『Classification !!』2月編!!


↓にお話しは、増えて行きます。

別の日のお話しを見るッスか?




2月5日(水)

第一二九二話 『1999年7月21日ー午後0時ー』(2.5.水)

…5人は離れ離れとなって各々の卒業の時…
「アンタが...父さんなのか?
....母さんは、アンタが死んだって...。
でも、卒業の時...連絡がアンタから...
来て...おれ...嬉しかった...。」
「あぁ...大きくなったな...。
流石は...俺の子だ...
母さんには内緒にしておいてくれたか?」
静かな海辺で2人は会話しながら
モーターボートを借りつける
「あ”ぁ、あぁ...平気だ...
母さんには...何も言ってないさ..。
それより昔みたいにまた釣教えてくれよ?
おれも大分腕上げたけど、父さん程じゃ
ねぇかもしれないからな...。」
「.....フッ...まだまだ
...教え足りない所が...多いからな...。
さて、この時期は...何がーーー
釣れるかな?」
春の海はうねりが激しく、ボートは
何度か揺れるが転覆する程では無かった
「けどよぉ〜勝負じゃぁ...負けない...ゼッッうゎ?!!」
ぴしゃぁぁっっぴしゃしゃしゃっっっ!!!
だが、数時間後...突然の豪雨が海原を激変させた!!
「うっ...うあぁっぁっ?!!
良本』...くっあぁっぁッ!?!」
「あっ...あぁっ?!
父さん......とうさ...ぅわあっぁっっっ!?!!」
浜辺で打ち上げられた彼が発見された時
父親の姿は無く、この後遺症で視力を失う...
「あ”ぁ〜本当にてめぇか?
....この感じは間違えねぇみたいだが...
こんな貧弱な野郎が本当に...。」
....ほぅ....野郎が言ってた
奴らかぁ....くくっ元気がありそうじゃねぇか?
....“絶望の種子”...だったっけか...。

何処かの建物の屋上で真下を見下ろす
月乃』は邪悪な笑みを浮かべながら
背後から忍び寄る陰を睨みつけ
そう言い放つ...。

「あっ....良いわぁ〜ん....
ふふっ....また口でしてほしぃのぉ〜ん?」
親元へ戻った少年は
たった一度の報酬を得て自分を変えた
「おぉ...良いねぇ...
なぁ、オマエなら稼げるんじゃねぇかなぁ?
学生だろ?卒業したら...店で働いてみねぇか..。」
舌で自分の父親程の歳の中年の男のモノを
満足させた後、白濁のそれを飲み込みながら
これに頷き応えた...
「あっ....くっ?!!
...何よ...話と違う!!合法ドラックだからって!」
「あぁ...合法だぜぇ...
さてと、こっちの具合はどうなんだぁ〜?」
やがて店を勤め出した青年へ常連客から
与えられた薬は使用すれば快感を得られると同時に
味覚を奪っていった...
「あっ...いやぁ...ダメ....
ううっっああぁぁっ!?!」
「...今日は大量に飲んで貰ったからなぁ〜
まだ後ろ処女なんだろ?
オレ様がぁ...開発してやるぜぇ〜仲間となぁ!!」
そして、同伴を行った際
大量に飲まされ注射器で注入された薬が
致命的となり『直只』は味の全てを失った...
「お待ちなさぁ〜ぃ...。
妾らが...再び...引き合わされたのは
彼のお蔭なのよぉ〜ん...。
無礼はイケないわぁ〜ん...。」
あぁ?んだぁ...てめえは...
女じゃねぇなぁ...カッカカかっっ!!
...気味のわりぃ野郎だな、それで....
2人だけなのかぁーーーッ!?
出て来ぃやぁ....!!!

占い師の様な衣服を纏う彼を
罵倒した後、彼は周囲を見渡す...すると
「なかなか鋭い...ですね...。
朴に気付きましたか...。」
視線の先には口元まで服で覆い隠した
少年が姿を現す...。

「今日で...あの喧嘩から...
もう...半年も経つんだぁ〜
...懐かしい...お兄ちゃん達は...
今...どうしているんだろう?」
ザッザザザザザッッッッ!!!
ランドセルを背負い、春休みを使い
自分を変えてくれた者達へ会いに
行こうかと『夢也』が考えていたーーーー
…その時!!!…
「おぃ...おめぇ...調子に
乗ってんじゃねーぞぉお!!」
ドゴオッッッッッッッス!!!!
「うっっぎゃっっ?!!
おっ...あっあぁっ....キミは...!!」
「良くも...教室では恥かかしてぇ
くれやがったよなぁ〜...。
豪...おめぇ仕返し...されねえと思ってたのかぁ!?
みんなぁ...やっちまぇっっ!!!」
背後から鈍器で背中を討ち付けられ
この後、倒れ込んだ少年と関連したとある事件の当事者が
憎しみを込めた口調で吐き捨てる!!!



2月6日(木)

第一二九三話 『1999年7月22日ー午前0時ー』(2.6.木)

「ぐっ...はっ...はは...
徒党組んで、でしか...朴を倒せないって
...認めたワケか...。」
「ハァ?おめぇ立場わかってんの?」
「『黒須』【くろす】くん、やっちゃおーぜ?!」
「そうだそうだ...。
あっ俺良い事思い付いたよ〜。
こいつ、あの小屋に閉じ込めて...
放置しちゃおーぜ?」
背後からの一撃で呼吸が出来ず
身動きも取れずにいた『夢也』を
散々いたぶった後、仲間の1人のアイデアで
ゴミ捨て場付近の倉庫らしき小屋へ
放り込んだ数名の彼らは
がしゃしゃしゃしゃしゃしゃっっ...。
「よし、扉は塞いだし..。
数日は出てこれねーだろーよ?
ぎゃははは!!そこで寝しょんべんでも垂れてな?!」
扉の前へと開かぬ様な細工を施し
高笑いを浮かべて立ち去ってしまった...
「うっ....うっ....。
げふぉっ...げふぉげふぉっ...!?!
(これは....朴は何でこんな場所に...そうだ!!)」
次に気付いた時、小屋は炎で包まれ
起き上がらんとした少年は煙に巻かれて
一時的な呼吸困難へ襲われる!!

「おぃ!!中に誰かいるぞ?! 声がする...放水してくれ!」
幾人かの声が連なり
やがて、鼻から大きく煙を吸い込んでしまった
少年も救助された...しかし
「うっ...ここは....
朴は....いつっ?!
....頬が痛い...。」
助かったものの、この代償は大きく...
「夢也!夢也...良かった...無事で!!」
この事が切っ掛けで彼は
嗅覚を失い頬へ消えぬ火傷の傷を負った
....まどろっこしいんだよぉ...。
気味の悪ぃ眼ぇしてやがる....。
どうにも苛つかせる眼だなぁ〜!!

どぐしゃぁぁあっぁっん!!!!
「けふの友達に...手を
あげないで頂きたいな...例えキミでも、ね。」
事件は放火犯が偶然そこで、誰も
存在しないだろうと高をくくって
放火し引き起こした火事だった...
お前...オレに指図するのかぁ?
...クククッだがよぉ...おもしれぇなぁ
..........貴様...オレに存在すら感じさせなかったなぁ...
生意気な野郎だが、使えそうだ...。

此処に、漸く4人が出揃う...。

「妾らだけではありません...。
影の御方が我々に教えて下さいましたわぁ〜ん
この出会いは...決められていたのだ、っと...。」
「あ”〜..ククッ
んなもんは、どうでも良いんだよぉ〜?
ただなぁ...てめえの“力”が
本物なのか...後で試させて貰うぜぇ?!」
「....朴らは、キミに集う事を
宿命付けられていたようですから...。
キミが嫌でもついていきますよ?」
「さて、時間ですかな...。
22日になる...さぁ、見せて下さいよ?」
…宴の準備は施された、そして1999年7月22日…。



2月7日(金)

第一二九四話 『1999年7月22日ー午前4時44分44秒ー』(2.7.金)

[君の...その憎しみが
新たな世界を産むだろう...。
もし、君がソレを望むのなら、私は
君に導かれるべき、道を示そう...。
その道に入れば後戻りは出来ない
しかし、君の望むままの世界を...
創造出来るだろう...。]
誘惑にも似たその声の導きが
4人を再び、集わせ...そして
...そうかよ...貴様らが現れたってのわよぉ〜
もう一つの地球って奴は...用意出来たのか?
...くくっ....張り裂けそうだぜ!?
沸き上がるこの“力”で...
胸がなぁっっっっ!!!

ザァァッァァァァァァァッッッ!!!!
世界を極地的な天変地異かと
思わせる程の悪天候が襲い、午前0時から
それは激しさを増して行った...
[解放するが良い....。
人柱として...君の力は放出される...。
そこで君は長い間、眠りに就くだろう
しかし、目覚めた頃には...現世...この世界は
君の周囲に居る者達が書き替えている事だろう
...そして、私が手を貸せるのは
ここまでだ....。]
宵闇が訪れた時、あの影が再び姿を現し
『月乃』へと告げた、だがこの時
その人物が語り掛けていたのは
またこの中のまったく別の月乃の精神内部で
蠢く何か、であった事を二重人格の
片割れは気付いてはいない...。

だが、月乃の覚醒した『スキル』【特殊能力】が
解放され徐々に世界を汚染し
いきとし生きるモノが持つ悪意や善意、それらを含む
全てが抜け出し別次元へ用意された
惑星へ移行が開始されんとしていた....
……その時!!!!……
どがががががっががががががががっっっっっ!!!!!
一つの雷が今正に力を放出せんとしていた
彼の真後ろへ堕ちた....
「あ”?....おっ....お前?!!
...『甲斐』...?!」
「想像通りでしたね...。
最後の種子は...キミでしたか...。」
「ふふっ....お帰りなさい...。」
「その女性は...。
良いだろう....さぁ、時間です!!
....月が太陽を....闇が光を遮る時間が訪れた!」
衝撃波と爆音、が場を覆う中で
そこには立ち尽くす男女の姿があった...。

「...ガイ....ここは...
そう....解った...私は...貴方と生きるから...。」
「あぁ、俺も...心で
理解出来た....言葉はいらない...。
そして、俺達は...。」
再会、それを横目にした月乃は
邪悪な笑みをこぼし自らの限界を
超えた量の力を垂れ流し6人へ力を通し
持てる全てを伝えた!!!!



2月8日(土)

第一二九五話 『『Classification』【分類】』(2.8.土)

我は『クラスフィケイト』【分類】する!!!
....くくくっっっははははははっっっっっっ!!
人間の悪意が....心が....やがて
厄災を蒔き散らすだろーぜぇっっ!

『月乃 宗久』の“力”で
眠りに就いた人々...いや生きているモノの
心から一部だけが抜け出され
異世界への移行を果たし具現化されて行く
「妾らも...この力の流れに乗って
身体ごと...全てを移行されるのよぉ〜ん?」
だが、しかしこの『特殊能力』の放出時
二重人格であった裏の月乃は全力を持って
これを行っていた為、幽閉していた表の月乃まで
解放し動く隙を与えてしまっていた、がまだ
これを彼が気付く事は無い...。

「僕....の...中の....
邪悪な....何かが....再び覚醒
する....事は....させない.........
その前に....僕ごと....奴を....。」
裏の月乃の中で解放された表人格の月乃は
たどたどしい記憶を辿り
自らも力を気付かれぬ様に別角度から使用し
自分の存在を破壊される事を望んで
後の『マスター・オブ・ナンバー’ズ』【死真神】と
同じく、自らの心に何等かの執着し
捕らわれている部分を持つ、自分と近しい者を
雷を媒介とし光の矢を産み出し
直撃させ移行させる!!

勿論、世界の皆がこれを受け入れたわけではない
彼らの干渉を無効化した強い心の持ち主も存在した...
消えた人々の事を思う者、それを
喜ぶ者、妬む者...それぞれの意志も
何らかの形で具象化し別世界で体現した
そして、裏の意志はその悪意を拡散させ
支配者』の核を産み落とし
表の意志は『統治者』へと力を明け渡す
こうして、新世界は誕生したのだ...。
……『Classification』【分類】によって……!!!



まだまだ続くのですぞッ!!



ノリがもう、めちゃめちゃで〜ッ!!



先を見るんッスねぇ〜!!


他の項目を見るッスか?

最初に戻ちゃうの?