『Classification !!』5月編!!


↓にお話しは、増えて行きます。

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5月25日(木)

第三〇五話 『スケープ・ゴート』(5.25.木)

…『雪原地帯』永春の街『ヴァルキ』を
巻き込んだ『三浦 洋子』らの闘いは一旦、
その幕を牽く...。
幻魔』『強欲なトド』【ジニア】は
安大 光助』に破れ、同じく
魂狐』【ムツキ】も“浄化の炎”と
共に『上原 勇二』によって...
倒された筈だったの....だが、
「ヨー...まずぃ、僕の
ホーミング・ラブ・チェーン
【貫く軌跡】も、ヨーの銃撃も
あの狐みたいな奴を貫いてない!!!」
爆風により舞い散る煙が消えると、そこに
存在していたのはーーーー
「ばっ...馬鹿な!?!そんな事って!?!」
「ぅっぎぃいいっっっ......。
げふぁっっ!?!!....しょせんはお前の
手の内で...俺も踊っていたに過ぎんのかよ...?」
静かに歪みに沈むジニアの姿だった!!!
御津 竹丸』は【飛び槍】を
戻すと、即座にムツキの気配を探る...が、
「キミ達が狙ってたのは、知っていたよ。
街は既に浄化したのでねぇ....もう、私が
リスクを負う必要がなくなったんだ....。」
それを背後に感じた、その瞬間!!
声を掛けられ、動揺する2人...。

「...『レィニイ』達から奪った
メタファー”とか言うのを...
返せ....。」
洋子は冷静を装いつつ、背後のムツキに
脅し口調で喋る...
「無理ですよ、あれはもう
雪原の雌豹』【レキ】様へと
銀色の煙』【スネイル・ゴースト】が
送ってしまわれましたから....。
くくっ、雪原地帯最果ての城へ
訪れて下さい、そこでお待ちしていますよ
メタファーを景品として用意してねぇ。」
ずきゃっぁっぁっっっん!!!
振り向き様に放たれた銃弾は、
空を切り裂き、ドームの天井に風穴を開けた...
「...ヨー...もう感じないよ...あいつの
気配....とにかく街中へ行こう!!」
冷や汗を流す洋子を急かし、竹丸は
とにかく街中へと先に入って行った...
「...何かのあいつの破片を持って
やがったから『結合-α』【ペプチド】
とか言う“能力”で一瞬にして
豚トドを引き寄せ、身替わりにしたんだ...。」
「...結局、街は...救えなかったね...。」
光助は、落ち込む勇二を元気付ける
様に頭を撫でた...
「大丈夫、この程度なら復帰出来るさ。
住民達もーーーー」
辺りを見回し、倒れて意識不明に
なっている住人達を見て言葉に詰まる
光助だったが気にせず
「居る...事だし...(汗)」
そう....続けた。

「あっ!居たいた!!!あのーっ!!!
貴方達ですよね?あいつらを
追っ払ってくれたのは!!!」
不意に見慣れぬ2人を見付けた
竹丸は、声を掛けた...すると
「あっ!ボクを助けてくれた...子だ。
武器、あんなんなんだぁ〜!!」
それに気付いた勇二達は返事を返した
「じゃ〜味方...かな?...。
そうだけど?キミは???」
「....ぼく達もあいつらと闘う者達さ...。」
そして、遅れて洋子も姿を現す....。



5月26日(金)

第三〇六話 『取り戻す為の旅立ち』(5.26.金)

「ぼくは『三浦 洋子』...。」
「あっ、僕は『御津 竹丸』と申します
宜しくお願いします、ですっ!」
彼女達の自己紹介の後、彼らも
「えっと、ボクは『上原 勇二』です。」
「オレっちは『安大 光助』だ、
まっ、よろしく!」
名を名乗った....
「見たとこ、こっちの世界の住民じゃないよな?
...って、学生服だもんな、キミなんか。
まぁ、ぼくも部活の途中だったから
こんな格好だけどさ。」
不意に髪をかき上げながら洋子は
勇二へ声を掛ける...
「あはっ、そうですよ〜。
ボク高校3年生です、ヨッ!」
「ぅわっ!?ぅそぉ....お兄ちゃん。
高校生だったの???(中2位だよ...。)」
竹丸は思わず吹き出した
「あははっ、それよりさっ....。
洋子〜さん、キミも能力者なんだろ?」
「あぁ、一応そうみたいだが...。
そうそう洋子でいい、それに堅苦しい
喋り方はよしてくれないか?
ぼくは普通が好きなんでね。」
光助の問に答えた洋子は、そう
言うと笑みをこぼす...。

「それはそうと、街はなんで、こんな
事になっちゃったん...ですか?」
「勇二...さん、で、イイのかな?
えーっと、それはーーー」
竹丸は、彼らに今までの出来事を
説明して教えた...
「そうなんだ〜、あっ!竹丸君。
ボク、勇二でいいから。」
「なるほどね...統治者とか住民達から
...抜き取られた“メタファー”ってのが
ないから...こんな状況なのか...。」
辺りを見回し光助は大体の事を
混乱している勇二の横で把握し
考えをまとめていた....
「取り戻したければ最果ての城へ来い
って...あの狐は言ってたんだ....。
だから僕ら直ぐに街を出なくちゃ...。
『レィニイ』や『メルド』を
救う為に....。」
顔を強ばらせながら言葉を放つ
竹丸の肩に優しく洋子は手を置き...
彼女は彼らに何かを伝えようとする...が、
「それで2人はどうするのさ?
もしやる事がないならーーー」
「やる事ならあるさ...洋子と竹丸
お前達を手伝うぜ?」
「あはっ、どっちにしろ....。
ボク達はその為に戻って来たんだし!」
それを遮り2人は返事を返した...。

「ただ今戻りました....。」
「届きましたよ?メタファー....。」
「誘いはもう出しておきましたから。
『雪原の雌豹』【レキ】様...。」
「ご苦労様でした...。」
レキの部屋を出た『魂狐』【ムツキ】は
「...既に向かわせてある...か...。
御方も訪れたようだし...。
彼らは生きて...ここに辿り着けるかな?」
そう呟き、姿を消した...。

彼らは傷ついた人々を療養所へ
送ると、街を出て吹雪の吹き荒れる
雪原へと足を踏み出した...
奪われたモノを取り戻す為に!!!



5月27日(土)

第三〇七話 『雪原の刺客』(5.27.土)

『魂狐』【ムツキ】が言っていた城は
『ヴァルキ』から遠く最果ての西へと進んだ
先にある“絶対零度の灼熱”と呼ばれる
場所に位置する、街と同化した
城の事だった....出発前に
『メルド』が住む占い館の一室から
持ち出し、地図にそう記載されていたのを
彼らは発見すると、そこを目指し
猛吹雪の中をひた歩く...
「...ふぃ〜やっぱし....寒いよぉ〜...。」
身体を震わせながら『勇二』は
呟き、鼻水を垂らす...
「ぼくなんかスカートなんだけどな?
下、でもあんまり寒くないけど?
良かったら...何か出そうか???」
不意に『洋子』はポケットから
羽ペンを取り出し、寒がる勇二へ尋ねた
「えぉっ!?...出す????
ヨーの“能力”って一体???」
まだ完全には誰も知らない彼女の
“力”を見る事が出来る良い機会なので
『竹丸』は思わず叫ぶ!!

「羽毛の何か全身覆うようなコートが
イイにゃ〜....だってさーっ、この
寒さはまた異常だぜ?
さっきより寒くなってるもんな。」
『光助』の要望を聞き洋子は
頷くと共に、地図を取り出し
その裏に羽ペンを使い、何かを描こうとする...
が、全員がそれに気を取られた
…その瞬間!!!…
べちゃっっっ!!!!
[げろろろっっ、直撃ゲロ!!!!]
雪原の中から突如!!姿を現した
水色でゲル状の『幻魔』から放たれた
触れたら最後、凍り付いてしまう
液体を浴びさせられてしまう!!!....だが、
「〜ゲロって、ムゲロっぽいよ、それ。」
完全にしとめた!!っと思い込んでいた
幻魔の後ろから洋子の声が響き
[....げろっっっ!!!!????]
振り返った、その一瞬!!!
しゅぱぁっっっっん!!!
「へぇ、ナイフの扱い旨いな、洋子。」
手にした“ミスルーのナイフ”で
幻魔の身体を真っ二つに斬り裂いた!!!

「ぅ”う”...寒”い”...。」
暑さにも寒さにも弱い勇二は
倒れる寸前まで至っていたので
「だっ...大丈夫???勇二....。
ぇぇっと...どうしよーーー!!」
竹丸は慌ててちょっとパニックに
陥りかける..,が、
「ア”レ???変”だよ”...。
...あ”のス”ライムも”う復”活”してる!!」
鼻声で指をさし喋る勇二の先に
洋子が倒した筈の敵がまだ
生きていたので、それを見て
一気に冷静さを取り戻す...。



5月28日(日)

第三〇八話 『三浦 洋子-陽子-』(5.28.日)

「....“ミスルーのナイフ”が!?!」
斬り裂き、それで『幻魔』を歪みへ
沈めたと思った『洋子』が手にした
ナイフの異常に気付きもう一度目の前を
向く、すると...そこにはまるで
何事もなかったかのように
[...ゲロロ〜、無駄だゲロ!!!
吾輩をそんなちんけな武器で倒せる
筈がないゲロ!!!]
存在する敵の姿があった!!!
「おぃおぃ、洋子....そのナイフ...。
凍り付いてヒビまで入ってんじゃん。
....って事は!だ...奴の“力”はーーー」
「大丈夫だ...ここはぼくに任せて
くれないかな?『光助』?」
ナイフは絶対零度で冷やされ物質と
しての“死”を迎えていた....
(−273℃になると全ての分子は活動を
停止させる、即ち死を迎える。)
「決まってるだろ?さっさとして
くれよ〜、寒いんだから?」
それを投げ捨て光助の言葉を遮り
徐に呟く洋子は、そう言われて
笑みをこぼし....敵と対時する...。

「ヨー!!!無茶しないで!!」
『竹丸』は2人の会話を黙って聞き
納得したうえで彼女を見送る...
「さんきゅー!...ぼくなら
大ジョブだ...“能力”のお披露目にも
丁度イイ機会だしな?」
[ゲロゲロ〜吾輩は精鋭部隊の一人
だゲロ〜...今までのザコと一緒に
したら一瞬でーーー]
バキュオオオッッッン!!!
「一瞬でなんだって?」
幻魔が講釈を言い終わる前に即座に
胸元に隠していた、黒い銃にて
発砲し、攻撃した洋子は余裕で呟く...が、
[....凍り付くゲロよ!!!]
ぴきっっきっっっ!!!
既に撃たれ分散した肉塊を復元させて
いたゲル状の幻魔による背後からの迎撃が
彼女を襲い、洋子は銃ごと左腕を一気に
飲み込まれてしまう!!!

「あ”ぁ”洋子ーーーさん....。
あぶないよぉ!!何で!早く助けないと!!」
思わずそれを見て叫び、助けに
出ようとする『勇二』を
「駄目だって勇二!!!」
光助はあっさり止めてしまう....
「なっなんで!?!」
混乱する勇二へ光助は宥めるように...
「あいつが言ったんだ....。
自分に任せろってね...ここで
信じてやらなきゃ洋子のプライドが
傷つく....それにあいつは負けないって!」
勝利を確信しながら言い放った...。



まだまだ続くのですぞッ!!



ノリがもう、めちゃめちゃで〜ッ!!



先を見るんッスねぇ〜!!


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