『Classification !!』5月編!!


↓にお話しは、増えて行きます。

別の日のお話しを見るッスか?




5月29日(月)

第三〇九話 『三浦 洋子-中性子-』(5.29.月)

…『雪原地帯』永春の街『ヴァルキ』を
後にした『三浦 洋子』『御津 竹丸
上原 勇二』『安大 光助』の
4人は奪われた“メタファー”と
呼ばれる善意を取り戻す為に最果ての牙城へと
足を進め、猛吹雪の中をひた歩いて
いたの、だが…
そこへ『偽りの魂』【レイヴィンド】
から送り込まれた精鋭部隊の刺客が
その姿を現し、洋子と対時する!!!
[ゲロロ〜死ぬ前に教えてやるげろ!
吾輩は“絶対零度の灼熱”の番人
でもある...『零度の零下
【ベティ】様だゲロ!!]
「あいつが番人!!!!」
竹丸は思わず『スネイル・ピアザー
【飛び槍】を向けて叫ぶ...が、
「ったくあんな程度の奴なら...。
ここの支配者は大したことないね〜。」
その横で光助は呟き、竹丸の顔を見て
ニヤリっと笑った...
[なんだと!?!...まぁ勝手に言ってれば
良いゲロよ、こいつが氷の彫刻に
なったあとは〜お前らの番ゲロからねぇ〜!!]
ムカッときたベティだったが、
それに構わず洋子の身体を氷で
浸食して行く!!!

「ゎっっ!?!!...どうするの〜!!!
本当に危ないよぉ!!光助!!!
意地張ってるだけじゃ!洋子さん
このまま死んじゃう!!!」
寒さもそれどころじゃなくなって
いたので吹き飛ぶ勇二も次いで徐に
白金の鞭』【レイジング・ビュート】を
取り出し構える...
「...あの性格じゃ、僕達が助ければ
どうなるか...でもーーーー!!
本当にこんな時でも見守るしかないの!?!」
標準をベティにセットする...も、
それを射出出来ず、手を震わせる竹丸は
沈黙を守ったままでいる洋子を見つめる...
[くくっさっきまでの勢いは
嘘だったゲロね?...まぁ、やっと吾輩の
恐ろしさがーーーー]
ヴァジュオオオオォォッッッ!!!
「これを待っていたんだとしたら?」
ベティの講釈が終える前に
再び行動を起こした洋子は、不意に
そう言い放つと、同時に全身から
物凄い炎を自ら発し、燃え上がる!!!
[げろっっ!?!!!ひぃひぃいいい!!!
トける!!!溶けてしまうげろぉおおっっ!!]
「なっ!?あれは!?!!」
「...ふーん、そうしたのか〜。」
「どう言う事???光助!!??」
浸食していた為に彼女と一体化して
いたベティは燃え盛る炎から
逃げ場を失い、ひたすら喚き叫ぶ!!!

「洋子の右手を見てみ?」
光助はそう呟くと指さした
「えっ???....アレ...マンガ描く時に
使う奴でしょ???」
「...コートを出す...銃...そして
思い描いたナイフ..そうか!!!
ヨーの“能力”(ちから)って!!!」
竹丸は謎が解け漸く全てを理解した!!
「...ぼくの相手としては不足だったな...。」
[げろおおぉおっっっ!!!!]
更に勢いを増す炎は雪原を焼き払い
水から一気に気体へと変化させて行く!!!



5月30日(火)

第三一〇話 『三浦 洋子-陰子-』(5.30.火)

「....“フレイム・アーマー”....。
....意味、解るよな?」
『洋子』は燃え盛る火炎の中で
冷静に『零度の零下』【ベティ】へ向かい
呟き、昇華して行く景色を眺めた
[ゲロロロッッッ!?!!
何ナンダげろ!!!?その“能力”はーーー
拳銃は封じてるし、『雪原の雌豹』【レキ】
魂狐』【ムツキ】の情報も
仕入れてあると言うのにっっっ!?!]
ゲル状の躯も徐々に溶かされ、気体と
成り代わり消失して行く中....
苦し紛れにベティは叫び、どうにか
逆転を狙った攻撃を繰り出す...が、しかし
パシュッッッッン!!!
「その液体窒素みたいな奴?
無駄だよ、ぼくにはもう通じないし。」
それをあっさり纏った炎で打ち消して
しまった洋子の前では効果もなくーーー
[しょっ!?しょんあぁっっっっ!?!]
ヴアォッッッッッッ!!!
「“バーニング・ソファ”っっっ!!!」
そのまま歪みへと沈められてしまった!!!

「ほらね?勝ったでしょ。」
『光助』はそう呟くと『勇二』『竹丸』と
共に彼女の下へと走った
「やったねっ!ヨー!!!」
「あったかい〜、っとボク達が触れても
大丈夫なの?それ???」
纏っていた炎を徐に消すと、洋子は
「信じてくれて、有り難う。
あははっ、もうこの火は必要ないよね?
雪も溶かしておいたし、それにぼく以外、
誰が触れても、燃えちゃうから危険だもん。」
笑いながら彼らに言い放ち、
羽ペンをポケットへとしまい込んだ...
「それが洋子の“力”....。
自分の洋服に描いても発現するんだな?」
徐に光助は洋子へ声を掛け、問う
「やっぱ、解る?...そう、その通りよ。
さっきは急いでいたから、炎のイメージが
大きかったんだけどね?」
すると、彼女はバレタか!?っと
言うような顔をして質問に答えた
「....????」
まだ、理解出来ない勇二を置いて
彼らは再び西を目指し歩き出す...。

「えっ!?!!....『浸透』を
持ってたのに、物理攻撃であっちへ
還っちゃったの〜!!!」
“冷徹の氷河”で話し合う“支柱”達...
「やはり某が行くべきであった....。」
「『最果ての白熊』【サイレント・ベアー】様。
夢の躯』【エタニアル】様...私が
力不足だった為に...申し訳ありませんでした。」
彼らの下へムツキも姿を現す...
「い〜よー、別に〜もう精鋭部隊の奴ら
送ってあるしさっ!」
「...ムツキ殿のせいではあるまいー。
気になされるな...『強欲なトド
【ジニア】殿の消失はやや痛手ではあるが....。
既にサイレント・ベアー殿のアノ部隊が
動いているとなれば此処にも来れまいてー。」
「二人の仲の良さには感服するな?」
徐にレキが間に入室し、自分達を統括する
者の出現を待つ...
『...残念な結果....二人も....支柱を...
失う...私は...決めました....。
ムツキ...それから...『無限の雹気
【ルーズ・ベルト】を新たなる...支柱と、し
...軍を再構築....する...事...意見は???』
不意に青白い炎そのものの、『偽りの魂』
【レイヴィンド】から重要事項を聞かされ、
彼らは瞬間!!驚く...が、
「大丈夫ですよ〜。」
「某も問題ありませぬー。」
「御意...。」
「...光栄です....。」
直ぐに納得し、そう返事を返した....。



5月31日(水)

第三一一話 『One Way Load』(5.31.水)

「....ふっ、旨く演説してるじゃないか
...『偽りの魂』【レイヴィンド】...。」
見慣れぬ学生服に身を包み込んだ
少女は、彼らとはまた別の場所で
この地の支配者と会話をする...
「....仰せの通りに...ことは運んで
います、只、あの二人は....。」
予定以外の『勇二』達の出現に
戸惑いを見せるレイヴィンドへ
「...彼らの事についてはキミらが気にする
必要性はない、我らが始末するように命を
月乃』様から言い付けられて
いるのでね....。」
少女は微笑みながら優しく呟くと
不意にその場から姿を消した....
「....しっかしさ〜『夢の躯』
【エタニアル】〜よりによってあの
寡黙な奴が支柱に加わるなんて〜意外
だよなぁ〜?」
『最果ての白熊』【サイレント・ベアー】は
“冷徹の氷河”を出るとエタニアルに
声を掛け、ぼやく...
「...まぁ、彼の方の決定ですからねー。
某は別に構いわせぬよ...只、姿を
現さないのは妙だが?」
それを聞きエタニアルはそう呟いた...
「サイレント・ベアー様も、酷なことを
なさる...流石、支柱1...冷酷な方だな...。
先に『零度の冷気』【ベティ】を
送り込み...誰かに...ふふっ、染み込ませる
....“ゲルコンボ”か....。」
彼らの後に『魂狐』【ムツキ】は静かに
ボソッとこぼしながら続き、
含み笑いをしながら姿を消した...。

「ったく、幾ら歩いても本当に
おんなじ景色の繰り返しだな!!」
『洋子』は歩き疲れてか、逆切れを
し始め、叫んだ...すると、
「おぃおぃ、落ち着けよ?
...そうだ、洋子、自分の“能力”で
戦車とか出せばイイじゃん、乗り物系
なんか幾らでも描けるだろ???」
それを見兼ねて『光助』はそう提案する...
「そっか!ヨーの“力”なら確かに
可能なんだもんね!!」
『竹丸』も、それはイイ案だ!!っと
言う様に声を上げる....が、
「御免...ぼく、乗り物系統....。
からっきしダメなんだよね....。
ヘッポコになってしまう....ってか
きっと前にも進むかどうか....。」
少しへこみ気味に洋子が告白したので
一瞬、場が静まり....
「はぁはぁはぁはぁ......。
みんな....どうしたの????」
一時を静寂が支配した....。

「あっあれ!!!みんな....どうやら
辿り着いたみたいだよ!!!!」
取り合えず前に進む事、5時間...
遂に彼らは氷の結晶が舞い散る
『雪原地帯』最西端の地へと
辿り着く事が出来た!!!
「...ぅわ....寒くて暑い....。」
思わず声を上げた勇二の目の前には
凍り付いた炎が一行の行く手を阻むように
存在し、先へ進めぬようにそびえ立っていた...。

彼らが“絶対零度の灼熱”へと
辿った、その頃...別の場所ではまた
新たなる闘いを繰り広げている者達がいた...
元の世界へと2人が還元された後、
残された者達はどうなってしまったのか?
今、同時間軸上の別の物語が幕を開ける!!!



まだまだ続くのですぞッ!!



ノリがもう、めちゃめちゃで〜ッ!!



先を見るんッスねぇ〜!!


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