも変わらないのだから
...それを拒むことは無い...。
うまく、彼は手懐けている様だしな?

すると、これを割って入り
邪悪そのものを纏う男は声を上げた
{妾らも...そろそろ、準備した方が
良いんじゃなくて?
フォース・プラネット』【四肢陣】が
いないのだから...妾らが迎え打たなければ
暇潰しだとしても、ね?}
水晶玉で外の出来事を見ていた
占い師風貌の人物が伝えると、数人が
動き...また、人物自身もとある
戦いの準備らしき事を始めた...
「...わぉ、本当にあのPlanが
此処まで出来ていたわとゎ〜思いませんでしたわぁん
...I’m a revenger!!」
その頃、2人と別れたバイリンガルな少女は
刀らしき武器を手にとある建物の前で
足を踏み止め覚悟を決め、その扉を
開け放たんとしていた...。

「「…それでも、君の装備が邪魔をして…
致命傷には至っていないな...。
...しかし、動けない者を痛ぶっても
何等面白みも無い...。
...そうだ、ゲームをしよう...
君の仲間達が、此処へ...もしも
...あと3分以内に来る事が出来たら
君が助かるように...。」」
ざしゅあぁぁぁぁっぁっっっ!!!!
そう言うと少女は弱り切った礼奈の
左腕の動脈を斬り裂いた
「...くっ....はぁはアはぁ...
....下らない..事を...!!」
当然のごとく血が噴水のごとく
とめどなく吹き上がり既に血液が
不足している身体はみるみる、生気を
失って行く...
「「……外は氷点下の外気だ..
よって動かなければ、即座で
...死ぬ事はないだろうよ?...。
ははははっっ....さぁ、出ていって貰おう..。」」
どさぁっっっっっっ!!!!
そんな彼女を建物の外から
放り出すと笑みをこぼしキョウは扉を締めた...。



8月30日(金)

第一一三三話 『自己実現の結果〜寒い夜〜』(8.30.金)

「くっ....はぁはぁはぁ...やれやれ...
『G・F』【グラビティ・フィールド】を此処まで
完膚無きまで無効にされるのは...。
初めて....いや、2度め..違う...
3度目か...ふふっ...今更後悔はしないわよ...
私はーーーーーー」
-キミに会えた事で...存在しているのだから-
吹き荒(すさ)む吹雪は“力”の
放出を止めた彼女の無造作なまでに
投げ出された身体をゆっくりと
覆って包み込み隠して行く...
「...ご苦労だった...。
我々に反逆する全てを排除しろ...
それが、こちら側へ付く為の
第一歩だ、お前の中身がどうであろうと...
その力は...恩方の為に存在するのだからな。」
「「……ぇえ、良いわよ……。
但し...足元を掬われないようにね?...。
あたしは...君よりも遥かに...秀でているのだから。」」
再び黒き仮面を被る少女は
建物間を移動し、やがて中心地へ
辿り着く、するとそこで
ふぅ〜む....良い腕だ...。
是非、我々の守護に当たって欲しいね...
そうそう、新しい仕事だ...。
この永遠の場所へ土足で足を踏み入れる
亡骸がいるのだが、ソレを駆除してもらおうか?

『裏月乃』【リバース・ツキノ】より、自分の
点在する場へ忍び込んだ賊を
退治して欲しいっと命令が入る
「馬鹿な?!仮にも...主の依り身としていた
...“能力者”...それを、この“残魔”ごときに
任せて...良いハズがありません!!
...朴が出ます...。」
しかし、これを著しく反発し口元まで
衣服で覆い隠す人物は声を荒げた
「「...君の意見など、求めてはいない...。
あたしを知ってるとは、言っても...
まともにぶつかったら...あたしの足元にも
...君は及ぶと?思うのか?!...。」」
憤慨する人物を余所に彼女は言い放ち
男の言葉を待った...。

「...此処に...僕の半身がいる...
いや、それ以上に....僕の悪意が!!」
2人と別れた青年は1人静かに
5つの建物を無視し、その中心地である
これらから囲まれた場所へ訪れた、そう
彼の身体が共鳴しているのだ....
...来たか...。
ふふふっ...我らは同士だ...そこに
主従は本来有り得ない...。
そうだろう?だとしたら、彼女も
我らの同士ではないか?
人間共を根絶し、『幻魔』たる
悪意が溢れる世界を産み落とす為、共に戦う
...それは、間違えではない。

自分の中から...い出し、邪悪な意志が持つ肉体と
「「…まぁ、そう言う事だから…、
あたしは行くわ?...。
...文句があるなら、玉座の男を殺しなさい...
そうすれば自分が次の覇者になれるわよ?...。」」
彼女はそう言い残し場を去った
覆う人物は黙って後ろ姿を冷めた目付きで
直視し、やがて意味深な笑みをこぼした
「...そうですね、解りました了解しましょう。
(.....キミは良い意味で、道化ですね。)」
「ふっ...けふも、本来は乗り気では
ないのですが...。
まぁ、良いでしょう...観戦させて貰いますよ。」
重々しい扉の向こうには、簡単な
ロビー(受け付け口の意。)が存在し、そこで
本来居なければいけないラクダ型の
幻魔は姿を何故か見せず青白い垂れ幕と
絨毯が敷かれた凍れる建物を青年は探索し始めた...。

「解るぞ....感じる...。
貴様は...この先にいる!!」
しゅぱぁぁっぁぁっっっっん!!!!
この扉の先には確実に自分の宿敵たる
彼奴が存在している!!
「「……反射神経は大分...戻ったようね?...。
ふふっ....この先へは行かせないわよ...。」」
それが解っていながらも、彼は
「その剣は?!....黒く染まってはいるが....
『雹ノ 京香』....馬鹿な、何故きみがここに!?」
引き下がるしかなかった....
「「…そのドアノブの向こうに
あいつは居るわよ....。
...全ての元凶、悪意を振り撒き
それを摘み取って利用した男…。」」
剣を見て一瞬で仲間であった彼女だと
理解出来たからだ、しかし
「...そうか、きみが戦線から
離脱したのは...。
いや、何があったかなんて、この際
関係無い...僕の邪魔をするのなら、
この世界からも...消えて貰う!!!!」
それで引き下がるわけにはいかない
青年も覚悟を決め、鋭い眼光を少女へ向けた!!!



8月31日(土)

第一一三四話 『自己実現の結果〜その結果〜』(8.31.土)

どこから、話せば...良いのだろうか?
「ねぇ...もう...疲れたよ....。
世界の中で...私は埋もれて死んで行く...
今も...これからも、ずっと先も...。」
私は...そう、私が今の...私たる
結えんは...私の手首にある...
「....そうか、だが...。
この場所が汚れるのは...好ましくない...。」
真夜中の、とある土手近くの
廃虚となったビルの上で...私は、そう
私は...世界の隅で...キミと出会った...。

「誰?!...何で、ここにいるの!?」
真暗闇の中で幽かに見える
人の顔は、やがて移動してセーラー服姿の
少女の下へ現れた...
ぱぁぁっっっっっっっん!!!!
「...どうだ?痛いだろう。
同じように...お前が今、切っている
箇所はこれからずっと痛む...。
それが最後の生きている証になるぞ?」
唐突な平手打ちがカッターの刃を
押し付け少し開いた傷口の麻痺させていた
痛みを思い起こさせる...
「いっ...いきなり何するんだ!!!」
ジュパァァアッッッッ!!!
右手へ握られていたソレを持ったまま
反撃した少女は誤って殴り付けた後、その
声の主の顔を引き裂いてしまう!!

「.....気が済んだか?」
「あっ...あっっっ...ごっ...御免なさい!!」
数秒のアト、慌ててハンカチを取り出し
傷口を抑えると、声の主は言った
「あぁ、気にするな.....?
オレは、こんな痛みは感じない。」
そして、闇の中で何故か笑みを見せた
....そう、これが、彼女と彼の初めての出会いだった...。



まだまだ続くのですぞッ!!



ノリがもう、めちゃめちゃで〜ッ!!



先を見るんッスねぇ〜!!


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