『Classification !!』2月編!!


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2月12日(土)

第二〇三話『二度と戻らぬ刃の…亀裂』(2.12.土)

『麗魅』がのけぞりながら後ろに倒れ
崩れ落ちた形をとった為に、目標を
失ったブーメランは、円軌道を描き
また『アーバン・ライゼンツ』の手へ
変化を解かずにただ返ってゆく...が、
それこそが彼女の狙いだったのだ!!!
「ーーーーうぎゃぱっ!?!
なっにぃぃぃぃいいぃぃ!!!!!」
彼の左腕は、鮮やかに宙を舞い
更に勢いの衰えない刃は、胸に突き
刺さり暫くえぐり続けて漸く止まった!!
「....あんた、やっぱりあたいの
“能力”の事...すっかり忘れてたろ?」
血塗れになりながも力尽き倒れた筈の
レミは、その場に立ち上がり鋭い眼光で
アーバンを捕らえ続ける...
「貴様...死んだのでわっっ!?!」
徐に起き上がったレミをみて思わず
叫ぶアーバンは、吐血を繰り返し
地面に膝を付いた...すると、それを見て
「あの時ーーーーわざと
あたいは、後ろへ倒れたんだよ!!
アーバン!あんたのブーメランを
操る為にネッ!!!」
彼女は、けだるそうにそう言い放った。

「ぐぬぬぬぬっっ!!!....
レミ、お前の“力”....『無機物操作
【チェシャ・キャット】をあの場で
発動したと言うのか!!!?」
「ふっ、アーバン...あんた...人間
辞めてーーーーそうとう知能が
落ちたんじゃないのかい?」
息を荒だてて激昂するアーバンに
レミは、静かに答えた...
「なんだ...ぎゅはっ!?....とっっ!!」
「あたしのT・Cの能力範囲内でーーー
尚かつ意志を持たない金属以外の
無期物質なら...なんでも操れた....だろ?」
先の闘いでわざと後ろへ倒れた
彼女は、刃が円を描き戻って来る
その瞬間に範囲の5mまで届く能力を
使い油断していたアーバンを攻撃したのだ!!
「...ぐっ...超越者の僕がーーーー
こんな....こんなぁっっっ!!!!」
呻き叫ぶアーバンへレミは、何故
こんな事になってしまったのか...事の
真相を探ろうと再び声を掛けた...。

「ねぇ、アーバン....あたいは、
解らないよ...あんなに優しかった
あなたが何故?...こんな事をするの?!」
悲痛な顔を浮かべるアーバンは、
ブーメランをカードへ戻し抜き去ると、
右手でもがれた左腕を手にし...
少し考えた後に静かに口を開いた...
「最初から...最初からこうなると、
決められていたんだよ..レミ...僕は、
兄さんと、ともーーーぐふぁっ!?!」
ぴっぴゅぴゅっっ!!!!
「アーバン!!!」
だが、彼が全てを彼女へ伝えようと
した、その瞬間!!
「....なぜ?...ーーーーあんたが?
...あっ....『海驢 貴弘』おぉお!!!」
不意に背中から槍の様な武器に胸まで
一気に貫かれーーーーー
「いやぁぁっ!!!アーバン!!!」
「あかんあかん...おしゃべりな奴は
信用出来へん....始末するに限るわ(愛)」
歪みへ沈んで消えて行った...そして、
彼が消滅した、その場にはーーーー
「あんた...あんた、一体何者...なの!?!」
冷酷な笑みを浮かべ槍を手にする
悪魔の様な海驢 貴弘の姿があった!!!



まだまだ続くのですぞッ!!



ノリがもう、めちゃめちゃで〜ッ!!



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