『Classification !!』『七罪都』編!!


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〓『七罪都』とは、かつて
天使達と悪魔共が、長期に渡り
争い合っていた場所である。
そして、間に挟まれていた人間へと
促(うなが)され、そこで決められた
天使側の戒律を壊すべく産まれた
悪魔側の戒律が“七罪”である。〓




3月3日(水)

第一三一八話 『大喰-fat-boy's GLTTONY-』(3.3.水)

「キミとボクとは何処か似てるよね?
だから...だから...本当はキミとは...
戦いたくないんだ...けど...ボクは!!」
万絶の城』【オールメア・ホープレス】の内部
七罪都』【セブン’ス・ミレニオン】にて
選ばれし者達』と『異界の闇覇者』との
最後の死闘が最終地『絶陽地帯』より開始された!!
「そうだね、別のクラスだったけど....。
ボクもキミと同じように....
似ていると思った、けれど...結局それはーーーー
真逆に似ていたんだけどね...
上原 勇二』【うえはら ゆうじ】...くん!!」
バヒュアァァァッッッッッッ!!!!
自分らの通う学園内部を模した
教室で立ち尽くしていた2人が行動を
開始した、その途端に机や椅子は
溶ろけるかのごとく床下へと消え去り....
「『白金の鞭』【レイジング・ビュート】!!
キミを...『月影 真』【つきかげ しん】...
キミを倒して...ボクは先へ進む!」
同級生同士の対決が幕を開けた!!
「へぇ〜お互いの手札はーーーーー
絶陰地帯』で見せ終えてたハズだよね?
けど、それでも魔法喰らいのボクの現世の悪意が
具現化されたコレとーーーーーーー
殺るって事は...意味解ってるんだよね?!!」
手にした、見かけによらぬ剛腕で
投げ放つ真の球を鞭で弾き返した
勇二はそのまま、押し追い込んで行く...
「....それでも、キミとは
此処で!!決着を付ける!!!」
が、しかし一瞬の隙を突いてーーーーー
バキャキャキャキャッッッン!!!!!
「クスッ...あはっ、駄目だよ
どうやら鞭を振るう体力は、絶望的にーーーー
ボクの体力より劣っているようだね?
....『マジック・イーター』【魔喰の柔球】!」
少年は、勇二の右手首へ縫い目のある
どこっっっっっっっ!!!!
球を投げ放ち命中させーーーーーー
「痛いッ?!...あっ!!!
(武器を手放しちゃったよぉ〜(脂汗))」
「魔法結界を張るつもりなんだよねぇ〜!
させないよ....マジック・イーター!!
それを喰べちゃえ!!!」
武器を床下へと落とし焦りながら
彼が張った魔法の結界を、縫い目より
出現した口に喰らわせ破壊し
ドフッッッッッッッ!!!!
「ぐっうげっっっ?!!!」
腹部へ直撃させる!!!

「汚いなぁ〜...。
酔っ払いじゃないんだから、お腹を攻撃した位で
吐かないでくれるかな?
それに、痛いのは...これからだよ、ネッ?」
膝から崩れ落ち嘔吐する
勇二へ、そう言葉を放ちニヤリっと
笑みを浮かべると、同時で
シュカァァッッッッッッッッッン!!!!
「うっ?!.....げふぉっ...げふぉっ...
なっ...何をしたの....?!!」
左手の中にボールを収めた真は
右手を振り上げ即、下ろして
少年の身体から何かを抜き取ってしまう....
「キミには、まだ切り札は見せてなかったよね?
....これがボクの『スキル』【特殊能力】
R・D』【リアル・デス】!!」
抜き取った何かを掌握した真は
腹を抱えながら立ち上がった勇二へ
この“力”の恐ろしさをわざと自ら伝えた
「今、上原くん...キミから抜き取ったのは
キミの魂の片割れなんだぁ〜。
...ボクのR・Dは対象者の魂を削り取る能力!
けど、それには回数が必要なんだよねぇ〜
もう、解るよね?...そう、あと2回...
ボクに触れられれば、キミは即死する!!」
...ソレが倍増するように、っと悪意を込めて
「4回まで...平気だったの?
もしかして....あの時...あの場所で...キミは!!」
「漸く気付いたかい?
...そう、いずれ敵になるキミに秘かに
この力を発動させて貰っていたよ、あははは!!!」
かつて何度か相対した時の事を思い出し
勇二は悔しさを隠せずにいたのだが、今は
それどころでは無いと考えを改め、再び鞭を構える...
「対象の人間の魂を削る場合...。
ボクの力が効果中でも、何等問題無く
身体も心も動くからねぇ〜気付き難かったでしょ?!
でもね....魂を削られた人間はーーーー
極端に寿命が低くなってしまうんだよねぇ〜!!」
精神的な衝撃を含め、痛めた腕では
さっき程の鞭捌(さば)きも出来ず
勇二は、己のスキルのみでの闘いを
強いられる事となった
「くっ....なら!死せる太陽よりも輝き
終わる一瞬の閃光をボクにーーーーーっっ!!
サンシャイン・ストレート・ヴァニッシュ』【黒点の閃光】!!!」
だが、真はこれに対しての対策は万全で
「無駄だよ...マジック・イーターッ!
その魔法粒子を喰べるんだ!!」
死角すらも無い...。

「魔法が....はっ?!!」
ズカシュゥッッッッッン!!!!!
「はい、あと1回ッッ!」
疑似魔法攻撃を掻き消され
次の瞬間には動作直後を狙われ
真のスキルが発動し、勇二から命を削る!!
「....はぁはぁはぁ....。
(魔法は全部あのボールに食べられちゃうんだよね...
これじゃあ...どうすれば...良いの?!)」
息を切らせ自分と距離を取らとする
彼へ再び魔法を喰らう球を放ち、付け加え
「マジック・イーターは5分以内に喰べた
魔法(特殊能力)なら自在に引き出せる!
自分で喰らいなよぉ〜?自分の魔法を!!」
ドシュパァァァッッッッッン!!!!
たった今、喰らった魔法を逆に利用し
勇二を完膚無く排除せんとする、がしかしーーーーー
「げふぉっげふぉっ...『魔法疑障壁』【マジック・サークル】!!」
「魔法障壁だってぇ....小賢しいね!!
ならぁぁっっっボクにイノチを削られろぉおお!!!」
魔法障壁を張り巡らせ直撃を防いだ事で
彼はどうにか生き延びていた、だが
……その瞬間!!!……
ぼっっっっっむっっっ!!!!!
「えっ....ばく...爆発...ふぁぐぅっ?!!!」
スキルを発動させ完全に勇二の息の根を
止めるべくソレを真が発動すると、同時に
「はぁはぁはぁハァハァ....ふひ〜...
あっ危なかったぁ〜(脂汗)」
何故か勇二の姿が破裂し、特殊能力を
無効化しただけで無く、真へと
致命的な大ダメージを与える事に成功した!!!
「ばっ....ありえない....
がふぁっ...こんな...こんな....!」
「はぁ...ハァ...はぁ..実力的には
ボクよりキミのが数倍も上だった...けど...
その慢心がキミから勝機を奪ったん...だ...。」
最後の瞬間、勇二は自らの分身を疑似魔法で
生み出しソレに火炎魔法を仕込み
攻撃を受けて爆発する仕掛けを施していたのだ...
「....ボクはまた...負けるのか...。」
虚数空間で創られた『運命の回廊』【フォーチューン・クロォイスター】にて
勝利を果たした者はルートゲート[経路門]っと
呼ばれる抜け道へと案内される、それに従い
「最初から...ボク達の関係に勝ち負けなんかないよ...
ただ...ボクは諦めなかっただけ...。」
勇二は、その場から立ち去った...。



3月4日(木)

第一三一九話 『強欲-genius COVETOUS-』(3.4.木)

「Hi! お待ちしていましたわぁ〜ん?
雹ノ 京香』さぁ〜ん...お噂は兼ねがね...。」
凪ナタを手にした少女はブレザー姿で、その場へ
立ち留まった、同じく刀を背負う彼女へと
声を掛けると意味深な笑みをこぼす
「…『ルクレツァ・スレイツ・ノエル
あたしと交換で出された...交換留学生だったっけ?
そんな事で目の仇にされたくないな…。」
両者の手の中には目映く輝く宝石が納められ
幾つかの斬撃が、その日本情緒溢れる和室へ
傷を刻み込んでいた....
「あら...でも、比較され続けるのは
とても...辛い事でしたゎ〜ん...as〜as
五月蝿いのよぉねぇ〜ん...このFucking Jap’s?」
「...御託は言い...そろそろ本気でお互い
戦りたい頃でしょ...?
…『風の核色』!!…。」
「That right!!
最強の『火の核色』...発動よぉ〜ん!」
各々、“核色”と呼ばれる宝石を
自らの武具の穴へとはめ込むと
属性別の“力”を発動させながら襖を開け
竹林の繁る庭に足を踏み出した!!

「...『風神剣』【ウィル・ウィンド】
...風よ、あたしを押し通せ!!...。」
ゴッッッッッッッシュカカカカッッッ!!!!
大量の風に巻かれたままキョウは飛び出し
彼女へ斬りかかる、がしかし
「すてぅ〜〜〜〜っっっぴっっっドゥ!!
風を受けて...火は燃え上がるのですわぁ〜ん...
それは酸素を喰らう炎のごとく....小学生でも習う事...。
お返し致しますわぁ〜ん『風と炎の剣』【バーニング・ウィンド・クロス】!」
火炎を纏いしルクにより
風の保護は打ち解かれ、攻撃力の
上乗せされた反撃を受けてしまう...だが
「....ルクレツァ....君は....。」
「うっ...る...さっっっぃい!!!!!!」
どうにか皮一枚でこれを防ぎ切った
彼女は相対する敵の様子の変化を見て
思わず距離を取り、声を漏らす...
「…まさか蝕まれているのか?…。
あの時から...なのか?!」
「馬鹿言うんじゃないわよ...誰が
undermineされている...で...
うっあぁぁあああああぁぁぁっっっ!!!」
彼女を包み込む火炎は黒みがかり
激しく燃え上がると
「…『闇の核色』に支配された!?!…。
....そう...彼女との約束『火山地帯』からの...
それを今、果たすわ...このあたしが!!...。」
やがてソレは漆黒の炎となり、一度
体制を崩したルクが上げた顔から見せた
瞳には闇色が混じり込んでいた!!

ルクレツァの精神は自らの持つ
漆黒の核色へと取り込まれ、それが火炎と
混じり強大で邪悪な力となってしまった
キルキルキルキルキルゥウゥゥウッッ!!!!
だが、それを止められる者がたった
1人だけ、その地に存在していたーーーー
「…もう一度、あの時の力を....
示して....『光の核色』ッッ!!!…。」
それが、この光を宿せし雹ノ 京香!
ドギャギャギャギャギャギャァァッッッッン!!!!!
ダイダィダィダィ〜〜〜ーーーッッッ
暗黒儀式 四死期』【シャドゥ・サクリファイス】ダイイッッッ!!!

エメラルドグリーンに輝かせていた筈の
瞳は赤黒く染まり、もはやヒトとは
思えぬ気配すらか持ち出す少女へと
キョウは、暖かな閃光を放つ刃を向けーーーーー
……次の瞬間!!!!……
シュパァァッッッッン!!!!
「…希望の刃よ...全てを断ち切らん…。」
夜叉のごとく襲いかかるルクを一閃し
「うっ.......ふふっ....
本当は...解っていましたゎ〜ん....。」
彼女の心を巣喰う、この闇を切り払う....
「…もう言い...何も言わなくて……。」
そして、開かれた門より足早にその場を去った...。



先を見るんッスねぇ〜!!


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