『Classification !!』4月編!!


↓にお話しは、増えて行きます。

別の日のお話しを見るッスか?




4月1日(土)

第二五一話 『逆切れ&本性』(4.1.土)

幻魔』によって唐突に雪下の空洞に
引きずり込まれた、異世界に移行されて
間もない少女は、半ば正気を保てず
現実逃避に近い行動を起こす...
「あははっ...“ミスルーのナイフ”ーっ
これは一振りで鋼鉄も断ち切る
短剣なんだーっ!!!」
学生服のポケットにしまい込んでいた
羽ペンを手にし、追い詰められた外壁に
絵を描く、それが唯一彼女にとっての
心が安らぐ瞬間だった
[赤いぃぃいいコォォーーーッットォォ!!]
幻魔は、もう真後ろまで迫って
来ていた...敵の血塗れのナイフは、
少女の背中を狙う...
「...『静久』...ごめん....。
コミケ...行けなくて....ぅうっ。」
短剣を描き終えた少女は瞼を閉じて
死を待った...しかし、幻魔のナイフが
勢い良く、崩れ落ちた彼女に振り下ろされた
…その瞬間!!!…
パキュイィィィッッッッッン!!!
[なっ....ぎゅあぁぁっ!?!]
閃光が突然!!壁から放たれ
空洞内部全てを包み込んだ!!!!
ぱすっ...。
「...?!!」
何が起きているのか解らず困惑する
少女の手に何かが落ちて来て、それが
治まった...再び瞳を開けた少女が
見たモノは....一つのナイフだった!!!

[うぎゃらぁぁっっ!?!光は光は
めぇぇぇっ眼がいてぇぇっっ!!?!]
この地帯は常に曇り続けている為に
光に幻魔達はなれていない...その為に
唐突に放たれた閃光で眼をやられた
幻魔は、喚き騒ぐ!!
「いっ....今だ!!!」
その間に突如、降って来た武器を手にした
少女は立ち上がり空洞内をひたすら逃げた...
[うぎぃぃっ!?!逃がすかぁぁっ!!!]
メチャクチャに血塗れのナイフを
振り回しながら後を追う幻魔!!!
「....っ!?!...行き止まり!!?」
再び壁際に追い詰められてしまった少女は
考えた...このナイフで闘えばイイ!!っと
だが、しかし....そう旨くゆくモノかと
言う思いもあった...死が延びた、だけ
どうしても悲観的になってしまう自分を
奮い立たせ、彼女は立ち向かう....!!!

「どうせなら...殺ってやるぅぅ!!!」
ぼくはもう何がどうなって...って
そんな事を考える状況すらなかった...
いきなり巻き込まれた、こんな
意味不可な世界...“デジモン”かっつーの
...あっ、ヤマトの本も出したい...(爆)
[みぃぃーーーっつけぇぇっっ!!!
赤いコートをやるよぉぉおお!!!!]
静久達とサークルを組んだ意味が
こんなとこで死んだら...ないんだ!!!
「っるせぇっっ!!!ぼくは、そんなもの
いらないっってんだよ!!!!」
ぼくはマジ切れってか恐怖で逆切れして
もう、こいつ殺す!!!って感じだ...
[もう、口も聞けないからな〜
今だけだ、そう言えるのはーーーっっ!!]
そうだった...この短剣...どっかで
見た事があると思ったら...ふふっ!!!
ぼくはミスルーのナイフを構えた...
目の前のバカを叩き斬るために!!!!



4月2日(日)

第二五二話 『その名はっ!!!』(4.2.日)

[うぎゅぉおおおぉぉっっ!!!!]
血塗れのナイフを使い単調な攻めで
攻撃して来る『幻魔』に切れて逆に
物凄く冷静になり自信マンマンの少女は
「...ふっ、ナイフってぇのはぁっっっっ
こう使うんだよ!!!!
空間断裂っっ“ミスルーナイフ”ーーっ
スレイヴァー・スピリッツ』!!!」
隙を突き、先に手にした短剣で
叫びながら攻撃を繰り出した!!!!
マギョギョギョギュッッン!!!
すると、たったのひと振りで幻魔の
右腕を斬り裂くと、共に空洞内部を
次々と破壊してしまう!!!
[うぎゃっっ!?!....子娘がぁぁっぁつ!!
なんだぁ!!?そのナイフはぁぁっ!?!
ここが崩れたらお前も死ぬんだぞ!!!
よこせ!!そのナイフをよこしやがれぇぇっ!!]
ミスルーナイフの“力”に畏怖しながらも
興味を持った幻魔は、ナイフを手にした
腕を切り落とされているにもかかわらず
笑みをこぼしながらまた彼女へ襲いかかる!!!

「...彼はいつもこの短剣のために
命を狙われていた...ふふっ....。
だけど、いつもその危機を乗り越えて
来た...そう、今のぼくの様に!!!」
幻魔の剛椀が少女を殺そうと
迫り来る...が、それを微動だにも
せず彼女は呟きーーーーーー
[もらったぁっぁっっっっっ!!!!]
「この短剣で少しでも傷付けられた
モノは持ち主の意志によって....。
剣の栄養分...として、吸収する事が
可能....それがミスルーの能力!!!」
ばしゅるるるっっ!!!!
[なっ!?!...なにも...のなん...だぁぁ!!]
一瞬にして幻魔を剣に吸収させてしまう!!!
「ぼく....か?....ふふっ
ぼくはこの短剣を生み出した作者...
そして、冒険者....『三浦 洋子』だっ!!」
全てを終えた少女は、消えた幻魔の
質問にそう言い放ち、答える...。

「...ふぅ...それにしても...
これって...どうしてぼくの手元に
あるんだろーか?....やっぱし、
夢なのかなぁ〜???」
ぼくがそうやってホッとして
のんきに構えていると...次の瞬間!!
ズゴゴゴゴッッ!!!!
さっき空間断裂で攻撃した時
空洞内部の大事な場所も傷付けて
しまったみたいで...
「嘘ぉ....雪崩!?!!」
ズゴゴゴゴゴッッッン!!!
津波のような雪がーーーーっ
ぼくは成す術なく上空から舞い落ちてくる
雪崩に一瞬で飲み込まれ...意識を失った。



4月3日(月)

第二五三話 『雪崩の後で…』(4.3.月)

ドゴゴゴゴッッッ!!!
一瞬にして少女を包み込んだ
雪の津波は、空洞内部も全て
白銀の粉雪で埋め尽くしてしまう...
「....ぅ...ううっ....。」
それから少女が意識を取り戻したのは
数時間が経過した頃だった...
「...急に目の前が真っ暗になったかと
思えば....でも、ぼくはまだ
生きて.....。」
目の前に広がる広大な大地を目の当たりに
した少女は、一瞬...あのまま死んでいた
方が楽だったんではないだろうか?っと
思った、が....
「...不幸中の不幸って奴だな...。
とにかく、じっとしてたらまた
あのクレィジィな奴に出会ったり
しちゃう....うごかなきゃっ!!!」
生きる為に再び行動を開始
する事にした....。

雪原をさ迷うこと....もう既に
数日と2時間もが経過したのだろうか...
「...もぉ....いやだぁっぁぁっっ!!!!
寒いぃぃ!!!!....はぅ〜〜〜!!!
どうしてぼくがこんなメに合わな
きゃならないんだぁっっっ!!!!」
いくら歩けど、景色は変わらず遂に
寒さで足も動かなくなってきてしまう...
「......死...ぬ.....。」
叫ぶ元気も奪われ、立ち上がる気力も
失せたらしく、少女は思い切って
雪に倒れ込み、全てを破棄し....
「....もぉ〜...どーでもーいいよ...。
いやぁ、いやぁ....マジで...。」
静かに眠りに就いた....
「(....ってぇ...やだぁぁ....。
だっさい死に方ぁぁぁぁ!!!)」
声にならない声を上げ助けを求める
少女だったが....それも空しく
徐々に寒さに体温を奪われ、意識を
無くして行く....。

「あ〜おっきしたーっ!!!」
ぼくは眠りから目覚め瞼を開く
「....キミは....此処は....???」
すると、目の前には天国とも
地獄とも思えぬ光景が広がっていた...
ぼくは果たしてどう言う事になって
しまったんだろうか....???



4月4日(火)

第二五四話 『ミディ』(4.4.火)

「ほら、ねっ!!生きてたよ!!!」
ぼくの横には、ぼくぐらいの身長の
男の子...そうぼくが何時も描くような
男の子が顔を覗かせていた...
「....ぼくは....死んだんじゃ...???」
不意にあの意識を失いかけた時の
事を思い出し、ぼくは思わず
その少年の顔をジーッと見つめてしまった
「????僕の顔になんかついてる?
そうそう、何か食べた方がーいいよ?
レィニイ』ーおねぇちゃんに
スープーっを出してあげてぇっ!!!」
「はーぃ!!!」
ここは...どうやらぼくはこの少年達に
あの雪の中から助けられたらしい...まぁ
取り合えず...
「あの、助けてくれて有り難う....ぼーーー
いや、わっ...わぁたしぃ...はぁーーー」
お礼をしようとしたんだけど...まいったなぁ〜
どうにも“私”とは言えない...し、
「あははっ、そんなに緊張とかしないで
普通に喋って、よ?...んっと、僕は
御津 竹丸』【みつ たけまる】
よろしくねーっ!!」
ぼくがそんなこんなで慌てていると
少年は、先に自己紹介をしてくれ
そう言ってくれた。

「あの、...ぼくは『三浦 洋子』
【みうら ようこ】こちらこそ、よろしくね...
えっと、竹丸君?」
「ん〜竹丸でいいよ。」
「そぅ、じゃあぼくもーーー」
「そぃじゃ〜。」
「えっ???」
「洋子おねぇちゃんはーっヨーでイイ?」
「あっ、かっ構わないよ。」
竹丸との会話を終えると共に
先ほど彼に頼まれていた、三つ編みの
少女の様な....男の子のような....
性別が見た目で判断不可能な
レィニイがスープを手にして
姿を現し、洋子に声を掛けた
「初めまして『ミディ』へようこそ!
異世界の冒険者様っ!!!」
「ミディ...異世界...????」
「そっか、ヨーは来たばっか...って
言うより、村とか街の近くに
召喚されたんじゃなかったんだねぇ。」
竹丸はヨーの様子を見て
笑みをこぼしながら呟く...
「まぁ、なんにせよ、お話しは
体力をお戻しになられてからですねっ!」
彼女はレィニイの手作りスープを
食べながら今までの出来事を
ゆっくりと思い出して行った....。

「どぅ、ヨー?良く眠れたー???」
ベットの上には竹丸が乗っている...
「っ!?!」
一瞬、ワケがわからず戸惑ったものの、
洋子は、そうだぼくは異世界に...っと、
冷静さを取り戻し、笑いながら返事を返した
「...どうしたの?」
「ぅん、良く眠れたよ。」
だが、漸く訪れた休息も束の間ーーーー
[....げっげげげ...っっ。]
[.........。]
これから直ぐに過酷な闘いが
何も知らない少女に牙を向ける事となる!!!



まだまだ続くのですぞッ!!



ノリがもう、めちゃめちゃで〜ッ!!



先を見るんッスねぇ〜!!


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