とろっトロで行こう!! |
第34話 闇雲の果て 其の1 デスorライヴ 「“ペルソナ”を使わくなたってーッッ!」 『夢麻』は、サーベルを駆使して 迷宮内に現れた悪魔達を 次々と撃破して行く、そして 進んだ先で、天使『ドミオン』に 襲われ苦戦を強いられている 『綾瀬』を見付けると加勢に入り 「ユカ!!伏せて!!」 [ナニっ!?] 『バシュッッ!!』 これをサーベルによる一撃で倒した!! 「あーっユマぁ〜!!良かった〜 会えてっ!それと、サンキュ〜!!」 アヤセと合流した夢麻は、とにかく 先を目指して進む、すると 目の前に一つの扉が現れた 「待ってユカ!罠かも...。」 直ぐに扉を開けようとしたアヤセに 夢麻が、そう言うと 「じゃ〜どぉすんの?...ここ以外先は 行き止まりだったよぉ〜。」 アヤセは、そう言ってその場に しゃがみ込んでしまった....。 少し時を置いてから夢麻は意を決して 扉を押し開ける、すると中は... 「なんだ、普通の部屋じゃん。」 夢麻の後ろから扉の中を覗き見た アヤセがそう呟きさっさと 中に入って行ってしまった 「待ってよ、ユカー。」 それを追って夢麻も中に入ると 突然、その扉が勢い良く締まった 「わっ!?...やばい...罠だったのかなぁ?」 「...大丈夫みたいね...それより ここって....!!」 辺りを見回すとそこは、聖エルミン学園内に ある体育館の講堂だった 「はぁ〜なんでアヤセ達が〜 ガッコーの体育館の中にいるわけ〜?」 「さぁ?」 二人は、不信に思いながらも 奥くの舞台側に向かって歩む すると、そこで二人を待っていたのは… 「くはははっ!!俺っちの下に 来たいなら...そいつを 倒してから来なぁ〜!!」 第35話 闇雲の果て 其の2 凍てつく銀色 突然、講堂内に『太』の声が響き渡る 「ーーッ!!やっぱ、あいつーーーッ だった!!」 『夢麻』は、その声を聞くと 激高し、そう怒鳴った 「ぁ〜っやっぱユマ〜の言った とーりあんな、でぶ燃やしておけば 良かったのよぉ〜『南条』のバカが 邪魔するからぁ〜!!」 夢麻の言っていた事が現実になり 『綾瀬』もかなり切れていた 二人が、そうやって奮起していると いきなり舞台に青白い照明が当たり そこに二人を待っていた誰かを 照らし出していた... 「いやぁ〜趣味悪ぅ!!」 「ユカ...そんな事より...誰か いるよ...悪魔かな?」 舞台上を良く見ると、そこにいたのは 銀色に輝く仮面を被り黒く光る サーベルを手にし構えている 聖エルミンの女性徒だった...。 「あっあれは...!?」 夢麻が、その女性徒に歩み寄って 行こうとした、その瞬間 「死ね!!!」 『ザギャン!!』 舞台から飛び降りてサーベルで 夢麻に向かい攻撃を仕掛けて来た!! 「クッ!?」 その攻撃を反射的に避けた 夢麻だったが、そこから連続で女性徒は サーベルによる攻撃を執拗に繰り返し 夢麻を追い詰めてゆく 「はぁはぁはぁ...。」 「お終まいだッ!!」 夢麻の心臓目掛け銀仮面の女性徒が サーベルで狙いを付けた、その時 後ろから 「アヤセを忘れてなぃ!?」 『バシュッシュッ!!』 アヤセの鞭が女性徒の背中を 打ちつけ、夢麻に反撃の隙を創る 「調子に乗らないでよね!! “ペルソナ”『リリム』!!」 『バシュウウッッ!!』 『シュンッ!!シュンッ!!!』 「ちぃっ!?」 そのチャンスを生かして夢麻は、 リリムの『毒針』で即座に反撃し 窮地を脱した!! そして攻撃は、避けられたものの 銀仮面の女性徒と距離を取る事が 出来た夢麻は、サーベルを再び構えると 「今度は、私の番だよ!!」 そう叫び、仮面の少女を 睨みつけながら走り一気に間合いを 詰めるとその銀色の仮面を目掛けて 攻撃を放った!! 『ザシャッッ!!』 「...貴様ぁぁぁ!!!体育館で 見付けたお気に入りの 仮面をよくもぉぉ!!」 銀色の仮面が崩れ落ちたの見て その女性徒は、激昂し 夢麻は…我が目を疑った…。 「嘘...うそでしょ?『深雪』...!!」 第36話 闇雲の果て 其の3 深く積もる雪のように 私の目の前には、親友の『深雪』が 物凄い形相で私の事を睨みつけていた...。 「何で..なんでこんな所にいるの? ねぇ...深雪...親友同士の私達が闘う必要 なんかないじゃなぃ?」 『夢麻』は、そう言うと深雪の 目の前に手を差し出した...、それを見て 「何だ〜ユマの知り合いか〜んじゃ 話しは早いじゃんっココ早く とーして貰おうよ!!」 『綾瀬』は、そう言うと鞭で 打ちつけた事を謝ろうとした...しかし 深雪は、夢麻の手を軽く跳ね除けると 起き上がり突如、笑いだし 「あはははっ...あんた頭 可笑しいじゃないの?夢麻??? あんたと私が友達ですって?それも親友!? 笑わせてくれんじゃない!!」 黒く輝くサーベルを再び構えると それを胸にあて...また夢麻を睨みつける そして、体から青白い光を発光させると 疾風と共に“ペルソナ”を発動させた!! 『バシュシュシューーッッッ!!』 「深雪!?あなたも...ペルソナ使い!?」 夢麻が、それを見て驚き気を取られた その一瞬の隙を突いた深雪は 「何処を見ているの?」 『ズプッ!!!』 サーベルで夢麻の右腕を貫いた! 「ーーーッッ!?!」 鮮血が辺りに飛び散り、貫いた サーベルの先からも深雪の手元に ドロっとした血液が流れる...。 「ゆまぁーーー!!クッこいつ やっぱ敵だったのーーッッ?! とにかく、ぺるちゃ〜ん『アギラオ』!!」 『ブワァァーーーッッ!!』 何故親友が?と言う精神的な痛みと 今、受けた攻撃の傷の痛みで苦しむ夢麻を 嘲笑うかの様に深雪は、笑みを浮かべると 黒いサーベルを夢麻の右腕から引き抜き 怒り任せにペルソナによる 火炎系攻撃魔法を放つアヤセに 「ふふっ...うるさいよバカ、コギャル ...やってしまいなさい...私の ペルソナ『DEVIL』『雪の女王』!! 『マハブフダイン』ーーーッッ!!!」 『ヴァシュシューーッッ!!』 最大級の氷結魔法を放ち、 その火炎魔法を打ち消すと同時に アヤセに攻撃した!! 「ぅあぁぁぁーーーっっっ!!」 ブリザードに飲み込まれたアヤセは 成す術なくその攻撃に直撃を受け 悲鳴を上げながら講堂の床に崩れ落ちた 「くっ...よくも...アヤセをぉ!!」 刺された右腕をかばいながら それでも必死にサーベルを掴み 立ち上がった夢麻は、崩れ落ちた アヤセを目の当たりにすると 激昂し、今まで親友だと信じて 疑わなかった深雪に、そう叫びながら 怒りを込めてペルソナを発動し、 攻撃を仕掛けた...が、しかし 「...ムダよ夢麻ぁ...あんた なんかの攻撃が...私の心が生み出した この雪の女王には通じないわよぉ... ふふふっ....あんたは裁かれるべきなのよ... あんたが殺した『智哉』君への.... 『罪』を!!! ーーーその身で償えッッ!!」 夢麻の『リリム』による『毒針』の 攻撃を深雪のペルソナ雪の女王は 周りに張り巡らせている『絶対冷気』で 全て無効にしてしまった!! 「なっ!?」 しかも、逆に反撃を受け 氷結魔法を放たれる... それを避け損なった夢麻の右腕は 握り締められたサーベルごと 凍り付かされてしまった!! 「永遠に...氷の中で...苦しみ ながら死ぬがイイ!!」 力の違いに恐怖する夢麻を 深雪は、ジワジワと追い詰めて行く...。 続く!! |
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