『Classification !!』5月編!!


↓にお話しは、増えて行きます。

別の日のお話しを見るッスか?




5月13日(土)

第二九三話 『銀色の煙〜誘い〜』(5.13.土)

…『雪原地帯』永春の街『ヴァルキ
全体に“支柱”と呼ばれる『幻魔
銀色の煙』【スネイル・ゴースト】に
よって散布された銀粉
ヴァージン・キラー』【銀の鼓動】は、
それを吸い込んだ街の住人達から何かを抜き取り
更に幻魔の良い様に操つる事が可能に
なってしまう強大な“力”を持っている
仲間ですら恐れる危険な物質だった…
次々と行く手を阻むように襲い来る
住人達に悪戦苦闘を繰り返しながら
どうにか『三浦 洋子』本体を叩き
銀粉を始末する為に逃げる
スネイル・ゴーストを追う!!!
「っっったく!!!....はぁはぁ...こいつ...。
ぼくを何処かに誘い出そうとしているのか!?」
息を切らせながら洋子は挑発するように
自分に向かい余裕で手を振る敵の行動に
不審を感じていた....
「...おやぉやぁ〜...もう終わりかぁ〜。
もっと追ってきなよっ?」
そう、スネイル・ゴーストは『強欲なトド
【ジニア】と狐の仮面を被る者が
起こすイベントを待っていた....
彼女が街に居られては邪魔になるから...
意外に頭を使い計算するタイプなのだ...。

「さぁ〜って....じゃあ俺達の使命を
果たすぜ?『魂狐』【ムツキ】〜!!
ってかゴンの方がイイか?」
ジニアは何故かニヤリと笑いながら
ムツキの名を呼んだ、すると...
「ふぅむ、相変わらずジニアさんは
“ごんぎつね”って呼びますね。
まぁ、イイですけど....っとーーーー
偽りの魂』【レイヴィンド】様の
使命....果たしましょう....。」
彼は返事を返し苦笑いをしながら両方の
手の平の中に青白い炎を出現させる!!!
ヴオオオオオッッッ!!!
「くくっ、生きた炎...これらが街を
喰い尽くす時...浄化は完成される...か、
早いとこ放っちまえよ?」
それを見てジニアは偉そうに呟く、
「解ってます....『エレメント・ファイア
【青白炎の乱舞】....街を燃やせ!!!」
ムツキのかけ声に合わせ炎はまるで
意志があるように自ら、彼の手から離れ
建物へと燃え移って行く!!!

「っっ!?!!」
ぼくは街の何処かから煙が上がっているを
見て、漸く罠にはめられた事を理解した...
「くくっ、お嬢ちゃん....。
気付いてしまったよーだね?」
ぼくをお引き寄せて引き留めておくのが
こいつの役目...そして、本体はーーーー
「...お前をブッ潰して、あそこに
向かえばーーーーイイだけだろ?」
あのブタトドだったんだ!!!



5月14日(日)

第二九四話 『銀色の煙〜白銀〜』(5.14.日)

『強欲なトド』【ジニア】の仲間の
『幻魔』『魂狐』【ムツキ】の放った炎は
一瞬にして街を包み込む!!
「....決着をさっさとツけて、ぼくはーーー
街を救いに、あの豚トドを倒しに行く!!!」
『洋子』は、手にした銀色に輝く拳銃で
『銀色の煙』【スネイル・ゴースト】を狙い
素早く打ち放つ....、がーーー
きゅしゅっっん!!!
「あっはっはっーっ、ムダだって〜。
さっき統治者とかもおんなじ事をしてて
驚いてたけど〜、ぼくちんの“能力”じゃなく
ぼくちんが取り込んだ幻魔がもっていた
“特性”があるから〜ぼくちんをキミ達が
攻撃する事は不可能なんだよね〜。」
“支柱”とは恐らく“幻魔人”を遥かに超越した
人間達...そして、それを促(うなが)しているのは
やはり『異界の闇覇者』達なのだろう...
彼らが存在する牙城へ近付くに連れて
幻魔達のレベルも確実に上がっている...
彼女にとってこの地が最初と言うのは
酷なのかもしれない...だが、それを補うだけの
“力”を洋子は持っている...何故なら
彼女もまた...『選ばれし者』の一人だから!!
「やってみなければ解らない!!!」
彼女は再び銃口を敵に向けた!!!

「くふふっ、もうムダだからキミの
“メタファー”も貰っちゃ〜ぉ〜!!」
銃を向けられているにも関わらず
スネイル・ゴーストは余裕を見せつける...
「あのさぁ、一つ聞きたい事がお前に
あったんだけど....。
そのメタファーってなにさ?(天化)」
そんな彼に洋子は徐に質問を浴びせた...
「くふふっ、え〜そんなのも知らないの〜?
メタファーってのわさぁ〜ってかキミって
“ドラゴンナイツ・グロリアス”とか
Known???...ふぃ、疎(うと)そう
だから〜教えてあげよー。」
言い方が少し彼女のムカツキ度をアップさせる
「ごたくは良いから早くね?(怒)」
「あははっ、怒った〜っと、メタファー
ってのはさぁ〜動物ん〜ここの奴らが
人間と仮定出来ないケド...その者が持つ
善意や平和を愛する心
ってのかな〜。
ぼくちんはそれを集めて精製して甘い
お菓子にして食べるのが好きなのだ!!」
誇らしげに言い放つスネイル・ゴーストを
呆れながら、だが...
「...考えとかはどうでもイイけど...。
それって敵味方の区別不可能でしょ?」
仲間達の脅えようを思い出しその恐ろしさを
痛感した彼女は、そう呟く...。

「ふ〜ん良く解るじゃない!!
っと....もうお喋りもお終まいです!
....死んでくださる?」
「そのCM古いよ、あんた結構
年喰ってるだろ?」
洋子の口撃に少したじろぐスネイル・ゴースト
だったが、それに構わずーーーー
「その口、二度と聞けなくしてあげるね!!」
ぱしゅあっっっん!!!
姿をくらましながら彼女に襲い掛かる!!!



5月15日(月)

第二九五話 『銀色の煙〜煙を吸い込め!!〜』(5.15.月)

『銀色の煙』【スネイル・ゴースト】の身体は、
取り込んだ『幻魔』の“特性”を受け継ぎ
紫色に銀色のラメが混入した様な煙状になっている
「....くふふふっ!!!...キミのソレも
...ぼくちんにはムダ、だっての〜。
さっさと“メタファー”貰うよ!!!」
が、それをまだ誰にも見せた事が彼はまだ
なかった、それは常に人間のままの形を
保ち、変化しなくても“支柱”と呼ばれる
だけの実力があったから...
「また、消えた.....!?!
(こう動き回られたら...只でさえ本体が煙で
攻撃できるか五分五分なのに....。)」
自分の視界に入っては消え、入っては消えを
繰り返され攻撃目標すらも定まらず、動揺する
『洋子』は、とにかく攻撃を放つ...も、
どぎゃぎゃぎゃっっ!!!
「はずれーっ!!木は大切にしましょう。」
それは大きく的を外し、側に生えていた
大樹を撃ち破壊してしまう!!
「くっ...どうすれば??!」
必死に考えを巡らす洋子へ容赦ない
スネイル・ゴーストの攻撃が迫る!!!

「ぼくちんは体当りが好きなのね。
ほら“エキセントリック少年BOY”でも
あったでしょー?必殺技で???」
どかっっっ!!!
スネイル・ゴーストのショルダータックルが
戸惑う、洋子を吹っ飛ばした!!!
「ぎゃんっ!?!」
地面に倒れ、その時...今、手にしていた
銀色の拳銃を落としてしまう....
「....ん〜なぶり殺しってのは面倒だから〜
.....貰うよ、キミの善意を!!!」
そして、煙状に変化した敵の手が彼女の
胸元を目掛け伸びて行く!!!
だが、うつ伏せに倒れた洋子の背後に
その腕が迫ったーーーー
…その瞬間!!!…
ずきゅっっっん!!!!!
「....バ☆キューム...なんちって〜。
...解るこれ?掃除機だよ???」
彼女は唐突に起き上がりいつの間にか手に
していた掃除機のスイッチをオンにする、
するとそれに煙となった腕が一瞬で
吸い込まれ封印されてしまった!!!!
「なっ!?!!」
焦るスネイル・ゴーストに向かい
洋子は掃除機の口を徐に向けた...!!!

「...ふぅ〜電源とか考えてるんなら
下を見て見てよ?ほらちゃんと
コンセントがあるだろ?」
洋子の説明など彼の耳には一切
入っていない...煙から戻った右腕は
根こそぎもぎ取られた様に真っ赤な
血液をダラダラと流し続けている...
「....嘘だ、ぼくちんがーーーー!!!」
逆ギレを起こしたスネイル・ゴーストは
また、消え現れを繰り返し彼女に攻撃を
仕掛ける...が、それは既に洋子には通じない
「....お前の二つの“能力”見切ったよ。
でも、お前はぼくの力を知らない...。」
何故なら彼女は敵の弱点を悟ったから...。



5月16日(火)

第二九六話 『銀色の煙〜舞い散る煙〜』(5.16.火)

「ふざけた事を言うなよぉっっっ!!!!」
ぱひゅおおおおぉおおお!!!!
『銀色の煙』【スネイル・ゴースト】も、
流石に本気になったらしく『幻魔』の姿を
型どると、同時に自身最大の技を繰り出す!!
「別にふざけてないぜ?
....って言うか、お前バカだろ???」
そんなスネイル・ゴーストを前にして
『洋子』はそう言い放つ....
[勝手に言ってなよ?....ぼくちんが
本気になったらどれだけ恐ろしいかぁ〜!!!
絶煙の陣』【アスペイル・マイン】!!]
それは身体全てを煙に変化させ、相手を
自ら包み込んで窒息死をさせる前に、内部から
放つ銀粉により壊死させてしまう....
地味な割には意外に恐ろしい技だった!!!
「くっ!?!....あの粉を散布....か。
でも所詮、キミは何かダメ、ぼくの
注意もちゃんと理解してないしさ。」
だが、煙に包まれた中でも彼女は平然とたたずむ...。

[強がりはよしなよぉ〜....。
ふふっ、もうキミはー死んだも同然なーーー]
ぶろろろろろろっっっっっ!!!
スネイル・ゴーストが勝ち誇った
…その時!!!…
「掃除機なめんなって。」
突然!!その煙と化した身体が物凄い
勢いで、洋子が先に手にした掃除機の中へと
吸い込まれて行く!!!
「キミの敗因、その1....詰めが甘い。
その2、煙だからって無敵じゃない。
その3、物質の“能力”に頼りすぎ。
その4、お前はぼくを怒らせた。」
ぼたっ...ぼたたっ....!!!!
「じゃあぁよぉおおお....ぼくちんがーーー
こーやって元に戻ればそれはーーーーー」
最後まで全てを吸い取られてしまう前に
彼は元の人間の姿に戻る...が、既に所々の
肉が殺(そ)げ落ちたり、部位がなかったりと
目も当てられない身体となっているにも
関わらず...スネイル・ゴーストは彼女に
襲いかかるーーーー
バキュオオオオォオッン!!!
「その5、しつこい男は嫌われる。」
だが、その瞬間!!洋子が手にした銃に
心臓を打ち抜かれ、彼は歪みへと消失した!!!

「....“支柱”の柱がまた一つ消えたー。」
鎧を纏ったような姿をしたその人物は
何処かにある城でそれを閲覧しながら、呟く...
「...“力馬鹿”までならまだしも....。
どうしよっか〜....。」
側のもう一人もそれに次いで呟いた....。



まだまだ続くのですぞッ!!



ノリがもう、めちゃめちゃで〜ッ!!



先を見るんッスねぇ〜!!


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