こ〜こ〜わぁ〜ペルソナのトロのことを主人公にした オリジナル小説が書いてあるとこで〜す。


BE YOUR TRUE MIND

<第103話>〜<第105話>までを見る?

最新のお話しを見る?

<第97話>〜<第99話>までを見る?

別の情報を見る?



<第100話>〜<第102話>まで
↓にお話しは、増えて行きますよ。



とろっトロで行こう!!

〜前回までのあらすじ〜

<横内健太>こと“トロ”は、
聖エルミン学園の仲間達と共に
闘い『夢麻』『鈴子』と共に
『歩無』を倒すべく彼の創り出した
城へ乗り込んだ...そして、そこで
遂に『智哉』は復活を果たす...!?




祝第100話 その手に…未来を 其の5 終えた想い…

…『歩無』の願い通り...遂に
智哉』は、永遠かと思われた
長い...本当に長い眠りから漸く目を
醒ました…
「...おぉおぉ!!!智哉!!!
智哉...良かった...お前が...いれば
この世界など...もう必要ない...。」
立ち込めた煙が消え去ると、
カプセルからよろめきながら立ち上がり
階段を降りようとしていた
...あの時のまま...制服を着た
姿の智哉を発見し、駆け寄った
歩無は、弟の身体をしっかりと
抱き締め...涙した...
「...兄さん...僕は、夢を...
そう、長い夢を...見ていたんだ...。」
「そうか...そうか...。」
「...それには...ね、......
母さんも父さん...一緒で...。」
「......。」
智哉の言葉に一瞬...反応し、
抱き締めていたその手を、一旦
離した歩無は、少しだけ笑みを
浮かべ改めて弟の肩に手を掛けた...
「...どうしたの?」
「なんでもないさ...ふふっ....
それより、智哉...見ていろよ...?
これから、本当の始まりが
訪れるんだ...二人だけの世界だよ?」
そして、不思議そうに辺りを
見つめている智哉に彼は、静かな
口調でそう囁いた...。

「僕達だけの世界?....。」
「そうさ...あんな親共が造り上げた
この世界は...今日で終わる...そして
新たなる時代が始まるんだよ...。
俺が造り上げ...悲しみの無い世界を!!!」
そう言い放つ
歩無の顔は、物凄く穏やかだった...
「...どうして...そんな!?!」
だが、そんな歩無の言葉に
智哉は思わず声を上げた!!!
「...どうして?....だって!?!
...何を言うんだ?智哉!?....
あの事件を起こしたのは...お前を
あんなにした事件を起こした奴は
人間だったんだぞ!?!
なに...選ばれた数人は生き残るさ...
俺達を含めた...な?」
歩無の顔から笑みが消えた...
想わぬ弟の言葉に自分の信念を
貫こうとしていた彼は過剰に
反応する...その様はまるで狂人に
近いモノがあった...
「...私はどうすれば...。」
夢麻』は、遂にその場に
へたり込み、崩れた...だが、
「...い..ま...ボクが...
ボクが...どうにか...しなっくちゃ...
ダメなんだ!!!!」
意識をどうにか取り戻した
トロ”は、ただ一人...
完全な『暗転』によって
引き起こる世界の融合を阻止しようと
再び...立ち上がった!!!

「そんなのダメだよ...兄さん!!!
それじゃあ...それじゃあ!!!
あの男が行った過ちをただ...ただ!
繰り返すダケじゃないか!!!
...いったいどうしてしまったんだよ!!
あの...いつもの兄さんは...どこへ...
何処へ行ってしまったんだい!?」
歩無の手を振り払い後ろへ下がった
智哉は、まるで別人になってしまった
兄に困惑して叫ぶ...すると、
「...ウソだ...俺が!?...
なんで...智哉...なんでそんな事を
俺を悲しませる事を言うんだ!!!」
歩無は、身体を震わせて
嘆き...その場に崩れ落ちた...
「...もう止めよう...兄さんの
その気持ちだけで..僕は、嬉しから...
だから、もうこんな事は止めよう...。」
だが、そんな歩無の側へ智哉が
優しく声を掛けおもむろに歩み寄ろうとした、
…その瞬間!!!…
突如!!呻き声を上げ始めた
歩無の身体に変異が訪れる!!!!



第101話 その手に…未来を 其の6 拒絶

『歩無』は、自問自答を繰り返していた...
俺が今まで行ってきた事はなんだったのか?
と、何故...弟は、お前の為と想い
やって来た兄に、こんな仕打ちをするのか?と...
「うあぁぁっっ!!!!!」
張り詰めていた糸が突然!!断ち切られ
押し殺していた何かが彼の心を
次第に打ち壊してゆく...こんな世界は
イラナイ...弟にまで拒絶された歩無の
全てが崩れ落ちた...
「兄さん...うわっ!?!!」
ボギュルルルッッン!!!
兄の異変に駆け寄る『智哉』の前で
彼の姿は、徐々に異形なモノへと
変化してゆく...
「...これは....。」
[うぎゅあぉぉぉおぉぉぉぉ!!!!]
肉体の急激な変化に耐え切れず
声をもらし発狂する、歩無は掠れ行く
意識の中でただ一つを願う...それはーーー
『…世界、全てに存在するモノ達に死を…』
全ての破滅を願う事だった...。

間もなくこの現世に存在する世界と、
狭間の世界にあると詠われている
悪魔達の住む世界...魔界と、が...
一つに重なり融合しようとしている...
まったく新しい別世界が誕生するーーー
共存は、不可能であろう...人間は
残り数十分間で彼らの食料に
成り代わるのだ...あまりにも
非力な為に....成す術もなく...
[うあっぎゃぁぁっ!!!!]
変異の終盤が近付くと突然
歩無の身体から、暴走を始めた
“ペルソナ”『オシリス』がその姿を
現し...自らの包帯で、顔や上半身の
前面だけ唯一人間らしき部分を
未だに残している彼を包み込み
...悪魔化している下半身のに触れた...
すると、オシリスの身体は
とろける様に...その中へと吸い込まれて
消えてしまう...と、同時に新たな
歩無のカラダの変革が訪れた!!!

[ブギュュギョォォォォォオ!!!!!]
媒体としていた身体をペルソナが
支配し...乗っ取って行くのだ...そこには、
もはや人間としての理性のかけらも
ない化け物...いや、凶悪な悪魔が誕生
していた....本体の歩無を取り込み
自らが融合した世界を支配せんとする魔王
「...兄さん!!!兄さん!!!」
[お前の兄は...既に...いない...。
もう存在しないのだ...我が一部と
化した...我が糧となったのだ...。]
「....お前は...お前は...何者なんだ!!!」
[我れは、全ての破滅を飲み込むモノ...。
我が名は....魔王『オシリウス』...。]
オシリウスが...今、光臨した!!!!



第102話 その手に…未来を 其の7
あの日を…取り戻せ!!

『智哉』の目の前で全てに
絶望した兄『歩無』は、暴走し...
自らの“心”にその身を喰われた!!
下半身が8つの目を持ち、巨大な
四つのしふに鋭い顔をした魔獣へ変化し...
上半身は、美しい八枚の翼を持つ魔神へ...
そして、異形な姿を持つ魔王
『オシリウス』が誕生したのだ...!!!
「...兄さんを...兄さんを返せ!!!」
[生きた屍が...そんなに需要なのか?
...ふふっ...我の身体の一部となった
のだ...もうお前の下へは戻らん!!!]
糧である彼を幾重の包帯で取り囲み
自分の中心部へ融合させている
オシリウスは、叫ぶ智哉を哀れむ様に
見つめるとーーーー
[せめてもの情けだ...お前を、
我が手によって....消滅させてやろう...
兄からの最後の贈りもとして
心して受け取るが良い!!]
更にそう言い放ち、下半身が振り上げた
巨大な獣の腕を彼を目掛けて今...
勢い良く振り下ろした!!!

…私がーーーー
私がこの全てを生み出した
原因を創ったんだ...
あのヒトは悪くない...あの学園の...
御影町の事件で終わる筈だった...
そう、終わる筈だったのに!!!
なぜ...あの時、私には自分自身を
守れる“力”がなかったのだろう...
何故、あの時...彼を...智哉君を...!!!
『自分を責めている時間があるなら
立ち上がりなさい...。』
誰?...この声...どこかで聞いた
ことがあるーーーーー
『また同じ過ちを繰り返すつもり!?
立ち上がりな!!!』
この声は?!『リリム』...それに
サキュバス』!!!!
『あんたは私達なんだ...そしてーーーー』
『私達は貴方...さぁ、目を開けて...!!』
でも、いまさら私になにが...
『逃げないで!!...全てに目を
逸らさずにーーーー』
『闘うのよ!!....ここまで、何の為に
来たの?...忘れないで...あんたは、
一人じゃない...振り返れば微笑んで
くれる誰かがいる!!!』
私も何処かで...逃げていた...?
そうか...智哉君のお兄さんも...同じ…
「私はーーーー!!!!」
重い瞼を押し上げると、そこには
物凄い光景が広がっていた!!
まがまがしい悪魔が智哉君を
その歯牙に掛けようとしていたのだ!!!
「...もう二度と....ハァァッッッ!!!」
パキュォォォオオォォン!!!!
私の周囲から風が吹き上がり
床下には魔法陣が突如描かれる!!!
充足する力はやがて一つに集まりーーーー
「ーーーー私に.....あの日を
取り戻す力を!!!“ペルソナ”....
九尾の雌狐』【ファルシオン】!!」
私の中から解放される!!!

「うっゎっっっぁっっ!!?」
ズギャギャギャギャッッン!!!
魔王オシリウスの巨大な腕が智哉に
襲いかかった...
…その瞬間!!!…
「...私は、もう二度...同じ事を
繰り返したりしない...今度は...
私が彼を護り!!自分も守るんだ!!!」
[...なにぃ!!!?]
突如!!灰色の羽を持つ女性のペルソナ
ファルシオンが姿を現し、手にした
ステッキで、その攻撃を受け流す!!
そして、同時にその場に駆け寄った
『夢麻』は、智哉を背にし...完全と今
オシリウスの前に立ち塞がった!!!



続く!!


<第103話>〜<第105話>を見る?

最新のお話しを見る?

<第97話>〜<第99話>を見る?



別の情報を見る?

他の項目を見る?

最初に戻るよ。

)C 1997 fat-boy@athena.dricas.com


このページは GeoCitiesです 無料ホームページをどうぞ