『Classification !!』11月編!!


↓にお話しは、増えて行きます。

別の日のお話しを見るッスか?




11月25日(木)

第一二五話 『地なる海で…』(11.25.木)

霧の蜥蜴』【ラピュリート】達の追撃を
難なくかわした『雪ノ城 春化』は、
霧の立ち込める街『コロンビア・ホールド』にて
同じように異世界に移行されたと
言う、同学年位の陽気な少年
周防 卓真』に出会い、彼に
連れられ行き着いた場所は...地下街道を
抜けた廃屋の先にある地底湖に浮かぶ
大きな船の中だった...そして、そこで
この街の“能力者”『ラフェーラ』に
出会った彼女は、共に移行されて来て
幻魔』に連れ去られてしまった親友を
取り戻す手がかりを求め、話しを聞く
すると、その前にすぐ、この世界についてを
知らされたハルカは、少し動揺しつつも
まずは、街を出なければ、と
この街にはびこる霧の事についてを
ラフェーラに質問する...
「あの霧は、この『濃霧地帯』の支配者...
“幻魔人”『盲目の羊
【シープ・ゴード】がその性質を
変化させた...魔の霧なんだ...あの霧を
吸い込んだ者は、誰であれ全てシープ・ゴートの
思うがままとなる...。」
ラフェーラは、素早く地図をテーブルに
広げると、更に話しを続けた...。

「シープ・ゴートの魔の霧は、
既にこの地帯全てに蔓延している...
見てくれないか?ハルカ...ここが
あいつの城がある場所...
タクマが教えてくれたんだが...
どうやら君達の世界の...『日本』と
呼ばれる大陸に酷似している...
だったと思うが?」
「そのとーり...あんたに見せて
貰った今までのマップを
重ねあわせて見ると...ほら?」
徐に横から他の地帯の地図を
それにタクマが繋ぎ合わせて行く...すると
そこには、紛れもない世界地図が
テーブルの上に浮かび上がった!!
「本当だ!!...私達がいる場所が
中国大陸のはしっこ...そして、真横に
...にほん!!!...でも、どうして!?」
それを見て興奮するハルカに
「さっきラフェーラに聞いたろ?
...ハルカどうやら俺達は、もう一つの
地球って奴に来ちまったみたいだぜ?」
「...もう一つの世界...。」
タクマは、真剣な顔でそう言うと
外に何らかの殺意を感じたらしく更に
「はぁ〜探知されてたか...俺
一人で十分な数だな...じゃっ
またなハルカ・ラフェーラ!!」
「あっ!?待ってなに!?」
ハルカとラフェーラに呟き
迅速に外に飛び出して行った...。

「どうしたっていうの!?」
慌てるハルカにラフェーラは、
「敵が来ました...ここも限界
だったんでしょうね。」
静かにそう言うと、ソファーに腰を
深く掛けた...
「敵って...まさか?あいつらを
タクマ一人で!?」
ラフェーラとは、よそに突然飛び出して
行ったタクマをハルカは、心配する...。



11月26日(金)

第一二六話 『海上戦ー淡き人魚ー』(11.26.金)

「あの、さっき貴方はあの霧を吸い込んだ
全てって...確かいったと思うけど...
私も『タクマ』も吸い込んでいたはずよ?」
外に出て行ったタクマの事も
気になっていたが、ふに落ちない点を
聞きそれを追求する『ハルカ』は、
やけに落ち着いている『ラフェーラ』に
向かい質問をする...すると、
「....だから待っていたんですよ...
貴方がた...異世界の“能力者”達をね...。」
両手をテーブルの前で組ながら
静かにラフェーラは、答える
「...例外もあると?」
「そう、貴方がたは何故か『盲目の羊』
【シープ・ゴート】の影響された霧を
体内で...いや、正確には解らないが
無効にする“力”を得ている...
だからこそ...シープ・ゴートを
打ち倒せる!!!
「...私が倒す...っか...
でもタダ働きは、ちょっとね〜。」
ハルカは、それを聞くと無償の働きは
御免だと言うような顔をしたが
「...そうですが...ですが
貴方の親友さんを連れ去った
『幻魔』も...今から向かう
島国にいると思いますけど?」
「えっ!?」
そのラフェーラの言葉を聞くと
すぐに目の色を変えた。

「...さてと...俺の直感が正しければ...
まだ船の中には、来ていないはず...。」
ガチャッ!!!
甲板から降り立ったタクマは、辺りを
見回し敵を確認する...
「なるほど...水の中...いや...
海の中から来るわけね。」
すると、タクマが降りた場所の水面が
異常な波紋を立て始めた!!
ざぱぁぁっ!!!
[ヴァァァッ!!!]
そして、その場から突然!!全身を朱色の
鱗にビッシリと埋め尽くされた幻魔
淡き人魚』【ナーダ】達が
そのまがまがしい姿を現す!!!
「...ちぃ...初めて見るタイプの奴ら
だなぁ...うわっ!?えぐっ....おぇぇ〜。」
(タクマは、魚系の奴が匂いとか
姿とかが嫌いである。)
それを見て吐き気を覚える
タクマだったが...
「...うぇ...まっ...まぁ...
さっさと倒して戻って、早いとこ
出航させなきゃな...うぷ...!!」
次々と海面からその身を露にし
船に向かって来るナーダ達に一人
立ち向かって行った!!

「...もうあまり時間は残されて
いない...ハルカ...君の手を彼に
貸してやってくれないだろか?」
「そう...船を出すのね?」
「察しの通りだよ...まだダメかい?」
「ふっ...私は、タダ働きと他人に命令
されるのは、大嫌いなんだけど...
イイわよ...ラフェーラ....貴方
イケメンだしね、例外よ。」
ラフェーラにそう言い残し
甲板に出て行ったハルカ...そして
「イケメン?」
その言葉を聞き、一人イケメンの謎を深める
ラフェーラは、それを頭の片隅に
残しつつ動力を入れ舵を取る為に
操縦室へ向かって足を踏み出した!



11月27日(土)

第一二七話『海上戦ー禁光線ー』(11.23.土)

[ヴァァッ!!!]
ガキャッ!!!
「くっ!?...やば!?俺って
いまかなり寒くない!?!」
『ラフェーラ』から事前に貰っていた
武具『スレイヴ・ブレイカー』を
両手にし闘う
(トンファーの当て身の部分が刃状になって
ついている様な武器。)
『タクマ』は、意外にも力の強い
『淡い人魚』【ナーダ】に甲板まで
押され、目を離した隙に小数を
船に上げてしまう!!
「ちぃっ...スレイヴじゃきついな...
しかたない...これ以上船の上に
乗せるのだけは抑えるッッ!!」
それを見たタクヤは、焦りつつも
エンジンに動力が廻ったを感じ
スレイヴ・ブレイカーを持つ片手を
甲板に付ける...すると
カヒュォォッッ!!!
編み目状の光の結界が船全体を
一瞬にして包み込みこれ以上の海面から
現れるナーダの乗船を防いだ!!

[ヴアママッッ!!]
[ウヴアカァァッ!!!]
ジュッジュジュッッッ!!!
船に絡みつき乗船しようとする
ナーダ達は、次々と編み目状の光に触れた
瞬時にジュっと音を立てながら
歪みに沈んで行く!!
「さてと...残りの始末もつけるか...
『禁光線』【きんこうせん】の効果も
長くはもたないだろうからな...
ラフェーラ....早く出てくれよ!!」
[ヴアァッ!!]
[ヴぃぁぁっ!!]
甲板に残された数体だが、それでも
強力な『幻魔』ナーダを始末に掛かる
タクヤは、スレイヴ・ブレイカーを
元の一つの姿に戻し攻撃を仕掛ける!!

「ぐっ!?」
だが、やはり完全に力の差が歴然と
している闘いは、一方的にタクマが
押され、甲板の中心にナーダ達によって
しだいに追い込まれ囲まれてゆく...
このままでは、なぶり殺しにされる!!
誰もが見ればそう思った、その瞬間!!
[ヴアァァツ!!!]
[ヴあっ!!!]
[...!!!]
[ヴぁみゃうあっ!!]
「やっ...やられる!!!」
にやりと笑うタクマは、してやったりと
言う顔をする...そして、タクマが
「...な〜んてね、嘘だよ...ばーか!
...罠って解る?じゃあな....
禁光線『光の陣』!!!」
そう叫びながら甲板に手を付くと、
パキュゥゥゥッッッン!!
それを合図にその場に張り巡らされた
光の結界が姿を現し、全てのナーダを
一瞬にして光り輝く糸で
全身をバラバラに切り刻む!!
「なかなかキクだろ?」
全てのナーガを打ち倒したタクマの
勝ち誇った声が地底湖に響き渡った....。



11月28日(日)

第一二八話『海上戦ー出航!!ー』(11.28.日)
(最初の頃に比べてすっごい内容が
まっとーになってキテしまった(笑))

バタンッ!!!
急いでデッキに出た『ハルカ』の
目の前には『淡い人魚』【ナーダ】達に
囲まれた『タクマ』の姿があった!!
「やっぱ、やばメじゃない!!」
甲板に落ちていたモップを拾い上げ
タクマの下に走りより
加勢に加わろうとするハルカ...だが
そうしようとした、その瞬間!!
ぱきゅぅぅん!!!
「なっ!?これは...!?!」
編み目状の光の糸が、甲板床に唐突に
蜘蛛の巣の様に浮かび上がり、その上に
いた数体の『幻魔』を瞬く間に
八つ裂きにして歪みに沈めてしまった!!!
「!!!?」
それを見て驚愕するハルカだったが
「おっ?...来てくれたのか?
悪いないま終わってしまったよ。」
そのハルカを発見したタクマに
声を掛けられ落ち着きを取り戻す...。

「アレ...今の線?...いや糸みたいの
あれが貴方のタクマの“力”?」
船が少しづつ動き出したので
船内に戻ろうと、タクマに言われた
ハルカは『ラフェーラ』の居る
ロビーに繋がる通路を歩きながらさっきの
闘いで見た光り輝く糸の事を質問していた
「そうだよ...ははっ、まだあんたを信用
あんまし、してなかったから本当は、見せ
たくなかったんだけどな。」
「失礼な!!君が私をココに誘ったん
でしょうが!!」
タクマの本心を聞いてムッとする
ハルカは、激怒して今にも噛み
付きそうな勢いで話しを続ける。

「あははっ、そんな怒るなよ...
くうゎいい〜顔が台無しになるよ?」
そんな、ハルカを宥めるように
タクマは、冗談半分にそう言うと
「ぷっ!バカじゃないの?...
まっ...いいわ...私も貴方の事
あんまし信用してなかったし...
お互い様ね?」
「はっはっ、そっか...なっ、ハルカ?
元の世界に戻ったらデートでもしないか?」
「ぷっ...ふふっ『』を
取り戻せたら考えておくわ。」
ハルカと共に、通路の窓から見える
景色を覗いた...
船が進んでいる証拠である波が
大きく荒立つ中で。



まだまだ続くのですぞッ!!



ノリがもう、めちゃめちゃで〜ッ!!



先を見るんッスねぇ〜!!


他の項目を見るッスか?

最初に戻ちゃうの?



このページは GeoCitiesだよ〜 無料ホームページを見てねッ!