ヴィヴァ21世紀突入!! 『1月1日(月)』 第五二七話 『現世“魔”の脈動-静かなる日々を-』(元旦1.1.月) (明けましておめでとう御座いま-す!!) …自分が置かれた状況下で諦めず 突き進む者達の結末、それがどんな ものになるのかは未だに未知なき道 しかし、彼らが片割れは真実を知り 自らが戦っていたモノ共のソレを理解してしまった 矛盾と混沌が交錯する中で再び場を 移し始まる果てなき闘い、それがついえた時 何が残るのか?何が始まるのか? それはもう少し先のお話し… 「うぎゃぁぁぁっっっっ!!?!」 日本(にほん)が『盲目の羊』 【シープ・ゴート】から解放さえたとは言え 蔓延(はびこ)る“魔”は世界から消えはしない 統括を失った『幻魔』達は、逆に より一層殺戮を開始する、各々有るがままに 人間達を糧に暴れ回り業を降り撒く!! [ぎゃはははははっっっ!!!! こっちの世界の野郎共のほぉがぁっっ!! 脆れぇじゃねぇかぁ!?!] 水分子からなる生命体が今、アルコール 依存症の父親を歩道で殺し、次にその 代価で傷を受けた息子と母親を襲う...が、 『ズヴァシュアッッッ!!!』 「無は無に...幻は幻として...消えろ。」 追い詰められた親子に光が差し込む... 「...お兄ちゃん...有り難う...。」 「何方かは知りませんが有り難う御座います!!」 無機生物であった幻魔の身体を光の刃で かっ切り消滅させた彼は、笑みをこぼすと 場から姿を消す... 「...『春化』ぁ...信じるぜ...。 お前があっちで、ヤってくれてるんだ!! こっちは俺ら戻ったもんが...守ってみせる!!」 荒廃してしまった建物を潜り抜け 暴れる幻魔を相手にする彼はーーー [くくっ...血が欲しぃんだよぉ!!!] 「うわぁぁっ!?!」 「...消えな....。 行くぞ...『ズレイヴ・ブレイカー』ぁっ!!」 かつて『濃霧地帯』にて春化と 共に地帯を解放した...だが、後の闘いで 歪みへと沈んでしまった『周防 卓真』だった!!! 「...“能力”が使えなくても...。 あたいらには...負けないっ!って言う 意志があんのさ?」 『ザキュァァッッッッ!!!』 鉄の棒を片手に米国のとある町で幻魔と 闘う女性は何故か異世界から移行された その時から発動しなくなった『スキル』 【特殊能力】のお蔭で苦戦を強いられ 傷つき、既に倒れかけていた...しかし、 [もぉ...諦めなよ?...この糸の前では 何もかもが無力なんだよ?] 「...あたぃなんかよりも....大変な目に あってる奴らも居るのさ? ...此処であたいが諦められるかぁっぁ!!」 彼女は諦めようとしない...それは、 異世界で約束したから、彼女達と戦った 誇りがあるから、だがそれが天と地程の差を 埋められる筈も無くーーー [ってかもう動けないだろ?] 止めの一撃が襲いかかる!!!...しかし、 「その勇気と度胸は買うけどよぉ〜。 無謀にもほど、あんぜ?あんた...。 でも、まぁ...素敵だぜぃ!!!」 [あ”?] 突如!!出現したラフな格好の少年が 声を掛けると同時に昆虫の様な幻魔の 躯は一瞬にして萎(しぼ)み消滅する!!! 『しゅぱぁぁっっっっん!!!』 「...ったく、つまんねぇもん吸収 しちまったな...なぁ『ブリンク’ス』?」 彼は倒れ込む彼女の身体を支えると 日陰に運び、そのまま町を去る... 「...あたいらの様な...存在が...まだ ...居てくれるんだ...あの日本の放送 ...アレは本当だったのね...。」 静けさを取り戻した町は、傷ついた彼女を 支え、同時に希望を与える...。 「くっ!?!『美しき代償』 【クレィジー・ローゼス】...やはり...。 出ないのか!?!」 歪みへと沈み目覚めたローマで送り込まれる 幻魔と闘う『光恵』だったが、 やはりあの世界での能力が使えず 今まで雑魚として見ていた敵にさえ押され ...今、命を奪われつつあった... [ぅぎゃぎゃぎゃ〜...足をもいで 喰ろうてやろうか?それとも腕か?] 「そんな...此処までなの!?!」 そして、魚人型の幻魔が彼女に止めを刺さんと ミッツィーへと襲い掛かる、だが …その瞬間!!!… 「『炎の矢』【フレシュ・ロ・ボェル】!!!」 『ヴァジュオオッッッッ!!!』 燃え盛る火炎を纏った弓矢が撃ち放たれ 幻魔を焼き焦がし消滅させた!! 「...ワタシは...生きて...。」 石畳から立ち上がった彼女は次の瞬間 目頭を熱くし、打ち震える... 「戦う時は、敵の属性を知れ、これ... あん時の基本だったろ?」 目の前には闇の呪縛に封じられ捕らわれて いた者の姿があったから... 「...夢なら醒めないで...『高志』!!!」 頬に涙を伝わせ彼女は彼の胸に飛び込んだ...。 『第新年恒例のおまけ話』 作者「いやぁ〜、遂に二年目突入Death,よ! (もう自分に乾杯。)」 勇二「あっけまして〜〜〜〜!!! 何か〜ボクって最近出ばぁーーー」 光助「っととと!勇二ぃ!!今日は〜 そんな事言いっこ無しだってばよ!! オレっちの記憶も戻ったんだし!!」 勇二「そ〜だよね〜ふぁぁ〜。」 作者「はっ!!?まさか....昨日(さくや)は 2人で生やおい?!!」 『バギュオォオオッッン!!!』 洋子「撃つわよ?ってか撃ちました!合掌!!! ぎゃははははっ、はっぴーーー^^ てぅぇにぃセンチュリ〜ぎゃははは!!」 作者「おぃおぃ、酔いまくりじゃないですか...。 ってか、ご近所の方引き取って下さい!!(泣)」 洋子「おぅ!?ぼくの酒が飲めないってか?! ーーー寝るぜぃ!!!...ガーッ!!!」 作者「さて、酔っ払いが寝たとこで(未成年犯罪だよ。)」 知也「いぇぃ!俺様と-じょうぉ!!」 智明「俺様ぃうのぱくんな!!! ってか、今回も数回しか出番ないやんか!?!」 作者「同時に出るな!生物(なまもの)!!」 貴弘「ねぇ、僕は...ねぇ僕の立場はぁっっ!?!」 『ぴゅ〜〜〜〜っ!!!』 作者「危ないから!酔いながら槍投げない!! そして、そこ!!そこのさりげなく カップルしてる眼鏡でぶ!!吐くな!!!」 真「ぅげぇぇぇ〜〜〜〜ボクもう...ダメ...。」 ???「じょぶだってば!?ねぇって!!!」 作者「ちっぃ、今年で最後だと思って 闇覇者の方まで...しかも、そぃつ “土走り”の奴じゃん!!」 幹「そら出るわぃ!ってか出しなさい!!! でひゃひゃひゃひゃひゃ〜〜〜!!!」 春化「この〜“P×H”の〜名に〜かけて〜 ぷはっはぁあ〜じょっ霊!それっ除っれいぃ!!」 作者「もぉ犯罪者ばっか、有る意味...。 ん〜しぶぃな〜。」 京香「お酒はね?黙って飲むものなのよ? ってか、あたしの唄を聴け!!黙って聴けぇ!!!」 作者「ん〜毒にも薬にもならない歌!?! ってか...一応主人公達出揃ったネッ? ...しまった!?!」 レビン「らりほぉ〜俺もまぜろぉ!!!」 ルクレツァ「HiーHo!!!」 知也「ってか〜オレの出番まじすくなぁ!」 貴弘「なにゃ〜と?僕より断然多いやなぃかぁ!!」 作者「収拾つかないので〜また今度ぉ!!!」 って事で次回から少し現世編だよッ!!! 黒ずむめの人物「入り損ねた...か。」 『1月2日(火)』 第五二八話 『現世“魔”の脈動-根付く胎動-』(1.2.火) 「目に見えない歪(ひず)みが 世界を覆っている...たった1人の悪意が、 此処まで...。」 長い前髪を風になびかせながら颯爽と 現れ、街の『幻魔』達を撃破しつつ 仲間と合流しようとする少年は上空を見上げて 呟き、その場を後にする... 「...決着を付けてやるさ...こっちは こっち、で...な?」 一同を会した彼らは空間に突如出現した 風穴を潜り抜けて別次元の決戦が幕を開けた... 「通信システム回復、復旧までーーー 残り5分余りです。」 『勇二』と『ハウリング』が 現世から自らの意志で移行してから まだ、2〜3時間程度しか過ぎ去って いなかったの、だが...都市機能は既に 完全とはいかないまでもソノ機能を取り戻し インターネットの世界だけでなく テレビジョンで全国へと訴え掛ける事をも 先陣を切ったお台場の彼に次いで成功させようと していた...が、しかし 『びきゃきゃきゃきゃっっっっ!!!』 「!?!電源に異常!!電圧落ちます!!!」 「どう言う事だ!?!」 アト、ほんの少し...っと、言うところで 周囲の世界の幻魔達や僅(わず)かな残党による 心無い攻撃が各TV局を容赦無く襲う!!! 『ヴァキャキャキャッッッ!!!』 「...ぎゃはははははははあははははは!!! そうだ...そぅだよぉ!!!! こんな世界壊れちゃいばぃいんだぁ!!!」 フランスにて建物を崩壊させて行く幻魔を 目の前にしながら青年は発狂した様に叫ぶ!! 「何考えてやがる?!?あの野郎ぉ!!!」 『ずぱしゅあぁぁっ!!!』 破壊行動を恍惚の表情で眺める青年に嫌気が さした誰かが彼に喰って掛かろうとした …次の瞬間!!!… [同志に手を出すな...ぁっっっ!!!] 『ぶちぃいいッぶちちちっっ!!!』 「げふぁ!?...????」 突如!!襲い来た鋭い爪が男性の身体に 食い込みワケが解らず現状を理解出来ぬまま 彼は更にもう片方の腕から生えた爪に 串刺され、上下に引き裂かれ絶命した... 「くっはぁっっっ....人間共がぁ〜...。 自分らの業が始末くれぇ自分で付けやがれぇ!! 殺されても自分なら本望だろぉ??? これが、お前らのギルティだ...!!!」 青年は頭を抱えながら幻魔の肩に静かに 収まると、同時に周囲の脆弱な人間達を相手に 一方的な殺戮を開始する!! 「僕ら支配者達はこの為に存在する...。 でもね『亮』...キミのあの罪は 消えない...解るよね?」 笑顔がまた妖艶(ようえん)をか持ちだし 余計に不気味さを見せる『護』は 自分の目の前に裸で木製の椅子に縛り付けられ 目隠しをされたうえに枷られた亮の身体を なぶり続け、体罰と精罰を与え続ける... 「ん”ー!!んんんんっ!!!」 猿ぐつわを強制的にはめられている 亮が何を叫ぼうとも誰にも通じず只、 闇の中で蠢き疼く痛みだけを頼りに 生きている証しを見いだす...しかし、 支配者としても役割も果たしているのだ.... 異世界での憤りが現世に移行し、現れる ...皮肉な闘いは人間達の本質を露に して暴こうとしているのかも知れない...。 『1月3日(水)』 第五二九話 『現世“魔”の脈動-罪と罰と、それを裁く断罪と-』(1.3.水) ↓こっから見てみぃ!!↓ 【幕間】 『1月4日(木)』 第五三〇話 『現世“魔”の脈動-終わりの始まり-』(1.4.木) ↓一時終劇↓ 【その終幕】 まだまだ続くのですぞッ!! 『ノリがもう、めちゃめちゃで〜ッ!!』 先を見るんッスねぇ〜!! |