『Classification !!』7月編!!


↓にお話しは、増えて行きます。

別の日のお話しを見るッスか?




7月25日(火)

第三六七話 『死を賭した連戦〜復元〜』(7.25.火)

“支柱”『無限の雹気』【ルーズ・ベルト】の
罠に掛かり“眠れる雪の城”中心部に
存在する闘戯場にそれとなく誘われた
洋子』『竹丸』『勇二』『光助
知也』の5人はそこでルーズ・ベルトが
最強と自負する部隊の精鋭達との闘いを
余儀なくされる!!
初戦、竹丸が一気に敵を砕くも、次に
現われた、長髪の青年...『幻魔
分化する者』【プリティウス】は
“能力”を使用し、『鋼鉄の瞳
【ギガ・スコープ】から『死の侵犯
【ラル】を、白い体毛からは『最果ての白熊
【サイレント・ベアー】を...そして、銀色の
粉から『銀色の煙』【スネイル・ゴースト】を
自らの細胞と混合させ蘇らせてしまう...
だが、圧倒的な不利を抱えた彼を援護し
窮地を救った者がいる...それが彼女、洋子
だった、道を自身の“力”で創り出すと
舞台へと上がり竹丸と共に蘇りし支柱達を
一気に粉砕する...が、しかし
「なっ!?!...なんでだ!?!」
青年が彼らの真後ろを指さしたと、同時に
トモは叫び、思わず前に身体を乗り出す...
[うきゃきゃぁっっ!!!!
なぁ〜によそ見してんのさぁ〜!!!
絶煙の陣』【アスペイル・マイン】!!]
ハシュッッッッ!!!!
何故ならそこには既に彼らが再び倒した
ハズ
の支柱が存在していたから...。

「ぐっっ!?!!息がぁ!?!」
唐突な攻撃に対応出来ず銀色の煙に
全身を一瞬にして捕らえられてしまった竹丸は
無駄にその場で足掻き、体力を更に消耗しながら
皮膚から徐々に煙で汚染されて行く!!
「くっ!?!何がなんだか...。
とにかく!!今、そいつを切さぁーーー」
「おぃおぃ、他人の心配してる暇
あんのかよ?お嬢ちゃん?」
パキョッッン!!!
「げふっ???」
[あっけねぇぇっっなぁ?おぃ?
平手で肩砕けたぜ?]
スネイル・ゴーストの煙を取り去ろうと
彼女が短剣を構えた瞬間!!
真横から巨大な影が近付き、平手打ちが襲う...
メキャァァッッ!!!
影に気付き、振り返り
とっさに対応して横に身体をずらし
精一杯のダメージの軽減を試みた洋子だったが
それにも関わらず左腕の骨折更に...
左肩骨の裂傷っと、言う大きな傷を追う...
しかも跳ね飛ばされ氷壁に背面を強く
打ちつけ呼吸困難に陥る!!!

[んっんーっ僕もいるよぉ〜!!!
【飛び槍】でまた遊んでくれんのかなぁ!!!]
煙で巻かれている竹丸に追い打ちを
掛けるように再び蘇生し、襲いかかる
サイレント・ベアー...絶体絶命の
危機が彼らを襲う!!!



7月26日(水)

第三六八話 『死を賭した連戦〜突破口〜』(7.26.水)

「彼らが求める“メタファー”...。
アレは『雪原の雌豹』【レキ】様が
手にしている筈...。
彼らが彼奴に打ち勝てたとして....しょせんは
手のひらで踊っているに過ぎんか...。」
魂狐』【ムツキ】はその場から
立ち去ると何処かへ向かって行った
「人間時の思惑...か。」
彼は気付かなかった...が、凍れる廊下では彼の
後ろ姿を見送る者がいた...
べきゃぁっっ!!べきききっっ!!!
「あっぐっっ!!?!」
巨体を持つ『最果ての白熊』【サイレント・ベアー】に
身体を捕らえられ、物凄い“力”で
圧縮されて行く『竹丸』は内部器官崩壊をも
起こし、重傷を追う...
[あっははははっ〜でも〜ただでは
殺さないーーーっ!!!
毛針』【ファイン・ニーズ’ス】!!]
しかも唐突に体毛を変化させ追い打ちを
掛けるサイレント・ベアーの執拗な攻撃は
続き、針の様なソレが彼の皮膚を貫き
四肢の殆どを犯す!!!
[ほらぁ〜苦しいぅえの痛み...どうよ?
ぼくちん達の最強のコンボわぁ〜!!!]
自らが煙と化し取り包む『銀色の煙』
【スネイル・ゴースト】は様子を伺いながら
殺さない程度に竹丸の躯を浸食して行く...そして、
「ぐっ...はぁはぁはぁ....はぁはぁはぁ...。
(息が...左側...殆どが動かない...。)」
呼吸を整えようとする彼女に『死の侵犯』
【ラル】による魔の手が迫る...。

「....ボクの鞭なら...届く!!!」
しゅるるっっっん!!!!
悲惨な光景を見て『勇二』は無意識に
白金の鞭』【レイジング・ビュート】を
振り上げ遠方から攻撃を仕掛けようとする...が、
「く’く’く’、違反は困りますねぇ。
彼女は目をつぶるとしても、わたくし。
本来は不正は嫌いなので御座いますよ?」
突然!!何の前触れもなく3人の前に
姿を現した『無限の雹気』【ルーズ・ベルト】は
彼の腕を細身の指で掴むと、力を込め
少しの痛みを与えた...
ずきっっん!!!
「いっっっ!?!!」
岩場に鞭を手から落とす勇二...
「その手を離しな?」
「ほぅ、わたくしに気付かれずに?
く’く’っ’見込みがありますねぇ?」
『光助』の声はルーズ・ベルトの背後から
響き、首には彼の小刀が突き付けられていた!!
「おらぁっっ!!!」
更に次の瞬間!!!抑え付けられた
ルーズ・ベルトへ『知也』の打撃が襲いかかる
だが、しかし...それはーーー
ぐしゃぁっっ...。
「ぁゎぁあ!?!...溶けたぁぁ!!」
「...まさか、こいつも...。」
唐突に捕らえていたその身が崩し為、当たらず
不発に終わる...。

「ちょっ!?!...光助...今の奴...
あっちに居るよ?...なんで!?!」
横目で見つめた勇二の先にはたった
今、消滅した筈の敵の姿が...
「...洋子!!!“NaCl”を生み出せ!!!!」
それを見て完全に何かを悟った光助は
徐に叫び全滅手前の彼らに向かい叫ぶ!!!



7月27日(木)

第三六九話 『死を賭した連戦〜無限〜』(7.27.木)

蘇った“支柱”『最果ての白熊』【サイレント・ベアー】
『銀色の煙』【スネイル・ゴースト】らによって
『竹丸』は、ほぼ戦闘不能に陥り...
『洋子』も『死の侵犯』【ラル】によって
今まさに亡き者にされまいとしていた...
「ぐっ....なに?!...この声は....。
『光助』...“NaCl”?...はぁはぁはぁ...
それ所じゃないってのぉ!!!!!
“エンジェル・ファィン・ショット”!!!!」
ジュバシャァァアッッッッ!!!!
[うぎゃぁっっ!?!!]
ギリギリまで接近させてからの砲撃は
ラルの頭部を吹き飛ばす!!!
「やったッ!!!」
これで竹丸を救いに行ける!っとラルを
倒した事を確信し立ち上がろうと彼女がした
…その瞬間!!…
ごぼっっごぼぼっっ!!!
飛び散った頭部の破片が何かを形作り
ながら蠢き...同じようにラルの首から下も
ゴボっゴボっと、音を立てて元へと
復元しようとする!!!

「いやぁ...なんなの!?!なんなのよぉ!!
これはっっっ!?!!!」
喚き散らす洋子へ『分化する者』【プリティウス】は
冷ややかな口調と共に呟き、指さす...
「ほら、あそこのガキも...そろそろやばいぜ?
...くくっ、女がギャーギャー言ってんの
俺的には気分良いぜ?...。
でも、よーっさっさと行動しねぇと...
またあの支柱がお前を狙うぜ...増えてなぁ。」
「....!?!....くっっそぉおおお!!!
(とにかく竹丸を助ける!!!!)」
ジュパァッッッッッン!!!!
[はひっっ!!?僕の腕がぁっっ!?!]
前のめりに走り込みながら少女は手にした
漆黒の拳銃から弾丸を放ち、少年を捕らえていた
サレント・ベアーの腕をブチ貫く!!!
ドサッッ!!!
「うっ...ぅう...ヨー....。」
「さっさとっっっ消えろぉおお!!!
“Gun for Gun's air struck!!!”」
乱雑に氷床へと落ちて行く彼の身体を
受け止める前に更に風の弾丸を放ちーーー
パジュッッッッ!!!!!
[なっ!?!空の弾...!?!空気抵抗で
ぼくちんを引き矧がしただとぉ!!!!]
包み込んでいたスネイル・ゴーストの四肢を
一瞬にして破壊し、浮き上がった所で
受け止める...しかし、その際にバランスを
崩し、彼女は彼を庇いながら転んだ...。

「いちちっ...っと、無事か!?竹丸!?!」
「...ふふっ、なんとか...ね?」
精一杯の笑顔でその場を取り繕うとする
竹丸の身体は誰が見ても再起不能に近かった...
彼女は唇を噛みしめながら、何かの
気配を感じ振り返る...すると、そこには...
「...くくっ、THE ENDって奴だな?」
先の攻撃で確実に破壊した筈の支柱が
肉片から分裂し、増殖して
更に倍以上へと増え、彼らの周囲を既に
取り囲んでいた...。



7月28日(金)

第三七〇話 『死を賭した連戦〜NaCl〜』(7.28.金)

「まさに無敵...このままじゃ彼らは!?!」
握り拳を氷壁へ打ち当て何もしてやれない
事を不甲斐なく思う『知也』は顔を
強ばらせながら、叫ぶ...
「ボク達が入ろうとすれば....道が
壊れてしまえば全部意味が...って!?
あ”っっ!!『洋子』さんが創った道は
どうなの!?!『光助』使えないの!?!」
意外な盲点に目を付けた『勇二』は
必死に光助に問いかける...しかし、
「彼女の“能力”(ちから)の継続力を
考えると...それは賭けだね....。」
現実的な答えを返した光助は只、じっと
彼らの闘いを見守っていた...
「そっ...そんなぁ....このままじゃ...。」
「何か...くっ、あんなに距離が...。
(陰でも届くか届かないかの距離...か...。
まして、先の敵が持つ能力を解かなくては
また防がれるだけ...。)」
そして、苛立つトモは何か手がないかと
思考を模索する...。

「後ろは崖....か、...ふふっ
とことん、ぼく達もついてないなぁ....。」
『死の侵犯』【ラル】が攻撃を放ち、氷壁を
粉砕した場で洋子は『竹丸』を背に
立ち上がり拳銃を構え近付こうとする
蘇りし“支柱”達に砲撃を繰り返す...が、
「あはははあっっ!!!!見ろよぉ!!
女ぁっってめぇの攻撃は増やしている
だけだぜ?...こいつらをよぉ?!!!」
逆に、彼女が運命に逆らい続ければ続けるほど
絶望的な状況を自ら創り出していた...
ギョムギョムムッッ!!!
増殖は止まらず次々と破片から復元して
甦る支柱達...しかし、その中で洋子は
先の光助からの言葉を考えていた
「くっっ!?....攻撃が追い付かない...。
(“NaCl”???...何?!...でも
彼は無駄な事を叫ぶような馬鹿ではない...。
だとしたら攻略のヒントが隠されている!?)」
少しずつだか紐解いて意味を理解しようと
する彼女...だが、そんな洋子へ不意を突いた
敵からの攻撃が襲う!!

パキォッッッ!!!
[ぎゃはっ!?!]
「....ヨー...は...殺させない!!!」
瞬時に放たれた『スネイル・ピアザー』が
彼女を未曾有の危機から救い事なきを得る...
しかし、それも長くは持ちそうにない
「竹丸!?!....今動いたら...はっ!?!
....化学記号?....そうだ....。
確か!?『静久』....封神...
....そう言う事ね...!!!」
だが、その一瞬!!何かを思い出した
彼女はニヤリと笑みを浮かべ片手に
羽ペンを手にし、布地に何かを描き殴る!!



まだまだ続くのですぞッ!!



ノリがもう、めちゃめちゃで〜ッ!!



先を見るんッスねぇ〜!!