『Classification !!』9月編!!


↓にお話しは、増えて行きます。

別の日のお話しを見るッスか?




9月21日(土)

第一一五五話 『激流脱出 前編』(9.21.土)

「...音階を自在に変える?...。
何を言うかと思えば...
子供騙しだな...これまでの闘いを経験した
...あたしが、その程度で驚くと思うのか?...。
音波と言うのは最初から
...折り合い重なったモノ、つまり...
これを併せて変える事等、造作ないわ!!...。」
ばひゅあぁおあぁぁぁぁっぁっっっっ!!!
「くっ!?....けふの音階を....
これは....多重奏....けふの...けふの
18番(おはこ)を逆手に...ぐあぁっぁ!?!」
裏月乃』【リバース・ツキノ】を
倒す為、単身乗り込んだ『月乃』は
逆に悪意へ飲み込まれ『京香』も『幻残』【シャドウ】へ
取り込まれたまま彼を襲う、だが
「これは...もう、僕がどうこう
出来るレベルではない...。
これが死線を潜り抜けて来た
モノの差....でも、この強さは...。
(けして...自分が強いから、っと言うわけじゃない...。)」
取り付いた男の内情が変化しやがて
ヒトの心を取り戻した事で彼女達を
守り、消失してしまう....
「....くくっ....ふっあはははあははは!!!!
な〜んてね....けふが、この程度の
攻撃で...殺られると思っていましたか?」
永遠の氷河期』【エターナル・アイス・エイジ】を
「....鼓膜は...完璧に破壊された...。
サンハン器官もだ!!....。
...君は聴覚が破壊されても...平気なのか...。」
守護する最上級の『スキルマスター』【特殊能力者】たる
マスター・オブ・ナンバー’ズ』【死真神】の
独りと、脱出を賭けた闘いを繰り広げる中で
「ハンデを背負っている....。
そうだ....彼は....僕にそう
言っていた....。」
キョウは殆ど再起不能へ至る
ダメージをパジャマ姿の枕を抱えた
青年へ与えた、しかし
「フッ....そう言う事になりますねぇ...。
けふは、元々...聴覚障害を持っていてね
...最初から耳は聴こえていないのですよ?」
最初からこの反撃は無駄だった事が
伝えられた、それも彼の口から
「....まさか....だから....。
(...そうだった、あんな至近距離から
音波を出せば自分の耳すらも
...攻撃範囲に入ってしまう...。
そんな攻撃が出来るのは...その為!!...。)」
そして、降り出しへ戻った死闘は
ますます激化の一途を辿る!!!

「聴覚のハンデ....。
じゃあ、何故....僕達と会話出来ているんだ?!」
もっともな問に彼は応えて
「けふは....こんな、耳だろう?
だから...相手の口元で会話を読む
術を覚えたわけだ。
...読心術も得意でね、聴こえない最初は
不安だったが、今ではこれで良いぐらいだ...
そして、彼女は知っていると思うが
きっと最初で最後の自己紹介...ヒトへのな?
“Penta”五護星の独り
...『天濁 真夜』【てんだ まや】...。」
次いで自己紹介を送る
「...それは、自分にとってじゃないのかな?...。
相変わらずの君を見て思ったよ
...君は所詮、あの時のままだ...。」
追い詰められていた感覚は殺意を
覚えて月乃は彼を脅えるの、だがしかし
「京香...きみは....恐くないのか...
このヒトは...多分、ハンデを背負った分
僕らよりも飛躍的な“力”を持っている...。」
少女は笑みをこぼすと、マヤの
「何?...このけふが...今、なんだと??
....面白いな...あれから君らが
どう変化し、成長したのかを
見るのも...一端として心得て置こう..。」
その発言の後、言い聞かせるかのごとく
「...いいかい、月乃...。
諦めた人間は...いや、全ての生物は
進化を止めてしまう...。
...自分に打ち勝つんだ!!...。」
ネジ伏せて放つと、背中の剣を構えた!!

「別に、ベルを使わなくても
...肉弾戦でも良いんですがね?」
しゅわわわゎゎわゎわわぁっっっ!!!
「...足元が...溶けている?!!
なっ...さっきまで、普通の床だったのに
何故?!...この染み出て来ている液体は!!」
透明で粘着質な液体が
ゆっくりと足元より染み出す、だが
「...発動したのね...。
月乃...早期に決着をつける...。
君はそこにいるんだ!...。」
まったくこれに動じる事も無く
あっさり彼女は答えると、斬撃を見舞った...。



9月22日(日)

第一一五六話 『激流脱出 後編』(9.22.日)

「『ハングリィ・グローリィ』...
発動しました、どうします?
『真夜』さん...この距離じゃ、ちょっと
まずいと思いますが???」
口元まで衣服で纏う人物は
そうこぼすと返答を求める、すると
彼の意志を尊重してやろう...。
彼は戻ると、我らに伝えたのだ
...つまり、手を貸すな、っとな?

玉座の彼奴はニヤリっと
言い残し、瞼を閉じてしまった
「ほぉ、では此処の事も...君の中にいた
奴から聞いたんですか?
...余計な事を、知らなければ時間の
問題だったのに、苦しむ事になるよ。」
ナイトキャップを揺らしながら
『京香』の猛攻へ耐える彼は
やがて反撃の足技を繰り出す
「...耳は...聴こえていない...か、
だから超感覚を覚え
...あたし達よりも優れた“力”を
持った気でいるんだろう?...。
違うな、あたしのポテンシャルと君の
ポテンシャルがどうの問題ではない...。
...君はやはり、諦めた側の人間だ!!!...。」
これを紙一重で避けると
わざと硫酸のごときそれが付着した
ブーツで噴き溜まりの飛沫を跳ね上げて
液体を浴びせ、そこへ
回し蹴りを復部へ少女は見舞う!!!

「かっ...がふぁっっっ!?!!
ふっ....くっ...どん欲な戦い方だな...
まるで...前とは違う...だがな、
君にとって...ここは、アウェイ(敵地の意。)
...それ理解すると良い..。」
まったく、思ってもない反撃だった
さっき避け、倒れ込んだ筈の
彼の姿はなく、彼女の顔面脇を蹴りが捕らえた!!
ドガシャァァァァッッ!!!
「まっ....まただ...また、時を
巻き戻したのか?!!
...強い...やはり桁違いにーーーーー」
…だが、その次の瞬間!!!!…
「...けっ...けふのそれまで
読んでいたのか?
....感じなかった...そこまで?!」
少女はまったく微動だもせず
立ち上がると自分の周囲へ浮かせて置いた
小惑星の様な守護壁ごと、彼を殴り飛ばす
「....『土の核色』...。
あたしをみくびらない方が良い...。
...障害を糧として強いのは認めよう...
だが、只それだけだ....それだけの君は
...既に無力だ...。」
そして、更に続けて彼女は溶解物質を
指差し脱出の経路を創らんとする!!!!

「...あの一瞬で...木星のような....
土星の様な...オプションを装備したのか?
...恐ろしい....力だ...。」
「...感心は後でいい...。
今は、ここから出る方が先だ!!...。」
どじゅるるるぱぁぁぁぁっぁぁっっっっん!!!!!
彼女は物質から溶解部位だけを取り出し
強力な酸性の槍を産み出すとこれを繰り放ち
隔離壁で閉まった出入口を破壊し脱出を試みた...。



9月23日(月)

第一一五七話 『貪欲(どんよく)』(9.23.月)

「ばっ...馬鹿な....このけふを
始末するのではくーーーー
逃走を優先するだと?!
ーーーーーっっくっ...ふははははっっ!!!
だが逃がすかよ!?時計はあの時刻を刺している!!
ーーーッッ『運命を左右する針先』【タイム・アカウント・リヴァティー】っぃい!!!」
時計の針が刺し示した箇所で
異なる“能力”を発現させる
『真夜』の“力”は再び時を逆行させ
それまでを無かった事にせんとするのーーーーだが、
…その瞬間!!!!…
「...時を支配している、か...。
それでも...何等かのタイムラグは
生じているんだろう?...。
...君が巻き戻せるのは数秒だろうからな、だから
既にあたし達が脱出しているまでしか
...君は見る事が出来ない!!...。」
『京香』のタンカで一瞬だが躊躇した事
そして、火傷のダメージが予想以上の
効力を持ち発動条件であった集中力をそいだ事
様々を含めて時は、彼女を味方した!!
「...そうか...この液体から
....酸性成分の威力だけを抜き出して...。
(こんなに凄味を出す奴だったのか?!!)」
どじゅるるるるるっっっっっぅうう!!!!
「...さぁ、さっさと脱出するわよ?...。
腹をぶち破ってーーーー
...外へ出る!!!...。」
強酸性のこの槍は隔離壁を一瞬で打ち破ると
少女らをまるで排せつするかのごとく
液体と共に押し出し再び入り口を閉ざした!!!

「あ”ぁ〜それで、どうなったんだ?
おれにも詳しく説明しろや?!」
頭へバンダナを巻いた人物が
不意に声を上げると
「芳しくないですね....脱出、させちゃいましたし
まぁ、あの男の精神が彼女へ
この場の秘密を与えた事が敗因ですね
...これは、朴が反省しましょう。」
口元まで覆い隠した人物が
これを返答し、自分の過ちだと頭を下げた
いや、それよりも....。
彼は間に合うかな?
...消化胃液はもうかなりの噴出をして
足場を濡らしている頃だからな...。

彼奴はモニターの倒れ込んだ男の
心配をして、溜息きを付いた
「...歩いたという時間を飛ばして
訪れたとしても....。
これじゃあ、消化されてしまいますね...。
まぁ、こう言う時の執事なんですから、彼に
朴から連絡しておきましょう。」
何時の間にか手にした
携帯電話で何者かと連絡を取る
人物は、ゆっくり折り畳み式のそれを
しまうとソファーへ腰を降ろした...。

[ひょひょひょひょ〜
まさか、わすの背中に、貴方様がお乗りに
なされるとは...思いもしなんだ。]
「ふっ....けふもさ、それにしても
良く解けないよな?
....何だったか、そう言う相性なんだっけか。」
ラクダ姿の“残魔”の背へ乗ると
マヤは暫く瞼を閉じた....
[よもや....取り逃がした事を
微笑んではいらっしゃいませんかな?]
「ふっ....面白いな、心理学者を
『幻残』として残したのは、この為か?」
そして、ニヤリと笑みをこぼすと
やがて満ちる胃液の湖を思い浮かべ物思いにふける...。



9月24日(火)

第一一五八話 『地獄の追跡者』(9.24.火)

「...はぁはぁはぁ....
ギリギリだった....この鎧とマント一式が
なかったら...君を守れもしなかっただろう...。」
しゅぉおおっっしゅわゎゎっっっ!!!
液体の流れのまま飛び出した
2人は、最後の最後でこれを
頭から浴びんとするのだが、瞬時
マントを防御壁とした『京香』のそれが
両者の身を守護した...。

「朴、出ます。
...あぁ、気になさらないで下さいね?
朴のテリトリー(領域の意。)へしっかり
引きずり込み、そこでケリつけますから。」
口元まで衣服で覆い隠した
少年は静かに声を上げるとやがて
携帯電話の画面を見つめながら2人の位置を探り消えた!!

「だっ...大丈夫か?!
少し休まないと身体に障るんじゃ...。」
「...追っ手が来るぞ!!...。
もう1人の奴は...
...さっきの男よりも各上だ...。
逃げるんだ...今は勝ち目がない!...。」
しかし、キョウは彼の言葉を押し退け
逃げる事を指示し、選択する...。



まだまだ続くのですぞッ!!



ノリがもう、めちゃめちゃで〜ッ!!



先を見るんッスねぇ〜!!


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