『他のお話しを見るにょ-?』 『最初に戻るにゃん?』 |
↓とーぜん、下に増えますにゃん!!↓ 【R-evolution 25 時の狭間(はざま)で〜孤高の代価〜】 (2001/3/22/Thursday) …忠家のトランス・ギアからは 「...ここまでを無駄にさせない...!!!」 “凍れる紋章”“樹海の紋章”“漠砂の紋章”が、 「琉香...待ってて、今...行くから!!!」 鈴奈のチョーカー型デジヴァイスを経由した DATAには“幸福の紋章”“玩具の紋章”“自己の紋章” 「...信秀を力ずくでも取り返す...!!!」 同じく左中指のデジヴァイスを通して 送り込んだ祐樹は、“灼熱の紋章”“孤高の紋章”“絶対の紋章”を 更に翔の手にしたばかりの新型デジヴァイス ディーゲノムにより“密林の紋章”“無限の紋章”ーーー 「---ーーー〜〜〜ッッ開けぇっっ!!!!」 そして12個目、最後に彼が仲間達と共に勝ち取りし “巨城の紋章”が送り込まれた事によって 遂(つい)に今、その道は開かれた…!!! [わはっ!開いたぁっ!!! 翔ってば、これってば奇跡だってばよ!!] 「...ぅん、解ってるけど...。」 大ハシャギするモキュモンとは対象的に 門の奥から胎動する未知の敵に威圧(いあつ)され やけに静かになる一行(いっこう)だった...が、 「...ははっ...何でだろ...私、この為に 来たのに...足がすくんでるわ...。」 [鈴奈...負けないで、あたしが...あたしがいるじゃない!] [行こうよっ!ゆうくん...そのために ここまで頑張ってきたんじゃない!] 「...あぁ!俺は...脅(おび)えている暇なんか ないんだからな...!!!」 [さぁ、前に!!] 「...当然...逃げるワケにはいかない...!!!」 各々がP-Dと支え合い城内へと足を踏み出して行く!! …しかし、そんな中で… 「まぁなるようになるよね?(何なんだ?この感じは?!?)」 [おぅよぉ!行こう!!] 未(いま)だに気が進まないまま少年はためらいがちに ゆっくりと不気味に口を開けた城へ潜入した。 『キシィイイイッッッ!!!』 城の内部は西洋風の飾り付けを施(ほどこ)され 綺麗(きれい)な装(よそお)いを魅せていた... {ぴーっ...ガガッ!!...ようこそ。 お待ちしていました、貴方がたは...とうテーマパーク 最難関のアトラクションの参加者...。 最後のティマーの皆様です...どうぞごゆるりと 時間の許す限り楽しんで行って下さいマセ...。} 一同(いちどう)が真っ赤に染められた絨毯(じゅうたん)の 上を警戒しながら歩いて辿(たど)り着いた先には 階下に三つの扉と上階に一つだけソレが存在し その場まで足を進めた彼らへ唐突(とうとつ)に 雑音混じりでスピーカーから声が流れた!! 「...ちぃ...ふざけんなよ?クソが...。 さっさと信秀を返しやがれっ!!!」 更に興奮気味の祐が怒鳴り付けたと同時に再び {なお、待ち人に会いたくば階下のお部屋へ どうぞ...最後のお一人は上階へ、お登り下さい...。 ーーー---ぎゃはは!!!来れるものなら 来てみやがれぇ、丁重に相手をしてやるぜぇ!!} 彼には聞き慣れた声で放送が流れ、一方的に それは途切れた... 「なっ!?信秀...お前なのか!!?! ...解った、ルールに従ってやる...!!!」 [ゎゎっ待ってよ〜ゆうくんーっ!!] 「!?!おぃ!祐樹、待てよ!! 何の作戦もねってないんじゃ...あっ...。」 「ったく、勝手なのね...。」 「しかたないですね...ぼくらも...。 っと、どうしましょうか...?」 腹を括(くく)った祐は呟くと青白い扉の ノブに手を掛けさっさと開け放って彼らが引き 留めるのも聞かずにミニラビモンと共に行ってしまった 「オレは特にどっちでも?」 置いて行かれた3人は結果ーーー 「私には待ち人がいるの...一旦、お別れね? また会いましょう!!」 [バイバーぃ!!] リンナも祐の様に薄い桃色の扉を開け ルージュモンと一緒に道を進む、そして 「やれやれ上は登るの?なら、その モキュモンがさっきからジーッと見てますし。 ゆずってこっちに行きますよ。」 [......。] 忠家も黄緑色をした扉をヴァレッタモンと 潜り抜けて行き...場にショウ達だけが残された。 【ドパパパパパパパッッッ!!!!】 青白い扉を抜けた少年に突如(とつじょ)!! 衝撃波の洗礼(せんれい)が見舞われたーーー 「ちぃ、いきなりかよ...ミニラビモン!!!」 [ぅん、ゆうくん!!---ーーー〜〜〜 ミニラビモン進化ーーーっマーチヘアモン!!!] だが、寸前のところでソレを避け去った彼は …次の瞬間!!!… ミニラビモンを進化させ攻撃を繰り出して 来た場所へ向かい攻撃を命じる!!! 「『三日月の円斬撃』【マーチ・ラビット】射出!!」 『ずががっっ!!!』 「へぇ、流石...最強ティマー祐だなぁ?...。」 マーチヘアモンから射出された攻撃は 何らかの物体へヒットし、同時に薄明かりで 照らされていた場へと何者かが姿を現す 「...やはりお前か...秀信...何故だ?!? あんなに優しかったお前が何故???」 彼は声の主を知っている...それが、 「黙れ...ボクはお前が存在する事が感に さわるんだよ...だから、ここで消えちまぃなぁ!!!」 この闘いを始めざる終えなかった 全ての理由であり実の弟であると... 「かならず...裏で糸を引いている奴がいる...。 俺はお前を信じるさ?...行くぞ!!! マーチラモンこうなれば打ち倒すのみ!!」 [...祐君...解った...良いんだね...。 ボクも全力をつくすよ!!!] しかし、心情に関わっているべき時では 無い事を知る祐は覚悟を胸に 敵と化した攻撃へ攻撃を命じる!!! おもちゃ箱をひっくり返した様な場に たたずむ祐に素早く飛びかかるマーチヘアモン、だが …その時!!… [気安ク触レルナ...。] 『どこぉおおっっっん!!!!』 [ぎゃぁっん!!?!] 「あぁ、忘れてた...こいつの名前はバロールモン 空間の魔王って呼ばれてる奴さ?」 巨大な人形達の中から突き破るように 凶悪な魔王型デジモン、秀信のパートナーたる バロールモンが出現し飛びかかるマーチヘアモンに 迎撃の拳を喰らわせた!!! 「マーチヘアモン!?!...くっ...見たことも 聞いた事もないデジモンだ...。 やっかいだが...これ以上好きにさせるか!!」 [ぅっ....うぅ....。] 「マーチヘアモン...大ジョブか!?」 [ぅ...ぅん、僕はまだ....。 (祐君の心の痛みに比べたら...大丈夫!!!)] 次第に明かりが強くなり周囲がくっきりと 鮮(あざ)やかに目に映る、それに併せる かの様に壁に背中を打ちつけたマーチヘアモンが 自らの意志により更なる進化を遂げる!!!! 『ドキュォオオオオォォッッン!!!!』 「...“時の刻印”よ目覚めろ!“極限進化”あぁッ!!」 [---ーーー〜〜〜マーチヘアモン!極限進化ぁーーー 古来より時を司る疾風の天帝.... クロノモン光臨!!!] 「ほぉ、これが...デジタルワールドを 旅した選ばれし子供の力か...しかし、 バロールモン...キミの敵じゃあ無いよなぁ!?!」 [当然ダ、我ラガ絆ヲサクモノハ削除シテヤル!!] しかし、クロノモンの姿を見ても依然(いぜん) 怯まずに秀信は不敵な笑みをこぼす。 異世界にて遊☆戯☆王Cardによる タッグデュエルを申し込まれたショウの次男と末っ子は 脱出する為に闘う事を誓う...が、 己(おのれ)の精神力でカードを具現化する システムに少し躊躇(ちゅうちょ)しペースを 軽く乱されていた...しかし、 「あんたらこんなんで驚かないでくれよ? ...オレのターン一枚ドロー...ふぅむ、 場に一枚伏せてターンエンド。」 「けっ...だっせーだっせーっ、僕達が 初めてだからだよ!!...ドロー!!! 良いカードだぁ...場に2枚伏せ、 裏守備表示でモンスター召喚!!!終わりだぁ!!」 強気で押し切る末っ子は悪態(あくたい)をつき いつの間にか現状を楽しんでいた!! 「...足枷が邪魔なんだよねぇ〜。 まぁ、ほざいていれば良いかんな!! ドロー、場にモンスターを裏攻撃表示で呼び出し ターンエンドだかんな!!!」 1ターン目が流れ、そして問題の2ターン目 次男の順へとなった、がーーー …次の瞬間!!… 『バシュッッン!!!』 「ぅゎつ!?!!」 「なっ兄ちゃん!?!!」 彼が立つ足元から真っ黒な皮ベルトが 無数に出現し自由を奪う!!! 「ふふっ、私のプレイヤー罠“極刑(きょっけい)の皮ベルト”が 発動したのさ...あんたの兄さんは これからドロー以外の行動を全て 3ターン封じられる、だから少しの間、 ...あんたが死ぬまでの間このままなのさ?」 罠カード極刑の皮ベルトは対戦相手がドローを 行った瞬間発動し次回から3ターンドロー以外 一切の行動を封じる... 「だから、驚くなってんだよぉ!!! さぁ〜ってと、好きに料理してるぜぇ? 待ってなぁ!!!」 「もぎゅおぉ!?!」 「兄ちゃん...クソ...こいつら許さねぇ!!!」 未知なるカードを手にする敵に対し 少しの脅威を覚えた末っ子はこれから更なる 猛攻によって追い詰められようとしていた。 「クロノモンやれっぇっっ!!!!」 [...一撃で滅する...狭間に消えろぉ!!! 『時限斬』【イクス・オーバー】ぁぁっっ!!!] 【ザキュォォッッッッンッッッ!!!】 クロノモンが渾身の一撃で繰り出した 時を斬り裂く斬撃だった....が、 …その瞬間!!!… 「空間の魔王にそんな技は通じない。」 攻撃を前に微動(びどう)だにしない 秀信は嘲笑(ちょうしょう)交じりに言葉を放ち それに併せてバロールモンが簡単に 空間を歪(ゆが)めその強力な攻撃をも 比率をネジ曲げる事で掻き消してしまう!!! [『真眼(まがん)ノ筒』【リングル・ラングル】 ...オ前ハ無力ニ等シイ!!!!] 【グジャォオオオオオォォォッッッン!!!】 [ごふぁっ!?!!] 「そ...そんなバカな!?!」 そして、別空間へと繰り出されたエネルギーを 源(みなもと)に行き場を無くした ソレらをクロノモンの腹部付近へ出入口を 与え開くと、同じだけの威力を得たそれは 一気に放出され敵対するデジモンの身体を一瞬にして貫いた!!! 【R-evolution 26 時の狭間で〜彼らの絆(きずな)〜】 (2001/3/24/Saturday) 【祐樹、その最後の闘い!!】 『DNA進化(evolution)ぁっっ!!!』 『ゎっはっはーっ!先を見るきゃ〜も?』 |