ーFor anoter futureー

『ガレリアンズ』

『それは、数時間後の未来…。』




『チャプター11へ』



↓『41話から44話まで。』↓



『Underground people』-zero-
(4.20.T)

『リオン』は『リリア』に出会う為
“バビロンホテル”を訪れるが...そこには
既に『マザー・ドロシー』による
追っ手の『ガレリアン』が放たれていた...。
「...誰がこんな酷い事を....。」
洗面台に無理やり押し込まれていた
フロントマンの死骸の上に位置する
鏡に手を触れたリオンが見たものは...
あの赤毛の少女と太った少年そして、
“ラビット”達の姿だった...。
「彼ら...が、...くっ!!」
下唇を噛みしめながら少年は急ぎ
事務室を後にした....。
「やぁ、待っていたよ。」
ロビーに出たリオンを待っていたのは
あの探偵の紳士だった...。
「...あっ...おじさん...。」
「どうかしたのかい?血相を変えて?」
リオンを心配してか、紳士はそう声を掛ける。
「...大丈夫、何でもないです...。
それよりリリアの事!!何か解りましたか!?」
リオンは平然を装いそう訪ねた。

「あぁ、情報を調べたら...その子に
関する事は手に出来なかったが...。
知っていそうな人物は突き止めておいたよ...。
“204号室”の男に聞くとイイ...。
あっそうそう部屋に入るにはアル暗号の
様なノックが必須でね...。
こうだ、一度で覚えてくれたまえよ?」
『コン・コンコンコン・コン!!』
紳士はそれをリオンに伝えると、最後に
「あぁ、お代は結構だよ、たいした
情報じゃなかったしね?」
そう呟き、その場から姿を消した...。
「どっ...どうも!!」
リオンはお礼をすると、すぐに
エレベーターに駆け込み2階を目指した。
「....リリア...待っていて....。」
その頃、姿を消したあの紳士は...
「....なっなんだ!?あんた達は!?!」
「ん〜臭うわねぇ...、くすすっ
あんたリリアってこの事知ってるかしら?」
ラビット達に囲まれる中で赤毛の少女に
尋問をトイレで受けていた...。
「たっ..助けてっっぎゃぁぁっ!?!」
『ぼちゅっっ!!!!』
「...嘘付こうとしてたんだ...。」
「くすすっ...可哀相に...。」
頭を吹き飛ばされた無惨な紳士は
便器に頭から押し込められた...。

「『レインハート』ここからは
別れて捜しましょう?」
「...ぅん..うん『リタ』お姉ちゃん...。
ボク...一生懸命...捜すよ...。」
リタの提案に頷きラビットを数体連れた
レインハートは姿を消した...。
「ふふっ...あたしの可愛い弟...。
それじゃあこっちはアレをーーーー
解き放ちましょうか?」
『パチッッン!!!』
リタが指を鳴らすと何処からともなく
呻き声がホテルの地下から響く....。



『Underground people』-one-
(4.21.F)

『コン・コンコンコン・コン!!』
『リオン』は紳士に教わった通りに
“204号室”の扉にノックをした。
「....間違えたかな...。」
不意に不安になる彼が呟いたと、同時に
『かちゃっ!!!』
鈍い機械音の後、扉は開かれた...。
「....良かった...。」
少年が中へ入ると、そこに『リリア』の
姿はなかった...が、代わりに
誰かれ構わず薬を売る密売人の男が居た。
「よぉ〜〜〜〜、ひゃはははっオレは、
“ジュール”ってんだ、あんちゃん酷いねぇ〜。」
「えっ!?」
思わず聞き返すリオンにジュールと
名乗る男は椅子に座りながら続けた...。
「あんたのその顔だよ、顔!!!
ひゃはぁ〜そうとう薬で浸かっちまってる
瞳してんぜ?...真っ赤に充血しちまってよぉ〜
最近は本当にこの世の中どうなって
いやがんのか...。」
少年は近くの鏡を覗き自分の顔を
マジマジと眺める...。

「え〜それで、なんだ?...“ナルコン”か
それとも“レッド”かぃ?いっつも
あちゃんhighな奴、キめてんだろ?」
ジュールに言われ、先の闘いを
思い出した...、いつまた自分に
薬が仇となった中毒症状が起こるかも
知れない、しかしそれがなければ
自分は彼らと闘えない...彼女を救えない...と
そんな彼に、ジュールは2つの薬を
「なるほどねぇ...“ショート”の事で
考えてんだろ?...ひゃははぁぁ〜
あんちゃんこれを見てみな?」
差し出した....。
「これは...“デルメトール”...と???」
一つは水色の中毒を緩和し中和する薬...
だが、もう一つ赤い薬はーーーーー
「こいつは“アポリナール”って言う
Sky highがキめられる薬だ....。
つまり...故意的にショート出来んのさ...。」
自らショート状態を作り出す禁断の薬品だった。

「...僕は...。」
迷うリオンにジュールは囁き...
「...あ〜金かぃ?...それなら心配
するなよ〜〜〜。」
「????」
「...こいつを貰って
くれるんだったらナルコンやデルトも
セットであんたにやるぜ?」
何かを手渡した、それはーーーー
「水色の....これは?」
「これは“D-フェロン”とか言う
新型の薬さ、あんたの顔を見て
オレは気に入ったのさ〜あんちゃんがさ〜。
くくっ...扱えるかどうかしらねぇが〜...
どうする?」
病院で開発していた新型の薬だった...。
「...少しでも多くの力が僕には
必要なんだ....!!!」
『パシュッッッン!!!』
彼は迷うことなくソレを手にし、
首筋に打ち込んだ...。



『Underground people』-two-
(4.22.S)

新たな薬はどうやら、彼の性格に少しだけ
影響する副作用を起こしているのかもしれない。
「....ひょ〜COOLだぜぃ!!あんちゃん!!
ほらよ、持っていきな!!!」
“ジュール”は『リオン』に薬の
一式を全て渡す...すると、
『ガシュッッ!!!!』
続けて2回一気に“ナルコン”“レッド”を
笑みを浮かべながら自らの首筋に
打ち込んでしまった....。
「おっ!?おぃあんちゃん!?!大丈夫
かい...無茶するなよ!?!」
焦るジュールに向かい全身を小刻みに
震わせながら彼は呟く。
「そんなことより...『リリア』と言う
少女を知らないか?」
「...女ねぇ〜そぅ言うのに詳しい奴は
“201号室”にいるぜ?
行ってみなよ?」
男の言葉に頷き、リオンは静かにその
部屋を出た....。

「....迷っているなら私のもとへ...。」
廊下を歩き出したリオンに不意に声が
掛けられた....と、同時に“206号室”と
書かれた扉が物音をさせずに開いた...。
「...女の子を探しているんだ...。
おじさん、知っているのかい?」
部屋に招き入れる様な手振りを見せる
何者かに質問するリオン...。
「...当然、迷える子羊の力に神の使徒である
私がなれない筈がなかろうて...。」
「....。」
何も言わず少年は、その部屋へと足を踏み入れた。
そこはベットの上に巨大な十字架...いや、
神父の趣味であろう十字架型拘束用拷問機が
置かれている他、何やら別の意味で
危なげな部屋だった...。
「ふふっ、羊さん達はみんなココで
私に浄化されてイク...の、です。」
やはり神父はいかれていた。
「....よ?」
ボソッと少年は呟く...妖しく迫り来る神父は
首を傾けリオンの口元に耳を近付けた、だが
…その瞬間!!!…
『ドギャッッッッメキメキッッ!!!』
「その汚たねぇ面をこっちに向けんな...
って言ってんだよ?わかんねぇのか?」
「おぎょぉっっ!?!!」
リオンは瞬時に片手で神父の頭を抑え付け
そのまま勢いをつけて叩き付け
木製の壁に頭をめり込ませてしまった!!!

「たっ...たふけぇぇっぇぇ!?!」
更に力一杯壁に抑え付けられ苦しみもがく
神父に向かいリオンは、
「...リリア...の...事は知らない...か。」
『ビキキッッビキキッッキッ!!!』
真顔で呟くと、頭を一回、殴り付け
気絶させてしまう....。
「...殺されなかったダケでも
有り難いと思えよ?」
少年は無駄な時間を過ごした、と
思いながら部屋を出て、ジュールに
教えられた部屋を目指した...。



『Underground people』-three-
(4.23.S)

『こんこんこんっっ!!!』
「ん〜なんだよぉうるせぃなぁ〜。」
『リオン』のノックでだるそうに
頭のハゲあがった男が姿を現し扉を開けた。
「あんた、女の子....『リリア』って言う
少女を知らないかい?“ジュール”に
教えられて僕はここにきたんだが?」
少年は部屋に入り男に訪ねた。
「そっかぁ...あいつにねぇ、気に入られるとは
....っと、おれはスチーム修理に
命を懸ける男配管工の“クロビッチ”だ、
まぁ、よろしくなぁ...。
ん〜女の子ねぇ...確か名前は知らないが
3階の“304”号室に...いたと思うぜぇ?」
「そうか、有り難う...。」
リオンは礼を軽くすると、部屋を出て
移動しエレベーターで早速3階に
向かをうとする...のだが、その前をーーー
「お前...様....言われ、私...。
倒せ...お前....喜ぶ!!!!」
“ラビット”が立ち塞がる!!!!

「...へっ...只では通さないってことかよ?」
不適に呟くリオンを前に物凄い
勢いで襲いかかるラビット...だったが、
『ばぎゃっっっん!!!!』
「ぎゅぁゎっぁぁぁっ!?!!」
「けっ...出来損ない、がッ!!!」
軽く衝撃波に打たれ全身を粉々されて
散ってしまった...。
『チーーーッッン!!!』
「304号室....?!!...確か
ここは女がしがみついてきた...さっき
一番始めに来た部屋じゃないか...。」
3階へ上がったリオンは、部屋の前で
呟きながら考えた...そうだ、でもリリアの
事は女性に質問していなかった...っと。
「すいません、お邪魔します。」
少年は挨拶をして部屋へと静かに
入って行く...すると、そこには落ち着きを
取り戻した女性がベット上で
一人、たたずんでいた...。
「あら、貴方...さっきはわたしも動揺
して...御免なさいね、みっともない所を
見せてしまつて....。」
「いや、こっちこそ勝手に入って
しまったから...あの、リリアって言う
女の子を知りませんか?」
不意に声を掛けられ戸惑いながらも
彼はそう問いかけた。

「...女の子なら...見てるわ、わたし
このホテルで!!!
確か、その子“301号室”にいる筈よ。」
遂に有力な情報を手にする事が
リオンは、出来た!!!
「本当に有り難う!!!早速行って
確かめて来るよ!!!」
『ばたんっっ!!!』
女性は彼が部屋を出ると浴槽の方に向かい
振り返らずに脅えながら呟く
「...言われた通りにしたわ...お願い
わたしは殺さない約束を守っーーーぶぎゃ!?!」
『ぐちゃっっ!!!』
女性の頭は彼女が言い終える前に破裂した
様に砕け散り、辺りを自らの鮮血で
真っ赤に染めた...。
「...だって...お姉さん...リリアが
今、いる場所...知らないから...ボクは
悪くない...悪くないんだ!!!」
その後ろにはレインハート立っていた...。



TO BE CONTINUD,


NEXT?

最初に戻る?



このページは GeoCitiesだね。 無料ホームページを見ようか?