『Classification !!』11月編!!


↓にお話しは、増えて行きます。

別の日のお話しを見るッスか?




11月21日(日)

第一二一話 『学校ー一時閉幕ー』(11.21.日)

「『』ぁ〜っっ!!!」
「んっ...とだいじょぶ?『勇君』?」
トイレの床に座り込んで動けないで
泣きじゃくっている勇二の手を取ると
霧の蜥蜴』【ラピュリート】の存在を
消滅させた空は、その場から
身体を起こし声を掛ける...すると
「うわぁんっっ!!」
ぎゅっ...。
「ゎっ!?」
ホッとして安心した勇二は、空に
抱きつきながらまた涙を流す...
抱きつかれて一瞬驚き戸惑うが
それを見て優しく空は、勇二の身体を
抱き止めると勇二の耳元で
「...もぉ...だいじょぶだよっ...
さっ、もう行こう...傷の手当とか
あるし...どうして勇二が闘ぉうと
したのかとか...興味あるしネッ!」
そう、優しく呟き教員用のトイレから
共に玄関に向かって出て行った...。

「針みたいな感じだったから
それほど傷は大変じゃないみたいっスね
...でもまだ痛む?」
玄関を出て空気が白く濁る霧の中に
二人は身をさらし、お互いの姿を見失わない
ように話し合いながら校門を目指す...
「うん...思ったより痛くないよぉ...
空は、ケガしてないの?」
空にそう言うとお腹からまだ少し
服に滲んで来る、自分の血液を見て
勇二は、血の気が少し引く...
「?おいら?おいらなら全然っスよ〜
あんなのじゃ、相手にならない感じかにゃ〜
って、別に嫌味じゃないっスよ(アセアセ。)」
「...ぅん!わかってる!!...ボクも...
本当はあれくらいど〜でもない
ハズなのにな〜。」
何故!?自分の“能力”や武器が
元の世界では、旨く扱えないのか?
そんな不安や疑問を幾つも持ちつつ...
校門を出た勇二は、空に案内される
ままに学校を後にした...。

「『ミキィィイーーッッ』!!!!」
「助けて!!『ハルカ』ぁっぁぁっ!!!」
今、濃霧が漂う街で異世界に移行された
少女達が『幻魔』達との闘いで
離ればなれになろうとしていた...
[大人しくしてろぉ!!あの御方からの
直々の伝令だったんだからなぁ〜!!]
「くっ!!ミキを離せぇ!!!」
「いやぁぁ!!!」
背中に翼を持つ幻魔は、ミキと呼ばれる
少女の両腕を封じ後ろから羽交い締めにして
抱えると、その場から飛び去り
濃い霧の中にその身を隠してしまった...
[自分の心配でもしてろぉよぉ〜!!]
[そうさ、ブラザァ〜!!!]
[きょあきょあぉぉ〜我ら高貴なる
ラピュリート様達に
始末されるんだからなぁ〜!!]
そして、その場に残された少女には、
複数のラピュリート達がその周りを
取り囲み、今まさに襲いかからんとする!!!



11月22日(月)

第一二二話 『絶霧』(11.22.月)

『霧の蜥蜴』【ラピュリート】達に
取り囲まれた少女は、それらを
無視して、連れ去られた少女を
追おうとするが...
[非常識な女だぁなぁ〜!!]
[我らを無視するとは...解せんなぁ!!]
[ぶっころころころすぉぉぅ!!]
「『幹』...!!!.....
....ーーーッ!!五月蝿いんだよッッ!!!
お前達ザコ共に構っている暇は、ないんだ!!
私は、急いでいるんだよ...解るか?まだ
邪魔するんなら...浄化するよ?」
それを邪魔するラピュリート達に
道を塞がれ、激怒する!!
[口のキキカタが高貴じゃねぇ!!]
[...餌だ餌...殺す!!]
[...もぉ我慢しねぇ!!!]
それを聞いたラピュリート達も興奮し
しかも、その中の一匹が徐に激昂する少女に
向かい手の甲に装備された
サーベルの様な刃で攻撃に掛かる!!
ズビュッッン!!!
「棒術『撃閃』ッッ!!」
だが、その攻撃は少女の持っていた
棒の様な物に防がれ逆に
[ギュヘェッ?!]
バシュゥァッァツ!!!
「あんた程度に霊術式を使う意味も持たない!」
反撃の棒からの一撃で眉間を
貫かれ一瞬にして歪みに沈められてしまった!!

[おぉーーっ!!ブラザァ〜....よくも
やってくれたな...子娘ぇ!!!]
[心臓をえぐってやリぃぃ!!!]
仲間を倒され残りの二匹も興奮しながら
棒を手にする少女に一斉に襲いかかる!!
「うとぉしぃんだよ....一気に決めるよ!!
霊術式弐ノ型『緋空』ッッッん!!」
が、しかし少女は襲い来る二匹の
ラピュリート達を前にして
青白い“気”の様なモノを
纏わせた棒を頭の上で両手を使い
回転させ、それを無防備にも
飛び込んで来た二匹に連続で叩き付けた!!
バヒュルルルッッッ!!!
[うぎょっ!?]
[めぎょげっ!?]
ブァッッッ!!!
すると、それを喰らったラピュリート達の
全身は、突然!青白い炎に包まれ
瞬く間にして、その青白い炎にその身を
焼き尽くされてしまう!!!
「...ふぅ...ってそんな安心とか
してる暇はなかったんだった!!
ミキ...いま直ぐに行くから...。」
ラピュリート達を全滅させ歪みに送った
少女は、深く白い霧がはびこる街の上空を
見上げフゥッ...っとため息をつくと
連れ去られた親友を救う為にさっきの
『幻魔』が霧の中に消えて
行った方角に向かい進んで行った!!

…既に少女が向かった先には
あの幻魔によって放たれた刺客が
自分を待ち受けているとも知らずに…。



11月23日(火)

第一二三話『コロンビア・ホールド』(11.23.火)

「…くっ...霧が深すぎて...もっ!!!」
私は『幹』を探す為に街を離れようと
したんだけど...それすら深い霧に
遮られて難しい...諦めたわけ
じゃないけど、私は一旦そこら辺にいる
人に声を掛けて街とか色々な事に
ついて聞く事にした
「あのすいません、この街から出るには
どうすればイイんですか?」
「...えっ?...あっ...はぃ?...
その...僕...街???」
私は、イケメンの青年に声を掛けて
とにかく出来るだけ情報を聞き出そうと
可愛子ぶってみた(笑)
「???」
「まぁ...すがぁ...街????」
でも、青年の反応はいかんせん悪く
顔も...なんって言うか...シマリがないって
感じだった...私は、それを不気味に
思い直ぐに
「...ど...どうも...。」
そう言うと青年の前からさっとと
離れてまた歩き出した...。

少女が、また霧の街をさ迷い歩いて
いると、不意に細い路地裏から
声を掛けられる...
「...誰?」
「早くこっちにきなって!」
男性の声に不振感を覚えながらも
少女は、路地裏に足を踏み入れ
声の主と対時する
「あなたは?」
「俺は『周防 卓真』【すおう たくま】
タクマって呼んでくれ
それから、あんた多分だけど...
この世界の奴じゃないだろ?」
「えっ...じゃ、あなたも!?」
「あぁ...っとその前に名前...
名前教えてくれないかなぁ?」
「そうね、私はハルカ『雪ノ城 春化』
【ゆきのじょう はるか】だよ。」
「そっか、じゃっハルカしのごのいわずに
一緒にこの呪われた街
コロンビア・ホールド』で
唯一まともな場所に行こう、そこで
この街の事とか教えるからさ?」
「解った!」
制服を着ていた少年の言葉を全て
信じるのは、どうかと思ったハルカ
だったが、今はそれしか道がないので
しかたなく少年を信じ、彼の後に
付いて地下街道に入って行った...。

「ここは...地下鉄みたい...
だけど...?」
「さっきも言ったろ?
唯一安全な場所なのさ...
あの霧が入って来ない...。」
「霧...。」
タクマに案内されるがままに
地下街道を抜けるとそこには
サビの臭いが立ち込め、何かの
機械の配線等が連なる廃屋のような
場所に連れて行かれた
「ここだよ。」
「...ここって...船の中!?....
しかし...なんでこんな地中に
海と船が!?」
更に奥に進んで行ったハルカの
目の前には、広大な地底湖が広がり...
眼前には、いっそうの大きな船が
悠然とその海にたたずんでいた!!



11月24日(水)

第一二四話『ラフェーラ』(11.24.水)

目の前に広がる湖だか海だがの
上に浮かぶ大きな船...私を圧倒するには
十分すぎるモノ達だった...
「こっちだ、さッ早くきなよ。」
『タクマ』に案内されるがままに
私は、その船の中に一歩...また
一歩と静かに足を踏み入れる
「....凄い...。」
中は、良く清掃がされているのか
綺麗で、しかも盛装が盛大にされていて
宝石などが幾重にも散りばめられている
「『ハルカ』!そんなので驚いて
ないで早くっこっちだって!!」
タクマに急かされつい宝石に目を
奪われていた私は、名残惜しみながら
そこから離され、中央部にある大型の
ロビーに連れられた...すると、そこには
「待っていましたよ...。」
いやぁーーっっ!!!超イケメンの彼がぁ!
「かっ...カッコイイ!!!」
私は、思わず口に出てしまい
焦ったが...そのイケメン...ぅんうん!!
ってか少年みたいだけど...青年?は、
少しはにかんで笑うと
「さぁ、こちらへ...。」
私にゆっくり近付いて来て、突然手を
取り、階段下のホールに連れて
行ってくれた(感激!!)

「私の名は『ラフェーラ』....
この霧で覆われてしまった街を
守っていた“能力者”です...失礼ですが
貴方のお名前は?」
「私は、雪ノ城 春化です...あの
ハルカって呼んで下さい!(きゃっ!!)」
ホールのソファーに座りながら
二人が会話をしていると不意に
タクマが現れ、さっさと
ラフェーラに現状をハルカに伝える様に
急かして、自分もソファーに腰をかけた
「ははっ、わかってるよタクマ
今から説明するとこさ。」
「ど〜だか。」
ラフェーラは、やれやれといった
タクマに愛想笑いをするとハルカに
向かい説明を始めた...
「ハルカ、君ももう知っての通り
この世界は、君達のいたその世界とは
異なる場所...そして異世界に召喚
された者には、この世界の『幻魔』と
呼ばれる魔と対時する“力”を持つ...。」
一通りこれらの事象を教えると
ラフェーラは、この街にはびこる
霧の事について触れる...。

「あの霧も幻魔って奴らの仕業
なんですか?」
「仕業ね...一概にそうとも言えない...
けど、違うんだ...アレ自体は
この街にいつもあるモノなんだが...
性質の変化が起きてしまっていてね...。」
「もったいぶらずに話してやれよ。」
タクマに言われてよわった顔をしながら
ラフェーラは、霧について核心を
語り出した...外には、既に放たれた
敵の手の者達が船に
忍び寄っているとも知らずに...。



まだまだ続くのですぞッ!!



ノリがもう、めちゃめちゃで〜ッ!!



先を見るんッスねぇ〜!!


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