【古の王】 |
{ぐわああああああ… 私は『千年眼』【ミレニアム・アイ】に祈ったのだ… 我が息子を…王に…して見せよ… …【セト】…} 全ては終わった、【キサラ】の手で 終止符が打たれたのだ!! 「セト!お前にひとつだけ頼みたいことがある… オレの王位を継承し 新たなるファラオとなってくれ!」 そして、【アクナディン】の 「今…なんと…」 端から見れば愚かでしかない、切なる 親としての願いはーーーーー 「もう…時間がないんだセト…」 此処に叶えられた...。 記憶の途切れと共に【アテム】の身体が 朽ちて行く、それは予定調和だったのかも知れない、が 「今回…経過と結末は違うが…どうやら 封印とともに肉体が滅んだため この先の時間を生きた記憶はないらしい…」 セトは彼から『千年錘』【ミレニアム・パズル】を 受け取るとキサラの意志も受け継ぎ 新たな王として生きて行く覚悟を胸に刻む、そしてーーー 「おかえりアテム!!」 一行は現世へと舞い戻り、栄光と言う名の光を 新たなファラオが、その地に根付かせた事を 想いで、心で理解した...。 アクナディンのミイラは闇のゲームの代償として 破壊され砕け散った、これで記憶の旅は終わった、だが...... -一ヶ月後 これからが、全ての始まりとなる為の 最後の冒険が一行の前へと待ち受けていたのだ。 (次回から最終局面開始! 『魂霊の転生編』【こんれいのてんせいへん】スタートッッ!!!) 真の名を知った【アテム】の活躍で 邪悪なる神は消滅させた、世界の終わりを 見届けんとする彼は仲間達を 記憶の旅より解放させ 再び出会う為に別れを告げた...が、打ち砕かれた筈の闇は まだ、この地へと根付いたのだ!! 「【キサラ】よ許せ…お前を閉じ込めていたのは 我心の牢獄に他ならない… 闇に侵食されてゆく心に一点の光を灯しておきたかったのだ…」 その頃、【アクナデイン】の手に堕ちた キサラの遺体を抱き締めながら【セト】は とこしえの悲しみで心が呑まれんとしていた、だが 「我魂と一体となり闇の王となれ!!セトよ!」 それすらも実の父は許しはしなかった...。 キサラの魂はセトと同化し、そこへファラオが姿を現す 「待っていたぞファラオ…フフフフ… 無惨にも王宮は崩れ落ち…貴様も今や裸の王同然…」 「セト…」 すると、青眼の白龍の石版を背とし完全とアテムへ立ちはだかった! 「セトの目は明らかに正気を失っている!!まさか……!」 セトの眼球はかつての【闇マリク】のごとき 形相の中へとあって、鈍い輝きを放っている 「ディアハ!!」 神を呼べぬ王へ容赦のない攻撃を浴びせ 召喚した黒き魔術師を打ち砕いた セトは勝利の雄叫びともとれる抹殺指令を龍に...下す、だがしかし ……その瞬間!!!!…… {何故攻撃しない!} セトの頭の中でアクナディンが喚き叫ぶ声が鳴り響く 「キサラ…」 {闇に捕らわれてはなりません…} 『ブルーアイズ・ホワイト・ドラゴン』はーーーーー 「ぐああぁぁぁ」 邪悪な意志と成り果てたアクナディンへと 破滅の破風を解き放つ!!!!! (次回、最果てでキミを待つ光。) 王墓で見た古代文字の記憶を カルトューシュへと刻んで行く4人の意志が 【闇遊戯】に力を注ぎ、そしてーーーー [貴様らの願いも命乞いも我闇の力によって 打ち砕いてやるわ!!] 破滅の閃光が場を覆い尽くさんとした ………その瞬間!!!!!!……… 「我が名は… 【ア テ ム】!」 名を知り自ら神を統べる者として 完全と立ちはだかるアテムは破風を受け去り 【遊戯】のデッキで眠れる3幻神を呼び起こす!! 『太陽の神-ラー-』『天空の神-オシリス-』『大地の神-オベリスク-』!!!! 3幻神は各々神々しい輝きと共に 光より姿を現し、更に 「そして王の名のもとに 神を束ねる!!」 〓光の創造神ホルアクティ〓 神を一つとし召喚し、放つ!!! […ホ…ホルアクティ…] 「闇よ!!消え失せろ!! 『ジェセル』【光創生】!!」 最後の時が訪れた、打ち放たれた 光撃が遂に【ゾーク】の内部より 闇そのものを打ち砕いた事で....だが...。 (次回、キミが瞳に映すモノ。) あくまで【アクナディン】に逆らう 【セト】へと業をにやし【キサラ】を その手にかけてしまう父の姿を見て 彼は戦慄を覚える、その頃 呼び出された王宮の魔神の攻撃ですら 【ゾーク】を打ち倒すことは叶わず 四肢を砕かれ八つ裂きとされて 【シモン】も死滅する... [バカめ…まだ気付かぬか… 闇を増幅させ我に永遠の力を与えているのは 人間そのものなのだ!] それでも刃向かうファラオへ 闇王は言い放つ闇こそは人の影である、っと...。 それでも残されし力を魂へ 宿らせ立ち上がるファラオではあったが 全ての攻撃はゾークの前では無力、そして [ゾークインフェルノ!カタストロフ!!] これらの攻撃で王の魂すらも 打倒されんとして逝く...だが、無惨にも 敗北を突き付けられんとしたーーーーー ……その瞬間!!!…… 「もう一人のボク…!! 大丈夫!!君にはボクら仲間がついている!」 【遊戯】【城之内】【杏子】【本田】が 記憶のピースを所持し姿を現し、ゾークへ 現世と石版とまで言い知らせた カードからモンスター達を召喚し 攻撃を開始する、が... 「「あれは…【シャーディー】!!」」 それは圧倒的な攻撃力で撃破され ライフを失う、だがしかしーーーー 「みんな手を出して 頭の中であの古代文字の形を思い浮かべて!!」 皆の盾となった彼が最後の 逆転たる手段を与えんとする、そう “王の名”である!....そしてーーーーーー [消え去れファラオよ…記憶の仲間と共に!!] カルトゥーシュへと【闇遊戯】の真の名が 破光が放たれんとする中で刻まれて行く!!!!!! (次回、世界の果て。) 『千年錠』【ミレニアム・ロック】を 首から下げた【シャダ】は 闇の一撃で死亡した、しかしそれを手にした 【シモン】は、あの名を持つ 神おも超える精霊を呼び覚まさんとする... 「【マハード】の黒魔術最終奥義が まったく効かない…だと!!」 師弟の一撃ですら闇王の命には届かす 神官も残りは2人だけとなった...。 【アクナディン】を父と知らず 師匠たる男へ牙を剥く【セト】だが 精霊は破壊されそして導かれる、闇の玉座へ 「出でよ!死霊の軍勢よ!!」 更に死者達を蘇らせたアクナディンは 【闇遊戯】を死の床まで追い詰める!! 「【キサラ】!!」 「無駄だ!セトよ! じきにあの娘は死ぬ…それがお前に 大いなる力が宿る瞬間となろう!!」 そして闇へ導かれ、訪れし崩れ行く 王宮にて白き龍を宿す女性へ死が迫る!!! (次回、衝撃の弾丸。) 【闇漠良】と【闇遊戯】のTRPG世界での ゲームバランスが【遊戯】の勝利によって 取り戻された、しかし 『千年宝物』【ミレニアム・アイテム】が1つ 『千年錐』【ミレニアム・パズル】を 投影機とした街は【ゾーク】の第三能力 カタストロフの効果によって天地厄災へと 見舞われ遊戯らも死へ叩き落とされんとしていた...。 『千年輪』【ミレニアム・リング】 『千年眼』【ミレニアム・アイ】 『千年秤』【ミレニアム・ミシュアー】 『千年錠』【ミレニアム・ロック】 『千年錫杖』【ミレニアム・ロッド】 『千年首飾り』【ミレニアム・タクウ】 これら全ては神官団の手にはない、すがるべき 神も呼び出せない!! 「だが…オレはその名を知っている!! すでにオレの分身が遊戯との決戦の前に 墓の奥に隠された名を見つけていたのさ… これで心おきなく貴様を倒せるぜ…」 そして彼奴は既に王の名を知っていた...。 記憶世界最終戦争が遂に勃発する!!! (次回、その名は……。) |
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