『Classification !!』6月編!!


↓にお話しは、増えて行きます。

別の日のお話しを見るッスか?




6月1日(木)

第三一二話 『ただイマ』(6.1.木)

…『雪原地帯』を突き進む
三浦 洋子』達の闘いは一旦、置かれ
ここに幕を牽く...そして、今...
新たなる同一線上の物語が始まる!!!…
「...嘘、でしょ????....。
』...なんで????
なんでなの!?!あんたはあの時!!!!」
目の前にはたった今、少女の手にした
武具により貫かれ、歪みへと沈んで
ゆく、少年の姿が飛び込んで来ていた...
「......。」
霧雨の降る中、『春化』は怒りと
動揺で身を震わせ、出る限りの声を
出し、少女に向かい精一杯叫ぶ....が、
「...なんとか言いなさいよ!!!!
みきっっ!!!何とか言ってよっッ!!!!」
その少女は依然として何も口には
せずに、顔に滴る雨水を拭った...
「...げて...逃げて...逃げて....。」
「えっっ??!!??」
ドシュッッッ!!!
「これが、俺のシナリオ...Storyだ。」
背後から突然!!少年らしき何者かに
よって刺された春化は何が何だか解らず
困惑しながらその場に崩れ落ちた....。

その、数時間前ーーー
海岸地帯西』を解放した
雹ノ 京香』『海驢 智明
井原 知也』そして、雪ノ城 春化ら
4人は次の、既に春化が解放した地帯
濃霧地帯』へと向かい足を進めていた...
「『ハウリング』達...大丈夫
かな...また結果、『幻魔』を
送り込んでしまったワケだし...。」
少し不安を見せるキョウへ智明は
元気付けるように
「まっ、大ジョブやろ?あいつらなら
まぁ...そこそこはいけるんとちゃう?
俺様ほど強くはないけど、な?」
そう言い笑ってみせた...
「あっそうそうハルカ〜オレ、キミに
聞きたい事があったんだよ。」
「何?」
不意のトモからの質問にドキドキしながら
返事を返すハルカ...
「ハルカがもう解放した濃霧のとこってさ
取り合えず、安全なんだろ?」
「えぇ、羊は倒したし...幻魔は
もう出現しないと、思うけど???
なんで???」
「いや、少し気を抜いてもイイかなぁ〜
ってさ?...少しコン詰めてみんな
闘ってたワケだし...休めれば、それに
こしたことはないと思ってさ?」
トモの無邪気さに思わず顔を緩めハルカは
「ぅん、そうだよね〜、少しは
休んで行けると思うよ!」
笑みをこぼした....。

「みんな!見えたよ!!あれが
多分、『ラフェーラ』が統治
してる、『コロンビア・ホールド
だと思うんだけど....。」
やはり解放されたからか、濃霧も
薄くなり、ロンドンの様な雰囲気を
街全体が、かもち出していた...
彼らはハルカに案内されるまま
街へと入ってゆく...それが、後の
悲劇を産む事になるとも知らずに....。



6月2日(金)

第三一三話 『永い夜〜永い夜の始まり〜』(6.2.金)

「『ラフェーラ』や『卓真』達は
元気にしてるかしら....。
(デートの約束覚えているかな?)」
『春化』は、少しソワソワしながら
見慣れた街並みを眺めた...
「確かに凄い霧だねぇ。」
『知也』は窓から外を見渡し呟く...
「これでも、薄い方よ。
もっと前は凄くて、近眼のヒトみたいな
感じかな?景色がぼやけてたもの。」
それを聞き、得意げに話すハルカは、
「でも、本当に良かったんかなぁ?」
「...何が?」
「いゃ、あいつらだけに行かしてしもて...。
俺様達に休んでろぉ〜言うのは
正直、嬉しいが、なんや...やけに嫌な予感が
するんや....。」
「...解放されているのは間違えない...。
しかし、あたしも感じたよ....。
だいたい、この街には何故...誰も存在
していないんだ....。」
宿屋に残してきた『京香』『智明』に少しでも
情報を渡せるように、トモと共に
街に出て、彼らを探り出す事にした...。

「それにしても、誰かが存在する
気配すらしないな?」
トモは無断で宿に侵入してしまった
事にちょっぴり気を病んでいたのだが、
これはどうも様子が違うと思い始めていた...
「...おかしい、なんで???
私が此処に初めて来た時....確かに人は
居たし...!!!そうだあの地下道なら!!」
彼女も不穏を感じ、ラフェーラと初めて
出会った、街道を進み...地下へと
足を踏み入れた....が、
「...途中で途切れてる...。
地下鉄みたいな奴の先に行けたのか?」
「???...どうしちゃったのよ!?!
私...ワケわかんないよ...何で????」
地下道に入り込む前に道が、落石等の
障害物に邪魔され埋まり、途切れていた...
「....まっ...まぁ....ハルカ....。
落ち着いて捜せば...。
(完全に故意的にやられたもんだな...これ。)」
落ち込む彼女を励ましながらトモは
再び街中へと舞い戻る...。

「どう言うことだろ...トモも気付いて
たんでしょ?...あれが誰かの
仕業って事にーーー」
「待って!ハルカ何か聴こえないか???」
困惑するハルカ達の耳に不意に
教会の様なモノから流れて来るような
鐘の音色が響く...
りご〜んりごぉ〜ん!!!
「...あんな建物...あったんだ...。
(霧で見えなかった部分???)」
「誰か、居るかもしれない....。
行ってみよう....。」
彼らは音に導かれる様に教会らしき
建物へと向かう....。



6月3日(土)

第三一四話 『永い夜〜再会のホウコウ〜』(6.3.土)

盲目の羊』【シープ・ゴート】は、
完全に私が倒した...筈よね?
「....本当に教会だな...。」
...あの時、アノ女の子が歪みへ沈んで
行った時に見せた笑みが私は気になって
いたのだが、私は無意識にそれを
忘れよう、忘れようとしていた...
「どうした?『春化』??」
何故、そんな事を思ったのだろうか?
...それに私はどうしてあの場所へと
飛ばされた?のだろうか...
「おぃ!!ハルカっっ!!!」
「えっ!?!あっぁぁ...何『トモ』?!!」
私は完全に自分の世界に浸りきって
いたようだ...そうだった....私達は
鐘の音色に導かれたみたいに...ここ、
修道院?だか教会に辿り着いたんだった...
こんな場所が存在したなんて....私は
改めて霧って恐いなぁとか思っていた...。

『コロンビア・ホールド』中心部に
その教会は位置していた...
「...大丈夫かい?...先に帰って
休んでいた方がイイんじゃないか?」
自分を気遣う知也へ、ハルカはわざと
「へーきだよ!...さっ!先へ進もう!!」
元気に振る舞い重々しい鉄の扉を
開け放ち薄暗い中へと入って行った...
ギュィイッッッッッッ!!!
扉を開けた時の金属の消耗しきった音が
何かの悲鳴に聴こえた...
「....どうやら、本当にここで鳴って
いたみたいだね?」
トモは、ロウソクの明かりのみで照らされた
内部を眺め、上を見上げ呟いた
リゴォーッッン...リゴォーーッッン!!!
「真上?...どうりでウルサイと思った...。
2階に誰かがいるって事なのかしら??」
轟音が耳をつんざき上の階層から
あの音色が響いていた...
「行ってみよう。」
トモの言葉に頷き彼女は彼の後を
追って2階へと上がって行った...。

「無知って言うのはそれだけで
罪だとキミは思わないかぃ?
えぇ?...Light・Sの『タクマ』君?」
みしっっっぃ!!!
「...くっはぁはぁはぁ...何なんだ!?
この女ぁ!?!」
タクマの息を切らせた姿を見て
柱に背持たれ、あざけ笑う少年...
「...実力の差ははっきりとしている...。
抵抗は無意味だよ...。」
卓真の目の前には棒の様な武器を
手にした少女が立ちはだかる...
ばたっっっん!!!!
「...ん”?」
「これは!?!」
「ぁ....タクマ...それに『幹』!!!!」
「...ーーーはるっっっがぁっ!?!!!!」
ぶしゅっっっ!!!!
それは一瞬だった...彼らが騒ぎを聞きつけ
部屋へ飛び込んだ、瞬間に起こった!!!
ハルカへと一時意識をずらしたタクマの
隙を突き少女は彼の胸を貫いた....。



6月4日(日)

第三一五話 『永い夜〜発狂〜』(6.4.日)

「誰かの声がする!!!急ごう『春化』!!」
階段を駆け上がる『知也』に次いで
彼女も走り出した...その途中、叫ぶ声の
主に聞き覚えがあったハルカは
「(この声は....マサカね....でも、!!!)」
何か嫌な予感を胸によぎらせ、それを
必死に打ち消さんと、トモを追い抜き
声のする部屋へと先に出た!!
「おぃおぃ、どうしたんだ?....。
あっ!大広間みたいなとこがーーー
上がり切った、目の前にある...。
あそこで鐘を鳴らしているのか?」
ハルカの勢いに押されながら、
部屋の中へと入って行ったトモが
そこで見たものはーーーーー
ブシュッッッッッッ!!!!
「『卓真』ぁぁあぁあああっっっっ!!!!」
断末魔の叫び声と共にその場に崩れ落ちる
ハルカの姿と、棒の様な武器で少女に
刺殺され今まさに歪みへと沈んで行こうと
していた少年の姿だった....。

「ハルカの奴『霊聖坤』【れいせいこん】を
置きっぱなしで行ってまうなんて...。
イイんかなぁ?」
ハルカの手にしていた武具をマジマジと
見つめながら『智明』は『京香』へと
声を掛ける、すると...
「...解放しているとはいえ....確かに
不用心だよ...まっ、でも...トモが
付いているんだから大丈夫だと...
あたしは信じているけどな?...。」
少女はそう言って飲料水を飲み干した...
「くくっ、血の『帝劍坤
【ていけんこん】の威力流石に物凄い
モノがあったなぁ?
My bloodのお蔭でな?」
少女が刺殺する様を見て歓喜する少年は
少し狂った様に笑い続けた...それを
見て誰だがを理解し、激昂するトモは、
即座に攻撃に入る、が...
「....おまぇはっっっっっっっっっっ!!!!
レビン・ネス』っっっ!!!」
ガキャッッッッッン!!!
「ひゃはははっらりほぉ〜、久しぶり
だなぁ?知也....忘れられてたかと
俺は思って心配してたんだぜ?」
「....血の鎧...くっっ!!!」
「こっちは忘れてたのかぃ?」
唐突にレビンの前に姿を現した
醜い『幻魔』型の彼の血でのみ
動く鎧がトモの攻撃を完全に受け止めて
衝撃を吸収してしまった!!!

「....嘘でしょ?...ねぇ、『ミキ』...????
嘘って言ってよぉっっっっっ!!!!」
自然と私の頬を涙がつたりこぼれ落ちる
...何が何だが解らずに私は只...
ただ、ひたすら叫んでいた...親友だった
ミキがこの世界で初めて出会い助けて
くれた友を殺した...いや、正確には
元の世界へと帰したのかも知れないが....
「.....。」
私の問に沈黙を続けるミキの顔は
何処か悲しげで....私に何かを訴えて
いるようだった....。



まだまだ続くのですぞッ!!



ノリがもう、めちゃめちゃで〜ッ!!



先を見るんッスねぇ〜!!


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