とろっトロで行こう!! |
第58話 巳咲きに咲き誇れる 其の3 遊戯 『巳咲』の“ペルソナ”『ノルン』の 放った『大地の怒り』を受けて 真のペルソナ『ドゥルガー』を覚醒させ 更に、その攻撃魔法を打ち破り 『南条』『城戸』を守り切った『黛』は、 一気に決着をつけようと攻撃を試みる...が、 それを見て不敵な笑みを浮かべる 巳咲を見て、それを戸惑う.... 「ほら...どうしたの?その ペルソナで私を攻撃するんでしょ? ...ふふっ...そうよね... 全て跳ね返えされては...どうしようも ないものね...くすすっ...。」 「クッ!?...アタシは、回復魔法が 使えない...2人を戦線に戻す事は、 出来ない...今は、アタシしかいないんだ!! ダメでもやるしかない!!ペルソナ!! ドゥルガー...『ジオダイン』!!」 『ズガガガガガガッッッン!!』 巳咲の挑発に乗るしかない事に 悔しく思いながらも黛は、電撃魔法攻撃を 放ち攻撃する!! 黄金色のイカズチが四方から巳咲に向かい 襲いかかる...が、それが巳咲に 命中する前に、何かのシールドに阻まれて 反射し、黛自身に戻って行った!! 『ズギャギャギャッッン!!!』 「うっあ゛ッッ!?」 自身が放った魔法によってダメージを 受けた黛は、どうにか抵抗する 手段を考えようとするが、良いアイデアが 生まれず、途方にくれる.... 「私を傷つける事は、無理なのよ... 諦めなさい....ノルン!! 『アルファブラスタ』ッッ!!」 『ガヒュゥァアアアァァッッ!!!』 そんな黛を見て、笑う巳咲は、光の閃弾を ノルンの周囲に出現させて 3人に向けて放った!! 「くっ!?なんなんだいこの光は!!.... ぐはっ!?!...血!?!吐血...!!」 その光を浴びると徐々に 体力&精神を蝕まれ少し時間がたてば 死んでしまう...しかし、黛は、 立ち上がると、後ろで苦しむ2人を 背にしてまた、ムダだと思われる 攻撃を巳咲に加える!!すると... 『パシュゥンッ!!』 たった一瞬だったが魔法が反射される際に シールドの亀裂を見付けた!! 「...そうか、あそこにーーーうぁぁ!?」 だが、黛には、そこから攻撃にはいる力は もう残されていない...膝をつき 息を切らせながら床に倒れようとした... その時、後ろから 「ふっ...良くやった黛...ここからは 日本一の男子...この俺の出番だ!! 行くぞ『山岡』ッッ!!」 真のペルソナを覚醒させた 南条が立ち上がり黛を支えながら その一点の亀裂目掛けて技を放った!!! 第59話 巳咲きに咲き誇れる 其の4 亀裂 『バキャキャキャンッッッ!!』 「なにっ!?」 『南条』の真の“ペルソナ”『山岡』が 放った技『カラサデヤオロズウチ』が 『黛』が見つけた『巳咲』に張られた シールドの亀裂に向かい攻撃を放つと 初めて攻撃が巳咲まで届いた!! 「....ふっ...黛お前は、そこで休んで いるがいい...!!」 黛の体を部屋の壁を背もたれに 座らせると、南条は、更に攻撃を 巳咲に続ける!! 「...ふふっ...良くそんな 場所を見付けたわね...でも、コレが なくても君になんかに負けないわよ... 『ノルン』...『アルファブラスタ』!!」 再び複数の光の閃弾がノルンの周囲を包み込み 巳咲の指示でそれが南条に全て放たれた!! 『パヒュウッッン!!!』 「きゃははっ!!勝った!!...えっ!?」 「ふんっ...無駄だな!!」 しかし、その攻撃を確実に正面から 全て受けた南条は、平気な顔をして その場に立って笑った!! 「...そんな?!」 自分の最大の攻撃魔法が効かず 驚く巳咲に南条は、 「ふっ...山岡は、神聖魔法を吸収するのだ ...まぁ貴様には、わからんだろうがな!! 一気に決めるぞ!!任せた!! 『マハコウハ』ッッ!!!」 そう叫び攻撃魔法を放った!! 「キャァッァァッッ!!!」 巳咲を包み込むように光の柱が 真下から何本も舞い上がりノルンごとその 柱が全て巳咲を包み込むと 光弾が閉鎖された空間で飛び交い 何度も巳咲を打ちつけると消滅した!! 第60話 巳咲きに咲き誇れる 其の5 破片 「...ぐっ...ばかな...私の攻撃を 吸収して...魔法の攻撃力を高めた 上に自身の魔法を放つなんて....。」 その攻撃を受けながらも、よろめきながら だが、立ち上がる『巳咲』... 「ほぅ...貴様、敵のわりには 中々...出来るな...。」 『南条』は、巳咲を見てそう呟くと 倒れた時についた洋服に付着した ホコリを手で払った 「『ノルン』の最大攻撃魔法が... 効果ないなんて...うふふっ...少し 驚いたけど...結局なにも変わっては いないのよ...私の勝ちと言う点ではね...!!」 その南条の動作を見ながら笑う 巳咲は、再び攻撃をしようと ペルソナを召喚する!! 「ふんっ..愚かなムダだと言うのが まだわからんようだな...ペルソナ!! 『山岡』...『愛の鞭』をくれてやれ!」 南条は、巳咲の行動を愚かしく 思いながら止めを刺すためにペルソナに よる攻撃を放つ... 「ふふふっ...ノルン...じゃあ... 別に最大魔法じゃなくても...神聖系じゃ なければいいのよね...裁かれなさい!! 『闇の審判』っっ!!」 巳咲が、そう叫ぶとノルンの周囲に今度は、 無数の闇の閃弾が出現し 攻撃を放とうとするペルソナごと南条に 向けて一気に放った!! 『ドギャギャギャギャッッッンッッ!!』 山岡の攻撃を軽く斬り裂き南条に 襲いかかったそれは、勢い良く 南条の体を包み込み闇の空間を 創り出すと、その中で何度も跳弾し 南条の体をいたぶった!! 「うぉおぁぁっっ!!」 そして、闇の空間が消え去ると、その場には 南条が床に倒れ込んだ傷だらけの 姿だけが残っていた... 「光の属性には、闇をもちいればイイ だけのこと...なまじ私を嘗めるから こういう事になるのよ...ふふっ... 直撃したから死んでしまっているかも しれないわね...。」 巳咲は、そう呟くと側に置いて あった揺りイスに腰をかける... 「...結構面白かったワヨ...くすっ。」 「そいつは、良かったな...。」 だが、その場でまだ立ち上がる男が いた...『城戸』は、『アルファブラスタ』の 効果を受けながらも...2人に 負けじとペルソナ『ブレス』を召喚する!! 「『ツインスラッシュ』ッッ!!!」 「まだ...生きていたんだ... しぶといわね...ノルン止めを!!」 城戸を見て呆れながらペルソナを 召喚し、その攻撃を無視してまた 神聖系魔法を放つ巳咲だが... 突如、城戸から悪寒を感じ一瞬、攻撃魔法を 放つのをためらってしまう!! 『バシュッバシュッ!!』 「いやぁぁ!?」 その結果、巳咲の体は、ブレスの剣技に よって斬りつけられた!! 「...ぐっ...オレも... ここまでか...。」 しかし...同時にそのまま床に力つきて 倒れる城戸...それを見て吐血しながらも 傷が浅いために生きていた巳咲は、 さっきの恐怖感が拭えず冷や汗を 流す...が、自分の勝利を確信し ホッとしながら回復魔法を自分に 放つためにノルンを召喚した...。 続く!! |
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