『Classification !!』9月編!!


↓にお話しは、増えて行きます。

別の日のお話しを見るッスか?




9月17日(火)

第一一五一話 『月ノ夜 第一夜』(9.17.火)

それぞれの運命が交錯して
やがて、此処に至る...
「何度だって....逃げて...
今は...生き延びて...やるんだ!!」
月乃』の“力”だけが心の
邪悪を取り払える事は確かだったが
彼もまた憎しみで相対して、『裏月乃』【リバース・ツキノ】の
前で完膚なきまで敗北を晒されてしまった
「無闇やたらに“能力”を使用すれば
精神に限界がくるよ?
けふへ攻撃を当てることは不可能なんだから
もう大人しくしなさいな。」
しかし、『京香』の肉体を操っていた
幻残』【シャドウ】が彼女の中で
何等かの変化を来し、青年を逃がす...だが
「身体能力が半端じゃない...
これが....側近の力なのか?!」
ときゅぅうううぅぅっっっっん!!!!!
彼を含めて少女へと追っ手が放たれる
そう、それが『永遠の氷河期』【エターナル・アイス・エイジ】を
司る最強の『スキルマスター』【特殊能力者】
マスター・オブ・ナンバー’ズ』【死真神】が
2人の人物達だった!!

「ふぅむ...どうやら誤解しているみたいなので
一つ...教えておきましょう、か。
...けふは...何も身体能力が優れている...
そういったワケでは無いのですよ?」
必死で逃げる月乃からのスキルを
平然と避けながら人物は語る
「くっっ....僕の力が....
当たらなければまったく意味...くっ...!?
(駄目だ...目眩もする...ここまでなのか?!!)」
既に限界を越えた青年の足は
これ以上進む事が出来ない事を震えで示し
挙げ句、精神も疲労し切ってまともな
攻撃も放てはしなかった....
「けふらは...皆、それ相応の
ハンデを背負っているのです...。
それをどう取るのかは、知りませんがね?」
人物の話しも余裕を持って聞ける
状態ではなく這いつくばっても
この場より脱しようとするの、だがしかし
ぼぉ〜ん!!!ぼぉ〜ん!!ぼぉ〜ん!
「無駄ですよ、時は巻き戻る...。
けふが、今...鳴らした
時計の効果で、逃げようとしたそれは還元された。」
人物はそれを許しはしなかった...。

「馬鹿な?!....僕が移動した距離が
戻って....時を支配出来るのか!?」
「いや、それは違いますね...。
けふは....たまたま、時間が来たので
使用しただけ...。」
パジャマ姿の人物は満身創痩の彼を捕らえると
静かに言い放ち、そして手刀を青年の
首筋へと撃ち下ろさんとする!!!



9月18日(水)

第一一五二話 『月ノ夜 第二夜』(9.18.水)

どがぁぁっっっっすっっ!!!!
「にぃ!?!....けふの背後から...
不意うちとは...これいかに?!!」
だが、その手が撃ち下ろされんとしたーーー
…その瞬間!!!…
「...何、ぼやぼやしてるんだ?...。
『月乃』...君の精神の弱さが
...自分の悪意を産み落としたんだ!!...。
またそれに屈するのか!!?...。」
背後より少女の飛び蹴りが入り
パジャマ姿の人物はこれを避け切れず
まともに直撃を受けて暫く床下へ
うつ伏せで倒れてしまう!!
「...あっ....きみは....
『京香』なのか?
...何故?戻れたんだ?!」
「...ごちゃごちゃ、ゴタク並べて
いる余裕があるんなら...。
立ち上がりな?...時間がない、逃げるぞ!!...。」
これを横目に黒い鎧とマントを纏う少女は
青年を叱咤しこの手を取って
来た道を走り抜ける!!!

「..ったた...やってくれますねぇ...。
ハングリィ・グローリィ』起動出来ますかね?」
何やら液晶モニター(画面の意。)の付いた
携帯電話を取り出し頼みごとをした
人物は、この後、再び彼らの足取りを追う
「えぇ、朴もそうしようと
思ってましたから...。
もう...此処に来た何者であろうと
帰ることは出来ない....。
キミも戻った方がいい...死ねますから?」
ぱんぱんっと衣服の汚れを
払った口元まで覆う人物は
電話を終えると、やがて主たる
彼奴の下へ戻って行く...
ご苦労だったな...。
だが、奴らを逃がしたところで痛手にも
ならない...それより...諸君らが
傷ついてしまう方が我が胸を痛めるのだ...
同士達よ...けして無理はするな?

自分の下へ帰った人物を含め
部屋の独りにもそれを伝えると
即座の撤退命令を下す、だがしかし
「けふにも...プライドと言うものが
ありましてね....。
あの液が出る前に、彼と彼女は...始末します
ゴ心配なさらず...けふは、強いですから。」
パジャマ姿の人物だけはこれを
解せず追跡を続け、やがて彼女達へと追い付く...。

「あ”ぁ〜過信は、しねぇ性格だと
思ってたけどな、あいつ?」
「何かあったら、朴らも
出れば良い...何か勘に触ったのでしょう
あの人、ああ見えて恐いですから。」
そして、遂に激突が始まらんとする!!!!



9月19日(木)

第一一五三話 『月ノ夜 第三夜』(9.19.木)

「駄目だ!!奴は時間を飛ばしたり
戻したりして...僕らを確実に
捕らえるつもりだ!!!」
相手の実力が恐ろしい程、今となって
理解出来た『月乃』はこの
ガク然とする“力”の差の前で
戦意を喪失しかけていた、だが
「...それでも良いんだよ...。
それに、あいつの“能力”は既に
体験している...好き勝手で
...時を支配しているワケではない!!...。」
『京香』は根本を正してゆく様に
彼へ言葉を続け、やがて
「僕はもうダメだ...。
きみだけでも逃げてくれ!!」
ぱぁぁぁぁっっっっっんっ!!!
「...甘えるな!!!!...。
君がいなければ、君が産み出した
化身は消せない...それに、逃げるのか?....。
死んで逃げればお終まいだと思ったのか!!...。」
弱気な月乃を頬をひっぱたき
諭す、今大事なのは生きて脱出する事なのだ、と!!
「...京香....すまない.....。
でも、僕1人では...もう
どうしようも...出来ないんだ...!!」
走る事を止めて、息を肩で切らす
青年へ彼女は手を伸ばし
「....1人?...馬鹿にするのも
程々にしろよ?...。
...君は、もう1人じゃないだろう...。
わたしだって、君の仲間だ!!...。」
出入り口まであとほんの手前で
人物は待ち受けていた....
「けふの家の様な...此処を
追い付けないハズがないでしょう?
既に出入口は閉鎖してあるしな。
...さて、もう逃がさないよ、けふは
2人を始末する為に今度は来たからね。」
わざわざ、進行させて始末するため先回りし...。

「...相変わらず....薄気味悪い野郎だな?...。
あたし達に干渉してきたのは
...早く、自分達のいる『絶陽地帯』へ
進ませて...その干渉で、月乃を
..その悪意を目覚めさせるタメだったのか?...。」
何等、動揺も見せず
彼女は咳払いの後、人物へ問うた
「僕は...そうだ、奴の意識の中で
全てを見ていた....。
このヒトを含めた5人...も...。」
シャッターのごとき、隔離壁が降りていて
入り口は閉ざされていた、そこで
「ふむっ、そこまで.....
いやはや、そう....確かにそんな
理由もありましたがね....。
けふにとっては、それよりも純粋に
興味があったのでね....諸君らに...。」
パジャマ姿で、片手に枕を抱えた
青年が立ちはだかり行く手を阻む
「...フッ....そうか....。
あのヒトの心があたしに教えてくれた...
...この場所は体内である事も...。
決着は君も早く付けねばならないのだろう?...。」
月乃はまるで話しが見えなかったが
ニュアンス(話し口調の意。)で徐々にそれが
見え始めていた、そして
「素晴らしい....此処まで生きた
生命力...そして、実行する行動力!!
全てを賞賛しましょう!
しかし、けふは...強いよ?」
彼の目つきとそれまで穏やかだった
雰囲気が一瞬で掻き消えーーーー
…次の瞬間!!!…
じりりりりぃいいっっっっ!!!!!
超超音波が枕より発生し、あらゆる全てを
崩壊させんとする!!!

「ぐっ...あぁぁっっっ!?!!
なっ...何だ?!この音は!!?」
とっさに耳を塞ぐも、それを
まるで無視し聴覚を破壊せんとする
音波は月乃の行動を完璧に抑制してしまう
「『セレモニー・カウ・ベル』【福音の鐘】
それが....けふの....マイ...ウェポンだよ。
聴覚を破壊されて...脳を揺さぶられ、死ね。」
だがしかし、彼女は不適な笑みを見せると
「...同じ周波数の音階を
発生させた....。
...もう、これで、あたし達に攻撃は届かないわ?...。」
これを大気の壁で遮り不協和音として掻き消す!!



9月20日(金)

第一一五四話 『月ノ夜 第四夜』(9.20.金)

「音と言うのは変幻自在で
そして無敵だ....。
けふがコレを見せるのは、まだ数える程も
ない...鼓膜を突き抜け...
脳まで届く、これは...防ぐことは不可能!!」
枕から響く不快な音が場を包み込み
彼女達の聴覚を一気に破壊せんとする、の...だがーーーしかし
…次の瞬間!!!…
ぱきゅあっぁうあぁぁぁっっっん...。
同じ、ベルの音が最初のそれと
打ち消し合うかのごとく響き渡り
これを消失させ無効化する!!

「...同じ音階であるならば...。
これくらいは、造作ない...。
...それとも、あたしをナメているのか?...。」
それは今までの『京香』からは
考えられない程の自信に満ちた
声と態度だった、まるで周囲を圧倒するかの
ごとき威圧感で少女は刃を向けた
「...すっ...凄い...そこまでの
“力”を?....限りがない....
京香の能力(ちから)には....迷いも
弱さも...失われている...。」
それまででも、強かった筈、しかし
『月乃』は短い時間ではあったが
彼女の性格は理解していた、奥に秘めていた
情熱がこの時、初めて顔を見せたのだ!っと...
「五月蝿い....ですねぇ....。
確かに、音階を変質化させれば...
これを無効にするのは簡単でしょう...
...でも、ついてこれるのかなぁ?...
けふの本気のリズムに???」
まったく、何とも思っていなかった
パジャマ姿の青年はゆっくり再び
枕を擦って音の波紋を空気中へ繰り出す....。

「....確かに、毎回音階が
変わってしまえば...あたしだって、不可能だろう
...なーって、思うか?...。
逆に...君が喰らうがいいさ!!...。」
じゃりりぃいいいぃぃっっっっん!!!!
強力な超超音波の応酬、しかし
この勝負はキョウが制したアレンジを加えた
音階波紋によって窮地からの
逆転劇を見せつけたのだ!!!



まだまだ続くのですぞッ!!



ノリがもう、めちゃめちゃで〜ッ!!



先を見るんッスねぇ〜!!


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