『Classification !!』1月編!!


↓にお話しは、増えて行きます。

別の日のお話しを見るッスか?




1月5日(水)

第一六五話 『お家へ帰ろう!!』(1.5.水)

次第に濃くなってゆく霧の中を
勇二』と『』の二人は、歩いて
先を目指す....
「空のお家って何処なの?」
「ん〜〜〜都内だけど...この田舎
からだと、少し時間が掛かるかにゃ?」
既に20分近く歩いている為に
疲労が隠せなくなって来ていた
勇二は、早く着かないかなぁ〜と
思いながらも、何故...自分の“能力”が
発揮出来ず、しかも武器の扱いまで
下手になっているかを考えていた...
「....?、どうしたの勇君...なんか
困ってるっポイっスねぇ〜。
おいらに話してみない?」
不意に空は、まるで勇二の考えを
読んだかのようにそう声を掛ける。

「そっか〜〜〜やっぱし...。」
「それで...ボクはなんでか帰って
これたんだけど....。」
歩きながら勇二の異世界での話しを
聞き続ける空は、納得した様な顔を
浮かべ...
「心配することないよ!!
大丈夫!!勇君は、おいらが絶対守るし
それに勇君の能力もきっと元に
戻るよ...諦めないで!!!」
落ち込む勇二を元気付ける...
「あ...有り難う....空...。
ボク...諦めないよ!!」
それで少し気が晴れた勇二は、
笑顔を取り戻し、側に寄り空の手を握ると
また先へ共に歩き続けた!!

「この橋を渡ったら...もう直ぐだよ!!」
空はそう叫ぶと、左手にしたモップを
振り上げて、家の近くまで来た事に歓喜する!
「へぇ〜〜〜空って千代田で一個前に
住んでたんだねぇ!!」
手を繋いで勢い良く走る空に
息を荒だてながらも、必死に付いてゆく
勇二は空に向かい声を掛けた
「あはっ、御免ごめん...つい
走っちゃった...体力の事ぜんぜん
考えてなかったよ...。」
「はぁはぁはぁ....空...体力
ゼロって奴うそ...でしょ....はぅぅ。」
体力が消費した上にお腹まで空かせた
勇二は、限界が近付き倒れそうに
なってしまう...が、それを見た
空は、背中に勇二をおぶると颯爽と
自分の家に向かい歩き始めた!!



1月6日(木)

第一六六話 『Come home my house』(1.6.木)

「大丈夫?『勇君』?」
「...『空』こそ、ボクをおんぶして
いて辛くない...?」
勇二に申し訳なさそうに呟かれ
少し恥ずかしくなりながら空は
全然、大丈夫!!っと言いがらも
全身から多量の汗をかきつつ家を目指す...が、
その途中で.....
「...にゃ?...ッッッ!!!...これは...。」
突然、自分の時計をふと見て
驚き、声を上げる!!
「どうしたの?!空ぁ!!」
その声に驚き、徐に背中からモソモソと
顔を寄せる勇二は、空の視線の先を追う...
…すると…
「....。」
「空っ!これって!!!」
やはり時計を見て何かに気付き
慌てて自分の時計も確認する!!!

「漸く解ったよ...勇君...7月のあの日から...
少しして、霧に覆われた街は全ての
情報機関を失っていったんだ...徐々に...
そして、顕著にそれが今日現れた....。
さっき、勇君においらは
11月って...教えたのに...この時計は
また別時間...いや、時を指している...
いまは9月10日...か...。」
「...!?!...空ぁ〜〜ボク...
難しくて良くわかんないよぉ!!」
空と背中越しで話しを続ける勇二は、
何が何だか解らず混乱する...
「...つまりね...勇君の話しと今の
現状を併せると...君達が倒した奴らが
この世界に逆輸入されてるってことっスよ!!」
すると、歩きながら空は事象の
全てを理解し興奮する!!
「...そんなぁ...嘘でしょぉ!!」
そう聞いて更に混乱してしまう
勇二に空は、
「本当っスよぉ〜....既に日本は、
情報を霧によって遮断されているし...。
だからこの狂った時計じゃあ
元もと、意味をなさなかったんっスよ...。」
自分の時計と勇二の時計の同じ
狂った時間を指し示す所を見せた...。

日本は、濃霧により外部からの情報を得る
ことが不可能となっていた...
時計は、全て狂い皆の物が全て同じ
時間を指し示す....そして、そんな中で
根回しをしていた『盲目の羊
【シープ・ゴート】の放った『幻魔』達は、
繋がりがなければ抵抗すら
出来ずにいるか弱い人間共を
一ヶ所に集め、魔に魂を売り渡し
シープ・ゴートを護る兵士になれる者を残し
後は、食料として惨殺していたのだ....
「...さぁっ!着いたよぉ!!」
「わぁっ一軒家なんんだぁ〜!!」
空の家に漸く到着し、喜ぶ勇二は
早速中へ案内されるがままに
入って行く...が、二階に案内されて
襖を開けて部屋へ入ると...そこには
「ひゃぁぁ!?...あらいぐま???」
「たっだいま!マボ!!」
何故か一匹のあらい熊の姿が...あった。



1月7日(金)

第一六七話『インターネット』(1.7.金)

ボクが案内されて2階の『空』の部屋へ
入っていくと...そこには、あらいぐまが...
「あれ...人形???」
でも、それは人形だった...ちゃんと
尻尾の先にそれらしい鈴も付いているし...
ボクが、そうやって戸惑っていると
空は不意に座布団を畳にひいて
「『勇君』っさぁ座って!何か飲物と
食べ物を持ってくるから〜〜〜。」
座って待ってって感じでさっさと
下へ降りて行ってしまった...
そっか〜...いまごろ思い出したけど
初対面だったんだよね...家まで
来ちゃっていいのかなぁ?
ボクは、空が持ってきてくれる食べ物に
期待しながら、部屋の辺りを見回していた...
「ふぁぁぁ〜〜〜...っと...ん????
おぃ、お前誰だ?」
「えっ...!?...誰!?!」
そしたら、いきなり...誰かに部屋の中で
ボクは、声を掛けられたんだ...。

すさぁぁっ!!!
「おっまったせぇ〜!!」
空が下から食べ物を持って戻って
来たと、同時に見えない者の声に脅える
勇二は、しがみついて震える...
「そっ..空ぁ!!ここ幽霊か
何かがいるよぉぉ!!声がしたんだ声!」
「?!どっどうしたの勇君!?...
幽霊...声....????(...ははん〜。)
どうでもいいけど落ちついてって!!」
とにかく宥め落ち着かせた空は、原因が
解り笑いながら、泣きそうに
なっている勇二に説明をしようとした...
「どう言う事ナノ?」
泣きながらも、お菓子や飲物等を
食べ続ける勇二に呆れつつも
「あのっスねぇ...その声のぬしは...
きっとぉ〜〜〜...。」
下に置いてあったあらい熊のヌイグルミを
掴み机の上にちょこんと乗せた...すると
「なんだよ!俺様は幽霊じゃないぜ!
どうにかしろよコイツ!!!
それから空ぁ〜〜ちゃんと調査書は
取ってきたのかよ?」
突如、そのヌイグルミが歩きだし
言葉を喋り始めた!!!

「あはっ、紹介するね勇君!
これ...いやこの子はおいらの相棒で
...『マボ』って言うんだぁ〜〜
宜しくね!!
っとそれからこっちは、さっき
学校で知り合った勇二君だよマボ!
(調査書はちゃんと貰ってきたさ!!)」
「その...宜しくです...。」
「んっまぁ適当になっ!」
お互いの紹介を一気にこなした
空は、勇二が取り合えず原因が
マボだった事を知って貰うとすぐに
TVをつけてみる...すると、そこには
死にたくなければ我らに抵抗するな!!
っと、言う『幻魔』に操られた
人間共の演説のようなものが
どのチャンネルでも放送されていた...
「あぁ、ムダだぜ空!...さっきから
そんなのしか写らないんだ。
そうそう、さっきお前が出て行ってから
ネットしてたんだけど...こんなんに
なる前だけどさ...もしかしたら
本当の状況を知るには...今はこれが一番かも
知れないぜ?電話回線ならまだ生きて
いる筈だから試してみろよ。」
空は、マボに言われ考えた末に
すぐに回線を繋ぎネットサーフィンを始めた。



1月8日(土)

第一六八話『掲示板』(1.8.土)

「電話は、上になってるよね?」
「...んっ大丈夫だ。」
『空』が黒い電話に目をやると既に
動いて行動を起こしていた『マボ』は、
回線のチェックを済まして返事を
していた...
「凄いねぇ空ってインターねっと
してるんだ〜〜〜。」
画面を見ながらキーボードを手慣れた
手つきで操る空を見て感心する『勇二』が、
そう呟くと...
「ん〜こんなのたいした事ないっス
技術家庭で、あのがっこー
なら習ったんじゃ、ないっスか?」
空は接続を開始しつつ横目で
勇二の顔を眺めた...
Piーーーーーッッ!!!
「おっ出来たみたいだぞ!」
「あはっ、解ってるって。」
そして、データを呼び起こし※サーフを始める
(※ここでのサーフとは、ネットサーフィンを
意味する。所謂、俗語である。)
「ねぇ、空〜なにをするの?」
勇二の言葉に呆れながらキーボードを操作する
空がそれに対する返事をする前に
「あのなぁ〜〜〜〜!!!ッ!!
話しを聞いてなかったのか?!
TVは、使えないし、情報が遮断されてる
けど、世界と繋がっているもんがあるだろ?!
...つまりだ!電話回線を使ったこいつを
使って情報等を収拾するって事だよ!!」
先にマボが、そうやって答えていた...。

「お〜ぉ〜やってるやってる!!!
どこもかしこも、この霧のこととか
魔物のことばっかだよ、マボ!!」
「やっぱりなぁ...奴ら面白い事に
メディアは結構壊しているクセ
こう言う細かいとこはムシしてやがるからな!」
検索した情報をまとめより深いモノに
アクセスして行く空は、そこで
完全にその霧や『幻魔』達の事だけを
目的としたサイトに辿り着く...
「...あの空...こう言うのって“うそ”が
多いんでしょ?」
「ん〜そうかもねぇ〜...もしかして
知りたい事でもある?」
「...ぅ...うんぅん...別に....。」
「そう?じゃ先へ....。」
ぱひゅぅん!!!
「おっ!?空!メールが来たぜ!!」
二人の会話の途中で不意にメールが
一通届く...それを、すかさず開くマボ...
「あっ!『三月』からだ!!」
「あっ!これってEメ〜ルって奴でしょ!!」
「そのとーりだぜ!」
マボが開いたメールを見て声を上げる
空は、先にそっちへ目をやり、文面を
素早く読み上げた...すると、
「空へ...『光助』が姿を消してから
現れた、この霧を調査した結果を記して
送ったモノは、もう読みましたか?
世界各地で変異は続いているようです
こんな時に彼がいてくれれば...ご免なさい
それを一番理解しているのは空、自身だものね...
取り合えず、私はこのメールを出したら
大学へ行こうと思います、一度みんな
集まるみたいだから、それじゃあ、もし
これが届いていたら連絡下さい。」
そんな事が文に記載されていた...。

「....。」
それを見て一瞬、顔を曇らせた
空に勇二は、声を掛ける
「...あの空?...だいじょぶ?」
「...ぅん,,,あはっ、へーきだよぉ〜!」
空元気を見せる空へマボは、
「おぃ三月への返事はどうするんだ?」
冷たくそう言い放つ...すると
「...大丈夫...三月達なら....
自分達でなんとかすると思うし...。
おいらが行ったら逆に足でまといに
なっちゃうだけだから....。」
空はそう返事を返し、サイト奥の
掲示板を画面に表示する....。



まだまだ続くのですぞッ!!



ノリがもう、めちゃめちゃで〜ッ!!



先を見るんッスねぇ〜!!


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