『Classification !!』11月編!!


↓にお話しは、増えて行きます。

別の日のお話しを見るッスか?




11月9日(火)

第一〇九話 『事象と結果』(11.9.火)

「『アリア』誰か来たのかい?」
井原 知也』は、そう呟くと
部屋のドアを開け放ち廊下で自分を
待っていたアリアに声を掛けた
「ふふっ、そうなのよトモーっ!
凄いお客様達が来て下さったの!!
だから呼びに来たのよ!!」
廊下を共に歩きながら大広間に向かう
アリアは、知也の不思議そうな顔を
見てクスッとはにかむ
「凄い客か...どんなのだろ?」
「さぁさぁ早く来て!!」
アリアが大広間に繋がる扉に手をかけ
それを開くとあの大きなテーブルには、
狼の姿をして鎧を纏っている少年と
それと楽しそうに話しをする綺麗で
背の高い少女...それに『智明』が痩せたら
あんな顔になるだろぉなーと思われる
青年の姿があった...
「...!?...制服....じゃあもしかして!?」
知也は、そこにいた者達の服装を見て
なんとなく確信していた...彼らが
自分の仲間である事を...。

「こんにちわ〜おいらは『ハウリング
こんなでも元の世界にいました〜
トモでイイ?宜しくね〜。」
不意にハウリングに声を掛けられ
戸惑う知也は、少し照れながら
「あっ...こんにちは...その...
あのオレは、知也...井原 知也...
宜しく...あっそうそう、トモでいいよ。」
そう返事を返し、他のみんな共
挨拶をかわしてテーブルに着く...
知也が来る前に大方の話しを途中まで
ディアナ』から聞いていた
ハウリング『京香』『貴弘』は、
さっき各々が聞こうとしていた事を再度
一人づつディアナに聞いてゆく事にした
「それでディアナ...おいら達が元の
世界に戻るには...どうすればいいの?」
ハウリングの質問が始められる...
「それは『歪みに共に沈めば良い』の
です...しかし、それによって元の貴方がたの
世界に...『幻魔』という存在を
発生させる事にもつながりますが...。」
「えっ!?じゃあ...あの...親友が...
勇二』が歪みに消えたんだけど...
生きているってことだよね!!」
「えぇ...もちろん。」
立ち上がり興奮するハウリングは、勇二が
生きている事を知って
歓喜して尻尾を振り続ける中で
「ちょ...ちょっと待って...あたし達が
倒して来た奴らがあたし達の世界に!?」
一方キョウは、新たなる事実を聞かされ
がくぜんとする...だが、貴弘は『智明』の
顔をジーっと眺めてニヤニヤしているので
そんな事は上の空のようだった...それを
見ていて知也は、アリアに出された紅茶を
口にしながら...
「...個性派の集まりだな...。」
そう呟くと、それを飲み込んだ...。



11月10日(水)

第一一〇話 『偶然と必然』(11.10.水)

「そう言うことだったの...。」
『京香』は『ディアナ』から話しの
続きを聞かされ、今すぐにでも元の世界に
帰りそっちの『幻魔』を倒してやりたいと
想いつつも、更なるディアナ話しを
静かに聞きいる...
「貴方がたが先を目指すのなら...
まず海を渡らねばならないでしょう...。」
「海か...船旅も結構イイと思わない?
ねぇ?『ハウリング』...???」
キョウは、横を向くと、まだ
『勇二』が生きている事で喜び
続けているハウリングに向かい
声を掛けるが...
「良かった〜あはは〜。」
全然、気付いてもらえず
「...ダメか...はぁ〜。」
そう呟きため息をつく...すると
それを見て笑うディアナは、
「まぁまぁ...今は好きにさせて
あげましょう...ふふっそうだわ
この地図で先の街の事を貴方に
教えておきましょうか...。」
地図をテーブルの上に広げ次の街や
先の事をキョウに詳しく説明した...。

その頃....
「ちょっと外で話しでもせぇへんか?」
「えっ!...ぅ...ぅん....。」
『智明』が、大広間を出てすぐ
そこにあるテラスに『貴弘』を
連れ出し、二人きりになって
話しをしていた...
「なぁ...その元気やったか?」
「う...ぅん!!智明は?」
「そこそこやな...。」
「そっ...そうなんだ...。」
二人の会話は、何処かぎこちなく進み
暫くの間、沈黙が続く...
「あの....槍、有り難う...
血...また使ったんでしょ...?」
だが、それを破ろうと、思い切って
貴弘は、智明に話しを切り出す
「あっ...あぁ...たいしたことやない
...べつあんなの...。」
すると、その不意に掛けられた
言葉に返事を返した智明は、照れて
ホホを赤く染めた...
「あれから...あれからどうしてたの?」
それを見て少し笑いながら貴弘は、
智明の瞳を見つめながらそう呟く...
「んっ?まぁ...奴を追っていたんやけど
...返り討ちにあって...ははっ...
まぁ、そんなとこや...。」
そして、さらに貴弘は、そう答える
智明に突然、抱きつくと....
「うぁ?!なんや....!?!」
「...僕、さみしかったんだよ...。」
耳元で呟く...それを黙って
智明は、しっかりと受け止めると...
「...泣くなや...また、こうして
会えたやないか...。」
そう言いながら貴弘の身体を
優しく抱き締めた...。

「あれが君のお気になの?」
「そうだけど?文句あるかな?」
「いや、相変わらず趣味が...。」
「自分の体型を見て言えば?」
「じゃあ〜ボク好き?」
「嫌いだな、なんか性格弱そうだし。」
智明と貴弘の動向を屋敷の屋根上から
見ていた二人の人物は、お互い
やれやれといった顔をしながら...
今、テラスに降り立った!!



平成11年(おまけ。)
11月11日(木)

第一一一話『異界の闇覇者』(11.11.木)
(↑棒の横並びみたいだな〜。)

「!?...なんや!?...お前ら?!
...あっ...お前わぁ!!」
『貴弘』を抱き締めていた
『智明』は、不意に目の前に現れた人物達を
見てとっさにその手を離し
身構え、その一方を良く見て...
「...ふっ...お邪魔かな?」
「...貴様ぁ!!何故ここにおるんや!!」
動揺しながら、貴弘の身体を自分から
突き放しそう叫ぶ!!
「きっ...君達は、いったい!?...
とっ...智明の友達?」
「......。」
「なわけないか...。」
突然の事にわけが解らず戸惑う
貴弘は、目の前の眼鏡を掛けて太った
少年と黒ずくめのマントのような物を
全身に纏った人物に対する智明の
口調から味方では、なさそうだと
判断し智明の加勢に入ろうと前に出るが...
「余計な手出しは、無用や...
ヒロ...こいつは、どうしても
俺様がけりをつけなあかんのや...!!」
それを智明に止められ、しかたなく
黙って後ろに下がった...。

「あははっ...なるほどね〜
君が好む理由もわかるよ〜な
解らないよ〜な気がするよぉ〜。」
智明を見て黒ずくめの人物の
横にいる少年が、笑いながら
そう言うと...
「...今日は、君に用があるわけじゃ
ないんだ....。」
「なっ...なんやと!!?」
黒ずくめの人物は、それを無視して
話しを進め...智明の横をに静かに
通り過ぎ、一歩下がった貴弘に
歩み寄る...そして、貴弘に向かい
「君...君に用があるんだ...。」
「えっ!?」
そう呟くと困惑する貴弘の手を取った。

「『ディアナ』!!テラスにあの
二人以外に誰かいる!!」
異変に気付いた『知也』が、唐突にそう
叫び、それを皆に告げると一目散に
テラスに飛び出して行った!!
そして、それを追うように『ハウリング』達も
「行こう!!『キョウ』!!」
「わかってる!!」
突如、謎の人物達が現れた
テラスへ颯爽と出向いた!!



11月12日(金)

第一一二話『さよなら』(11.12.金)

「予定ど〜り、来たね、彼らの
お相手は、ボクがするからネッ!」
「....好きにしろ。」
テラスに先に飛び出した『知也』は、
少年を見て...
「お前は、あの時『レビン』を
連れ去った...!!」
そう言いながら身構える
「へぇ〜覚えていてくれたの?
そりゃど〜も...んじゃ、今は、君達の
相手をするって、事だから...。」
自分の事を覚えていたことで
少年は、気分を良くし、知也に笑い
掛けると、後ろからまたやって来た
『ハウリング』達にもそうやって声を掛ける...
「そこをどきなよ....。」
ハウリングは、そう呟くと
腰から短剣を2本、抜き去り
手にして構える
「ん〜だから相手をするって事は...
全員で来なってことなんだよねぇ〜。」
だが、それを見ても少年は、まったく
動ぜず、笑う...すると、その態度に
腹を立てたハウリングと知也は、即座に
同時攻撃を仕掛ける....が、
ジャクォッッン!!!
「ん〜その程度なの?」
その攻撃は、軽く少年の太い指が
連なる両手に受け止められてしまった!!

「おぃ...いい加減、その手を離せや!!」
『智明』は、黒ずくめの人物に向かい
殴りかかる...が、
「五月蝿いな....少し黙っていろよ
G・F』【グラビティ・フィールド】」
それが、その人物に当たる瞬間に
その場でピタリと止まってしまう...
さらに身動きも取れなくなった
智明は、何故か徐々に地面にめり込んでゆく!!
「あっ...ぁぁ...とっ..智明!!」
智明の姿を見て叫ぶ『貴弘』は、
捕まれている手を振りほどこうとするが...
「君は、彼が好きなんだろ?
だったら...“真”の君に眠る“能力”で
彼を手にしたらイイのさ....。」
「なっ!?」
「...我らについてゆけば、彼の
を手にすることも
何もかも...全て可能だ...
それに君は元々...こっちの人間
なんだよ...本質に違いは、ないからね。」
「!!!」
黒ずくめの人物に耳元で囁かれ
困惑しながらも...手を牽かれるまま
前に足を踏み出してしまう...
「まっ...待て!!おぃ!!
ヒロ!!聞いておるんか!?」
「智明....!!」
そして、智明の声に足を止めた
貴弘は、...さらに
「君の趣味の人物といくらでも
好きな事をすればいい...彼だけが
欲情の対象ではあるまい?」
その言葉を聞くと...
「...僕は....そうか....
そうだよね....智明も....
勝手に僕の所からいなくなった
んだし....ぅん....。」
「ヒロ?」
「さっ...お別れだ...。」
「....さよなら...。」
心を動かされた貴弘は、最後の挨拶を
智明に言い放ち...黒ずくめの人物と
共にその場から姿を消してしまった...。

「ばっばかな!!」
「へぇ〜やる!!」
二人の攻撃を受け止めた少年は、
仲間と貴弘が消えてのを見て
「んじゃ、お役目しゅうりょ〜!!
まったね〜!!」
そう言うと瞬時に姿を消して
しまった...
「....なんなのあいつ...『勇二』君
みたいだっけど...。」
『京香』は、闘いを見て驚愕した
...後に駆けつけた『ディアナ』と
『アリア』は、敵の能力が切れて
自由になったが、貴弘を失い呆然と
たたずむ智明と少年に手も足も出せずに
唖然とする二人を見て全てを察し
まずは、大広間に戻ろうと皆に声を掛けた...。



まだまだ続くのですぞッ!!



ノリがもう、めちゃめちゃで〜ッ!!



先を見るんッスねぇ〜!!


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