『Classification !!』11月編!!


↓にお話しは、増えて行きます。

別の日のお話しを見るッスか?




11月13日(水)

第一二〇八話 『有限の時の中で-久遠の鐘-』(11.13.水)

「これは運命だった...。
何人も、けふの“力”の前で
この身を傷つける事は出来ないのだ。
けふは...時を支配するーーーーー!!」
雪ノ城 春化』と『水倉 幹』は
裏月乃』【リバース・ツキノ】を中心とする
5人の最強の『スキルマスター』【特殊能力者】
マスター・オブ・ナンバー’ズ』【死真神】の
独り『天濁 真夜』【てんだ まや】と
南極大陸、『永遠の氷河期』【エターナル・アイス・エイジ】へ
存在する建物の一つ『カフス・セクシャル』【囁無しの御間】で
対時しあと一歩のところまで
青年を追い詰めはしたものの
「...そんな...私は...
形は違えど...それは、『ルク』の
時を遡らせるソレ....!!」
時を支配する彼にその傷は
全て無効化、無かった事とされてしまう!!
「そっ...そうだわ...。
この感じ、ルクレツァさんの....
でも、さっきの口ぶりだと...!」
ボ〜ン!!ボ〜ン!!!ボーーーッッン!
S・W』【サークル・ワーキュリー】の効果は
通じたこれで彼の『スキル』【特殊能力】は
一時の時間を使って効果を打ち出す
同時性は存在出来ない事を2人は
知るのだが、マヤは時を自在に操る、つまり
「おっと、今は時を巻き戻す事は
可能、ですが...。
それでは、防御面では不安を残し、そして
何より攻撃が行き届かない、なら
けふはどうすると思うね?」
攻撃を致命傷まで加えても
巻き戻されれば意味が無く、その攻撃は
時を飛ばして来る為、防ぐ手立ては
一度失敗すれば永久に有り得ない...
「なっ!?...幹...この音を
聞いてはいけない!!
...それは呪物...の...あぁっっ?!」
だがしかし、男はもっと
手軽な方法を選んだ...
「はぁはぁ....私の傷は....
くっ...残っている...自分だけを...
巻き戻した...そして、これは...
...ごめん...ハルカ..。」
胸元より取り出した鐘は
何かが具現化された物、そしてそれを
使うと言う事は...即ち
「『運命を左右する針先』【タイム・アカウント・リバティ】+ーーーーッッ
セレモニー・カウ・ベル』【福音の鐘】!!」
“能力”を2つ持つと言う事!!!

鐘は鼓膜を振動させ
ありとあらゆる幻覚症状や不快を
思い知らせる為、彼が持つ本来の武器
「...耳を...塞いでも...
あっ...防ぎ切れない...!!」
春化の声でとっさに耳を塞ぐ
しかしこれでは攻撃は塞がれたも同然なのだ
「...天使...そう、けふらは
理解しています...。
地上に蔓延った邪悪は、人間...
醜悪なそれを倒す為に遣わされた、っとね?
昔...そんなお伽話しを聞かなかったかな??」
行動を防がれどう足掻いても
逆転の手立てを封じられた幹へ
男はゆっくりと語った
「...みっ...き...その鐘...
枕の...中から...聴こえる...それを...!!
(早く...早く壊して!!!)」
既に行動はしていた、彼女の
W・Sは何度も発動しているが
彼は現在、時を進めてこれを無効化している
「...当たらない...わ...
どうすれば...。
それに...正確な判断すら...難しい...。」
勿論、それだけが
問題でも無かった、集中力を欠いた
特殊能力等、恐るるに足りない
「...神は何故、人を創ったのか?
最初は平等だったハズだ、しかし
邪悪が産まれた...。
悪意はやがて善を滅ぼして行く、まぁ
宗教的な考えだが、けふはそれが
美しいと思うよ、勿論...けふを含め、諸君らも...ね?」
やがて力尽き、少女は膝を床下へと落とした...。

「...確かに...そうかも知れない...
けど、私は...私の世界を守りたい..だけよ...
世界なんか...どうでもいい!!」
…その時!!!…
ゆっくり少女は立ち上がり武器を構えた
「だから美しいんだ...。
そうやって、絶望しない、その心が
...少しでも彼らにあれば...。」
崩れ落ちた親友を救えるのか?
それは別問題としても幹は戦う道を選んだのだから...。



11月14日(木)

第一二〇九話 『有限の時の中で-左右する針先-』(11.14.木)

「はぁはぁはぁ...。
覚悟を決めるわ....この音を
...聞いても、アンタに...致命傷を
与えるわ...それにこれが波動なら...!!」
シュパァァァァッァッッッン!!!!
全身を霊気で覆い纏う事で
超音波を多少防ぐものの完全な除去は出来ず
まだ不安な面が残る、しかし
「...ある意味...重力よりも
...質が悪いわね...くっ...!
(...立てない...何故?!)」
今は覚悟を決めるしか無い!!
多少の負傷は目をつぶって
目の前の彼を倒すしか...
「ふむ、霊気で覆ったとしても
...何分持ちますかねぇ?
しかも、こっちは音波の威力を上げて
行けば良い...次で、鼓膜を粉砕させるよ。」
まったく少女の動きを
警戒する余地もないらしく、青年は
ゆっくり枕を前へと突き出し
最終警告を発令する...これで、止めだ!っと...。

「くっ!?...逃げて!!!
これでは、もう...私達はーーー
彼に勝てない!!」
叫ぶ『春化』、だがしかし
「いいぇ、逆よ...。
ここで引いたら、私達は全滅する!
最後の賭けかも知れないけど...。」
敢えて落ち着きを払って
『幹』はそれを制止した
「“私自体を『S・W』【サークル・ワーキュリー】で
飛ばして攻撃を仕掛ける”、っと言う
考えだったら、止めた方が良い。」
そしていざ何かを実行せんとしたーーー
…その時!!…
「!!!....私はまだ口にしていなかった...
何なの...アンタは!?」
「ふふっ...その程度の事...
誰でも思い付くのでは?ないかな??
さて、どうするね???」
『真夜』はその考えを予想し口にしてしまう...
「駄目...ミキ!!
...やっぱり貴方だけでもーーーー」
「やって見なくては解らない!!」
それでも、もう止めるワケにはいなかった
彼女はもう“力”を発動していたから...。

ぼーーっっん!!ぼーんっぼーっっっん!!!
「『運命を左右する針先』【タイム・アカウント・リバティー】...
....ほぅ、自分を転移させるのではなく
けふを呼び込もうとしていたか、ふふっ
この相手の動きを数秒だけ読み込む力は
誰にも見せていないのでね、とどめだ!!」
運命を左右する針先は、そして未来を指し示す!!!



11月15日(金)

第一二一〇話 『有限の時の中で-一瞬の永遠-』(11.15.金)

「やっぱり....アンタはーーーー
{貴方はーーーーー}
時を飛ばしたッッ!!!」
自分を指先で指し示す仕草をしつつ
別方向へ人指し指を向けていた
『幹』が自らを飛ばして攻撃してくるのが
フェイントだと『真夜』は彼女の行動を
用心深く先読みする事で
回避し、時を自分の周囲だけ数秒飛ばし
背後へ忍び寄り少女へと
止めの一撃を押し込まんとする、のだが
…その瞬間!!!…
パシュゥウウウウウッッッッッッッン!!!!
「けふが支配する時の中では
絶対、それだからこそーーーーー
運命はきみらの死を選んだ!!!...え”っ?!
何だと...まさか...コレは!!」
背後からまったく予想もしていなかった
者の声を聞いて青年は
この時まだ自分が敗北した事を気付いていなかった!!

「ふふっ...そうしないと
思ったの?...オカシイと思ったのよ...
あまりの余裕っぷりにね、だけど
良かったわ、親友が解る奴で!!」
勝利を確信するマヤは
何がなんだか意味が解らない、しかし
「馬鹿な!!...けふを移動させて
...攻撃すると言うのまで...
布石だったのか!?!」
どしゅぱぁぁっぁぁぁぁぁっっっっっっん!!!!!!
「混沌と浄化...霊術式終ノ型ーーーーッッ
白蒼忌流光臨漸』!!!
...避ける間すら、もう無いわよ?与えないわよ!!
自分の“力”を過信しすぎたわね...!」
この一撃で全てを理解した、そう
「ふっ...アンタ、自分が何故
背後から斬り付けられているのかも、理解出来てないわね? 」
『S・W』【サークル・ワーキュリー】の移動対象はーーーー
「当然...それが親友ってものでしょ?(笑)」
最初から『春化』、只1人だった!!

誘導だった、それは一種の賭け
「...ぐっ...ぅうっっ....
まだだ....けふの...鐘が...!!」
かきゅぁぁぁっっっっっっん!!!!
「それは、私が浄化する。」
幹はわざと口にした、そう言う事で
裏の裏を悟らせまいとした、結果は
功をそうし、何の合図も無く春化も
まるで打ち合わせた様に刃を繰り出す、一瞬の
判断が勝利をもたらした...。



11月16日(土)

第一二一一話 『有限の時の中で-夏の雨-』(11.16.土)

「...ぐっ...ぐぉおおおっっっ!?!!
けふの...くっ...浄化とは....
馬鹿な....けふの具現化していた...枕まで!!」
ばしゅぅううううううっっっっ!!!!!!
「『邪霊術式』...まぁ、名称は
このままで良いわ...。
思い出したわよ、そして解った...その鐘の正体は...
私を監視していた『幻魔』だった!」
[まぎゃぁぁぁぁぁっっ!!?!]
『春化』の必殺撃によって
邪悪な波動、つまり悪意は打ち消され
具現化させていた彼の武器や
『スキル』アイテムが消失する、だが
反撃を試みようとし再び超音波を放たんとした時
『S・W』【サークル・ワーキュリー】を
発動していた『幹』が思い出したかのごとく
呟くとこれを叩き壊して消滅させてしまう!!!

「諦めなさい....貴方の負けよ...?
それだけの“能力”...まともな
集中力で扱うことは不可能な筈..。」
脊髄を痛めたハルカは
下半身の痺れに襲われながらも
立ち上がり刃を床下へ伏せた
男へ向けた...
「ふっ....まさか、敗北するとはな
けふも...詰めが甘かったと、言うことか...。」
最初からまるで
敗北する事を望んだ様な笑みを見せた
『真夜』はあっさりこれを受け入れ
「...さぁ、春化...。
此処はもう意味無いわ....行きましょう
....ハルカ!?!」
ドサッッッッッッッ!!!!
壁を背にして持たれかかる...すると
「慌てるな...。
致命傷ではないが動けなくしていたからな
...無理をして倒れただけだ...。」
幹の言葉を聴きながら倒れ込む
ハルカを抱え静かに下へと降ろした...。

「...霊気で今癒してあげるから...。」
幹の“力”で意識を取り戻す
少女は自分が倒れた事に気付かず
キョトンとした顔を見せた
「...私は...はぁはぁはぁ....
ごめん...足でまといになっちゃったね...?」
2人のやり取りを見てマヤは
只、何かを思い出して悲しい眼を見せる...。



まだまだ続くのですぞッ!!



ノリがもう、めちゃめちゃで〜ッ!!



先を見るんッスねぇ〜!!


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