『Classification !!』9月編!!


↓にお話しは、増えて行きます。

別の日のお話しを見るッスか?




9月13日(金)

第一一四七話 『微笑みの惨憺(さんたん)-化け物-』(9.13.金)

雷鳴が鳴り響き、吹き荒れる風が
建物全体を揺らしている中で
2人は愛し合った、この時もう
両者に言葉は必要なかった、ただ
「はぁはぁ...あぁっっ...あぁっっ...
はぁ...はぁはぁ...。」
そこにあるのは求め合う
異なった肉の身体だけだった...
「うっ...はぁはぁはぁ.....。
感じる....お前を....感じられる...!!」
やがて行為が終わり、彼が
廃棄された灯油の缶を土台として
周辺の木材へ火をつけて
小さな明かりを灯した...
「...やっと..解ったよ....。
キミが射精を拒んでいた理由が...でも
そんなことよりも...キミを理解出来た
...それだけで...私は幸せだわ...?」
ゆらゆらっと揺れる炎の魅せる魔力なのか?
2人の気持ちはまだまだ燃え上がっていた
「あぁ...オレは...こうやって...
触れていても...肌に感触がないんだ...。
だから...痛みも無いし、射精もない...
夢の中で...何度も、お前を抱いてはいただが...。」
肩を寄せ合う熱情を止めることは
もう出来ないだろう...しかし、
ばしゃばしゃばしゃばしゃっっっ!!!!
数人の足音と喋り声がこれを打ち消す
「何処に行っていたかと思えば...
....あの子は...もう、二度と目を醒まさないわ...。」
強い怨みを抱いた人間が
青年へ、その全てをぶつけんとする
「『市花』【いちか】....。」
「あんたがその名前を口にするんじゃない!!
化け物....化け物のあんたさえいなければ!!!」
正気の沙汰(さた)ではなかった
娘を失ったと同じ、その衝撃で彼女の中の
何かが脆くも崩れ去った...そして
ドサァッッッッッッ!!!!!
「きゃぁっっ....痛い....?!
ちょっと...何するのよ!!!!」
「......『レイ』!?!ぐっっ!?」
彼女を突き飛ばし、彼へと母親は掴みかかった!!!

「おぃ...止めろ!!!
益江』【ますえ】...病室を
抜け出したから...様子が変だと思っていたんだ!!」
「ぐっ....とっ...父さん....?!」
流石に首を締められている事で呼吸が出来ず
意識を失いかける彼だったが
がしゃぁぁぁぁっっっん!!!!!
「私の....彼に....何をする!!!」
背後から立ち上がった礼奈からの
窓硝子での一撃が彼女の後頭部へ直撃し
締めていた手が衝撃で離れる、砕け散るガラスの
「化け物....何で...あんたがぁぁっっ!!
あんたが死ねば....死ねば良かったんだ!
殺してやる...わたしと同じように大事なものを
失ってこれから生きればいい!!!!」
それが神秘的に舞う中でも
義理の母親は彼には構わず今度は
礼菜へ持っていた果物ナイフを喉元へ
突き付けそれを雷鳴と同時で
押し込まんとするーーーーーだが、
…その瞬間!!!!…

どぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃっっっ!!!!!
「...いらない....もう、こんな世界も
お前も....親も....痛みも....感覚も....
何も....いらない....全てを....無へ....
全てを.....崩壊へ.......化け物?
クククッッ....それで良いさ...だが、お前は死ね...。」
彼が手をかざした母親の身体は
異質なまったくこの世に存在しては
いけない....気味の悪い肉塊となって
べちゃりと、地面へ落ちた....
「お前...何をしたんだ?!
おい..........お前は....ヤハリ!!?」
「やはり?何だ?....貴様の奥底も解っていた
....母さんをおかしくしたのも...。
このオレだからな?....くくっ....貴様らは
自分の悪意によって消滅するがいい...。」
さっきまでとはまったくの別人がそこには
存在していた...そう、彼は此処で
何等かの“力”を得たのだろう...
「行こう!....私の失った...。
過去を取り戻す為にそして...。」
永遠の氷河期』【エターナル・アイス・エイジ】で
瀕死の重傷を負っていた彼女は『』の
スキル』【特殊能力】によって命を救われ
マスター・オブ・ナンバー’ズ』【死真神】となってしまった
かつての恋人と再会する為、『裏月乃』【リバース・ツキノ】は
月乃』らへ任せ2人は建物に進入する!!



9月14日(土)

第一一四八話 『微笑みの惨憺-それぞれの悲劇-』(9.14.土)

「..くっ....なっ...何をしたの?
....キミ??その“力”は一体???」
雷鳴が光と影のコントラスト(鮮明の意。)を産み
シルエットが妖しく伸びて
引き離された彼女を覆う
「さぁな....今は解らん....だが、
オレはどうやら行かねばならないらしい...。
声がする...オレを呼び求む声が...。」
「ばっ...あっ...馬鹿な...なんてことだ?!
.....本当の化け物に....お前は
なっちまったのか?!!」
腰を抜かして立てなくなった
父親を無視し、彼は彼女へ問う
「オレは自分を始末したかった...
いや、出来るのに傍観していたんだ。
オレを産んでやがて病死した、母親は
オレを...どう思っていたんだろうな?
ふふっ...どうでも良い事か、既に..もう
...『レイ』オレは...オレの世界を創る!
秩序も何も全て...平等な、生きる世界を!!」
「...キミは..そう、良いわ....。
私も...キミに付き従おう....
キミが消えた世界なんて、私には興味もないもの。」
やがて、首を縦に彼女が振るとーーー
…次の瞬間!!!!…
どぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぁっっっん!!!!!
「ぐぅうあっぁあっっっ!?!!
ーーーーっ....いない!?
まさか...雷に撃たれたのか?!!」
稲光と共に2人は父親たる男を残し
この姿を世界より消した...。

乱暴されて失意の中で走った
少女は、少し前の『月乃』の豹変を
受け止める事が出来ず
何処かで彼を見付けて歩道を走り出した時
偶然、居眠り運転をしていた
自動車に跳ね飛ばされ植物人間状態となる...
「...はぁはぁ...今は...
此処から...出なくては....くっ...!!」
かつぎ込まれ、母親がこれを見て
半狂乱となって実子ではない
子供へ詰めよる、これが
あのマントを羽織る人物だった...
「「…自動で....それも、まったく…。
(正確無比とは...な...!!)」」
誰も悪くはない、それぞれがそれぞれの
役柄を当てはめられていたのだから...しかし
例外が月乃だけには存在していた...
フッ.....世界へ放たれた
悪意を止める術はもうない...。
我が存在している以上、人間が存在している以上
幻魔』は無限に出現する...。

もう1人の存在とまだ見果てぬ
それを乗っ取ったモノである....やがて
明らかとなる正体はやはり人間の悪意なのだろうか?
加速を付けて物語は展開し、集束されて行く!!

「あらぁ〜ん遅かったじゃなぃ..
待っていたのよぉ〜ん...もう小細工も
必要ないでしょう?
妾は此処にいるわ...。」
建物へ侵入した『ルクレツァ』へと
何処からか聞き慣れた声が掛かった
「首洗って....waitしてなぁ〜ぃな?!」
彼女もまた、自分の中の何かと決着を
付けんと足を踏み出す...。



9月15日(日)

第一一四九話 『微笑みの惨憺-嫌いなところだけ…-』(9.15.日)

「フっ....粘りますね?
朴の“力”は相手の“能力”を見る事で
永久追跡可能な能力....。
だから、もう....一度見せてもらった
ソレのお蔭で...キミが何処にいようとも
朴には何処にいるかはっきりと知る事が
出来るわけですよ...。」
追い詰め、流石の絶対回避
そして回復も追い付かなくなった
『京香』にそう言い語る口元まで
衣服で覆い隠した人物は
やがて、最後の一撃を下さんとする
「「…がふぁっ....くくっ....!!…。
面白い....あたしも只では
...勝てると思ってないさ?...。」」
度重なる執ような遠距離攻撃が
彼女から余力を奪っていた
「往生際を考えなさい?
...朴も、大人しい性格では
ないのでね....次で最後だ...キミの
嫌いな部分だけを排除して、また
作成するとしよう...精神は無限だからね?」
不敵な笑みの後、それは
繰り出され逃げ場を失った少女を直撃する!!!

「....くっっきゃぁぁっっっっっ!?!...。
(...って....あたしは...???...。)」
直撃し首が弾け飛んでいた
その筈だったの、だがーーーー
…次の瞬間!!!…
ぴちゃっっっぴちゃちゃちゃっっっ!!!!
[ナメルなと言っただろう?
小僧....わしはなぁ....長い事、悪い
悪夢を見ていたようじゃ....。
既様の....自分以外のモノはモノとしての考え方
そりゃぁ....わしの中にもあったからなぁ....
だがな...ヒトはヒトである以上....。
独りでは...やはり....何も愛でる事は
出来ない...がふぁっ...のだ...よ...ウォオオオ!!!]
巨大なブーメンはとある1人の
人間の胸を穿つ事でやがて動きを止めていた
「!?....自分を犠牲にしたのか?!
何故...何故だ...キミの精神は
人間を疎み...憎んでいただろう!!」
「...人は変わるものよ?...。
不変である人なんていない....
....彼も...人間だったのよ!!...。」
人物の叫びへキョウが応えた、そう
彼は彼女の中でけして諦めず絶望しない
それを学んだ....そしてーーーーー

「くっ....だが、無駄だ!!!
直ぐに、キミも始末する!
(ーーーっっ馬鹿な!?抜けない!!)」
身体へ深く突き刺さったそれが
抜ける事はなかった、男からの最後の笑みが
彼女へ向けられた、キョウは頷き
{最後に頼みがある...こんな事を頼めた
義理ではないが....『月乃』を最後の希望を
きみの力で守ってやってくれ...。}
立ち上がると、振り返らず場を後にした!!



9月16日(月)

第一一五〇話 『微笑みの惨憺-未来行きの切符-』(9.16.月)

「こんな事をして...
何になる?...キミにプラスとなる事など
けして...けしてないのに!!
こんな無駄なことを!!!」
[小僧....既様をなめていたのは
わしも同じよ...しかしな、わしには
背負っておるものがある...既様は
それでわしを超えられんのさ?]
初めて見せる口元まで衣服で覆う
人物の荒げる言葉に笑みすらこぼし
“残魔”である事を彼は捨てた...!!

「うるさい...耳障りだ!!!
下賎は所詮....下賎!!!!」
どぶしゃぁぁぁっぁっっっ!!!!!
[がっっぐふぁぁぁっっ?!!!]
筋肉で押し止めていた飛び道具を
引き抜かず蹴りで尚、押し込む事で
人物は何等問題無くソレを手にし...そしてーーーー

「くっ....はぁはぁはぁ....
何だ....この感覚は!!?」
上半身を切断し、彼の存在を
[ふっ....此処までか....。
(生きろよ....そして、願わくば...
この....奴らも...救ってやってくれ....。)]
この世界より消滅させた....胸に
何故か解せぬ敗北感を残しつつ...。



まだまだ続くのですぞッ!!



ノリがもう、めちゃめちゃで〜ッ!!



先を見るんッスねぇ〜!!


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