ーFor anoter futureー

『ガレリアンズ』

『それは、数時間後の未来…。』




『チャプター9へ』



↓『33話から36話まで。』↓



『Αfter tomorrow』-zero-
(4.12.W)

庭で遊ぶ『リオン』と『リリア』を
『エルザ』は眺めながら『パスカーレ』
そして、夫『シュタイナー』の話し聞いた。
「今や『ドロシー』は、暴走した
只の狂信者と化してしまったようだ...。」
パスカーレの言葉に思わず叫ぶエルザ...。
「どう言う事なんですか?博士!?」
それを落ち着かせながら話しを
進めて行くシュタイナー...。
「ドロシーが街を乗っ取った....。
“創造主と成り代わる為”にね....。」
あれからドロシーは自分が神に取って
代わる為の儀式『ファミリープログラム』を
発案、更に実行したのだ...。
「街の頭脳となった彼女は、
人工的に人間を産み出し...支配しようと
している...今いる人間達と全てを
すげ替えてね....。」
パスカーレは、冷や汗を流しながら
シュタイナーの言葉を飲み込んでゆく...。
「...なぜ...何故!?...そんな事に!?!」
彼女は震えながら悲痛に満ちた声で叫ぶ...。
「...『創造主=神』の理論を
そのまま彼女は実行しているんだ....。
あの時、私が...あんな事を...!!!!」
彼は苦悩した....超世代型コンピュータを
創作したつもりが恐ろしい悪魔を
誕生させてしまった事に....。

ドロシーは、それから『ミケランジェロ記念病院』を
自分の管理下へと収め『Dr.レム』に
医院長を任せると、そこで
人間の遺伝子を操作する実験を開始した。
毎日毎日...幾重にも実験は繰り返され
破棄された人々は即処理されて消された...。
『私に絶対服従の人間....。』
『新人類=ガレリアン』“Gプロジェクト”は
ここから始まった....完成された完全体の
彼らは皆、超能力を遺伝子操作により有し
ドロシーが創造主として、世界へ君臨
する為の足掛かりとなって行く....。
だが、完全体の生成は難しく、困難を
極めていた...その為に出来損ないと呼ばれる
“ラビット”や“アラベスク”等も
同時に生み出されていった...。
「ねぇ、リオン....最近ね...。
お父さん達が悩んで困っているの...。
私には解るの...。」
「...大丈夫だよ、お父さん達なら!!」
お気に入りの人形を抱えたリリアが、
不安そうな顔を見せるので、リオンは
わざと明るく振る舞う...。
「...ねぇ、何かあったら...。
リオン...私を助けてくれる?」
だが、本心では知っていたのだ....
彼も、何かよからぬ胸騒ぎを....。
「絶対!約束する...守るって!!!」
少年達を包み込むように一陣の風が
今、通り過ぎた...。

「...熱が下がらないわ...。」
体温計を見てエルザが呟く。
「...ふぁ...はぁはぁはぁはぁ...。」
リオンは風邪で寝込んでいた...
心配そうにのぞき込む母親に
笑みを向けようとするが...熱で頭が
ぼやけて旨くいかない....。
「...大丈夫よ...お父さんのお薬なら
一発でなおっちゃうんだから!!」
リオンの小さな手を握り締めながら
彼女は必死に元気付けていた...。



『Αfter tomorrow』-one-
(4.13.T)

それから『パスカーレ』と『シュタイナー』の
研究が人里離れた『リオン』の家で始まった。
「...ダメだ、これでは細胞を完全に
除去する事が出来ない!!
...そうだ、核のみを狙う...そうか!!!」
....自らが生み出すも...
暴走した『マザー・ドロシー』を破壊
する為のプログラムウィルスを
完成させる為に....。
『エルザ』はその様子を見守りながら
最近、近辺で起きている連続猟奇殺人の
謎に頭を悩ませていた...何故なら、
次第に自宅へとその経路が向かっているから...。
「『リリア』ちゃん『リオン』...お外は、
今、危ないからお家の中で遊んで
いてちゃうだいね?」
「解ったよお母さん。」
「はぃ。」
二人は返事を返すとリオンの部屋へと
遊びに行ってしまった....。

その夜ーーーーー
「...ねぇ、あなた?....。
近ごろ頻繁に起きている猟奇事件...。
共通点があるの...この家に向かいながら
あのドロシーの存在を知っている...
人達が殺されているのよ....。」
顔を強ばらせながらエルザは、呟く...
「知っているさ...彼女だよ....。
僕達が何を創ろうとしているのか...。
それを察しているのだろう....。」
すると、彼女の肩を抱き寄せながら
彼は囁いた...。
「...負けないで...。」
エルザは耳元で呟く...。
「あぁ、勿論さ...。
それじゃあ...もう研究に戻るから...。」
シュタイナーは部屋を後にし、
書庫の隠し部屋へと向かって行った...。
「...一つだけ、方法がある...彼女を
完全に破壊するウィルスを作成しても...
それは未然に防がれてしまうだろう...。
だが直接コアに注げば!!それも...
特殊な“力”で!!!」
翌日、パスカレートは、悲痛な思いで
言葉を選びながらエザル、そして
シュタイナーの二人に説明した...。
それが、後にリオン達を運命の歯車に
関与させる事になる...“始まり”だった。

「...それは...リスクが多すぎる!!
何か他に案はないのか!?!」
シュタイナーは思わず叫ぶ...が、
それを止めたのは一番辛い筈のエルザだった...。
「...それが未来に繋がるのなら...。
それにパスカーレだって辛いのよ...。
自分達の失敗を子供達に...なんて...
でも、やらなきゃ...ゼロよ...。」
これから数日をかけて彼らの脳内部に
それぞれ別のプログラムが埋め込まれる
事となる...そして、それから
少し時間が流れーーーー惨劇が訪れる!!!



『Αfter tomorrow』-two-
(4.14.F)

「...まだ包帯は取れないんだね?
『リリア』...。」
「大丈夫よ...心配しないで『リオン』...。
ジキに取れるって...お父さん言って
いたもの....。」
彼女の頭を覆うように巻かれた
包帯を見て彼は呟き、ブランコを漕いだ。
「...『ドロシー』...それが僕達に
牙を向いた...それをあの時、リリアは
言っていたのかなぁ...?」
数年前の同じこの場所での会話を
不意に思い出したリオンは、呟く...。
「...私は肌でソレを感じとるだけ...。
だから全てを見る事は出来ないの...。」
人形を抱き締めながらリリアは、
上を見上げ空を見つめた...。
青空が広がる空の西には漆黒の雲が存在し
それが近付き、徐々に覆い隠して
黒く染めて行く...。
「リリアちゃんとリオン...二人は
別の場所に移動させた方がイイ...。
彼女にソレを悟られる前に...。」
『シュタイナー』は大きな決断を
数年後に迫られ、行う事となる...それは
二人の事を組織に知られる前に
彼らの身を隠そうと....。

「待って、その方がもっと...。
危険なんじゃないかしら?」
『エルザ』は、それに反対する...が、
『パスカーレ』は、それを承諾した...。
「エルザ君...キミの言う事も
もっともだが...彼女に知られる危険性の
方が恐いんだよ....。」
「エルザ...解ってくれないだろうか?
....無理に...とは言わないよ...。
キミも一緒にーーーー」
彼女は彼の言葉を遮り、決意したように
「ここで...ここで私まで行動を
起こせばソレこそ...危険よ....。
大丈夫...私も此処に残るは...!!!」
そう言った...だが、その瞳からは
涙の粒が頬を伝い流れ落ちる...。
ー翌日ー
「それじゃあ...良い子にしているんだよ?」
パスカーレは我が子を抱き締め呟く...。
「お父さん、これ...。」
リリアは、人形を手渡す...。
「それじゃあ、な...リオン。」
「あの、お父さんコレ!!!」
不意にリオンも父親に何かを
手渡した...それはーーーー
「...チョーカー???」
「...お母さんとお父さんを守って
くれるよ...きっと、僕の代わりに!!!」
二人のお手製チョーカーだった...。
「それじゃあ...街に向かうわ...。」
『ばひゅっっブルルルッッ!!!』
彼らを乗せた車は郊外から...意外にも
街へと向かって進んで行った....それは、
彼女の目を誤魔化すためであったが...
リオンにはそれが裏目に出てしまう事となる...。

「じゃあ...元気でね、二人とも!!
きっとまた迎えに来るから....。」
エルザは、そう彼らに告げると
直ぐに車で家へと戻って行った...。
「...リオン...私はテレパシーで
会話出来るけど...。」
「大丈夫....僕にはキミがいるさ!!!」
ある施設へと二人が向かうのを
付けている者達がいた...。
「発見.....。」
数人の、全身を包帯で包んだ彼らは、
唐突に姿を現し2人を取り囲んだ!!!



『Αfter tomorrow』-three-
(4.15.S)

『こっから見られるデスです。』



TO BE CONTINUD,


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