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とろっトロで行こう!! |
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第73話 悠久の時 其の11 灼熱 “ペルソナ”『アメン・ラー』の最大 反攻撃魔法『ヒエロスグリュペイン』で 反撃に出た『藤堂 尚也』は、 『悠助』に向かい光弾による 攻撃を放った!! 「ふっ...たしか『巳咲』も同じような 魔法を使っていたな...。」 それを避けようともしない悠助は、 そのまま攻撃をまともに喰らう!! 『ばしゅぅぁぁああっっっ!!』 「倒せたのかな!?」 “トロ”が光に包まれて 攻撃を受ける悠助を見てそう呟くと 様子をうかがう...すると 「...どうやら...まだみたいだ... 『横内』気をつけろ... 俺のペルソナが共鳴している... やつが生きていると...。」 悠助のペルソナ『ハゲネ』の 気配を感じとった尚也は、無謀にも 近寄って生死を確認しようとしていた トロにそう叫び辺りを見回す.... 「あれ?...さっきボクが抜いた槍 みたいな武器が...ない?」 尚也に言われて辺りを探っていた トロがさっき自分が投げ捨てた 3つ又の矛がない事に気付き、それを 尚也に知らせようとした...その瞬間!! 「...たぶん、お前が一番やっかいだ... よって消えてもらう!!」 真横から悠助の声がトロの耳に 入って来たと同時に悠助の矛を持つ ハゲネの技がトロに襲いかかった!! 「えっ!?うぁっぁ!!?!? でっでぇーー!?」 『ドグシャッッ!!!』 ペルソナを呼ぶ間もない... 一瞬の出来事だった、ハゲネの放った 『灼熱沙牙』(しゃくねつしゃが)が トロの脇腹を貫き、呻き声も悲鳴も 上げる暇も与えずに一撃で即死 させてしまった!!! 「....横内?...おぃ!!横内!! しっかりするんだ!!おい!!」 それを見て驚愕する尚也は、ただ 大量の血液を一気に失い 冷たくなってゆくトロの身体を 揺さぶった....そして、その 横では、そんな尚也を無視し トロから矛を抜き取ろうとする悠助の 冷酷な姿があった.... 『ぶちぃぶちぃぶちぃ!!!』 矛を引き抜く際にトロの脂肪が 邪魔をして旨く引き抜けない為 風穴を大きく広げながら矛を抜き取った... 「....貴様ぁあ!!」 そして、真っ赤に染まった矛を トロの死体に歩み寄り激昂する 尚也の首下に向けると... 「次は、お前だ...お前達は二人は、 殺しはしない...生贄だからな...。」 そう呟きまた、不適な笑みを浮かべる...。 第74話 悠久の時 其の12 解放 『ずるっにゅちゃ...。』 “トロ”のおびたたしい血液が染みついた 矛を『尚也』の喉から離し振り 切ると、飛沫を床に放った『悠助』は、 それを見て更に激昂する尚也を 見下しながら既に最初から自分の術中にはまって 苦しむ、その様子に...また笑みを浮かべる... 「『アメン・ラー』....俺に 奴を討つ力を!!『アギダイン』!!」 『ブァッァッッッッ!!!』 静かにその場から立ち上がった 尚也は、不適に笑う悠助に 魔法攻撃を放つ....が、 「俺に炎の魔法は、通じない...。」 それを軽く手にした矛で両断して しまう...!!! 「...私が...いま、私がどうにか しなきゃ...トロ君も私の“ペルソナ” なら助けられるハズ...。」 2人の闘いを横目に傷をかばいながら 『園村』は、辺りに鮮血を吹き上げ 果てたトロの身体に近付く... 「へぇ...自分の偽善で殺された のに...まだ余計な事をするんだ!!」 だが、それに気付いた悠助は、 尚也が目の前にいるにも関わらず 無視して園村の下に歩み寄ろうとする... 「園村…これ以上お前の好きに させるかぁぁあッッ!!!」 当然、それを尚也は、止めようとするが... 「...少し静かにしていろ...『ハゲネ』 ....『秘孔突き』でもしておけ...。」 悠助のペルソナが素早く尚也の額に 指を軽く押し当てる...すると... 「...うっ!?動けない!!?」 身動きを封じてしまった... 「...ふっんだ!!...マキちゃんは 君なんか恐く...恐くないんだからね!! トロ君は、私が助けるんだから!! ペルソナーー『マソ』!!」 少しづつ自分の下に迫ってくる 悠助を園村は、射撃する!! 「やっちゃえーーー『連続撃ち』!!」 『シュンッ!!シュンッ!!』 しかし、その攻撃は、悠助が放つ 三つ又の矛の一閃によって 空中で打ち砕かれてしまう... 「うそ!?そんな早すぎる!?!」 「...お前の偽善の罪...今肌で 感じさせてやろう...。」 『ズボッ!!』 それを見て驚愕する園村の目の前まで 歩み寄って来た悠助は、おもむろに 矛で死亡しているトロの大きく前に 出た腹を再度なんのためらいも無しに貫く...!! 『じゅぷじょばぁ...。』 「酷い...なんでなんでこんな ことするのよぉ!!!」 それを見て喚く園村に冷たく 「...これは、お前の責任だろ? こいつが死んだのはお前のせいだ... お前が助けてなんて言わなければ こんな目に会わずにすんだんだ!! いいか目を逸らすな...これがお前が 導き出した未来の答だ...。」 悠助は、そう言い放った...。 第75話 悠久の時 其の13 女神 『ぶちゅぐちゃ!!!』 肉がえぐられ身体に残されていた 血液も再度、三つ又の矛による攻撃で 果てる...そして何度も繰り返される 『悠助』の異常な行動によって“トロ”の 体内はズタズタにされ回復麿法を 放っても助かるか助からないかの 五分五分の所まで追い詰められていた!! 「内臓器の重要器官をだいたい破壊した... お前がいくら魔法を放とうが... こいつは、助からない...どうだ? まぁ、お前がこれで後悔したところで こいつは、戻ってきやしないがな...。」 声にならない言葉を叫び続ける 『尚也』を背にし、膝を落とし小刻みに 震える『園村』に向かい 悠助は、責めたてるように呟くと... ゆっくりと、またトロの身体から 矛を引き抜きこれで全て終わった事を 確信し、また不適な笑みを浮かべた...。 「...私は、確かに君の言うとおり... 偽善だったのかもしれない...ぅんぅん.. 尚也君を助けて欲しいから頼んだんだもん... そうだったんだ...でも、私はトロ君も 大事...あの時トロ君が危なかったら きっと...私が動けなかったら尚也君に 頼んでいた...他の誰でもそうしたもの!!」 「!?!」 突如立ち上がり自分の前に立ち塞がった 園村を見て悠助は、身構える... 「...それが偽善だって言うなら... 貴方が...行っている... 『歩無』君の為に闘っている これだって偽善よ!!」 そして、園村に言葉に圧倒されて 後ろに一歩、引きながら 「...なにぃ!?...俺の闘いは... 奴の為じゃない!!同じ志を持った だけのなか...くっ...違う!! 俺は俺の信念の下に闘っているんだ!! ...偽善ではない!!そう...けして!!」 そう言い放つ....が 「君は、可哀相なヒトだね... でも、私なんとなくわかるよ...。」 園村は、それを受け止め悠助に 自分から近付いてゆく....。 「くっ!?...来るな...言わせて おけば..俺が可哀相などと...笑止!! お前も殺してやる!!『ハゲネ』!!」 尚也の様に自分の術中にはまらず 考えていない行動を起こす 園村を生かしておいては、危険だと 感じた悠助は“ペルソナ”を発動して なおも歩み寄る園村に攻撃を仕掛ける!! …だが… その攻撃が園村を捕らえた、その瞬間!! 園村の身体から時を司る女神が その姿を現した!! 続く!! |
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