『Classification !!』9月編!!


↓にお話しは、増えて行きます。

別の日のお話しを見るッスか?




9月1日(日)

第一一三五話 『さよならードゥームズ・ディー』(9.1.日)

私は世界に絶望していたのではない
私は私に絶望していたのだ...
「キミは...このビルで何を?」
彼の傷口を拭いながら私は
当たり前の質問を投げかけた、すると
「お前と同じだ...。
オレも、行き場を無くしたんだろうな?」
彼は苦笑いして、そう言って
アスファルトの冷たい地べたへ
腰を下ろした...
「え?...ぷっ...あははははっっ!!
....馬鹿じゃないの?
それで何で、私のことを止めたのよ?!」
横で彼にまるで子供のように、いや
子供らしく振る舞って見せた
「さぁな、此処は気に入っていた
場所でもあったし、凄惨な
事件なんか目の前にしたくないからな?
オレは静かにしていたいんだ、只..
風の様に雲のように穏やかで。」
まったく、呆れた!っと言う
素振りすら見せず彼はこう残し
ぺろっっっん.....。
「なっ?!何するのよ!!!
(....何?この胸が暖かくなる気持ちわ...。)」
私の傷ついた左腕の手首の傷を
手に取って見るや否や、その患部を口付け
消毒の為であろうか...それとも...
「こんな程度の傷なら...
嘗めておけば治る...それよりも、お前の
傷が痕にならないか...それが
気がかりだな...お前は女なんだから。」
....患部をひと嘗めし、唾液で浸した...。

永遠の氷河期』【エターナル・アイス・エイジ】へ
一足先に到達していた『G・F』【グラビティ・フィールド】を
操りし『礼奈』は降り荒む
吹雪へ身体を預け、凍死か大量出血死かを
余儀なくされていた...そんな、意識も
既に妄ろうとしている中で
「...うっ...私は....。
(....まどろっこしいな...私は...
最初から死んでいるのだから....。
ヒトオモイに殺せば良いもを...。)」
彼女は、とある自分が今何故有るのかを...
走馬灯のごとく記憶の中を旅していた
「...ううっ!?!ふぁっっふっっ...!?!
(いきなり何をするんだ...!?!)」
「少し黙ってろ...野暮だな...。
言葉は...場を濁すだけだ...。」
つっっっ....つつっっっ...!!!
絡み合う舌と、唾液が朝日で
照らされやがて彼らは一つになってイッた...
「はぁはぁはぁ....あっっ...アアッっ
.....ちょっと....何でこうなるのよ?」
「くっははは....ふふっ....
いや...生きてると言う素晴らしさが、此処に
有るとは思わないか?
...でも解ったよ...肌では伝わらなくても...
オレは心でお前を感じる事が出来た...。」
初めてまともに、彼の顔が明らかになった
それは彼女からすればもう
どうでも良い事だったのだが...
「...キミ、カッコイイじゃない...。
最初で最後が...キミで良かった。」
少しだけ気がかりだったのは、行きずりの
関係を持ってしまった事と
彼が射精を行わなかった事だった...
「...そんな事言うな?
これから、オレは...お前をもっと
抱きたい...抱き締めていたいんだ。」
「何それ?...告白??
馬鹿だな、キミは...くっあはははっ!
...私も...。(....これは...私は...。)」
だが、そんな事も次の瞬間どうでも
良くなって消えた...そして必然的な
引き合わせがやがて...彼から
屈託の無いこの笑顔を消した...。

マスター・オブ・ナンバー’ズ』【死真神】の
3名が『裏月乃』【リバース・ツキノ】の
下へ集いとある、闘いを観戦していた
残った1人は建物で思い耽(ふけ)り
最後の1人は自分を狙うモノを待った
我が半身...だが、決定的な
場所(モノ)はそこではない...。
奴から抜けい出る時、奴の中へ
存在していた“力”は全て奪ってやったからな...。
それでも向かって来るのだから、面白い...
もし、ここまで来れたとして待っているのは
....落日たる絶望なんだからな...。

そして、最後の舞台で『月乃』の死闘が始まる...。



9月2日(月)

第一一三六話 『さよならーエンド・オブ・ワールドー』(9.2.月)

「くっっっ....!!!
その存在すらも....削り取る!!」
しゅかぁぁぁぁあっっっっっっん!!!!
「「…戦闘経験が…あまりに不足している...。
フッ...そんな経験値で...
...この天才を倒せると思っているのか?..。
君の半身は...あたしですら、てこずりそうな
...“力”を秘めていると言うのに、なんて...。
…なんて君は無能なんだ!!!!…。」」
どごあぁぁぁっぁぁっっっっ!!!!!!
尽く『月乃』の攻撃は外れ
逆にこの勢い余った力を利用され
反撃の際、2倍以上の傷を負う
「...それでも、僕はあいつを倒すんだ!!
これは、僕がしょった....業だから!
M・S』【メルティ・スクラッチ】!!!」
ズガシュウウッッッッッッゥッッン!!!!!
「「……馬鹿の一つ覚えか?……。
あたしに、その“能力”は通用しない...。
...というよりも、君は自分の力を
制御出来てもいないじゃないか?...。」」
心の邪悪を掻き消す力を持つ
青年のソレが決まればきっと
京香』の心は取り戻せるだろうし
半身たる人格を奪った彼奴を倒すことも
かなりの確実で可能だろう、しかし
「なっ!?...消えた!!!」
「「…馬鹿か、後ろだ!!…。」」
実力差がありすぎた、経験差がありすぎた
...猫に小判、豚に真珠、そう
「あっっっがぁぁぁっっぁっっっ!?!!」
今の彼に、この『スキル』【特殊能力】を
使いこなす事は皆無と言っていいだろう...。

「「…ふっ…。
(....残念ながら君を殺すことはしない...。
あたしの崇高なる目的の為に、な?...。)」」
核色”の一撃が
青年をずたぼろにし、二度と
起き上がれない様四肢も破壊した...
「...例え...僕がどうなろうと...
僕だけが....僕の悪意を殺せるんだ!!
...この力はその為に授けられたんだろう...。
なら...この南極全て...何処にいても
届けば良い...全域に僕の精神を放出する!!!!」
それでも、尚精神力で立ち上がり
危機迫る迫力で彼女を睨み付ける月乃は
「「…ははっ...それで、それが…。
(...君らしい決断か...。)」」
自身へ残されていた全てを解放する事で
死なば諸共、南極大陸自体へ蔓延(はびこ)る
邪悪を一気にセン滅へと追い込まんとする...の、だが
ドシュアァァァァッッッ!!!!
「げふぁっっ!?...きっ...きさあぁっぁあげがあっ?!
(ぼっ....僕の....悪意ィイいっっ!!!)」
そんな彼の情熱も空しく、此処についえた...。

我が半身よ...その力の一滴までも
我のモノになるが良い...。

突如!!忍び寄る、魔手が青年の腹を
貫く、そして...場には鮮血で染まった
水色の絨毯が残されていた...。



9月3日(火)

第一一三七話 『さよならーベノ・クラッシュー』(9.3.火)

「「…なに...自分でわざわざ?…。
(...ちぃっ...コイツ...まさか...
この、あたしの目的を?...。)」」
『京香』たる黒き騎士は
何等かの目的の為、『月乃』は始末せず
“力”を利用しようとしていた...だが
..フッッ....同士としての
申し分ない...コレだけの働きも
含めて、な?
ククッ...自らの手で始末を付けるのが
一番早かったのでね.....。

まるでそれを見破っていたかのごどく
彼奴は現れ、半身を手刀で貫いた!!
「ぐあぁぁっ....ぐあふぁぁっっ!?!
...ゆるさねぇ....貴様だけわぁぁっっ!!」
今から内臓を一つ一つ
つまみ出して喰らってやるよ?
...何処まで正気が保てるかな?

そして、これを引き抜く際...臓器の一つを
思いきり引っ張り耳元で呟いた...。

「フッ...キミの目的も....。
これで終わりかな?
新世紀の神にでも成りたかったんだろう?」
口元まで衣服で覆い隠した
人物が姿を見せた
「ぐっ...ギャァァァァァッ!!!!!」
響き渡る絶叫は彼を許しはしなかった
「「…何の事だ?…。」」
今、月乃を支えているのは
単なる痛みだけ...
「とぼけても、無駄だよ?
けふらを馬鹿にしてる??
けふは、口元から....言葉を読み取っているの
ククッ...忘れてた???」
しかし、それもやがて失われて行く
そんな中でキョウと彼らのやり取りは
静かに行われて行く...
「「…そうだったな…。
言葉にはしてないつもりだったけど...
流石は“五護星”、少しは誉めてあげましょうか?...。」」
が、此処で意外な展開が訪れんとしていた!!

こいつの“能力”をどうしても
欲しいか?...ククッ...同士たる
諸君には必要ないと思うがね?!

ぐっっゆあぁぁぁっっぶちゅちゅちゅ!!!!
臓物である腸がずるりと、引きずり出され
腹からぷらぷらと、宙を舞っていた...
「あっっがぁぁぁっぁっっ!?!!
(死ぬーーー死ぬーーー死ぬーーー痛い痛い!!!)」
この状況でやがて、キョウはゆっくりと口を開く
「「……自分が支配する世界は……。
ヒトが居てこその世界なのだ!!
それが、単なる邪悪たる存在が支配し
ヒトを滅ぼそうなどかたはら痛いわ!!!ッッ!...。」」
そう、やはり魂となって“残魔”と
なってしまっていても...男も、人間なのだから
自分達の世界をジュウリンされるワケにはーーーー
行かないと!!!!!



9月4日(水)

第一一三八話 『さよならーミスティー・スラッシュー』(9.4.水)

ふっ...それは、つまり...
反逆、っと取っても...良いのかな?
この...場へ戻って来て、それはないか??

引きずり出した臓物を
握り締め、ネジ切らんとしながら
彼奴は恐ろしいまで殺気の篭った
声を放つ、だが
「御身を使う必要は、ないです...。
これは朴が招いた、失敗...
...所詮、クズはクズ...こんな、精神を
利用したのが、大きな間違いでした。」
口元まで衣服で隠した人物が、自分が
始末を付けると前へ足を踏み出す、しかし
「「…いや、貴様らに半身は殺せないさ…。」」
『京香』の身体を乗っ取ったソレは
ニヤリと笑みを浮かべ、そう言い切った!!

「けふ...も、いい加減茶番は
うんざりですよ...未来無き、廃魔よ...。
ここに消えるがいい!」
パジャマ姿の人物は間を詰めると
誰より早く、攻撃の手をあげるーーーー
どしゅあぁぁあぁっっっっ!!!
「「…忘れたか?貴様なんぞ、こわっぱと…。
あたしの年期を取り違えるな!!...。」」
だがしかし、全ての攻撃はまったくもって
彼女へは通じず無効化される
確かに...そこまで、我が内情を
知っているとはな...。
この世界に“力”を有して来たのならば
...コイツの死は...ククッ!!

そんな中で先に、少女が言い放った言葉へ
真実味を与えるべく男は動いた...。

何故、操られているハズのキョウが
この様な行動を取ったのか?
「「…完全になるには、まだ…
身体が必要なんだよな?...。
それ以上に、『月乃』が持つ力は...
...あたしが貴様を滅ぼす為にある!!...。
よって..今は、さよならだ!...。」」
一切不明である中で、意外な戦いが勃発する!!!



まだまだ続くのですぞッ!!



ノリがもう、めちゃめちゃで〜ッ!!



先を見るんッスねぇ〜!!


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