『Classification !!』9月編!!


↓にお話しは、増えて行きます。

別の日のお話しを見るッスか?




9月5日(木)

第一一三九話 『天上天地即ち光〜ヒトVSマ〜』(9.5.木)

「...何だ、キミは...
大学生だったのか?
...童顔なんだね?」
初夜、ナノだろうか彼女が死を
覚悟し自らの腕を切り裂いてから
数日が過ぎた後、漸く2人は
再び顔を合わせた...
「...あぁ、ふっ...お前も、まだ
高校生だったとはな...?
随分、大人びたガキだな。」
そこは、あの場所だった...
「アレから...少しだけ...
私は、キミが気になった.....
だから、今日...来てみたんだよ。」
少しだけ照れながら
少女は笑みをこぼし彼の顔を見上げた
「オレもだ...オレは毎日、星を見に
此処に来ていた....。
きっと、それだけじゃない、お前の肌に
また触れれば...いや、何でもない...。」
「...奥歯にものの挟まった言い方だね?
まぁ、良いわ...キミも
少しは、可愛いとこあるじゃない!」
2人は顔を見合わせて笑った、やがて
手を取ると、彼が彼女を抱き寄せ接吻を交わす
「オレはお前の何も知らない...けれど
オレはお前を知っている...それで
...それで十分だろ?」
「んっ?....そうね....私も
キミを知らない...けれど、それは
きっと時間が埋めてくれるわ...。」
こうして夜空の下、恋は燃え上がり
この関係は数ヶ月の後まで
続いて行く事となった...。

永遠の氷河期』【エターナル・アイス・エイジ】へ
一足早く踏み込んだ『礼奈』らは
各々の目的の為、各所へ分散した
「....キミは....そう....キミも
死にたかったんだ....それを....。」
そんな中で、圧倒的な“力”の前で
G・F』【グラビティ・フィールド】、つまり
スキル』【特殊能力】が打ち破られた
黒き布を纏いし少女は出血多量、もしくは
凍死で死に掛けていた、どちらかと言えば
前者によって絶命せんとしていたのだが....
「私は.......キミの事を...
何も理解...して上げてなかった...。」
そんな中、少女は深い記憶と共に今...
ゆっくり沈んで浮上しようとしていた
「化け物....あんたは、化け物なのよ!!!!
何で...何で...こんな子が...
こんな子が生きて!!あの私の子が死んだのよ!?!」
「落ち着け!!『益絵』!
...それに、アレは俺の子だぞ!?!
あっ...おぃ!!!こんな嵐の中
何処行くんだ?!『甲斐』!!!!」
時は流れ、病院内...そこでは
腹違いの妹が急患として運び込まれていた
「.....やはり、オレは...化け物なのか...。」
そこにはウナダレ雨水へ晒された青年が立ち尽くしていた
「こんなに服が乱れて...犯されていたのかも知れない!?
あなた、貴方....アナタぁぁっぁっ!!!
どうしてくれるのよ!!
何で...何であの子が...交通事故になんか!?!」
「落ち着けと言っているだろう!!
それより...何だ!俺の子が化け物だと!?」
口論の場へ足を踏み入れてしまった事を
後悔していたのかも知れない、しかし
彼は無言で雨の中、吹き荒む疾風の中を
走り続けた...そして...。

マスター・オブ・ナンバー’ズ』【死真神】が
散らばり『裏月乃』【リバース・ツキノ】を
囲む地での単独行動は、正に愚の骨頂だった
月乃』は瀕死の重傷を負い、また
礼奈も死に掛けていた...のだが
「「…あたしにはあたしの思想があるのさ?…。
...正直...この身体で本当に良かった
あたしは、此処で...君を...始末する!!...。」」
とある彼女の行動がこの全てを塗り変えて行かんとする!!



9月6日(金)

第一一四〇話 『天上天地即ち光〜乗り越える〜』(9.6.金)

「ぐっ...がふぁあっっ?!
...死ぬのか?....僕は?!
(こんな所で...何も...出来ずに...。)」
血反吐をばら撒いて、絶命せんとする
『月乃』は自ら、死を覚悟した、しかし
「「…分子間移動!!!…。」」
パキュアァァァァァッァッッッッ!!!!
京香』の肉体を乗っ取った男は
これを救うべく、彼女の“力”を使い
自分と月乃を分子レベルまで一度粉砕し
そして、別の場所へ流れてテレポート(瞬間移動能力の意。)に近しい
能力の応用を見せた...
「?!...まさか..自分達の事を
解体して...ふっ....なるほど、月乃さんの
攻撃を避けていたのには、これがあったんですか。
でも..遠くまでは行けないでしょう?」
「けふも追いますよ...。
此処で逃がすと、後々面倒になりそうなのでね?」
一度身体を分解した事で、傷口は
塞がり多少の痛みは残るものの、致命傷は免れた、が...
「...はぁはぁはぁ....何故...僕を
助けた?...『M・S』【メルティ・スクラッチ】の
『スキル』が利用したいからか?!」
確実に追っ手は彼らを消滅させようと
するだろう、条件はあまり良く無く
自分の身体の分子が少しでも欠ければ
完全復元どころか、致命傷を負い兼ねない
この妙技ではそんな長い距離を移動出来る筈も無く
唯一、逃げ場となる入り口を目指し
彼は何等応えぬ少女の後を追う!!

「「…君の力を使えば、ワシも除去出来るだろう…。
くくっ....愚かだと笑うが良い...あの身体でいた
...その頃は...人である事をすっかり
失っておった...だがな...ワシも...
ヒトであったのだな?...。」」
腹部を抱えながら、激痛に堪え忍んで走る
彼へと少女は語り始めた
「.......笑いやしないさ....
アンタの魂は....いや、残留思念だけが
特質して...運び出された様なものだから...。
きみも被害者なんだろう..僕の!!」
この場は彼奴の力の及ぶ場所、だから
どう足掻いても脱出はもう不可能である事は
月乃が一番に感じていた、しかし
「「…この少女は…自分が異端視されるのを
隠し...調和を計っていた...常に全力では
戦っていなかっと言う事だ...。
しかし、ワシがそれを教えよう...解き放つと
...言う事を...恐れを...!!...。」」
ドギャァァァァァァァッァッッッ!!!!!!
「朴は完璧に相手を追いかけて始末する
狩人みたいなものです...。
反逆者2名は、恩方の名の下に
消えて頂きましょう!!」
これをまったく感じさせず抱えていた
何かをヒョウイした男は伝えると、追ってからの
巨大なブーメランからのソレを避け
剣を構え月乃を出口へ導く!!!

「くっっ...ぐあぁぁっっ!?!
....ナンテ言う禍々しい力なんだ...!!
でも...僕が!」
「「…逃げなさい…。
此処は...あたしに任せて!!...。」」
不意に仮面が外れ、口元より
紫色の口紅が消え掛けていた、その口が開く
「えっ...!?...何を...
って....キョウ....ナノか?!」
「「…うだうだ、言ってないで!!…。
...良いから、早く...逃げるのよ!!!...。」」
彼を逃がさんとする意志が
リンク(協調の意。)したかのごとく、放たれたそれは
月乃の背中を突き動かした
「けふが追うよ...丁度、時間...飛ばせるし。」
そして、逃げる様に走り去る彼の
後を枕を抱えた青年が時を飛ばして
追い掛けて行く...。



9月7日(土)

第一一四一話 『天上天地即ち光〜狂歌〜』(9.7.土)

「「…わしがヤれる事は…伝えきった!!...。
後は...お前さん次第だな...。」」
「はぁ?...頭、打ったのですか?
今は朴と話しているのでしょう
アドルフ』...キミは実に優秀な
駒でした...その女の人の身体も頂きましょう。」
黒き騎士となった『京香』は
この仮面を脱ぎ捨て、なんとも言えない
清々しい笑顔を魅せた
「「…だが、今暫くは…。
わしの闘いを見ているがいい...行くぞ!!...。」」
どぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃっっっ!!!
「世迷いごとなら...消えてから
あの世とやらで、逝って下さい?
...さぁ、お喋りは止めましょう。」
まるで興味すら示していない
様な口ぶりであるにも関わらず
恐ろしく激しい攻撃で序所に彼女を追い詰めて行く!!

「「……ちぃっ……手加減は……
まったく無しか...。
...幾ら何でも、完璧な同調を示して
いない限り...無理な様だな...。」」
スパパパパアパパパァァァッッッン!!!!
「朴の愛用のブーメランの刃からは
誰も逃れられない...です。
それと、キミは理解していない...
朴ら“五護星”が何故...強いのか、をね?」
巨大な飛び道具をいとも簡単に
操って攻撃を繰り出す口元を覆い隠す
人物からそれをギリギリで避け
反撃へと繋げんとするキョウだったの、だが
「「…これは…そうか、これが
…君の魔....か!!…。」」
「ふっ....朴は朴の意志を具現化したモノを
扱うだけだ...朴の牙は、臭いを嗅ぐ
そして、朴は指示するのさ...!!!」
ドガガガガガアッガガガアァァッッッ!!!!
ブーメランが追尾効果を持ち
急激な方向転換で襲って来た後、直撃を喰らう!!!

「「…ぐっっっぎゃぁっっ!?!…。
(...すまないな...少し骨をイッちまったようだ...。)」」
骨の砕けるかの様な奇妙で不快な
音が響き渡りキョウの華奢な身体は
壁面へ弾き飛ばされ後、2度程跳ねた...
「ふっ...手間は取らせません..。
一撃で....サヨナラです。」
そして、堕ちた場へ...人物が歩み寄る...。



9月8日(日)

第一一四二話 『天上天地即ち光〜ツケ〜』(9.8.日)

「くふふっ...何処へ逃げようと
言うのですか?
けふの“力”...ソレを越えますよ?」
パジャマ姿の人物は何処からともなく
姿を現し『月乃』の前へ立ちはだかる、が
「くっっドケぇっっっっ!!!」
しゅかぁぁっっっっっっん!!!!
「む...けふの心を破壊しようと
言うのですか?
...しかし、その躯では無理だ、諦めなさい。」
彼は無理に力を発動し、退いた
人物の端を通り抜け再び脱走を計る...。

「はぁはぁはぁ....ぐっ...げっ....。
(まだ...手の感覚が...体内に残っている...。)」
びちゃっっびちゃっちゃちゃっっ....。
走りすぎたせいもあってか、突然の
嘔吐で足を止め壁へ肩を寄せる
青年の背後から...
「だから、無駄ですよ...。
時間は掛けません、むしろ喜んで下さい
生きながら...世界の移り変わりが
楽しめるのだから...。」
人物は声を掛け、いくら逃げても無駄である
その事を無情に告げた...。

「ぐっっっうっっ!!それでも!
それでも!!!!僕は闘うんだぁっっ!!!」
ぼすぅうううううっっ!!!
「その気力だけは...認めてあげるから、
さっさと...お眠りなさい!」
振り返った、っと同時に放った
肘打ちは人物の手とする枕が防ぎ失敗に
終わる、しかしその意志は消えず
此処で彼の死闘が再び始まらんとしていた!!



まだまだ続くのですぞッ!!



ノリがもう、めちゃめちゃで〜ッ!!



先を見るんッスねぇ〜!!


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