『Classification !!』1月編!!


↓にお話しは、増えて行きます。

別の日のお話しを見るッスか?




1月13日(木)

第一七三話 『海岸地帯西、上陸!!』(1.13.木)

元の世界へ送還された『ハウリング』を
心配しつつ残された3人は、
海岸地帯西』への上陸を果たす!!
「それにしても....こんな岩場に
船はこのまま止めたままでいいのかな?」
京香』は、岩場に先に降り立った
知也』にそう声を掛け、自分も
智明』と共に船を降りて陸地に
足を踏み出した....
「この地図によると...先にはあんまり
...って言うか、必要ないと思うよ?
だから、このままで...取り合えず
何かロープみたいので...っとーーー」
知也が提案し、行動を取ろうとした
その時!!既に斬首刀でさっきの傷口を
えぐり再度出血させた智明は、“能力”を
使い、その血液から鮮血の縛鎖の鎖を創り出した
ジャラララッラッッッ!!!
そして、それを使い船と岩場を
繋ぎ止めると、
「これでイイんやろ?」
少し自慢気にそう二人に向かい言った。

「智明の能力って使い勝手がいいね。」
キョウは、智明の手際の良さを誉め
足早にその場から移動を開始した
「せやろ〜!!」
まんざらでもない智明は、その後に
すぐに続き
「『レビン・ネス』....あいつの
“力”に似ている....。」
知也もそう呟くと、軽やかに岩場を
乗り越え浜辺に出て行った....
「さてっ....これからどうしよっか?」
浜辺に出た3人は、これからの行動に
ついて街へ向かいながら考える事にしようと
したのだが....
「待て、キョウ!!...何か声がする!!」
「せやな...俺様にも聴こえる...
これは...女の声???」
ドギャギャッッッ!!!!
「くっ!?!....邪魔ぁぁーーッ!!!!」
[くひひ...この数じゃ...例えあんたが
“能力者”でも無理っしょ?]
この浜辺の近くで大勢の争う誰か...
幻魔達の声に混じり
女の子の声が3人の耳に響く!!!

「この近くだ...行ってみよう!!」
「そうだな。」
「せやな。」
浜辺の先へ進んだ3人は、近付くにつれ
次第に大きくなるその声を聞き、そこで
起こっている事を自ずと理解した...
[どうするの?降参するっしょ?]
「はぁはぁはぁ...嫌なこった!!!」
たった一人の少女を相手に幻魔達が
大勢で襲いかかっていたのだ!!
ばキィょぉぉん!!!
[もう無理だってば...諦めるっしょ?]
「ぎゅぁ?!....くっっっ!!!
この『P × H 雪ノ城 春化』が
あんた達みたいなゲスに....
諦めて負けてたまるかぁ!!!」
しかもそこで闘っていた少女は、
何故か『盲目の羊』【シープ・ゴート】との
闘い時に姿を消してしまっていた
雪ノ城 春化だった!!!



1月14日(金)

第一七四話 『漂流者』(1.14.金)

ザザッ...ザザザーっっ...。
私を深い眠りから覚ましてくれたのは
白馬に乗った王子様ではなく...
寄せては返す...海のうねり...波音と
照りつける日差しだった...
「...ぅ...ここは...何処?」
私は、重い瞼を押し開けて目を見開いた
すると...そこは、
「...海???...きゃ!?」
一面に広がる大海原だった...幸運(?)
にも私は、岩場に身体の半分を乗り上げられて
いたために波にさらわれずに済んで
いたようだった...
「...パンツも...濡れてる....
当然か...しら....よっと!!!」
すぐに、その海の水に半身浸り濡れた
服のまま岩場に完全に這い上がると
私は、右手に握り締めていた棒を支えに
記憶を辿りボーっとする頭を
しっかりさせようと近くに見えた
浜辺へ重い足を踏み出す...
「...そういえば...靴が脱げていなくて
良かった...ここは異世界だもの...。」
私は、その自分の言葉で漸く置かれて
いる状況にハッ!?っと気付き、
「...『』...!!!!!
そうだった私は!!!『タクマ』は?!
ラフェーラ』は!?....どうなって
いるの?これって?????」
思わず叫んだ!!!!

『春化』は、わけが解らなかった
自分が何故、ココにいるのか?
あの穴に吸い込まれてから...全ては
どうなってしまったのか?
「...あれから...そんなに経って
いないはず...だわ...とにかく
街を...街をさがさなきゃ...。」
当てもなく浜辺を歩き続けるハルカは、
街を目指し、だるいカラダを懸命に
動かし...前に進む....様々な巡る
考えを否定しながら....だが、そんな
ハルカの前に、彼女を取り囲む様に
砂地から...そして、海上からも
行く手を遮る『幻魔』がその姿を現した!!
[くくっ....捜したんだ....
...ある方の命令でね...
“能力者”のあんたを捕らえさせて
貰いに来たよ....いいっしょ?]
「....私を?....いいーーーーーっ
ワケないってーーーのぉ!!!」
だが、その鮫型の幻魔から誘いを
跳ね除けたハルカは、手にして杖代わりに
していた『霊聖坤』を右手に構え
残された少しの“力”と気力で
砂地から攻撃を仕掛けて来る敵を打ち砕く!!

[ほら?...もう無理っしょ???]
「あぁ...ぁ゛ぁ゛!!!」
傷ついたハルカを鮫型の幻魔はその
野太い腕で鷲掴みにして、締め付ける!!
バギョォォッ!!!!
[おぎょ!?!?!]
「女の子は大事に扱わなきゃ、ダメだぜ?」
しかし、ハルカが危機に陥った
…その時!!…
突如その場に現れた3人の男女が
彼女を救う!!!



1月15日(土)

第一七五話『いいわね!?いくわよ!!』(1.15.土)

[誰っしょ....この『雷鳴の鮫
【ジェリーウィップ】の後頭部を殴りつけた
しれものわぁぁっっっ!!!!]
レイヴ・ソルト』をはめた右手で
ジェリーウィップを殴り、締め上げられて
いた少女を助け出した『知也』は、
それを無視して、少女の安全を気遣う
「大丈夫だったかい?」
「..げほっ...あっ...有り難う....
もう...大丈夫...立てるから下ろして...。」
その間に『京香』『智明』が二人を背に
『幻魔』達の前に立ち塞がり、各々
手にした武器を構える!!!
「後はあたし達が相手になるよ?
鮫とフナムシみたいな幻魔さん達!!?」
「なんなら、いっぺんに来て貰って
かまわないんやけどなぁ〜!?」
[...なるほど...あの方がたが
おっしゃっていたのは...あんた達の
ことらしいっしょ...くくっ...獲物が
増えた、だけっしょ!!!
全員殺さない程度に痛めつけるっしょ!!!]
ジェリーウィップに命じられた
砂の中を移動し、攻撃を仕掛けて
来る幻魔達が一斉に4人を取り囲み
即座に襲いかかる!!!

「....私...以外にも...『タクマ』以外にも
いたの?...同じようなヒト達って...!!」
「そうだぜ、オレは井原 知也、トモって
呼んでくれよ、君は?」
ウゾゾゾゾッッ!!!
迫り来る幻魔をよそに会話する
二人は、互いに挨拶をかわすとーーーー
「私は『雪ノ城 春化』...ハルカって
みんなから呼ばれてるわ!!」
[ぎゅぎゃぎゃぎゃーーっ!!!]
[ちゅみみみ〜〜ん!!!!]
砂地から突然現れ、自分達に襲いかかる
幻魔達にほぼ同時にーーーーー
「さて....それじゃ、やりますか?......
龍墜撃』!!!」
ドゴッ!!!
[ぴょげっげげげ!?!!]
「ふっ!!...それじゃぁ〜〜〜
いいわね!?いくわよ!!」
ドギュォォォン!!!
[むぎゃぁぁ!!!]
“能力”を込めた技を放ち歪みに沈めた!!!

「....ザコ共は俺様に任せろや?
キョウ...そのかわしーーー」
「ふっ...言われるまでもない...
あたしが鮫をたたきにしてあげる!!」
智明の言葉を遮って走り出した
キョウは、波打ち際で指揮を取る
ジェリーウィップに向かう...そして、
それを見送った智明は、自分を取り囲み
キョウを追いかけようとする
幻魔達に向かい、まだ傷口が塞がらずに
流す血液を身体を一回転して波状に飛ばし
「任されたんやから、キョウを追わせる
わけにはないやろ?...『血化陣』!!!」
シュパパパパパパッッッン!!!
それを真紅の刃に変化させ、周囲
全ての幻魔達を一掃する!!!



1月16日(日)

第一七六話『2つ目』(1.16.日)

「やるぅ....んっじゃこっちもぉ!!!」
『雷鳴の鮫』【ジェリーウィップ】に
向かい突っ込む『京香』は、背にした
剣を両手で構え攻撃を仕掛ける!!!
[しょっ!?....ふっん!!!
その程度でイイ気になるんじゃ〜〜〜
ないっしょ!!!!『煙陣
【サンド・ネイク】だっしょっ!!!]
しゅばばばばっっっ!!!
「なっ!?....にぃ!!!!」
しかし、その攻撃はジェリーウィップに
命令されて、行動を起こしたフナムシ型の
『幻魔』が放った硬質化した砂によって
防がれてしまう!!!
[どうしたっしょ?....吾輩はここ
だっしょ!!!!]
邪魔をした幻魔を一瞬で切り刻み
歪みに沈めたキョウをわざと挑発する
ジェリーウィップは、彼女が海の中へ
入って来るのを待った...だが、
「....ふっ!!罠って....わけか?
...あたしを嘗めるなよ?....海を
斬り裂く“力”をッッッ!!!」
キュィィィンッッ!!!!
キョウは、波打ち際の一歩手前で
立ち止まり剣に能力を注ぎ込みーーーー
[...どうしたっしょぉぉ!?!?!]
「風よ!!!切り裂け!!!!」
ジャコォォォォン!!!!
ジェリーウィップが存在する場所まで
海を『風の核色』の力で
真二つに斬り裂いた!!!!

キュィィィンッッ!!!
「なんや?....これは...あいつが
ヒロ』が置いていきよった
黄色の宝石』が何かに反応して
....いるんか!?」
キョウが海を割り、突然の出来事に
反応しきれずにいるジェリーウィップに
再度攻撃を仕掛けようとしていた、その時!!
突如、周辺の幻魔を一掃し終えた
『智明』がポケットに入れていた
宝石が輝きを放ちながら共鳴を始める!!
[めきゃきゃ!!!]
「...っと...俺様とした事が....
殺り残しておくなんて...なぁ!!!」
ブチュァァァッ!!!
[ぴぎゃぉぉ!?!!?]
それに気を取られていた智明に
襲いかかった幻魔は、あっけなく斬首刀に
よって歪みに沈められた...そして、宝石を
手にした智明は、共鳴の意味を探るために
「...あのキョウの持つ剣なんか!?」
キョウの闘う場へ向かった....。

「....死ねっ!!!」
ザギョォォン!!!
海を裂き、一瞬にしてジェリーウィップの
間合いに踏み込んだキョウは、
逃げる間を与えずに剣を振り下ろす!!!
[...くくっ...あんた何にもわかって
ないっしょ?....何故、吾輩が海に
誘ったか?っとか....!!!]
が、攻撃が命中する前にーーーー
ズギャッッ!!!
「な....っ....海水ぉ!?!!」
突然、左右に割れた海から出現した
海水の刃に両腕を貫かれてしまう!!!
[まッ正直最初は海を割るとは思わず
驚いたけど...結局は作戦どーりっしょ!!]
更に勝ち誇るジェリーウィップの野太い
腕から繰り出される拳がキョウに襲いかかる!!



まだまだ続くのですぞッ!!



ノリがもう、めちゃめちゃで〜ッ!!



先を見るんッスねぇ〜!!


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