『Classification !!』12月編!!


↓にお話しは、増えて行きます。

別の日のお話しを見るッスか?




12月25日(土)

第一五五話 『霧の都ー諦めるな!!ー』(12.25.土)
(クリスマスなのにみんな大変だなぁ〜。)

必死になって自分に食らいついて来る
春化』を見て“幻魔人”
盲目の羊』【シープ・ゴート】は、想う
あぁ...また楽しみを自らの手で潰さなければ
ならないのか...と
「私の....『P × H』のーーーー
ッッッ霊術式をあなどるなぁっぁぁ!!!」
ドギャギャギャッッッ!!!
ありったけの霊力を込めて少女の
操る霧を一気に撃破したハルカは、
漂う霧に戻った、その隙を突き
颯爽と赤と黄色の絨毯を走り抜け
シープ・ゴートの眼前まで詰め寄り
霊聖坤』を振り上げる!!!
「おしい!春化さん....足元にも
今度、気を付けた方がイイですよ?」
が、しかしその攻撃も少女の前では
無駄に終わる....既に別の霧の罠を
張っていたシープ・ゴートは、足元に
仕掛けた罠に彼女がまんまとはまったので
少し笑いながら、また霧の拳で攻撃を放つ!!

ドコッ!!!
「ぐっはっ!?....っつつ...
でも.....!!!!」
霊聖坤でその拳をどうにか受け止めた
私は、鈍痛に見舞われた身体を
意地で動かし....そんな私を見て
驚いてる女の子に直接攻撃を決める!!
バシュォォオン!!!
「ふふっ...その努力は認めますが...
霧がある限り...私は無敵なんです。」
「なっ!?...見えない...壁...。
透明な見えない霧の壁を一瞬で!?」
でも...女の子...いえシープ・ゴートには
それすらも効果が無かった...
「私は他者でも醜い死は望みません...。
霧よ...春化さんを包み込み...
酸欠にさせ...殺しなさい。」
ばひゅぉぉぉん!!!
「!??!?....うっ....?!!?」
しかも、反撃にシープ・ゴートに
命令された霧が私を包み込んで...
そんな...息が...くっ....。

「...さようなら、春化さん。」
玉座を前にしてその場に力無く
崩れ落ちたハルカは、限界が近付く...
「....ぐっ!!?!....。」
彼女を取り巻く真っ白な霧は
やがてその姿を完全に包み込む!!
....霧の中で、ハルカは意識を
もうろうとさせながら...敗北を
感じ...死を受け入れようとしていた...
「(...私...もうダメだわ....
....良くやったと思うもん...
もう疲れた...休みたい....。)」
が、しかし...脳裏に浮かぶ『』の
ことを思い出し、一度は死を受け入れた
彼女だったが...このまま...こんな
ところで死んでたまるか!!そう
強く心で叫び!!願う!!!すると...
ばしゅぅぉぉぉっっっ!!!
突如、自分を囲んでいた霧が全て
一瞬にして吹き飛んで行く!!!



12月26日(日)

第一五六話 『霧の都ー忘れてないか?ー』(12.26.日)

「げほっ....げほげほっ?!...
た...助かったの....?」
窒息死寸前まで追い込まれていた
『春化』は、突如消え去った霧に
驚きながらも一気に酸素を吸い込み
どうにか呼吸を整え、その場から
立ち上がり辺りを見回す...するとそこには、
「よぅ!ハルカ!!元気そうだな!?」
「危機一髪でしたね。
間に合って良かったですよ。」
「ーーーーーっっっ!!!!?
卓真』『ラフェーラ』!!!
二人とも良く無事で!!!...そっか
二人が助けてくれたんだね!!有り難う!!」
あれから『五重の門』をクリアーし
今、漸くハルカに追い付き、そのピンチを
助けた周防 卓真とラフェーラの姿があった!!

「そうですか....あの門を全て
通り過ぎるとは...私の考えが甘かった
んですね....まぁ、いいでしょう...
折角揃って頂いた事だし...3人仲良く
死んで下さい。」
自分に立ちはだかる3人を目の前にしても
まだ玉座から動こうとしない
シープ・ゴートは、そう呟くと
霧によって創り出した兵士を
3人に仕向ける!!
「気をつけて!!二人共!!
この子は、こうやって自在に霧を
操る“力”を持っているの!!」
迫り来る霧の兵士達を前にハルカは
そう叫ぶと、2人に注意を促しながら
『霊聖坤』を構える!!
すると、それを聞いたタクマはーーー
「了解!!あんなお嬢ちゃんが...
本当かよ!?まぁいい....いくぜぃ!!
W(ダブル)『スレイヴ』!!!」
ザキュッッッ!!!!
両手にするスレイヴ・ブレイカーで次々と
兵士を切り捨てつつ一気に間合いを
詰めて少女に攻撃を仕掛ける!!!

「ダメ!!タクマぁぁ!!
その子の回りには結界が!!!」
ハルカの声はタクマには届かず
既に振り上げた刃を下ろそうと
していた!!
「...単純なんですね...お兄ちゃん。」
バシュッッッゥ!!!!
当然のごとく少女の周囲から
濃い霧が出現しその攻撃受け止め
反撃を喰らわそうとする...だが
「頼むぜ!!ラフェーラ!!!!」
…その瞬間!!…
同じように走り込んで来ていた
ラフェーラの瞳から放たれる赤い
閃光が少女を守ろうとする霧を全て
掻き消す!!!更にーーーー
「タクマ!!!!!」
「おぅよぉぉ!!!!『禁光線
スレイヴーーーーーっ『光の刃』ぁぁッ!!」
「そっ...そんなぁぁっぁぁぁっっっ!!!」
そして、それに驚愕し、悲鳴に近い
叫び声を上げる少女の身体を
バシュォォォオンンッッッ!!!
光を纏しタクマの刃が斬り裂いた!!!!!



12月27日(月)

第一五七話『霧の都ー霧の羽衣ー』(12.27.月)

とっさに両腕で攻撃をガードした
『盲目の羊』【シープ・ゴート】だったが、
その衝撃で身体を玉座から吹っ飛ばされ
石の壁に背面を打ちつけ、砂煙の
舞う床に大量の流血と共に崩れ落ちた...
「あははっ!!二人とも...やるぅ!!」
見事なコンビネーション攻撃を見て
歓喜の声を上げる『ハルカ』は、
少しだけホッと安心して...初めて攻撃を
受け動揺する少女の動向を伺う...
「少しあんな子供を相手にしてこれは...
やり過ぎだったんじゃないか?
ラフェーラ?」
「いや、あんなくれぇじゃ...奴は
死なねぇ...それに...奴はまだ
少しも本気を出しちゃないんだぜ?」
“能力”を使い人格が戻った
ラフェーラの言葉を聞き、そんなまさか...と
思っていたハルカとタクマは、次の瞬間
両腕から流れる血をすすりながら
起き上がりニタニタと笑みを浮かべる
少女を見て再度身構える...。

「...くくっ...愉しいぃぃ....
すっごく愉しいぃぃぃ....サイコー
....まだまだ遊べるの....ねぇ...。
じゃあ...あの子も呼んであげなきゃ〜〜〜!!」
そう呟くと少女の影が突然、蠢き
そこから大きく鋭い羊の角を持ち巨体を
震わせホウコウを上げる『幻魔』が
その場に姿を現す!!!
[ウォォォォォォオッッッ!!!!!!
啓子』嬢...イイ感じだ...
こいつらの中に彼の者達と同じく
我らが宿敵『選ばれし者』も含まれて
いるじゃあないかぁぁ....!!!
参加しても異存はないようだな?]
「もちろん...その為に呼んだのよ
....『シープ・ゴート』ちゃん...
行くわよ!!!!」
シープ・ゴートの頬を撫でる啓子は、
出血している両腕に霧を集め
傷を一瞬にして服ごと直してしまう...
「なるほど...こっからってワケね....。」
「へっ...腕がなるってか!?」
「びびるんじゃないぜ?....二人とも...
ガキ共々、シープをぶっ殺すぞッ!!!!」
そして、更に霧の羽衣と呼ばれる
霧で創り出した見えない鎧を纏...
少女は、幻魔と共に3人に襲いかかる!!!

「始まった...か....『幹』ちゃん
君の親友は、どの程度なのかな....
既に啓子との闘いで傷付いている
から...ふっ...まぁ、ええわ...。」
幹を抱える『貴弘』は、外から
様子を伺い....また闇に身をくらませる...
ハルカに何を期待しているのか...
それは、彼だけが知っている....。



12月28日(火)

第一五八話『霧の都ー融合ー』(12.28.火)

「くっ!?....『霊聖坤』の攻撃が
全て弾かれる!?」
ガガガッ!!!!
「『春化』さん....何度やっても
私の羽衣を剛の“力”で砕くことは出来ませんよ
それに....この霧の刃からは逃れられない!!」
バラバラに闘う三人は、
ハルカが『啓子』を『タクマ』『ラフェーラ』が
『シープ・ゴート』と対時していた!!
「ぐっ!?....この羊野郎....
デカイ図体してんのに早い!!!」
[ひ弱ひ弱!!!!]
ドギャッッッス!!!!
「...あせるな、タクマ!!...
こんなザコってる奴に用はねぇ...
早いとこ...っと...!!!!」
巨体を持つ幻魔の異常な速さで
繰り出す攻撃にたじろぐタクマに激を
飛ばすラフェーラは、シープ・ゴートを
目の前にしても怯まず....逆に
立ち向かってゆく!!!
[ぐははっ....確か赤瞳のラフェーラ...
だったかなぁ〜...いいのか?
コロンビア・ホールド』を
ほっぽって来ちまって!!?]
「黙れ。クソがぁ!!!!
でぶヒツジの丸焼にしてやるぜぃ!!
アルティ・バースト』【隻眼の朱閃光】!!」
ズバババババッッッ!!!!
ラフェーラを子馬鹿にして油断した
シープ・ゴートは、突然!!その真っ赤な
瞳が輝き、そこから放たれた朱色の光線を
避ける間もなく腹部に直撃を許してしまう!!

「ひょぉぉ〜〜〜COOL!!
ラフェーラ!!!!」
光線を受けた腹は焼け焦げそのまま
貫通される...しかも、その効果は
持続し、光線の放射後も熱波が続き
徐々にその巨体を侵食してゆく!!!
[うぎゃぁっぁぁぁっぁっ!!!!
おのれぇぇぇ!!!!!!
ぶっ殺す殺す殺す!!!!!]
「終わってんだよ!!消えな!!」
[っ????]
ズギャンッッン!!!
「つまりこう言うこと、だ!!!」
更に逆上して痛みを堪え、彼に襲いかかろうと
するシープ・ゴートの背部から
静かに忍び寄っていたタクマが
『光の刃』と化した『スレイヴ・ブレイカー』
からの攻撃を放ち止めを刺す!!!
[....うぬぁっぁ....この...この
カラダは、もうもたなぁい!!!
啓子嬢!!!助けてぇぇ!!!]
すると、呻き声を上げながら
次第に崩れて行く身体を引きずり
シープ・ゴートは、ハルカと闘う
少女...啓子の前に退避する....。

「なっ!?....ヒツジ!!!」
「....なんだ...もう負けたの?
しょうがないなぁ...あの子...
面倒が大変なのよ...春化さん...
少し待っていてね....すぐ戻るから。」
「え”っ?!!」
ボロボロにされ自分の下へ戻ろうとする
シープ・ゴートの側に啓子は、走り寄ると
[助けて〜〜〜!!!]
「んっもう...もう少し時間を
かせいで欲しかったのに!!...。
まぁいいわ...さぁ、私を取り込み
覚醒しないさい!!!」
自らその身をシープ・ゴートに捧げ
自分を取り込むように指示する...!!
むぎゃむぎゅぁぁぁ!!!
そして『幻魔』の大きな口が少女を一飲みにした...
…その瞬間!!…
「出るぜ...二人とも...こっからだ!!
気ぃ抜くなよッッ!!!!」
遂に“幻魔人”『盲目の羊』が
その姿を現す!!!!



まだまだ続くのですぞッ!!



ノリがもう、めちゃめちゃで〜ッ!!



先を見るんッスねぇ〜!!


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