『Classification !!』7月編!!


↓にお話しは、増えて行きます。

別の日のお話しを見るッスか?




7月1日(土)

第三四三話 『降り懸かる火の粉』(7.1.土)

ザックザック....。
雪を踏み締める音が近くへと
迫って来ている...
「何かが向かって来る!?!」
思わず声を上げた『御津 竹丸』は、
スネイル・ピアザー』【飛び槍】を
即座に構え、何時(いつ)でも迎撃が放てる様に
辺りの様子を伺い、警戒しながら音の
する一点を見つめた...
「これって何か...あんびり〜ヴぁぼぉ〜
とかで、こんな話しあったよねぇ〜。
っと、確か〜兵隊の亡霊が〜....!!!!」
恐がりのくせいにオカルト好きな
上原 勇二』が呟き、ふと
前を見た、その瞬間!!!
「ん?どうしたんだ勇二ぃ???」
「ぅゎひゃぁっっ!!『光助』ぇ!
前、前ぇっっ!!!」
「...前って...ーーーっ!?!
おぃおぃマジかよ!?!」
舞い散る氷の結晶と、共に真っ青な
顔をして手には拳銃を持った....旧日本兵やら
米国兵...とにかく他国籍の兵士までもが
足音を立てて彼らへと向かって来ていた!!!
「...あんなの一気にぃこのミスーーー」
トクンッッ...。
勢い良くナイフを振り上げた
少女は突然!!目眩を感じ、雪原へと
膝を付き崩れた....
「どうしたの『ヨー』!?!」
その様子を見て心配する竹丸は、
洋子に手を貸そうとする...が、
「...大ジョブ!!心配しないで、さぁ
さっさとアレらをかたそうか?!
(何なんの今の???)」
彼女はそれを拒み自分の力で立ち上がった...。

「放てぇぇっっ!!!!」
軍服に身を包んだ者達の奥で指揮を
取る一人だけ風貌の変わった赤い帽子を
被る者の命により、手下の兵士は
生気無く、銃口を洋子らに向け構えると
叫ぶ!赤帽子の声に併せて射撃を開始する!!!
スパパパパパパッッッン!!!
一斉射撃は周囲の空気を斬り裂きながら
4人へと向かい襲いかかる!!....が、
「僕もたまには活躍したいからね!!!」
一歩前へと足を先に踏み出していた少年の
手に装着している武具がそれら全てを
関知し、打ち抜き破壊した!!!
「凄い!!!竹丸君」
「あの子の武器...確か探知だけだった
筈じゃあ....???」
「進化したんだ。
(まさか...あいつらはこれに気付いていた?)」
しかし、更なる追撃の弾丸が唐突に
彼らに向かい襲いかかり、それらを
対処しきれないとふんだ竹丸は3人に、
「みんなっっ!!僕の攻撃じゃ次から
次に来る弾を全て撃ち落とせない...
だから近くの氷柱(?)に隠れて!!!」
向かい叫ぶと、自分も彼らが隠れた大きな
氷の塊に飛び込む!!!

「『最果ての白熊』【サイレント・ベアー】様が
おっしゃられた通り、此処を断固として
通すワケにはいかない...。」
赤い帽子を被る軍人は徐に
部隊へと即座に指揮を出し、氷柱の
撃破、駆除を命じる....
「『最下層の番人』【ムシュフルフ】殿を
向かわせるとは....某、感服ですー。」
「あはははっ!!『夢の躯
【エタニアル】〜アレくらいで
驚かないでよぉ〜...既に最強の
コンボは仕掛けてあるんだから!!」
牙城にて闘いの行方を伺う彼らの
気付かぬ位置から何者が彼らの様子を
鋭い眼つきで眺めていた....。



7月2日(日)

第三四四話 『浸透圧』(7.2.日)

しゅぱぱぱぱぱぱっっっん!!!
執拗(しつよう)な攻撃が繰り返され
隠れた大きな氷の塊も、無数の弾丸により
細かに削られてゆく...!!!
「はぁはぁはぁはぁはぁ.....。
(何?...さっきから胸が...腕の
痺れから始まって...まさか!?!)」
その最中、やはり躯に異変を感じ
ついには歩く事さえもままならなくなって
しまった『洋子』は、呼吸を荒だて
「どうしたんだ!?!!洋子!?!
...これは...症状は発熱...じゃない
どんどん身体が冷たくなってる!!!」
心配してのぞき込んだ、『光助』が見た
その彼女の顔は物凄い速さで青ざめて行く...
「...ぅん...これしかない!!!」
様子を見てこのまま此処でくすぶって
いる場合ではないと感じた『勇二』は
ゆっくりと立ち上がり『白金の鞭
【レイジング・ビュート】をいつの間にか
手にして『竹丸』に話し掛ける。

「竹丸君、ボクのこの鞭の攻撃と
併せれば一気にあの亡霊兵士達を
退治出来る筈、これは賭けだけど...
洋子さんの状態を見たら...それ
どころじゃないし、最初の包網さえ
突破すればあの奥に居て命令を出して
いる帽子のヒトを倒せる可能性も...。」
初めて作戦を提案する勇二の話しを
聞きニヤリと笑う光助は、
「オレっちは洋子を背負い後ろから
走り、同時にあの“絶対零度の灼熱”も
どうにかする...か、出来なくは
ないよなぁ?竹丸?」
賛同するように言葉を放ち、
横の竹丸に問いかける
「...後戻りはもう出来ないんだ...。
僕もそれに懸ける!!....でも、
作戦は少し変更させて欲しいんだ...。
あの兵士達と赤帽子は僕だけで
打ち倒します、だから...勇二はあの
氷壁を光助と一緒に砕いて...。」
すると、彼はそう答え彼らの返事を待った...
「残り30秒程度...此処が持つか
どうか...か、いいぜ、竹丸がそれで
イイんならな!」
「ボク、君の言葉を信じるから...。」
ドギャァッッッッン!!!
遂に銃撃により氷塊は崩れ去る、が
そこには既に彼らの姿はなかった!!!

「くっ...もたもたするな...周囲を
注意深く探り、即!迎撃だ!!!」
倒れた瞬間に発生した煙に乗じて行動を開始した
3人...先に突攻を任された竹丸は、
「.....〜〜〜ーーーーおおぉっっっっ!!!」
姿をくらました、その一瞬で前衛兵士達の
側まで走りより、“能力”を発動させる!!!



7月3日(月)

第三四五話 『追い打ち』(7.3.火)

「『ほぉおおおっっっみんぐ・ラブ・ーーーー
ちぇっっっっっっんっっ
』!!!【貫く軌跡】」
ジュラララララッッッ!!!!
高速で射出された『竹丸』の飛び槍は、
物凄い勢いで前衛の兵士達を薙ぎ倒して行く!!
「へぇ〜やるぅ!...『勇二』...
走るよ、しっかり付いて来て!!」
真横で『光助』に言われると、同時に走り出し
次々と包囲網撃破を突破して突き進む
竹丸の後を駆け抜ける
「はぁはぁはぁ...!!(走るのゎ〜辛い...。)」
しゅぱぱぱぱぱぱっっっ!!!!
あの正確な攻撃だが、それでも逃し存じた
兵士達の追撃が足元を狙い、弾丸が襲う!!
「ちぃっっ....さっきの勇二の言った
通りだった...こいつら、雪で何かを
媒体にして創られた奴なんだ...だから、
やられても直ぐに復活しやがる...。
竹丸....早く赤帽子を!!!」
一度、雪化粧の矧がれ落ちた兵士達の顔は
様々な種の頭蓋骨を媒体に使っていたのが
一目で解る程崩れ、ソレが剥き出しに
なって露呈されていた!!
直ぐに甦る骸の横を即座に走り去る
光助は勇二がちゃんと後ろから付いて
来ているのか?を確認しながら
“絶対零度の灼熱”へと急ぐ!!!

「...なってる...。」
「えっ?」
「............。
(ぼくが足でまといになってる...。)」
背負われて何かに身体が冒されているも
意識はある『洋子』は自分がこんな
所で役立たずなりそれに甘んじているのが
許せなかった....
ジャキャッッッッン!!
「くくっ、奇襲...か、“雹冷症”の
症状がやっと進んだらしいな....。
だが、コンボはまだ終わりわせんよ!!!」
赤帽子の人物は肩に何かを乗せ
自分に向かい突き進んで来る竹丸に
ソノ標準を併せた!!
「大量の...熱反応!???
...前、来る!!!」
一瞬の差で男から放たれた砲撃を
かわし、攻撃に転じる竹丸!...だが、
「甘い!!この『最下層の番人』
【ムシュフルフ】の側まで寄れると
思うなよ...『骸・砲撃裂弾
【インサイト・ソフィア】っっっ!!!」
続けて、兵士の頭蓋骨を砲撃で飛ばし
繰り出す、ムシュフルフ技が
正確無比に彼を狙う!!!

「くっっ!?!!」
砲撃を破壊すれども、即座にまた
ソレが襲い...無限のトラップに入り込んで
しまった竹丸だった....が、
「はぁはぁはははははっっ!!!
わたしわぁぁっっ無敵ぃぃ!!!!」
ジャララララッッッ!!!
「始めからこうするつもりだったんだ...。
ある程度までイケれば...後は、ね。」
既にそれも計算済みだった!!
次の砲撃のタイミングに併せ、
別の生体反応を狙い『スネイル・ピアザー』を
放った彼は、見事に兵士を軸に
敵のまん前に姿を現す!!!



7月4日(火)

第三四六話 『突破!!!』(7.4.火)

「なっ!?!バカナぁっっ!?!」
ぎゃるるるるっっっっ!!!!
「『ヨー』もピンチだし、こんなとこで
僕達はくずぶっていらんないんだよ。
消えなよ、おっさん....ーーーーー」
砲撃の弾丸に使おうとした兵士の
身体に『スネイル・ピアザー』【飛び槍】を
食い込ませ一気にその場に移動し、
赤い帽子の男の目の前に唐突に姿を
現した彼は一瞬でカタを付けようと
全ての重要器官を狙い再び“能力”を発動する!!
「そんなぁぁちんけな能力でMeを
倒せるとおもうなぁっっっ!!!
ちょぉおおおお至近距離からのぉおおお
死滅・マシンガン』【ペイン’ズ・バレッタ】
だぁぁっっっっ!!!!」
だが、その前に一瞬!早く動いた
『最下層の番人』【ムシュフルフ】による
体内に仕込んだ骸の破片を乱射する銃攻撃が
『竹丸』を襲う!!....が、
しゅぱぁっっっっっん!!!
「『スパイダー・ネット』【紡ぐ蜘蛛の結網】
....僕の能力は応用がきくんだ
柔軟性たっぷりなのさ!!!」
「なっがっ!?!」
…その瞬間!!…
彼の武具が空中で一瞬にして網へと編まれ
成り代わり竹丸が受ける筈だったおぞましい
攻撃を全て先に包み込み、即刻投げ捨てて
その効果を打ち消してしまう!!!

「『ホーミング・ラブ・チェーン』【貫く軌跡】!」
ずぱしゅっっっっ!!!!
更に打ち出された飛び槍による一撃が
ムシュフルフの四肢を貫き、全ての臓器を
破壊し、止めを刺す!!
「...ぐふぁっ!?!...ぐっ....。
くくっ....良い気になるなよ?....
絶対の零下』【ベティ】の痕跡...
しかと見極めた...くくっ、せいぜぃ...
無駄に足掻いて....死ね...ぐげっ!?!」
しゅぱぁぁっっっん!!!
最後に意味深な言葉を彼は残すと
歪みへと沈み消えてしまう...それと同時に
彼が操っていた兵士達も媒体の頭蓋骨を
残すのみとなってやがて消滅する...
「やったか!?」
その様子を見て竹丸の方は成功した、と
確信する『光助』らの目の前には
“絶対零度の灼熱”が立ちはだかる!!!

「はぁはぁはぁ....本当に一人で
倒しちゃった...っと、ボクも
あの凍る炎を破壊しないと...。
(無理っぽいけど...。)」
漸く後ろからその姿を現した『勇二』も
息を切らせながら
巨大な凍れる炎の前に立つ....
「悪いな洋子...ちょっち、そこで
待っててくれ...。」
「光助?...そっか、変化して...
じゃあボクも併せて攻撃する!!!」
そして、一気に撃破の準備を整えようと
光助は側の凍った岩に彼女の身体を
預け、能力を発動させる!!!



まだまだ続くのですぞッ!!



ノリがもう、めちゃめちゃで〜ッ!!



先を見るんッスねぇ〜!!


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