ーFor anoter futureー

『ガレリアンズ』

『それは、数時間後の未来…。』




『チャプター16へ』



↓『61話から64話まで。』↓



『the ultimate limits of trip』-zero-
(5.10.W)

『リオン』『リリア』は、宿敵
『マザー・ドロシー』を自らの脳に
刻み込まれた“ウィルスプログラム”を発動させ
破壊する為に『マッシュルームタワー』へ
突入、進行する!!!
「...リリア...リリア....。」
リオンは幾らか頭痛が、治まると...
リリアに向かいシューターの中から
テレパシーを送る...。
「...!!!...リオン良かった!!!
無事だったのね!!!」
即座にそれを受け取ったリリアは、
返事を返し、ホッと一息を付く...。
「....僕は大丈夫....キミは???」
「...私も大ジョブよ?....さぁ、次の
操作パネルの色を教えて...。」
『ガシュッッン!!!』
「ぅんっっ!?!」
彼女からそう言われた、その瞬間に
シューターは、“103階”へと辿り着き
その重々しい扉が開く....そして、
彼が足を前に踏み出す、するとーーー
[マギョッッ?]
「...リリア、交信はまた後でね...。」
そこには数体の“アラベスク”の姿が...。

「まったく次から次へと....。
キミ達を倒せば僕らの道が開かれる...。
だから、悪いけど...!!!!」
『パヒュッッッッッ!!!』
リオンは自分に気付いたアラベスクへ
先手を打たれる前に攻撃を繰り出した!!!
[ぎょっっ!?!!]
「...!?!...“レッド”でも燃え尽きて
いない....耐久力が上がっているのか?
(まずい、“ナルコン”や“D-フェロン-”は
もう僕には使用出来るだけの残量がない...!!)」
彼の火炎はアラベスクの薄皮一枚を
焼き焦がす程度で鎮火し、消えてしまう...。
[うじゅるるるっっ!!!!]
[めしゃっっっっっ!!!!]
しかも、今の攻撃で部屋内部を俳かいしていた
他のアラベスクに自分の存在を知らしめて
しまう...最悪な結果となった....。
「何か薬は!?!....ダメだ...!?!」
手探りでポケットから何か役に立つ
モノを取り出そうと必死になるも...
その健闘も空しく、ムダに終わる...。
「くっっ!?!!」
『ガキャッッッン!!!!』
襲い来るアラベスクを前に成す術を
持たない彼は命がけで逃げ回る....。

「....痛っ!?!」
不意にまさぐっていた指に痛みを
感じ、少年はそれを素早く掴み出した...。
「これはーーーー!!!!」
それは超能力の威力を破格に底上げする
薬...“スキップ”だった...だが、これは
副作用として更に中毒症状へと早めて
しまう...だが、リオンは賭けに出る。
『ガリッッッ!!!!』
「...どっちにしろ、殺されるのを待つなら...。
僕は自分を....信じる!!!!」
スキップを服用したリオンは迫る3体の
アラベスクへ向けて灼熱の炎を放つ!!!



『the ultimate limits of trip』-one-
(5.11.T)

「『紅煉双芭葬』(ぐれんそうばそう)....。
【メギド・フレア】っっっっ!!!!!」
『ジュバババババババババッッッ!!!』
『リオン』の両腕から放たれた灼熱の業火は
“アラベスク”3体の体内から発火を
誘い、更に外から襲いかかる!!!
[えぎゃっっっ!?!]
この世のモノとは思えぬ奇怪な雄叫びを
上げて、その炎の熱さで気化して行く
彼らの横を通り過ぎたリオンは、
シューターを探り、『リリア』へ
テレパシーを送る....この時、
彼はもう軽い中毒症状を起こし初めて
いた...だが、平然を装い会話する...。
「...リオン...少し休んだ方が
イイんじゃないかしら?」
「...だっ...大丈夫さ....こうしている
間も....敵は...彼らの様な....
むくわれない被害者を増やしている...。
だから、無理でも...進む...!!!」
「....解った...それで色は?」
「...青・赤・黄色・水色・緑...だ...よ?」
彼からの通信が唐突にまた途絶えた...
リリアはそれを気にしながら
「....これで動く筈...。」
素早く、パネルを操作する....。

『ばしゅっっん!!!』
だが、操作をしていたリリアの前に
ホテルで死んだ筈の『レインハート』が
その姿を現し、詰め寄る...。
「やぁリリア〜....ボッボクは
キミを殺す為に送り込まれて彼に
殺されちゃったんだ....。
あれから頭が痛くて痛くて痛くて....。
キミも頭を割ってあげよぉか?」
「....幻影...さっきも一緒....。
誰!?誰ナノ!!!!....こんな悪趣味な
モノを生み出しているのは!!!!」
流石にキレたリリアは、レインハートの
幻を睨み付けながら部屋中に響く程の
声で叫び、様子を伺う...すると、
『じゅぱぁっっん!!!』
「くくっ...その内、嫌でも解るさ?」
彼の幻影は消え去り、謎の声が残った...
その声は何故か...リオンの声に酷似していた。
「....これで!!!」
『パキュッッッッン!!!』
シューターの電源が入り上階への
扉が開かれたーーーー
「げほっ...げほげほっ....。
...くっ...超能力の...命の限度が....
どうやら近付いているようだな...。」
せきと共に血を吐き出し...それを
見てリオンは自分がそう遠くない未来に
死ぬ事を悟る....。

『じゅこっっっっん!!!!』
そんな彼をシューターは“150階”へと
送り届け、そこでは...また異形な化け物が
待ち受けていた....。
『かしゅっっかしゅっっん...!!!』
「アラベスクとか呼ばれている奴の...。
強化版?...か???
まぁどうでもイイ...もう僕に残された
時間は少ないんでね....。」
少年は、彼らの前に完全と立ち塞がり
両手を前へとかざしたーーーー!!!!
『ばしゅぉおおおおっっ!!!』
[まぎっっ!?!!]
「闘いの挨拶だ...。」



『the utimate limits of trip』-two-
(5.12.F)

持って数十日、それが彼に与えられた期限だった
実験を繰り返し受けていた身体は、既に
活動を停止しようとしていたのだ....
だが、それを超能力の酷使・薬の副作用で
また縮め、恐らくもう1日と持たないであろう...。
「げふぁっ....くっ....まだだ....まだ....。
ここからが僕の使命....行くぞッ!!!」
“スキップ”の効果で能力自体は上がった
ものの、先の闘いで全て“レッド”も消費
してしまった『リオン』が最後に
取った行動...それはーーーー
『ピキッッッピキキッッ!!!』
「....けっ....てめぇらは、ここで
消えろ....オレも直ぐに後を追うかも
しれねぇ、けどな....絶てぇ今....
てめぇらに殺られるわけにはいかねーぇ
んだよ?....解るな???」
自ら“ショート”を引き起こし
手当たり次第に全てを薙ぎ倒す事だった!!!
[うぎょばっ!?!]
4つん這いで襲い来る“アラベスク”
1体の頭部を粉々に吹き飛ばした
リオンは異様な威圧感を持った瞳を
彼らに向け自分から向かって行く...。

彼が降り立った“150階”は
今までと内部の構造が異なり、銀色の
床に銀色の壁...全てが銀一色で
敷き詰められ、統一されていたーーーだが、
『ぷっしゅっっっ!!!!!』
[まぎょっ!?!]
その部屋に血飛沫が舞い散り、阿鼻叫喚の
地獄絵図が映り込む....。
「....さっさと壊れちまぇよ....。
苦しみは永く続かない方が....身の為だろ?」
リオンが宙で物を掴み取る動作をする
ただ、それだけで離れた場所にいた
アラベスクまで破壊されて行く、そして
彼はそれを愉しんでいるのか...笑みをこぼす。
「...リオン...リオン...シューターの
色は判別出来た???」
不意に『リリア』からの交信が
彼の理性を正常に戻し始めた...。
「ぅうっ....ぁあ...リリア...。
今、このフロア全ての敵を打ち倒した
こと...ろ....さ....。」
「大丈夫?....なに....この嫌な
感じ....リオン危ない!!!
貴方の後ろにーーーーー」
『ぐちゃっ...!!!』
「僕との約束を忘れたのかい?
こいつらに殺られるくらいなら....。
用はないけど....あははっ...もう、
そこまで来てるんだ...。」
「...キミは....???」
『ぐくっ....。』
「口移しも悪くない...かな?
あはは、冗談さ、リオン...その
“デルメトール”はサービス薬品だ?...。
待っているよ....。」
ふらつくリオンを襲ったアラベスクは
何かで感電した様に死滅した....。

少年を救った何者かは、
耳元で囁くと、その姿を消した....。
「...誰だ....。」
何とか薬の作用で持ち直した
少年は、シューターの明かりを
リリアへと伝えながら考えていた
あの懐かしい声....目覚めた時から
覚えていたあの声の主の事を....。



『the utimate limits of trip』-three-
(5.13.S)

「....青、赤、黄色、水色....それから
これは....緑.....。」
頭を抑え、再び起こる発作の頭痛に
耐えながら『リリア』へとテレパシーを
送る『リオン』はギリギリのラインで
正気を保っているような危険な状態だった...
「解ったわ....。」
リリアはそれを察し、もう何も言わずに
シューターを起動させる為に操作パネルを操る。
『がしゅぁっっっ!!!!』
「....はぁはぁはぁ.....。
(“バードマン”の頭痛って...こんな
感じだったのかな....“レインハート”が
薬づけて生み出したモノは、
やはり恐ろしい力を持っていたのかも...。)」
少年の脳裏に今まで出来事が走馬灯の
様に駆け巡る....。
「....リオン!!!!」
『どさっ!!!』
シューターが辿り着いたその先はーーー
「....リリア???....リリアなのかぃ?
....どうして...???」
なんと、リリアの存在する地下一階だった!!

「....中央パネルが光っている....。
これは誘っているのかしら?」
リリアは彼に肩を貸しながら呟いた...。
「....待ってリリア誰かの気配を感じる?!」
不意に自らの力で立ちリオンは叫ぶ!!
「出て来い!!!!....僕らを狙って
いるんだろ!?!....それとも、こっちから
出向けって事かな....?」
すると、一部の空間が歪みを生じて破壊
された...と、同時にそこから
見慣れた赤髪をかきあげながら女性が
姿を現すーーーー
「...あら....随分と凄い剣幕ね....。
これじゃあ....彼女に嫌われるわよ?
....リオン...くくっははははっっ!!!」
それは、死んだ筈の『リタ』だった。
「....キミは偽物だ....。」
「...凄い、リオン!良く解ったわね!?」
思わず声を出したリリアに微笑む...と、
同時に彼女の幻を通り抜け
パネルの上に立った.....。
「....動揺しないんだ...殺しておいて...。
まさに冷徹だな....。」
リタの口調が変化し、そのまま幻影と
共にその場から姿を消した....。

『ぱきゅっっっん!!!!』
2人は遂にこの物語の幕を下ろす為...
『ドロシー』が存在する部屋へとやって来た....。
もう後戻りは出来ない...そして、未来をかけた
最後の闘いが始まろうとしていた...!!!



TO BE CONTINUD,


NEXT?

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