とろっトロで行こう!! |
第19話 我が夢の為 其の3 『月読』 『夢麻』が邪鬼『グレンデル』をペルソナ 『リリム』の『ムド』【呪殺】で倒すと それを見た『闇雲 太』は、軽く自己紹介し ペルソナ『ツクヨミ』を発動させた!! 「どう?君?俺っち最強〜ぅのペルソナ... 『moon』...夜の王子『月読』 【ツクヨミ】を見た感想は?」 そう言うと、夢麻を見下す 「...少し黙ってなッ!!」 夢麻は、リリムを発動させると 太に向かい『毒針』を放たせた!! 『シュッ!!シュッ!!』 しかし、それを諸共せずにツクヨミ を素早く自分の前に来させると 『トスッ!!トスッ!!』 避ける素振りも見せずに真っ向から 腹の部分に毒針を受けた 「へぇ、大した事ないじゃない? さっきの悪魔のが...やりがいあったわ〜。」 それを見て夢麻は、太にそう言うと 「止めッ!!リリーーーム!!」 再度、毒針をツクヨミを目掛けて 放った!!! 『ドスッ!!ドスッ!!』 また、ツクヨミの纏う 黒い法衣の腹の部分に穴が開く。 「...フフッ...無駄だよぉ〜!!」 確かにツクヨミに攻撃が当たって いるのに何故かピンピンしている 太を見て、何か嫌な予感を 直感で感じた夢麻は、太から 間合いを取って一歩後ろに下がった。 「へぇ〜感鋭いねぇ!!俺っち ちょっと感動したよ〜!!」 その夢麻の行動を見て太は、そう言うと 「ツクヨミ...返してやれよぉ〜 彼女に貰った素敵な贈物... 『さっきの刺刺』!!!」 そう言ってツクヨミに命じると 突然、ツクヨミの法衣が『開き』 そこから『闇』が出現した... そして、その闇の中から さっき夢麻が放った4本の毒針が 勢い良く飛び出して来ると 夢麻に牙を向き襲いかかって来た!! 第20話 我が夢の為 其の4 サド 「クッ!!『リリーームッ!!』」 襲い来る『毒針』を『夢麻』は、素早く リリムの尻尾で、払い落とす!! しかし、『太』は、その毒針と同時に 『ツクヨミ』も攻撃に向かわせていた!! 「えッ!?...やッリリーーッ」 それを見て慌ててリリムを防御に 向かわせる!!が、太は、ニヤッと笑い 「もう、遅いよ。ツクヨミ... 『九十九針螺旋撃』ッッ!!!」 そう叫び自らの『闇』から取り出した漆黒の 鞭をツクヨミに、持たせると、リリムと 夢麻を目掛けて高速の鞭の 舞を放った!! 『ズパパパパパーーーっン!!』 「クッ...リリム持ちこたえて.... あッ...グッ...!!」 必死に、リリムでその攻撃をガード するが、次第に攻撃を受けて夢麻の精神力が 削られ低下し、リリムの防御力も低下すると 『ヒュン、ヒュン、ヒュンッッ!!!』 「....ーーあぁッ?!!」 あっけなく防御体制を崩され 直接、夢麻にツクヨミの攻撃が 命中し、その衝撃でバランスを失い その場に倒れ込んでしまった!! 「つっ...。」 しかも起き上がろうとする夢麻に いつの間にか忍び寄って来ていた 太が、馬乗りになり、のし掛かって来て 「...どう?これが実力の差だよぉ... そうだ...このまま殺すのは、おしいなぁ 君が、俺っちに従うペットに なるなら...ツクヨミの『闇』の中 に放り込んで殺すことは、しないよ... どうする?...さぁ選びなよぉ〜。」 そう言うと、自分を睨みつける夢麻の 頬に軽くキスをして抑え付けている 左腕を体重を掛けてへし折った!! 『ゴキャン!!』 「ーーーーヴァッ??!!!!!」 声にならない悲鳴を上げる夢麻を 見ると興奮した太は、声を荒立てながら 再度、夢麻に 「...さぁ選べッッッ!!!」 そう言うと、よだれを悲痛に歪む 夢麻の顔に垂らした...。 第21話 我が夢の為 其の5 『二年前』 私がこの学園に中学から入学して 来る前は、...女子中学校に居た... 私は、当時から浮いた存在で クラスメートとも打ち解けずに 友達の一人も出来ずにいた...。 まぁいても、いなくても変わり無い 生活を送っていたけど... そんな乾いた日に嫌気がさしていた私は、 思い切って『変わり者』の多い 男女共学の聖エルミンを選びそこの試験を 通過...そして私は、卒業を迎えて 晴れてこの学園に来たのだった...。 だが、私の希望とは、裏腹に『乾いた日々』 は、この学校に来ても いつ果てるとなく続いた...。 しかし、私がまた荒み出した時 一人の男が私に声を掛けて来た、 彼は、...そう『智哉』だったっけ...。 私は、彼と出会い変わって行った... 素敵な日々だった...だけど...やがてそれを 打ち壊すした日が訪れた...少し前の 『セベク』による学校の異変化 その時私は、『ペルソナ』の力に目覚めて いなかった為に、暴れ狂う悪魔に 殺されかけていた...そこを彼が身を 呈して庇ってくれた...嬉しかった ...傷ついた彼を保険室に運んだ私は 「有り難う...。」 そう泣きながら言ったのを覚えている... 私は、他の組の奴らがペルソナを 使い戦えるのが羨ましかった... だけど...私にも使える時が来た...。 保険室に戻った私を待っていたのは、 悪魔と彼の戦いだった...彼は、 ペルソナに目覚めていたのだ。 もう少しで倒せる時に私が部屋に 入って来た為に油断していた彼に 悪魔の一撃が入り彼は、弾き飛ばされて 壁に頭をぶつけそのまま動かなく なってしまった...私は、それを見て 夢で見た力『ペルソナ・リリム』を発動 させると、悪魔を倒して彼の下へ 駆け寄った...しかし、彼は意識を 失ったまま...、異変が治まるまで 意識を戻し起きる上がる事は...無かった。 ....あの事件があってから ずっと意識が戻らず寝たきり... 植物人間状態になってしまったのだ...。 私は、彼を守れなかったそれ所か 足を引っ張ってこんな目に... それから荒れた私は、ペルソナを使い めちゃくちゃに暴れている所で “トロ”に出会った...彼もまた彼と 同じくらい...優しくて私の心を 癒してくれる人間だった....。 ....でも、こいつは、違う.... 私は、折られた左腕の痛みに耐えながら 「黙れ死ねよデブッッ!!!」 そう言って、 汚い顔を押し付けて来るデブ野郎の 股間を思いきり蹴り上げると それにたじろぎ私から退いた 瞬間、更に側に落ちていたさっきの 木箱で殴り付けたッ!!! 『バキャーーン』 「ひぎぃぃーーーッ!?!」 叫ぶデブに当てた その箱が割れると中から ...私の望んでいた物 本物の『サーベル』が飛び出した!! それを私は、素早く拾い右手で旨く 構えると、デブ野郎に向かい サーベルで一突きを放ったッッ!!! 続く!! |
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