【神の失墜】 |
一方その頃『城之内』と『本田』ペアは 女子高生の様な風体をした カード・プロフェッサー『大森玲子』と遭遇し デュエルを開始せんとしていた。 「あ…まだちょっとカードを読みたいので 先攻をどうぞ!」 彼女の雰囲気に飲まれながらも、彼は 1枚伏せ『ワイバーンの戦士』を召喚する。 「私はこのモンスター… 『パペット・ボーン』を守備表示で召喚します! えーっとそれから…… 伏せカードを2枚セットして―――― ターンエンドにしますどうぞ!」 再び、城之内のターン、彼は 『リトル・ウィンガード』を召喚し 2体で彼女へと攻撃を仕掛ける、が――― ……その瞬間!!…… 「『ブルー・オン・ブルー』(同士討ち)!!」 罠が発動、攻撃目標を変更させられてしまう、だがしかし 「くっ!伏せカードオープンだ!! 罠カード『救出劇』!!」 この救出劇により、事無きを得て 手札から再度、リトル・ウィンガードは場へと呼び出されるも 「もう一枚伏せカードを発動させます 永続魔法『戦場の慘劇』!」 彼女の襲撃は続き、お互い戦闘の度に カードを上から5枚墓地へと捨てなければ いけない厳しい条件を突きつけられてしまうのだった。 場へと2枚伏せた玲子は、進化魔法カード 『プロモーション』を行使し ポーンを『パペット・クィーン』へと進化させるのだが 何故か攻撃せずターンを終えてしまう。 「さらに『ギア・フリード』を召喚するぜ! ターンエン…」 「あ!ターンエンドですか? この伏せカードを発動させてもらいますね! 罠カード『しんがりの戦闘』!!」 城之内がモンスターを召喚し、ターンを費えんと した時、罠を発動させ攻撃力が最小の ウィンガードを無理矢理強制的に、クィーンと戦闘させ 反射ダメージ+続いてオープンされた 2枚目の戦場の慘劇の効果もあいまって 完全に彼は追い込まれてしまう。 「『パペット・ル−ク』を守備表示で召喚します!」 しかし、ここまで来るとさしもの城之内でも 「君は怖がって ビクビクしながら決闘してんじゃないか?」 玲子の戦略と闘うことへの恐怖する心を見抜き それを徐々に指摘し、自ら行動で示して行く事で 「……」 「『魔導騎士ギルティア』召喚!! パペット・ルークを破壊!!」 彼女の中のくすぶる決闘者としての魂へと 「2枚の戦場の慘劇によりデッキからカードを 10枚捨てて下さい……」 「くっ…伏せカードを2枚セットして―――― ターンエンドだ!」 揺さぶり掛け――― 「私の…ターン…リバースカードを一枚セットします… 私…今まで自分が攻撃するなんて思いもしなかった……」 そして、解放させてしまう!! ワイバーンの戦士が破壊され、城之内のライフ残量は 2200へと削られてしまった、しかも 「(今のオレの手に戦場の慘劇を 無効にするカードは無い…このまま彼女に 守備で逃げられちまったら…負ける……かだが…) 伏せカードをさらに一枚出してターンエンドだ!」 あと1度攻撃すればデッキ枚数は尽き、そのまま 負けが決定付けられている、がそんな勝利は 自分が本当に味わいたいものではない、そんな考えが 今の玲子には過(よ)ぎっていた、だからこそ次のターン 「パペット・クィーンを生贄に捧げます! 『パペット・キング』召喚!!」 攻撃表示でキングを召喚、が―― 「行くぜ!! リバースマジック!『融合』!! 『鋼鉄の魔導騎士――― ギルティア・フリード』!!」 待ち構えていたかのごとく、融合召喚後 攻撃宣言の合い間で、城之内も魔法を発動 「(ここは……闘おう…闘って勝とう!) パペット・キングの攻撃です!」 『エクストラ・ブースト』が発動し 守備力の半分が攻撃力へと加算される、がしかし 「罠カード『命の綱』!!」 一度は倒れし王は、命の綱で攻撃力を800プラスされ フィールドへと帰還するのだった、だが 彼女が僅(わず)かに安堵した――― ………次の瞬間!!!!……… 「さすが…守備戦略に関してはすげーもんだ とても太刀打ちできねーよ だが攻撃に関してはオレの方が上のようだな!!」 最後の罠カード『連撃』が超動し ギルティギア・フリードのダイレクトアタックが 彼女の生命その全てを刈り取る!!! 「オメー…あの娘が守備に撤してたら… 負けてたんじゃねーの…?」 本田の図星を受けながら、鍵カードを 得んとする彼はここで、彼女から 衝撃の事実を聞かされる事となるのを知らず勝利を喜ぶ。 「実は私 鍵カード持ってないんです…」 そして、ここがルートの行き止まりである事を 知った城之内は叫び荒ぶる、がその時だった 「城之内…本田!」 唐突に近場の扉が開き、そこには『モクバ』の姿が!! その頃、『海馬』は本物の『夜行』の元へ…。 (次回、ペガサス・ミニオン’ズ襲★来!!) 弟を邪神の呪いより救う戦い かつてパーフェクト・デュエリストと 『ペガサス』より称されし 『天馬月行』ではあったが、一方的に カード・プロフェッサー『テッド・バニアス』の 攻撃を受け、そのライフを2000にまで たったワンターンで落としてしまう。 「『ラーニング・エルフ』の特殊効果により カードを一枚ドローします…」 次いだ彼のターンまたしても、魔法カード 『天使の施し』を発動させ、その様子からは 手札事故を容易に彷彿とさせるのだった、しかし 「私はさらにリバースカードを2枚セットし ―――――『サラブレッド・エルフ』召喚!! さらに伏せカードより装備カード――――― 『スピリット・スレイヤー』をサラブレッド・エルフに装備!!」 これを払拭するかのごとく 攻撃力2300の攻撃モンスターを召喚し 『スピード・ジャガー』へと攻撃を仕掛ける 月行だった・が――― ……その瞬間!!!…… 「あめーんだよ! 伏せカード発動だ!!『闇の呪縛』!!」 テッドの罠が発動、攻撃は無効化されてしまう。 「ますます怪しくねェか?『遊戯』! そいつは本当に信じられるのか!?」 『キース』の心を揺るがす様な言葉が 遊戯へと投げかけれるが、彼はどちらの言葉を 信じるかなど既に決まっていると、これを 勇ましく跳ね除け、決闘の行方を見守るのだった。 「オレのターン行くぜ! このターンで終わらせる!」 テッドのターン、彼は2匹を生贄にしつつ 魔法『薬食い』を発動、これにより 生贄素材1体の攻撃力・守備力の半分と 特殊能力が召喚モンスター 『アサルト・リオン』へと与えられ これにより攻撃時の相手のダメージは 2倍の6200となる凶悪モンスターが誕生する!! 「く…リバースカード!!」 攻撃表示のエルフを襲う剛拳による 貫通ダメージを罠・装備カードである 『慈愛のアミュレット』で防ぐ月行だったが... 「どうした?モンスターを召喚しないのか?」 この強大な僕(しもべ)を破壊する術を持つ モンスターを持たない彼は次ターン、自らの 手札に僕がいないことを明かし 敵陣営の嘲笑を買うのだが、遊戯は 「この闘いは月行くんにとって… 邪神によって歪められた「もう一人の自分」を 取り戻す為の闘い! ここで負けるはずがないよ!!」 それでも、月行の勝利を叫ぶ!!っと ………その時……… 「このターンで終わりです…… ただし! あなたの敗北よってです!!」 この宣言と共に、期待に応えるかのごとく ついにパーフェクト・タクティクスが超動す!! 月行は、手札より魔法カード『武装転生』を発動 これにより―――― 「私の墓地にあるすべての装備カードは モンスターとして場に召喚されます!」 天使の施しの効果で、捨てられし 装備カードも含め5枚の装備戦士が降臨、そして 「ははーん…さては! そいつらを守備表示にしてターンを稼ごうって 魂胆かよ!あめーんだよ教えてやるぜ!! オレの場に伏せてあるこのカードは『守備封じ』!! 一体でも攻撃表示にしてやれば次のターン! あんたにダメージを与えるなんざワケないぜ!!」 連なるかの様に彼は、リバースカードを開く 「あなたの次のターンはありません このターンで終わりと言ったハズです! ではこちらのリバースカードも教えましょう…」 魔法カード『パワーコネクション』 これにより、場へ存在する他の同族モンスターは 1体につき500ポイント攻撃力を上げる 攻撃力3000の『スピリット・スレイヤー』が 戦闘時攻撃力を500下げる効果を使った後の攻撃が アサルト・リオンを撃破、続き 残り4体からの集中攻撃が、一瞬にして テッドのライフを消滅させる!!!!!!!! (次回、絶対防御女王・アプトラルクィーン登場!!) 【次のページへ進む】 |
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