『Classification !!』12月編!!


↓にお話しは、増えて行きます。

別の日のお話しを見るッスか?




12月29日(土)

第一二五四話 『解放への鎮魂歌〜到達〜』(12.29.土)

「まさか...また、『神の聖槍』【ヴァイガルス】
こいつの世話になるとはな...。
しっかし、この血の槍も...元は僕の
一部だったんか...?
そういやぁ...この建物全てが奴だった...
としたら...ここは崩壊しちまうんじゃねーのか?!」
海驢 貴弘』は『海驢 智明
異世界で分裂してしまった自分の精神と
心通(かよ)わせる事で遂に本当の“力”
もう一つの自分』【ダブルスペル・マター】を
発現させ光と闇の大天使を召喚し
この『永遠の氷河期』【エターナル・アイス・エイジ】で
巨大な建物をの役割を担(にな)っていた
最強の『幻魔』であった
ハングリィ・グローリィ』【巣喰うモノ】を
撃破するのだが、これにより
建物全てが崩壊してしまうのではないか?っと
不安をこぼすが...しかし
バサァッッバサササッッッッ!!!
「....この水っぽい...体液か...?
それがここに噴き溜まっているってこたぁ...。
あいらの場所にはこいつは
行ってないよな...。
僕は飛べるから、えぇんやけど...!」
通路は安定化したものの、外部では
塔だけが崩壊の一途を辿りはしたものの
中心地であり『裏月乃』【リバース・ツキノ】と
その護衛たる最後の『マスター・オブ・ナンバー’ズ』【死真神】が
存在する、場だけは破壊も無く健在する!!
「はぁはぁはぁ....どうしてぇ〜!?
こんな迷路みたいな...
もぉ、わけわかんないよぉ〜(泣)」
「悪いねぇ...オレっちも
こう言うの苦手なんだよね〜、でも確か
左手に沿って進めば...あっ駄目だ...
ってか、イツになったら辿り着くのさっ!?!」
そして、この頃....先行していた
上原 勇二』『安大 光助』達は...。

三浦 洋子』は単独に『雹ノ 京香』『月乃 宗久
雪ノ城 春化』『水倉 幹』そして
レビン・ネス』『井原 知也』らも、各建物で
隠し通路を使い中心地を目指すが
幻魔の『スキル』【特殊能力】が影響で
まったく先が見えない空間を
浜村 礼奈』『月影 真』『ルクレツァ・S・ノエル』も含め
走らされていた、同じくあの2人も
ふっ...さっきは、奴であったから...
招き入れただけ....っと、言う事か?
我が城へ踏み込んで...。
抜け出せず死ぬのは哀れだぞ?

「おっしゃる通り...ブタ2匹...。
蓄えはあるでしょうが....。
この『デス・ラビリンス』を攻略するのは
不可能....それが“能力”を使をうとも
...なんせ...彼らは体内にいるのだから...。」
幻魔の体内の迷宮に迷い込み
脱出すらも不可能な状態となっていた、しかも
余興に...。
遊んでやろう...『幻残』【シャドウ】は
まだ残ってたな?

「はい、『壁を這うモノ』【ウォール・シャドウ】を
既に潜行させています....。
到底...彼らでは...歯が立たないでしょう..
なにせ...奇襲のエキスパートですから。」
迷路の壁面へシャドウが放たれ
今にも彼らへと襲いかからんとしていた...
「勇二!危ない!!!」
ズッガガガガガガガガッッッ!!!
[ひょひょひょ〜
良く避けたじゃねぇーかよ!!]
「幻魔!?...ってか...
壁と一体化してる!」
爪による斬撃は避けたものの光助の
衣服を掠めた
「迷宮兄弟の奴だな、こりゃ...。
お前も何かの...英雄気取りの奴の
残念(残留思念)だろ?...ったく、しつこいってばっっよッッ!!」
しかし、この後反撃の一閃を
繰り出すの、だがしかしーーー
……その瞬間!!!……
[...肉人喰鬼...。
それがぁっっ...オれの....魂ぃいっっ!!]
ジョババババババババババッッッ!!!!!
「がっっふぁっ!?!馬鹿な!?
(....伸びた...奴の...身体、が!!)」
[『伸び上がり』【ダート・マティマクス】...。
オれはオれが触れたモノを引き延ばし...
遠距離攻撃を可能と...するぅうっっめしゃぁっっ!!]
第1撃目の腕が振り子のごとく
出戻り、それが射程距離を伸ばし
背後より光助を殴打する!!!!

「壁から...壁に潜行してる...
駄目だぁっ!!
こじゃあ狙いが定まらないよぉ〜(脂汗)」
「ぐっ...ふぁっ?!
しかも..オレっちの背肉...喰らって
やがるってばよ!!糞...いつつ!」
もぐもぐっっぺちゃぺちゃ...!!
[もっと...生肉喰わせろぉおお!!!!
ダート・マティマクス!!]
「やばぃ....こいつが...
迷路も...引き延ばしていやがったんだ!!」
だが、続けて第2波が2人へと襲いかからんとしたーーーー
……その時!!……だった!
ビッッキィッッッビキキッッ!!!!
[あぎっ?...身体...動かねぇ
あ...あっ...がが?!]
「これは....勇二、今だ!
奴は...亀裂にハマって動けない!!」
「え”っ?!解ったーーーッッうん....!!
爆炎系、火炎魔法だよっっ
炎爆勾』【クリムゾネス・ロ・ワイヤル】!!」
ドギュアァァァァッァァッッッン!!!!
[うっ...うぎゃあっぁぁぁっっ!?!]
壁面へと亀裂が唐突に走り
シャドウが行動不能と陥る、すると
隙を突いた勇二の魔法攻撃が炸裂し
粉砕する事に成功した...しかも
「おぃ!勇二ってば!!...見てみて、
ゴールに到達だってばよ!!!」
崩壊して行く肉壁の迷路の中で
遂に2人は本来の目的地へと到達せんとする!!!



12月30日(月)

第一二五五話 『解放への鎮魂歌〜造園〜』(12.30.月)

「『ハングリィ・グローリィ』【巣喰うモノ】の
結界...が.......在り得ない...。
解除...いや、倒されたのか?」
ククッ...面白くなって来たな...。
紛れ込んだブタは...。
もう、此処に辿り着いてしまうが...。
世界を塗り変える中での余興だとすれば...まぁ、至極
悪くは無い...。

突然!!中心地を境目にして
建物が崩壊と変化を開始する...
「.................『マスター・オブ・ナンバー’ズ』【死真神】も
....俺を残して...全滅?...だと??...
『裏月乃』【リバース・ツキノ】様...この
ご無礼は....俺の...最大の“力”を持って...。
始末して....ご覧にいれます...。」
最奥端の地で一同のこれまでの
激闘を見ていた、最後の死真神が独りは
冷静な口調の中に怒りを伴わせて
日本刀のごとき刃を抜き出す...
....同士が破れてしまった事を
とやかく言う必要はない...。
...既に時は満ちた...全ては、我が手の中なのだからな?

だが、この姿を見て大げさな身振りで
彼奴は男へ伝えると
静かに笑みをこぼした...。

ドバッッッッッッッッンッ!!!!
「っしょっっ!!...あら...
ここってば...『勇二』、取り敢えず
罠らしきもんは、もうなさそうだよ?」
拡張されていた迷路が収縮し出口たる扉が
目の前に出現した瞬間、少年の襟首を掴み
飛び込んだ『光助』は
「首苦しいよぉ〜(泣)
え”!?....わぁ〜....凄い綺麗な
お花の庭だねぇ〜(脂汗)」
そこで広がる光景に畦としていた
「趣味なのか?
...確か『絶陽地帯』の館にも
んなもんがあったね...執事の間で!!」
背後の扉は自動的に締まり
多分、もう開くことは無いと青年は悟った...
「あはっ...チューリップだぁ〜
ねぇねぇ、光助ー〜っ!!
真ん中にテーブルあるよ〜?」
全てのカタが付くまで
「あっ...待って、勝手進むと
やばいって...おーぃ...もぉ...しょうがないなぁ〜!」
そんな彼の気を余所に勇二は
はしゃいで、見事な造形のガーデンを
歩き回っていた...
「それにしても、こんなに
お花を置いてあって...。
南極なのに良く咲いているよねぇ〜(笑)」
花々が咲き乱れる楽園を思わせる
一室、だがしかしそこにーーーー
キィイイイィィッッッッ.....。
「そこは...造園だ...。
これからあの方が降り成す世界の...
そして、こう創り変わるんだよ?
....本来あるべき姿へ、とな。」
マントを羽織るあの男が姿を現す!!!

巨大な扉が庭の奥へと存在していた、それが
唐突に内側より開け放たれ
彼奴の側近中の側近が刀を構えて
2人前へ姿を現す...
「あっ!!?えっっ!!
(どっ....どーしよぉ〜(泣))」
「あっ....てめぇ..はっっ!!
...おぃ!待て何処行きやがる!?」
すると身構える彼らを余所に
男は後ろへ振り向き付いて来い、っと誘った...。



12月31日(火)

第一二五六話 『解放への鎮魂歌〜今、ボク達はッ!!〜』(12.31.火)

「来い....余興だ、遊んでやる。
勿論...その代価は...死で支払って貰うがな?」
ばひゅあぁぁぁっぁぁあぁぁっっぁっ!!!
男のひと振りが風を断ち切る様に
2人の間を駆け抜ける
「ぅわっっ!?!
....『光助』...どうしよぉ〜(脂汗)
ボク達だけで勝てるのかなぁ〜(泣)」
それを見て、『勇二』は急激な恐怖へ
かられて光助へとしがみつく...すると
「平気だよ〜っ!
....オレっちには、勇二が...そんで
勇二にはオレっちが付いてる...!!」
小刀を腰から抜き去りながら
彼は笑みと言葉を送り、足を踏み出す...が
…その瞬間!!!…
ドガガガガガガガガガッッッ!!
「はぁ?ナメてんの〜?!
ぼくはシカトですか?!!」
弾丸が何処からか繰り放たれ
扉を粉砕する音が場へ響き渡る!!
「....どうやら、ここが
最終目的...そして...戻って来た、ね?...。」
「あぁ、僕も....。
感じる....奴は、もう1人の僕は!!
ここに居るッ!」
同じく、様々な場所で扉の開かれる動作音と
破壊音または声、そしてその持ち主が
やがて造園にこの姿を現した、そう....
「わぁ〜この声って!!
それに...そっか...そうだった!」
「うん、勇二!!
...ったく、遅いっつーの!」
離れ離れとなって別行動を起こしていた仲間達が!!!

「まったく、あんな中を
何回もぐるぐるさせられていた感じだったわね?
『春化』、私達...少し消化されてんじゃない?!」
「あはは、まさか〜?ってか、どうやら...。
最後の場所みたいよ...。
頭がおかしくなりそうな位の邪悪を感じるもの!」
各々、坤と言う独特の武器を
構えた少女2人も楽園へ足を踏み出す
「Hey!!スラッシュ!
....えっっどぅ、Open the door!!!」
ビキャキャァァァァァッァッン!!!!
「おぃ、おぃ派手にブチかますのも良いけど
...ちったぁ、手加減しろよ?」
そう、ほぼ同時刻に側近らの塔を
登っていた5人がそこへ辿り着いたのだ!!
「ボク達は、もう...1人じゃなかったんだ!
...今、ボク達はみんなと一緒に闘っている!!」
「そう言うことだね?...さて、行こうか...!!
野郎が待ってるからねぇ...!」
勇二は恐怖していた自分を
拭い去って光助と共に前進を開始した
「お〜ぃ、ちょっと待てってーの?
....はぁ....もう、こんな奴ばっか
(なんでだろ...本当は恐いハズなのに...胸が熱い。)」
この姿を見て5人も此処がどう言う場所であるのか
それを理解し敢えて何も言わず
最後の巨大な扉の奥地へと走り出した...。

♪〜〜♪♪〜〜〜♪♪♪
..さて、諸君らの....。
愚かさには....吐き気がするよ?
.......同士達を倒した事で、我が肉体に傷一つでも
つけられると...思っているのかね?

大音響でパイプオルガンのしらべを
奏でる彼奴は聖堂と化した
自らの間にわざと一同を招き入れてから
そう声を上げた....傍らには、あの男も居た...
「俺が...貴様らを....破壊しよう........。
あの4人と俺を比較して考えない方が良い...。」
そして、刻は動き出す...。



先を見るんッスねぇ〜!!