ーFor anoter futureー

『ガレリアンズ』

『それは、数時間後の未来…。』




『チャプター13へ』



↓『49話から52話まで。』↓



『ice of feel』-zero-
(4.28.F)

『リオン』は『ガレリアン』の一人
『レインハート』を憎悪の炎で
身を焦がしながら完全に破壊した...。
「...今、行くよ...!!!」
『リリア』と出会う手がかりを
得る為に配管工の“クロビッチ”を訪ねに
下の2階へと降りようとしたリオンだったが、
エレベーターを偶然“メラトロピン”により
調べたところ、彼が1階へと向かって
行くのが見えた...。
『ちぃっっっっっん!!!』
「ぅぉ!?お前さんっどうしたんだぃ?
そうとう具合が悪そうだぜぃ?」
エレベーターを降りるとロビーで
クロビッチは機械の修理に追われていた...。
「ねぇ、おじさん....このホテルに
別の場所ってないかな?....昔
使われていたとか....???」
「....“別の場所”ねぇ....。
あぁっ!!!!そう言えばーーーー!!!」
彼はポンッと手のひらを合わせると
何かを思い出した様に叫ぶ!!!
「どうしたの?...何か思い出した???」
リオンはゆっくりと訪ねた...すると
「あったよぉ、この地下にねぇ!!!」
クロビッチは自分が修理しているスチームの
ある横の閉鎖された階段を指差した。

「...これが....そうか!!!....。
リリアが言っていた別の場所....。
その意味は下だったんだ!!!」
リオンはクロビッチの話しを聞き
彼女の居場所を理解した....。
リリアが隠れている場所、それはーーー
「地下にはエレベーターがあるんだけどねぇ、
動かないから下に行けないんだよねぇ、
だからフロントマンに切り替えを頼むと
いいと、思うよぉ?」
隣に存在し、ホテルの地下から繋がっていた
...廃屋となってしまったレストランだった!!
「解った、有り難う!!」
フロントマンは既に殺されているが
リオンは笑みをこぼし、それを知られぬ
様に隠しながら再び、事務所へと向かった。
「うっ....。」
鼻をつんざく異臭が部屋に漂う...。
「これが“切り替えスイッチ”...???」
『がちゃっっっ!!!』
少年は恐る恐るそれを動かす、すると!!!
『ぱきゅぃいいっっっん!!!』
それと同時にホテル内部全ての電源が落ち
明かりも最小限のモノに成り代わって
しまった...不安を抱えながらだが...
リオンは、そのままロビーへと戻り
階段を降りて地下へと向かって行った...。

「私の可愛い...弟....レインハート...。」
レインハートの亡骸を抱えながら
もう一人の送り込まれたガレリアンは呟く...。
「....私から奪った貴方は絶対に許さない...。
必ずリリア共々殺してあげるわ...。」
憎しみは新たな憎しみを生み出しーーー
「....ふふっ、地下へ行ったのなら
気を付ける事ね?...、まぁせいぜぃ...。」
確実のその根を広げて行く...。



『ice of feel』-one-
(4.29.S)

「本当だ....エレベーターが起動している...。
これに乗って地下へ....だから誰も
彼女の事を知らない...ハスだ...。」
『リオン』は教えられた通りに階段を降り
エレベーターを発見して歓喜する...。
『がひゅっっっん!!!』
それは旧式な様でエレベーターが
上にあがって来るまで暫く時間を要した...。
[ウシュルルルッッ....。]
待っている間に奇妙な唸り声が
数回辺りに響く...彼はそれを気にせずに
いたのだが...次の瞬間!!!
『ばぎゃぎゃぎゃっっっん!!!』
せり上がって来るエレベーターと共に
“Gプロジェクト”の産物“アラベスク”が
2体同時に出現し、彼の行く手を塞ぐ!!!

[うぐるるるっっ!!!]
[くしゃぁっぁぁっ!!!]
「これは...あの病院にいた...。」
“ミケランジェロ記念病院”に冷凍保存
されていた異形な怪物...しかも、心を完全に失い
『ドロシー』にのみ従う肉人形...。
「...可哀相に...心まで壊されて...。
安心して....僕がキミ達を...救う...
その呪縛から解き放ってあげるから!!!」
全身の肌を引き裂いた様に痛々しい赤い身体を
露にしながら自分に向かって来る
彼らにリオンは、そう呟きながらーーー
[うぎゅおぉおおお!!!!]
[バジュオオオオオッッ!!!]
『ぐぴゃっっっっ!!!』
両手をかざし超能力を繰り出す...。
「君達はけして悪くないんだ...。
でもね...僕はこんな形でしか....
キミ達を救えない....!!!」
そして、痛みが残らぬように完全に頭を
確実に粉砕した...。
『ちっっっっん!!!!』
「....『リリア』...僕は...。」
エレベーターに乗り込んだリオンの
頬から滴がこぼれ落ちる...
瞳から生まれた涙が伝わり...流れていたのに
気付いたリオンはそれを打ち消すように
拭い去り、彼女を求めて今、降り立った...。

「...レストラン...間違えない!!!
ここだ....ここに彼女の思念を感じる!!!」
リオンは手にした人形を握り締め
彼女に言葉を送り続けながら先へと進む....が、
そこで待っていたのはーーーー
[うしゅるるっっ!!!]
[グルルルッッ!!!]
再び、彼の行く手を遮り、迫る
アラベスク達の群れだった!!!



『ice of feel』-two-
(4.30.S)

『マザー・ドロシー』の権限を得て『リタ』が
解き放った怪物達は既に地下に放たれ
少年を待ち受けていた。
「....それでも...僕は.....ぉおおおっっ!!」
『ばぎゅおおおおおっっん!!!』
少年が両手を向けて彼ら“アラベスク”を
超能力で破壊しようとする、と...
[うじゅらららっっっ!!!]
「ぐっ!?!!」
それよりも早く行動を起こしていた
一体にのし掛けられ、衝撃波は側の
古めいたキッチンに向かい飛ぶ...。
『ざきゃっっっ!!!』
「ジュギャギャギャッッ!!!!」
更にもう一体の追撃が彼の左腕を服の上から
軽々と斬り裂いた!!!
「...くっ....なんて力だ...。」
片腕を抑えながら即座に立ち上がり、
リオンは間合いを取る...。
[うぎゃぎゃっっ!!!!]
彼らにはリオンが獲物にしか見えて
いない...気味の悪い笑みを浮かべながら
少年に一歩...また一歩と迫って行く...。

追い詰められるリオン...だが、何も
考えずにいるワケではない...。
「ここで“レッド”を使えば....。
引火しかねない...。
一撃だ...先を考えたら一撃で...!!!」
わざと彼は一方通行の狭い廊下へ
逃げ込みアラベスクに自分を追わせる...。
[まぎぃっっっ!!!]
[ウジュララッラッッ!!!]
突然!!振り返ったリオンは片手に力を
収束させてゆく....。
「直線に並んだ、な?」
…そして、次の瞬間!!!…
『ズキュッッッッン!!!!』
彼らに向かい一点照射のナルコンを打ち放つ!!!

「....この扉の奥に...。」
リオンは正確に直線に並んだ一瞬で
頭だけを衝撃波で打ち抜き、即死させた...。
『きぃっっっっっっ!!!』
彼らを撃破した少年は捜し求めていた
少女との再会を果たすために...今、
扉を開け放った...。



『ice of feel』-three-
(5.1.M)

「『リリア』....君がリリア...。
なのかい?」
『リオン』の目の前にはソファーで
横たわり疲れて寝ている少女の姿があった...。
「....ぅ...ぅん...???」
少女は瞼を擦りながら大きな瞳を開けた...。
「僕だよ?....リリア僕、リオンだよ!!」
彼は興奮しながら少女に声を掛ける、
すると、完全に目覚めた少女はリオンを見て
思わず飛び起き、彼に抱きついた。
『ぎゅっっっ....。』
「懐かしい匂いだ...リリアの甘い...。
一人で心細かっただろう...。」
「あの時、私は....振り返らずに
逃げた事を後悔したわ....。
貴方と共に戦えば良かった...と。
でも、漸く貴方に出会えて私は...。」
涙で目が霞む中だがリリアは再会の喜びに
打ちひしがれ...今までの恐怖が
気を抜いた、この瞬間にドッと現れ
震えて立っていることさえままならない...。
『がくっっ....。』
「大丈夫かい?!!リリア....。
無事で良かった...やっと僕を知っていた
キミとも出会えた....。」
すると、彼はそれを肌で感じ彼女の
華奢(きゃしゃ)なその身体を抱き支え...
静かにソファーへと運んだ...。

「良く、昔はこうして話していたよね....。
私はこの人形を抱えて、貴方は...。
このチョーカーを自慢に身に付け...
ブランコを漕いでいたわ....。」
「あぁ、もう直ぐあの日常に帰れるさ...。」
2人は、ソファーの上で昔を懐かしみ
会話に花を咲かせていた...。
「ふふっ、こんな時なのに変だわ...。
貴方に会えて、私...もう恐くないの...。
それどころか勇気が湧いて来る....。
『ドロシー』と戦う為の!!!」
不意に彼女は、力強く言い放つ!
「あぁ、僕もさ....。
あの病院から始まった...この闘いに
一人だったら負けるかもしれない...。
でも君がいるなら負けはしないさ...絶対!!」
彼らは手を取り合い誓った...
悪しき存在と成り果てたドロシーを
打ち壊し、日常を取り戻し...
「...二人で一緒に家に住みたい...。」
「....昔...みたいにね...。」
一緒に暮らそう...と。
だが、そんな小さな夢や希望すらも
打ち砕こうとする者達がいる、それはーーー
『パシュッッッン!!!!』
「ぅふふ....どうやら捜しヒトは見つかった
ようねぇ....リオン...。」
マザー・ドロシーによって産み出され
送り込まれた生物兵器『ガレリアン』...!!!

「キミは.....!!!!」
鏡に残された思念を読み取った時に
見えた女性の顔....赤髪の少女だった...。
「...私は『リタ』...ママを
守るために、その女を壊しに来たの。」
突如!!彼らの前にその姿を現した
あの時のリオンと同じくーーー
彼女は憎悪の炎で身を焦がしながら...
「...リオン...。」
「下がってリリア...ここは僕が...!!」
兄弟同然で育った『レインハート』の
仇を打つために先にリオンに牙を剥く!!!
「っと、でも、その前に.....。
あんただけは許さないよ?リオン!!!」



TO BE CONTINUD,


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