こ〜こ〜わぁ〜ペルソナのトロのことを主人公にした オリジナル小説が書いてあるとこで〜す。


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とろっトロで行こう!!

〜前回までのあらすじ〜

<横内健太>こと“トロ”は、
『歩無』の行う『暗転』が完全に
行われるのを阻止すべく闘っていたのだが
あと一歩の所で思わぬ攻撃を受け
衝撃で立ち上がる気力すらも失う...。
だが、その間に『智哉』を守る為に
自我を取り戻した『夢麻』と遅れて
来た『鈴子』...更に、3人と敵対し、
友として歩無を守護せんとする
『悠助』が現れた...そして、遂に
最後の闘いの幕が静かに今ーーーー
昇がって行く...。




第106話 その手に…未来を 其の11 光の弓矢

魔王『オシリウス』と化した
兄『歩無』と戦う弟の『智哉
そして『夢麻』...更に下では、
武丸 悠助』対『須藤 鈴子』の戦いが
今まさに始まろうとしていた...
そんな中で、“トロ”は一人
扉の下でうずくまり恐怖におののいて
震えていた...なんで自分がこんな場所に
いるの?...と、両手で耳を塞ぎ
全ての物音を聴こえない様にしながら...
「...『マハグラダイン』っっ!!!」
どぎゃぎゃぎゃっっ!!!
[ヌォォオォォッッ!!!!]
さっき失敗した“ペルソナ”
九尾の雌狐』【ファルシオン】に
よる魔法攻撃からの連携を再度試みる
夢麻は、智哉へ横目で合図を送り
それに間を併せてながら発動する!!
「行くよ...『イシス』.....。
ギガサイクロン』!!!!」
バギュォォオオォォンッッ!!!
合図を受け取った彼のペルソナから
放たれた魔法は物凄い嵐を引き起こし
一瞬にしてオシリウスの巨体を飲み込んだ!!

[...まだ、だ...我に“力”が足りぬ...。
魔の世界から送られる微量な魔力では、
我を完全なモノに出来えぬのか...!!!]
ばぎゃぎゃぎゃっっん!!!
嵐が静まるとオシリウスの躯は、宙に
投げ出され勢い良く重力にしたがい
その場に強く叩きつけられた!!
「智哉...覚悟は出来てるわよね!!?」
呻き声を上げて苦しむオシリウスの
傷ついた姿を前にし、兄の面影を感じて
いた智哉へ夢麻は、叫ぶ!!
「...大丈夫...出来ているさ...。
兄さんも安息を望む筈だよ...そして、止め
なきゃいけないんだ!!!」
すると、落ち着いた表情を見せる
彼は、そう呟き....彼女の手を取りーーー
「終わらせましょう!!!」
「そうだね、二人で終わらせよう!!!」
合体魔法を追い込まれたオシリウスへ向かい
撃ち放った!!!!

[我が!?....おのれぇぇっっっ!!!]
ギュキュルルルッッッ!!!!
「「光りになれぇえぇっっっ!!!!
光の弓矢』【グライ・ハザード】!!!」」
二人のペルソナが繋いだ両手から
弓矢を型どった輝く閃光がオシリウスへ
向かい放たれ、それはーーーーー
ドシュッッ!!!!
[ぎゅゎっ....バカなぁっっっ....。]
融合されていた歩無の本体ごとーーーー
ぱひゅっっ...ぱひゅぉぉおぉん!!
[消える..おぉっぉぉ!!消えて行くぞ!?
我の身体ガァァッァツ!!!]
確実に魔王オシリウスの躯を射抜いた!!!



第107話 その手に…未来を 其の12 解呪

『夢麻』の“ペルソナ”『九尾の雌狐』
【ファルシオン】と『智哉』のペルソナ
『イシス』との合体魔法『光の弓矢』
【グライ・ハザード】が魔王『オシリウス』を
貫くと、同時にその躯は光の粒子と化して
少しづつ消滅して行く!!!
[ゥ゛ォ゛ォア゛ァァッッッォ゛ォ゛!!!]
崩壊して行く自分の躯を目の当たりにした
オシリウスは断末魔の叫び声を上げながら
足掻こうとする...が、
「これで...お終まいだよ、眠りなッ!!」
かひゅぉおぉぉーーっっん!!!
夢麻からの駄目押しの一撃が放たれ
...その瞬間!!!魔王は、兄...
『歩無』と共にーーーーー
「....兄さん....!!!!!」
その場から完全に消滅した!!!

その頃、玉座下の階段で闘いを
続けている二人はーーーー
「....『ハゲネ』....。
炎気斬滅剣』ッッ!!!」
ぼぎゃぎゃぎゃっっ!!!
それをより白熱させていた!!!
「....ちぃっ!!!」
ウテナ』の剣技が『悠助』の
繰り出す渾身の技をことごとく
打ち砕く様に彼のペルソナも
同じく彼女の技を砕くーーーー
まさに攻守一体の激戦を繰り返す!!
「...あいつが狙っていたのが....
お前のような女だった...とはな...。」
「ふっ...私だったら...なに?」
ガギャギャッッ!!!
ペルソナ同士の剣がぶつかり合い
火花を散らす!!
「いや...どうでもない、さ...。
あいつを倒したほどの腕前はーーー
ある....と、そう思っただけだ!!!」
「...それは、誉め言葉としてーーーー
受け取っておくわよ!!!」
二人のSPが次第に限界点に近付く...
互いにこれが最後の一撃になるであろう
と、知りその一撃に全てを懸けた!!!

がぎゃぎゃぎゃっっ!!!
『鈴子』の刃は悠助の胸を捕らえーー
「がはぁっっ!?!」
彼の刃はーーーーーーーーー
「....あなた...。」
彼女の...喉元を完全に捕らえていた...のだが、
「....ぐっ...。」
「なぜ...わざと攻撃を止めたの?
今のは...あなたの勝ちだった...。」
悠助は、何故か最後の瞬間...
それを喉を貫かずに手前で止めていた!!
「ふっ...潮時って奴さ...。
歩無への貸しもこれで返せた..だろう...し
...な、それに...ゲハッ!?」
そして、鈴子の問にそう答えると
吐血を繰り返し、床に果てた...
「...夢麻達...やったのね...。
そうか、これで彼の呪縛は解けた...
と、言う事なのかな...?」
上方を見上げた彼女は粒子となって
消えて行くオシリウスを見て
これで全てが終わったのだと...確信し
そう呟き、意識の失った悠助に
最後の回復魔法を放った...。



第108話 その手に…未来を 其の13 誕生

「結局...僕が目覚めた代わりに
兄さんは、死んでしまった....。」
兄『歩無』の消失は、弟『智哉』にとって
少なからず傷となって残ってしまっていた...
「貴方は一人じゃない...私がいるもの...。」
それを慰めるように『夢麻』は、
少し自分より背の高い彼を胸に
抱き止めた...
「...ぅん、そうだった...。」
粒子が完全に消え去り
これで全てが終わった....そう皆が
理解し、確信していた....その時!!
彼が死んだと言うのに一向に
治まることのない異変....それどころか
増して酷くなってゆく...そしてーーー
「なっなに....なんなのこれは!?
彼を倒して...それで、それで全てが
終わったんじゃなかったの!?!!」
「そんなはず....操っていた
兄さんは、もう存在しないのに...。
暗転』が続いている!?!」
遂に2つの世界の融合が
始ってしまったのだ!!!

「これは、どう言う事なの?!
二人共...あの魔王を倒したんじゃ
なかったの?!!」
自らもすぐに異変に気付き階段を
駆け上がり玉座へ走って来た『鈴子』は、
二人に向かい叫んだ...すると、
「わっ...私達は、確実に倒したわ...。
でも、おかしいの...世界の融合が
止まらずに今も進んでいるみたいなの!!」
「兄さん意外にアレを行えるヒトは、
此処にはいないんだ!!!...何故???」
彼らも、困惑し動揺している為に
興奮気味で返事を彼女へ返す...
ギュルルルルッッッォオオォッッッ!!!
その時、突然!!!あの智哉が
眠りに就いていた時に入っていた
カプセルの側にある機械が金属音を
響かせながら作動する!!!
「なに...アレは...。」
「僕の寝ていた...?...あれは、まるで
月の光を吸収しているみたいだ...。」
「邪悪な意志の塊...私の“ペルソナ”が
震えている...。」
不意に振り返った3人がそこで見たものはーーー
ドッドドドドッッ
いつの間にか崩れ落ちた天井から
一点に向かい降り注ぎ築き上げられた
赤い月の光の柱だった...。

「...やだ...なに?...私のペルソナも...
あれを拒絶してる....。」
「僕のも、だよ...。
異質な...早くどうにかしなければ
いけない...気がする!!!」
何故か、その月光の柱を畏怖(恐がる。)する
彼らのペルソナ達...そして、彼ら自身...
その理由は解らずとも、とにかく
あの光の収束を阻止しようとした
…その瞬間!!!…
キィィッッッン!!!!
閃光が発せられペルソナの共鳴音に似た音が
場全体を支配した!!!
「きゅあっ!?!」
「なっーーーにっ!!!」
「....何かが産まれた!?」
光に遮られた視界が次第にハッキリと
してゆく中で...3人が目にしたものはーーー
[..........。]
真っ赤に染まった月明かりの下で
産まれた絶対なる魔神の姿だった...。



続く!!


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)C 1997 fat-boy@athena.dricas.com


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