『Classification !!』11月編!!


↓にお話しは、増えて行きます。

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11月9日(土)

第一二〇四話 『有限の時の中で-その時-』(11.9.土)

「...あ”ーっ...別によぉ...
ただ...今...少しだけ...思い出したから...
たまたまにそこに...おめえらが
居たから、言うんだぜ...?
勘違いすんなよ...。」
胸に突き立てられた光の刃は
彼の背骨までも打ち砕き
ほぼ、男は再起不能に近かった
「...君はもう終わりだ...。
外はアレが溢れている、あたし達は
あそこを通って先に行く...。
...時間は無い、手短にな?...。」
刃を引き抜き『月乃』の様子を
調べた『京香』は残酷な
までに振る舞い言い放つ
「あ”ぁ...ひでぇ女だ...けけッッ...
...おれは....眼ん球が白くなっちまってるだろ?
くくっ...これでもよ、あの親父と釣りをして
海に出るまでは見えてたんだぜ...淡い風景が
このおれにもな...けど、突然...おれから
光を...世界を奪いやがった...船同士の
衝突...おれは何も解らぬまま海へ投げ出された...。」
「...やっぱり...僕は...。
(彼を知っている?
あの....病院...なのか??僕は???)」
安度 良本』はバンダナで
固定し逆立てた髪の毛を気にしながら
独り言のごとくそれを語った...別に
「...君の...気持ちは解らない...。
だけどこれだけは解る...。
...無関係の人間を巻き込んだ時点で、それは
只の...空しい復讐でしかない、さよなら...。」
聞いて欲しかったワケではなく
只、口に出したかった...そう呟いて
中心地へ続く道のりを開け放ち進む
2人の後ろ姿を見えない眼で追った...。

「そう、それで...
貴方が私達の相手なワケね?
...メリーゴーランドからの登場なんて
随分と...おしゃれじゃない。」
雪ノ城 春化』と『水倉 幹』は
裏月乃』【リバース・ツキノ】を中心とする
5人の最強の『スキルマスター』【特殊能力者】
マスター・オブ・ナンバー’ズ』【死真神】の
独り『天濁 真夜』【てんだ まや】と
いかにもおかしな雰囲気な中で
南極大陸、『永遠の氷河期』【エターナル・アイス・エイジ】へ
存在する建物の一つ『カフス・セクシャル』【囁無しの御間】を媒介とし
必然の出会いを果たし今に至る...
「夜の闇を貪るように...
アンタ達がしてきた事を...償わせて
...明日を取り戻すわ!!」
パジャマ姿で片手へは何時もの
お気に入りの枕を抱える青年へ
怒りを露とするミキは自らの武器を
構えると視線はそのまま
敵を睨みつける!!
「ふっ...けふの間へようこそ!!
...しかし、意外でもあったね...。
諸君らだったとは、けふは強いよ?
解るだろうけどね?」
ドシュカカカカカッカカッッッッッ!!!!
「...どうでも良いのよ...強いだの
弱いだのは...大事なのは、貴方を倒し
先へ進む!!それだけ!!!」
振り下ろした霊気の刃で
地盤を砕くハルカを見てニヤリっと
笑みをこぼす彼はゆっくり木馬から降りて
2人の下へ向かわんとするの、だがーーーー
…その瞬間!!!…

「ご免なさい、春化?
S・W』【サークル・ワーキュリー】...。
弧を描いた内部の部位を強制分断排除する
...私はこいつらの中の邪悪が許せない!!
誰かを利用して手に入れた何かにすがるような!」
ミキの『スキル』【特殊能力】が発動し
一瞬でこの勝敗を決しようとするーーーの、だがしかし
ぼ〜ん!!ぼ〜〜ん!!!ぼーーーん!!!!
「聴こえたか?
この時間だ、忘れたのか??
“能力”は全て無効化すーーーーーガフャ!?!」
ドゴッッッッッスッッッッ!!!!
敵の“力”が始動し、この場で
彼女達の能力は全て無効化されてしまう!よって
「...あら、残念でした。
これを....そこいらの能力と一緒にしない事ね?」
この攻撃は失敗に終わったものの
…その時!!!…
「...くっ....ふふっ....。
そうか、なるほどね...ソレは...それは!!」
ハルカの打撃がマヤを穿つ!!!!



11月10日(日)

第一二〇五話 『有限の時の中で-春堕ちる-』(11.10.日)

「...これが奴の“能力”...。
相手の“力”をまったく無効化する?
私は...あのニューハーフを通して
知っている...だから、解る...それだけじゃない!!」
心を反転させられていた
『幹』は『真夜』の顔を見て
ゆっくりとだが、確実に
記憶を甦らせていた
「なるほど、みくびっていましたよ...
けふの力(のうりょく)は、アノ世界の
事象でしかない、だから
元あったものは変化出来ない。」
殴られた際、取れてしまったナイトキャップを
再び頭へ被せながら立ち上がった
青年は笑みをこぼしそう声を上げた
「私の...霊力を侮らない事ね?
...貴方の何年と私の何年は
力の重みが違うのだから!!」
打撃でしたり顔の彼を
ブッ飛ばした『春化』は間合いを取ると
刃を敵へ向け完全と言い放った!!

「ふぅむ、困った....。
奇しくも『マスター・オブ・ナンバー’ズ』【死真神】である
このけふへ初撃を当てたのは、君が
初めて、そんな気がしないでもないね...。
じゃあ、こうしよう、時を変える!」
ボーーッッン...ボーン...ボーーッッン...!!!
抱き抱えられた枕から響き渡る
鐘の音が場へ響き渡ったーーーー
…次の瞬間!!!…
どしゅあぁぁっぁぁぁぁぁっっっ!!!!
「なっ?!...これは...私が...
えっ.............かふぁっ?!!」
男の姿は掻き消え気付くと
真後ろから声が聴こえた
「ふふっ....『運命を左右する針先』【タイム・アカウント・リバティー】
...時をブッ飛ばし、所謂瞬間移動した...。
そして親友たる彼女の背を刺したのだ!」
春化の浅い息遣いと共に....
「なっ.....何ィイイイいいぃっっ?!!
はっ....ハルカ!!!」
そう、時計の針は別の時刻を刺していた、つまり
「けふの力は時に支配されている
だが、何人もけふの支配から脱する事は
...不可能だ。」
時は別の力を指し示していた!!!

「みっ....ミキ...?
(嘘...でしょ....まじ...で???)」
ゆっくり倒れ込む春化、だが
「さて、ここで問題だ...。
君は、けふを倒して親友を救えるか??
...親友が、昔君を救ったかのごとく、ね?」
悲しむ間は無さそうだ、既に青年の凶器は
彼女へ向いているのだから....。



11月11日(月)

第一二〇六話 『有限の時の中で-絆の桜-』(11.11.月)

「親友を救えるか?
ですって??...アンタは今、そう
この『幹』ちゃんに言ったわね???
...『帝劍坤』...双流モード(形態の意。)!!」
バシュシュシュシュシュシュッッウウッッッ!!!
緑白(りょくはく)の刃を両の柄から
解放したミキのソレは振り向く
その遠心力を加えた彼女から鋭く攻撃が放たれる、だが
「無意味だね。
今のけふは、貴様らに見せていた
ソレではもうないのだ。
解るかな?...もう手加減しない!!」
どしゅぁぁぁぁぁあっぁぁっっっ!!!!
そこへはもう彼は存在していなかった
いや、正確には青年だけが
時を吹き飛ばし移動したのだが
「くっ....呼吸を....。
(整えなくては....私が....
受けた傷は浅い....えっ?!
私が...受けた傷は...浅い???)」
枕は時報を鳴らしていない
どうやらそこに彼の秘密がある様だ
しかし、幹がこれを理解してはいない
再び『真夜』の攻撃が親友たる
『春化』を刺したのを模して
襲いかかる、もう止める手立ては無い!!

「かっっ....くっ.....!!
やっぱり...やったわね...。
私を攻撃したわね....
でもこれで...ハッキリしたわ...。」
背後から時計の針の様な
尖った鋭利なモノが少女の背中を貫く
「....みきぃいいいいいっっっ!!!!」
同時、ハルカの悲鳴が場へ
響き渡りそれは絶望を与える
「ん?...何か解ったのかい??
でも、もう意味はないだろう???
けふが、もう少し“力”を込めれば
君の心臓へこの針が貫通し、終わる...。」
背後から生暖かい吐息混じりで
男は囁き彼女を始末せんとする、のだがしかしーーー
……次の瞬間!!!……
しゃくぅううぅぅっっっっん!!!!!
「春化はーーーー...ヒントをくれたわ...。
アンタ、ハルカの打撃を受けたわよね?
...でも本当は避けられた、けど
そん時は私が居た...それはつまりーーーー」
ミキの身体を突き刺す
針刃ごとーーーーーーーー
「ぐっ?!....馬鹿な....。
けふの右腕が....まさか....
この動きはァァッッッ!!!」
彼の右腕がまったく別の場所へと
「避けたくても避けられなかった。
答えはシンプルだったわ、アンタは
同時に二つの力を使えない、そして
今の私の行動は読めていなかった、ヤレヤレだわ?」
鋭利な刃物で分断された様に移動する!!!

「幹....やった!!」
幹が背後で両の人指し指で円の動きを空中へ
描いた、たったそれだけで
「ぐぉおおっっっ....
貴様...成長しているな...?!」
青年の身体の一部がまるで
えぐられてしまったかの様に消失し
別空間へ転送された、そう
「...『S・W』【サークル・ワーキュリー】
サークル・ワーキュリィでも良いわ、まぁ
どうでも良いけど相手を侮りすぎよ、君。」
これが、彼女の『スキル』なのだ...。



11月12日(火)

第一二〇七話 『有限の時の中で-運命-』(11.12.火)

「なんて、ことだ...。
右脇腹ごと....けふの身体をまったく
別の場所へ移動させるとは...。」
冷や汗だか脂汗だか解らないが
とにかく、彼の全身から
汗が滴っていた、虚を突かれた!!
果たしてそれだからなのだろうか?
「時間をブッ飛ばせるのは....
何秒先?....ほんの数秒先なんだろうけど
...そんなに長い時間、進められない事も
判明したわね...。」
傷が痕にならないだろうかと言う
心配を込めて少女は言い放つ
「致命傷だわ....。
もう、貴方の負けよ!!」
だが、彼女が叫んだと、同時に
…次の瞬間!!…

「ふむ....そこまで
バレているんじゃ....。
まぁ、けふも...これは、啓示と受け取る
反省しよう、そしてこの傷も!」
在ってはならない現実と非現実が
彼女達を襲う、それはーーーー
「馬鹿な....!!!!
『幹』の傷を...ハッ?!
私は...これは....!!
(....敵が私の後ろに???)」
もっとも行ってはいけない現実
ぼ〜ん!!ぼ〜ん!!!ぼ〜ん!!!
「...時を..巻き戻したの?!」
青年は時を、巻き戻したのだ!!!

「『運命を左右する針先』【タイム・アカウント・リバティー】
....時は数秒だが巻き戻る...。
これは運命だった、けふは傷を負わない、っと言う名の!!」
そして、完全とそう倒れている
『春化』の横で言い残す...。



まだまだ続くのですぞッ!!



ノリがもう、めちゃめちゃで〜ッ!!



先を見るんッスねぇ〜!!


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