こ〜こ〜わぁ〜ペルソナのトロのことを主人公にした オリジナル小説が書いてあるとこで〜す。


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とろっトロで行こう!!

〜前回までのあらすじ〜

<横内健太>こと“トロ”は、
『歩無』の行う『暗転』が完全に
行われるのを阻止すべく
彼と、壊れてしまった『夢麻』を背に
対時する...が、それは失敗に終わる...。
しかも、『智哉』を『浄暗』によって
復活させた歩無だった、が...弟の思わぬ言葉に
我を忘れ絶望し...暴走して自身の
ペルソナに取り込まれ
遂には魔王と化してしまった!!!




第103話 その手に…未来を 其の8 親友として…

…新世界の誕生…
残る時間が刻一刻と押し迫って
来ている中で、魔王『オシリウス』と
なった『歩無』は、既に自我をも
失い、親愛なる弟...『智哉』までに
牙を向けた...だが、その歯牙は
自身を取り戻し、完全に覚醒した
夢麻』と彼女の真の“ペルソナ”
九尾の雌狐』【ファルシオン】に
よって防がれた!!!
「...もう...後悔なんてしない!!
後戻りばかりしていたら未来なんて
掴めやしないんだから!!!!」
ユマは、自身にも言い聞かせるように
魔王に取り込まれた歩無へ叫んだ...
「...君は...君は...確か..あの時の...。」
すると、その声で智哉は閉じていた
目を開け、自分の目の前にいる
少女を見つめ...少しづつ思い出す
ように呟いた...
「...そう、貴方の陰で...私は、
あの時、死なずにすんだの...。
だから、今度は私が貴方を護る!!!
悲しみの連鎖を断ち切る為に!!!!」
静かに立ち上がった智哉は、
おもむろに彼女を後ろから抱き締めた...
「...無事で...良かった....。」
「...私は...そんな...私が...
引き起こしたーーーー」
そして、それと同時に振り返った
夢麻の言葉を遮るようにーーーー
「夢麻...君が無事なら...それで
僕は良いんだよ...。」
くちずけを彼女の唇と交わした...。

[...小癪な真似を...たかが...
たかがニンゲンの分際で...。
我に刃向かったことを後悔するが良い!!]
ばぎゅるるるるっっっ!!!
魔獣の口内に物凄い勢いで
魔力が収束されて行く!!!
「...くっ...このままじゃ...
直撃を避ける事は難しいわ...。」
智哉を背に夢麻は、これから
放たれようとする今までにない巨大な
魔法による砲撃の対処法を
必死に考えを張り巡らす...が、結局
何も浮かばずに終わる...そして、
遂に収束された攻撃が真下にいる
二人に襲いかかろうとした...しかし、
…その瞬間!!!…
「...ボクは、絶対...アナタを止めて
見せる....ぺるそなぁーーーー!!!」
バギョォォオオォォッッ!!
突如!!姿を現した“トロ”と
その漆黒のペルソナ『デス・サイズ』から
放たれた死神の大鎌による斬撃が魔獣の
顔を斬り裂き、砲撃の焦点を逸らせた!!
[ギュオオオォォォーーッッ!!!!]
更に!!連続で斬撃を繰り返し
一気に畳み掛けて攻撃を仕掛けた!!!

「とっ...トロ!!!!」
「...凄い...あの魔王と化した
兄さんと...同等...いやそれ以上に!!!」
凄まじい闘いに思わず声を上げる二人!!
[...くっ...まだだ!!まだ...
“魔”の“力”が足りん....。
こんな子虫に....我がァァッッ!!!]
激昂するオシリウスを確実に
追い詰めて行くトロ...そして、
「これで...これでーーーー
終わりだぁぁっっっっ!!!!」
かんぱつ入れずにトドメと言って良い
最後の一撃を放った!!!
「...『ハゲネ』ッッッ!!!!」
が、しかしーーーーー
バギャギャギャッッン!!!
彼のペルソナ、デス・サイズが放った攻撃は、
突然!!魔王オシリウスを背に姿を現した
武丸 悠助』のペルソナによって
完全に相殺され、トロはその衝撃で
入って来た扉まで跳ね飛ばされてしまった!!
「...げふぁっ...???」
「...俺は、歩無の親友だ....。
歩無が『暗転』を...崩壊を
望むなら...俺はーーーーー
それに手を貸すのみ....!!!」
決意を胸にした悠助は、歩無の邪魔を
する...全てのモノへ刃を向ける...
例え、それが間違ったモノであっても...。



第104話 その手に…未来を 其の9 崩れた永遠

[....ほぉ...健気に友を守る...か...。
彼の方にしては、思わぬ大儀であったな!!]
『歩無』を守る為に再び立ち上がった
『悠助』に魔王『オシリウス』は、
嘲笑の笑いと共に体制を立て直しーーー
「...兄さん...。」
眼下の二人へ襲いかかる!!!
「...あんた!!...彼の...歩無の弟で
ある『智哉』まで殺す気ナノ!?!」
更に“トロ”を退けた悠助までもが
“ペルソナ”を発動し、攻撃を
仕掛けようとする....
「...くどい...。
歩無がそう望むならば...見届ける
だけだ...そして、行うだけ...!!!」
『夢麻』の悲痛な叫びは最早...
悠助には届いていない、いや...
もう決意してしまったからーーーー
「...そう...でも、私がーーーー
そんな事、許さないんだからぁ!!!
おいでっ!!『九尾の雌狐』
【ファルシオン】ーーーーッッ!!!」
パヒュゥゥゥンンォォン!!!
その道が間違っていても、彼は...
突き進むしかないのだ...。

「...げふぁ...ぅううっぅ...
い...いろんな所が...痛いよぉ...。
ボク...なんかじゃ...無理だったんだ...
...おなか空いたなぁ....。」
合金の扉にその身を思いっきり
背面から打ちつけられたトロは、
あまりの痛みに笑みをこぼしながら
涙で瞳を潤ませていた....更に、
「...げほっげほつっ!!!」
ぴちゃ...ぴちゃちゃ....。
吐血を繰り返し、その場に崩れ落ちた
トロは意識を失いかける...が、その時!!
「ペルソナ!!!『ウテナ』!!」
パキュゥゥゥウゥン!!!
遅れて扉から入って来た『須藤 鈴子』の
真のペルソナから放たれた
最上級回復魔法が彼の一命を
どうにか取り留めた!!
「...う...ぅん...?」
「大丈夫!?...横内君?....
遅くなって御免ね...。」
閉じかかった瞼を押し開けた
トロは、リンコの姿を見て驚く...
「あっ...せっ先生!!...。
あれ?...もう、カラダが痛くない!!」
「ふっふっ...こんなになるまで...
そうとう無理して闘ったのね?....
でも、もう大丈夫だからーーーー
ここからは、私に任せて...貴方は
そこで休んでいなさい!!!」
そして、そんなトロを横目に
そう言うと、すかさず走り出し
魔王と化した歩無が暴れている玉座を
目指し颯爽と階段を駆け昇って行く!!!

「...くっ...いっぺんに...って
わけには...いかないかも....。
智哉君...逃げて...私が持ちこたえられる
時間なんて...そうないはずだから...。」
夢麻は、死ぬ覚悟で必死に智哉を
守ろうと...あの時自分に出来なかった
事を成そうとする...が、
「...ダメだ...僕は、君まで失う
ワケにはいかない...僕もーーー闘うッッ!!
僕が司る...星『STAR』の暗示を
持つ神話の聖神『イシス』よ...
再び僕に“力”をっっっ!!!」
パキュォォオオォォン!!!
一歩前に出て彼女の横におもむろに並んだ
智哉は、片手でその肩を抱き締めつつ
愛する者を守る為に...自らも立ち向かう!!



第105話 その手に…未来を 其の10 決戦前夜

「...『グラダイン』ッッッ!!!」
びきゃきゃきゃっっ!!!
[...ぬ...動きを!?!]
「...ふっ...本体を叩けば済む!!!」
「...させない!!『マハガルダイン』!!!」
パキャキャキャァァッッ!!!
手にしたサーベルで『悠助』の斬撃を
迎え打ちながら魔王『オシリウス』へ
“ペルソナ”で魔法攻撃を放つ『夢麻』を
バックアップする『智哉』...更に
そこへ『鈴子』が加勢に入る!!!
「...行くわよ!!!来なさい!!
『ウテナ』ッッッ!!!」
ばきゃきゃっっ!!!
「...なっ貴様ぁ!!!」
そして即座に鈴子のペルソナによる追撃が
悠助に襲いかかる!!
「リンコ!!!良かった!...
無事だったのね!!!」
「...これなら...!!!」
リンコの登場でユマは、心配していた
無事を確認出来て歓喜し、負けられない
っと、言う想いがまたより一層強くなる!!
「...遅れたわね...でもしっかり
過去との決別は済んだわ...あの
凍花』とか言う子とも....!!」
「...ぐっ...なに?...お前...
彼女を何故知って...!?!」
思わぬリンコから出た言葉を聞いた
悠助は、突如叫んだ!!!

「...彼女の知り合い?...」
「....だったら...。」
「そうでもーーーあの子は、
私が倒したわ...。」
リンコは、悠助に向かい
声を掛けると、再びペルソナを召喚し
オシリウスへの攻撃を開始しようと
する...が、しかし彼女が行動を起こした
…次の瞬間!!!…
「...なんだと...貴様ぁっぁっっ!!」
ぱひゅぉぉぉん!!!!
突然!!激昂してその場から立ち上がった
悠助が発動させたペルソナ
『ハゲネ』の斬撃が唐突に襲いかかる!!
「ーーーッりんこ!!!」
「危ない!!!」
バギャッッン!!!
だが、その奇襲はウテナに防がれーーー
「...なるほど...貴方の相手は...
私がしなくてはいけないと....言う事か。」
悠助は、その衝撃で階段下へと
弾き飛ばされた...
「...その程度の攻撃など...!!!」
それでも平然と立ち上がる彼を見て
オシリウスと闘う二人に鈴子は、そう
呟くと自ら下へ降りて行った....
自分に連なる連鎖を断ち切るために!!

「...こっちは二人で十分よネッ!!」
鈴子が階段下へ降りて行く中で
背中を見送る夢麻は、満面の笑みを
見せながら智哉の顔を覗く...
「あぁ...僕達二人なら....
きっと...いや必ず!!!」
それを見て恐怖心を押し隠して
彼女が、この場にいるのを悟った
彼はしっかりと顔を眺めつつ返事を
返した...そして、最後の闘いが始まる!!!



続く!!


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