とろっトロで行こう!! |
最終話(第115話) “とろっトロで行こうッ!!” 『歩無』は、自身の“ペルソナ”と 完全なる一体化を果たし絶対魔神となった... が、しかし『横内 健太』の持つペルソナ 『デス・サイズ』の刃の前に破れ去った... 『暗転』は、終局を迎え阻止された だが、ペルソナから解放された歩無は その“力”を失ったものの、生きていた 彼が全てを失った、その瞬間...彼の 作り上げていた空間が壊れ、城は崩壊の 一途を辿った...その間に 彼を抱えて『浄暗』により深い眠りから 目覚めた弟『智哉』と『夢麻』 『鈴子』更に彼の親友『悠助』 鈴子の命を狙っていた『凍花』.... 終止符を打った“トロ”らは、 凍花の“能力”に身を任せて その場から脱出し、再び 学園内に戻る事が出来た....するとそこには、 同じように潜入し『4柱神』と 闘いを繰り広げ勝利した9人と、張り付け られていた敵の3人...それから 逃げる為に力を使用させた残る3人等が 先に脱出して彼らを待っていた... 長い闘いは、ここに終わりを告げたのだ...。 …世界に平和が戻り...そして、数ヶ月後… 「オハヨー!!夢麻っ!!」 「ん〜〜〜おはよっ『深雪』!!」 「っっで、どうだったの?様子は?」 「へへっ、今日から退院してーーーほら、 おはよっ智哉!!それから歩無さんッ!」 「あっ!?二人共...もうイイんですか?」 「おはよう二人とも!!兄さんの 調子は凄くイイよ、ネッ?」 「あぁ、お前には心配かけたな... もう大丈夫だよ...。 夢麻さん、深雪さんにも大分迷惑 かけてしまったが...これからも宜しく。」 「あははっ、気にしないで下さいよ!」 「そうですよ、歩無さんっ!」 「兄さん達、立ち話もいいけど... チャイムが鳴っちゃうよ?」 4人は、笑いながら校内に入って行った... 「やっぱり、歩無さん...あの時から 数日間の記憶を全て失くしているんだね。」 「あぁ、兄さんにはそれで良かったんじゃ ないかって...僕は、思っているんだ ...自分があんな凄い事をしたって 覚えていて苦悩するより...ね?」 「そうね、そうよね...それで他の 皆はどうしたのかしら...?」 「あぁ、悠助さん達も...また兄さんの 友達、同級生...とか普通の生活に 戻っていったよ。」 病院のベットで数日間昏睡状態で 眠り続けた歩無が、目を醒ました時... あの自分が行っていた恐ろしい計画の 事も全て記憶から削除されていたのだ あの時、ペルソナの崩壊と共に....。 「私は、皆と短い間だったけど一緒に 勉強出来て愉しかったです....。 いつかちゃんと教師の一人になったら また会いましょうネッ!」 「でっひゃひゃひゃっっ!! 鈴子ちゃん俺様達を忘れないでくれよナッ!! 特に俺様は、忘れちゃだめだぜ?ベィビィ〜? なんってたってTVに出るような ビックな奴になるからな!!!」 「『上杉』ウルサ〜ぃ!! 『アヤセ』的には、イイ感じの 教え方だったと思うよ〜〜〜〜。」 「ふっ、精進するんだな。」 「おめぇよぉ〜どぉしてそう言う 言い方しか出来ねぇのかなぁ!? ソウルが足りてねぇって絶対!!」 「黙れ、サルが。」 「なんだと?こらぁ!!!」 「ちょっと、静かにしなよ『稲葉』 『南条』!!最後まで みっともないったらありゃしない!!!」 「GREATですわ『YUKINO』!! YOUのたった一言で治まりましたわ!!」 「...『桐島』そこ誉める とこじゃないと思うけど?」 「『尚也』君っ!突っ込むんなら もっと声を上げなきゃ?『マキ』ちゃん みたいに元気になれないぞッ!」 「...ちぃっ!!!本当にやかましい 奴らだなぁ...おぃ!!!」 「でひゃひゃ〜そう言う『城戸』の 旦那は、感動して涙が止まらない タチなんですかい?」 挨拶に回っていたのだが、個性派の9人 集まる教室では、最後の騒ぎが起こっていた 「色々あったけど、今日でお別れ なのね...寂しい、っか...ふふっ... ちゃんと決着を付けなきゃ...ね。 そしたらまた戻って来るわ...絶対。」 教育実習期間を終えた須藤 鈴子は、 皆に別れを告げたあと、学園から 姿を消し、スマル市へと戻って行った... …そこで待つ 「あんたが、須藤 鈴子さんだろ?」 「えっ?...そうですけど貴方は?」 「さぁ、ね?...赤い仮面のお方が あんたの存在を許せないらしいんだ、 だから、消えて貰う。」 「!!...『須藤 竜也』の...ーー!?」 自身の逃れられない 『ドシュッッッ!!!』 「ひゃはぁぁっぁっぁぁぁっっっ!!! さいっしょっっっっからぁぁぁ こうすれば良かったんだよなぁぁぁ!!!!」 「....ぐっ.............。」 運命を知らずに…。 「あっ...あの綾瀬さん!!... ぼ...ボク...ボクとおついあいを して下さい!!!」 「......。」 「....あの...アヤセさん?...???」 「却下、パス1、論外!!! アヤセは〜〜しつこい男の子は〜 だいっっ嫌い〜〜なの〜〜だから無理〜 ってか、鏡見て出直しなよ〜〜〜。 (トロうっとい、なぁ〜。)」 「そっ...そんあぁ〜〜〜!!!」 学食から三度ふられたトロは、 ガックリと肩を落とし、しょげつつ 帰路を歩いて行った.... 「はぁ〜〜〜...結構また 食べちゃったなぁ〜〜....。」 その夜...いつもの様にグッすりと トロが眠り続けていると... 夢の中に『フィレモン』がその姿を 現し、虚ろな瞳の彼に 「まだ、君には“その力”が必要に なる時が来る...いずれ、また...。」 そう言い残して、消えた.... 『じりりりりりっっっ!!!!』 「ぅゎぁっっっ!?!?! ...もう、朝!?!」 けたたましく鳴り響く目覚ましの音に 叩き起こされ、飛び起きたトロは、 ゆっくりと朝の支度を終え...玄関を 出て家を後にした.... 「....あれ?...何だか変な夢だったん だけど...思い出せない...や。」 前日の夢が、気になるのか、それを 必死に思い出そうとしながら、彼は 学園を目指して歩いて行った...。 “とろっトロ”で行こうッ!! 【終】 『End…,to be……α ーPersona 2ー 〜INNOCENT SIN〜』 ーそして、2年後へ…。ー 【おまけ】 ・当初予定では、100話で終わる はずだったのが... (いや、それ以前にぺるそ2が出る前に。) なんでか、伸び伸びになってしまう羽目に?! (うに゛ゃ!?!?!) そして、途中で止めたりしていたから 文章力がいきなり上がってみたり 日によっては下がってみたり...と、 色々ありましたです。 (掛け持ちで、他に4つやってた時が 1番きつかった....。) ・全然関係ないですけどね、あの 絶対魔神とかみんなイラストが ちゃんとあるんです、機会があったら 掲載したいですけどね〜(出来るか!?) そうそう、あの兄弟の名字はまだ 秘密です、ひっぱっているつもりは ないですけど....(?!) っと、でも絶対魔神は本当は名前が あったんです、『ジェノサイダー』って 言うんですけどね、あえて 止めたんですよ、あれはあれで 面白いかなぁ〜、とか思って(^〜^;) (アりキたりだなぁ〜、とも思ったし。) ・鈴子ちゃんのちゃんとした過去ですが 『異常だった竜也(キング、・レオ様ね。)の 代わりの子供が欲しかった 有数の代議士だった須藤(父親)は、 後の鈴子の母親に子供を産ませた...が、 しかし...出来た子供は女の子だった、 彼は男の子を欲していたので いらなくなった途端、直ぐに母子共に 彼らを捨てたのである。』 こんなところです、まっレイジにちょっと 設定が似てますけど、ね? 物語の最後で、どうなったか...それは 自由に考えてみて下さい、たた一つ これだけは忘れずにーーー 『世界は一度崩壊し、時間を戻す』 “2”の概念を思い出して下さいね。 ・最後のトロちゃんは変化を 遂げてました、これは本編とは違う 流れかもしれませんが、もし 次回があれば明らかになると思います。 気弱な性格だからこそ、主人公に してみましたが、やっぱ趣味に走ると 一般受けしないですかねぇ〜? (いや、お遊びかにゃ?) ・っと、最後にこんなにバカに長い 話しにつき合って下さった皆さんへ すごく感謝しています、これで 終わりだと思うとなんでか、淋しく なりますが、今度はマンガとかにでもして みたいな〜なんて、思いつつ!!! ーーーでは、さようならですっっっ!!!! (因みに作者は、同人作家じゃないですよ。) いつかの未来に続く!! |
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